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「さて、ムギちゃん。勝負だ。デッキからカードを5枚引く。フッ。私のターンカードを1枚ドロー。
…私は『正義の味方ゆいちゃんマン』を召喚。効果発動、このカードはこのカードをリリースすることで手札にある、
あずにゃんと名のつくカードを特殊召喚することが出来る。今こそ、伝説のカードを見せてあげるよ。
出てきて、『ネコミミあずにゃん』」

ゆいちゃんマンはギー太にガードをセットすると、ネコミミをつけた、どこかの学校の制服(夏服っぽいの)きた、やっぱり、私が出てきました。

「何なんですか、そのカードは!!」

「そういえば、聞いたことがある」

私がそう聞くと、答えがゆいちゃんマンではなく、別のところ、会長さんから返ってきました。

「あれは、伝説のアズリストの持つ世界に4枚しかないといわれるカードのうちの1枚。まさか、ここで拝めるとは」

「何を語りだしてるんですか!!」

「……可愛い」

ゆいちゃんマンはその私(?)を見て、頬を赤らめて、見惚れています。

「真面目にやって下さい。ムギ先輩とか、会員の人達に失礼じゃ……」

「本当に可愛いわ……」

「今、私達は人類の進化の到達点を見たんじゃないだろうか」

「もう、ここで死んでもいいんじゃないかしら」

私が周りを見ると、ムギ先輩のみならず、会員まで、顔を赤くして、見惚れています。何なんですか、この会場の人達は。

「さて、『ネコミミあずにゃん』の攻撃、滅びのニャーストリーム!!」

私(?)は猫のように手をやり、ニャーって鳴き出しました(ちなみに、私は泣きそうです)。そのニャーって声とともに、私から、光線みたいのが出て、フシギソウに直撃しました。

「フシギソウ!」

直撃はしましたが、なんとか、耐えています。

「やるね。私はカードを1枚伏せて、ターンエンド」

「フシギソウ、ハッパカッターで、ゆいちゃんマンに直接攻撃よ」

葉っぱが手裏剣のように私を避けて、ゆいちゃんマンに襲い掛かります。

「さすがだと言いたいが、甘いよ、ムギちゃん。リバースカード発動。速攻魔法『エネミーコントロラー』」

「何!?」

「ライフを1000払い、↑←↓→A。このコマンドを入力することで、ハッパカッターの葉っぱを破壊するよ」

フシギソウの放った、ハッパカッターはこのカードの効果かすべて、爆発しました。

「さて、私のターン。カード、ドロー。……フハハハハハハ」

いきなり、高笑いを始める、ゆいちゃんマン。なにを引いたんでしょうか。

「これで、勝利へのピースは全部そろったよ。いくよ、手札から魔法カード発動『融合』。場の『ネコミミあずにゃん』と手札の『ネコシッポあずにゃん』と『スク水あずにゃん(もちろん名前は平仮名であずさって胸に書いてある)』を融合。いでよ、『究極(アルティメット)嫁あずにゃん』」

……………………………………はっ。思わず、天国に逝きかけました。だって、目の前には、ス、ス、ス、ス、スクール水着を着て、ネコミミ、ネコシッポをつけた私みたいなものが、頬を赤く染めて、立っているんですから。

「………ふつくしい」

ゆいちゃんマンはその私みたいなものを見て、頬を赤らめて、見惚れています。

「もはや、芸術を超えて、神の域に達してるわ」

ムギ先輩は鼻血を出しつつ、うっとりとしてます。早く拭いてください。

「……素晴らしい」

「ええ。素晴らしいという言葉以外見つからないわ」

会員の皆さんも同じようにしています。会長さんに至っては、

「もう、ポケモンだいすきクラブをやめて、あずにゃんだいすきクラブにしない?」

とか、訳の分からないことを言い出しています。

「これぞ、強靭(ネコシッポ)無敵(スク水)最強(ネコミミ)のカード。いくよ、攻撃。アルティメット、ニャースト」

私みたいなものは猫のように手をやり、ニャーって鳴き出しました。すると、光の光線がフシギソウに向かって、発射されました。フシギソウはさっきまでのダメージで動けないのか、直撃を喰らって、飛ばされました。

「フハハハハハハハハ、粉砕・玉砕・大喝采。フハハハハハハハハ」

もはや、別人じゃないかって、笑い声を上げる、ゆいちゃんマン。

「フシギソウ戦闘不能。ゆいの勝利。よって、梓選手の勝利」

まったく、嬉しくない勝利ってあるんですね。

「勝ったよ~、あずにゃん」

いつの間にか、仮面とかを取った、ゆい先輩がピョコピョコって駆け寄って来ました。私はそのゆい先輩の頬を両手を使って、引っ張りました。

「なにをひゅるの、あすにゃん」

「なんとなくです」

「すごいわ、梓ちゃん。まさか、ここまで、強いなんて」

ムギ先輩がフシギソウをボールに戻し、やってきました。

「ムギちゃん。分かってるね」

「ええ。今回は引いてあげるわ」

「ずっと引いてよ。ムギ×梓なんて、このSSを見てる人は望んでないよ」

「あら、梓×ムギを望んでいる人はいるかもしれないわよ」

「もっと、いないよ。このSSを見てる人は唯×梓を望んでいるんだよ」

「それはどうかしら」

「あの、さっきから、何を話してるんですか?」

「いやー、素晴らしいバトルだったよ」

私達はバトル終了後、会長さんの部屋に呼ばれました。

「すいません、どこがでしょうか?」

まったく、分からないので聞いてみた。

「分からないのかね」

「しょうがないわ。ずっと、ゆいちゃんの戦いを見てきてるんですもの」

「それもそうじゃな」

「それで、なんで、私達は呼ばれたんですか?」

このまま、続けていても仕方がないので聞いてみた。

「実は頼みたいことがあるんじゃ」

「何ですか?」

「実はのう、ある筋からの情報によれば、明日行われる、サントアンヌ号の船上パーティにロケット団が襲撃するという情報を得たんじゃ」

「ロケット団ですか」

あのオツキミヤマで戦った胸糞の悪い連中ですか。あの時は澪先輩がいなかったら、どうなってたことか、思い出しても、背筋が寒くなります。

「そして、その襲撃の目的が紬君を誘拐することらしいんじゃ」

「ムギ先輩をですか。でも、どうしてですか?」

「以前に資金提供を頼んだんじゃが、会長が断ってのう」

なるほど。それの報復みたいなものですか。相変わらず、胸糞の悪い連中ですね。

「じゃあ、そのパーティーを中止にすれば……」

「それはできんのじゃ。いろいろなお偉いさんも来るし、なにより、琴吹家がロケット団に屈することになるからのう」

「なるほど、納得です。それで、私に何か用なんですか?」

「これは琴吹家の会長、つまり、紬君のおじいさんに紬君に護衛をつけてほしいと私に頼まれてたことなんじゃが、私は君に護衛をしてほしいんじゃ」

「はい?私に?」

「本当はボディーガードをつけておくべきかもしれんのじゃが、パーティの場じゃがちと雰囲気にあわんのじゃ。さっきのバトルを見ても、実力は十分じゃし」

「十分と言われても……」

「もちろん、別に護衛も用意する。それに紬君も友達といっしょの方がいいじゃろ。ホテルは用意するからの」

「いや、私じゃ無理ですよ」

「な~に、心配ない。もしかしたら、デマということもある。気楽に参加してくれればいい」

結局、このまま、押し切られるように参加を承諾してしまいました。

「まさか、こんな大役を頼まれるなんて……」

会長さんが用意してくれた部屋は今までとは全然違いますね。家よりもここで暮らしたいってくらい豪華です。

「すごい部屋だね~。ソファーもふかふかだ~」

「のんきですね、ゆい先輩」

「だって、パーティーだよ。きっと、美味しいものもたくさん出るよ。それに……」

「それに?」

「どんな敵が来たって大丈夫!私はあずにゃんがいれば無敵だよ。ムギちゃんとあずにゃんは私が守るよ」

フンスと気合を入れるゆい先輩。いつも、能天気な感じですが、時たま、こういう時もあるので、油断ならない人(?)です。

「そんなことよりも、さっき借りてきた、『けいおん!』を見よう」

ゆい先輩は『けいおん!』のDVDをセットします。

「あずにゃんも見ようよ~」

「そうですね」

私は4人位座れるソファーに横になり(ゆい先輩は私のお腹くらいのところに頭を乗せて)、『けいおん!』とやらを見ることに。しばらく、見ていたんですけど、だんだんと眠くなってきちゃいました。……少しの間だけでも、目を瞑りますか。

「面白いね、あずにゃん。……あずにゃん?」

私はあずにゃんの方を向くと、あずにゃんがスヤスヤと可愛らしく寝てます。こんなところで寝ちゃうなんて、風邪を引いたら、大変だと、かける物を持ってこなきゃ。……と頭では考えてはいたんだけど……。

「ゴクリ」

今、私が見ているのは目の前で寝ているあずにゃんの可愛らしい唇。柔らかそうだな。キスって、この唇と私の唇をくっつけるんだよね。ちょ、ちょっとだけでもやってみようかな。

「よし!」

ドキドキしながら、私はあずにゃんに顔を近づける。あずにゃんの寝息が私の顔にかかるくらい近くに顔を寄せた。そして、私は思い切って、やってみた。

チュッ。

私はあずにゃんの頬に唇をつけた。やっぱり、寝ている所に唇を奪っちゃだめだよね、うん。やっぱり初めてはちゃんと同意の上でしなきゃね。へたれたわけじゃないよ

「ううん……」

「あれ。どうしたんですか、ゆい先輩」

私が目を覚ますと、ゆい先輩は顔を赤らめて、なにやら、考えているようです。

「なんでもないよ。それより、もう、寝ようよ。あずにゃん、まだ眠そうだし」

「そうですね~。シャワーを浴びてから、寝ますか。ゆい先輩は?」

「ごめん、あずにゃん。今、あずにゃんとシャワー浴びたら、自分を抑えられる自信がないから、無理だよ」

「? なんだか、よく分かりませんけど、分かりました」

それから、お互い、別々にシャワーを浴びてから寝ることに。

「おやすみ、あずにゃん。明日も楽しいといいね」

「そうなるといいですね。おやすみなさい、ゆい先輩」



クチバ編② 「梓争奪戦②・ゆいVS紬」 終了



『到着か』

ここはサントアンヌ号の倉庫。ここを内部本部とし、襲撃時間まで、待機し、襲撃時刻に中と外から、同時に襲撃するという作戦なのだ。

『辛気臭い場所だな』

『仕方がないですよ』

ここにいるのは、マコトとかくとう、じめんタイプ班の面々だ。

『それにしても、よくこんなところに進入できましたね』

『まあ、内部にも協力者が居るってことだろ』

琴吹家に損害を与えることができ、それをロケット団のせいにできるのだ。喜んで協力する連中も居るだろう。

『わあ、お兄ちゃん。ここ、すごいね』

『そうだな』

その時、この場に相応しくない子供の声が聞こえた。

『こっちにも何か、……おじちゃん達、何してるの?』

『ん?何か居たのか。……お、お前らはロケット団!こんなところで何を……』

してるんだ。……その言葉を少年は一生言えないだろう。何故なら、その少年は……

『お兄……ちゃん。首が……キャ、モガ』

マコトは素早く妹の後ろに回りこみ、口を塞ぐ。

『クックックッ。お兄ちゃんは天国に旅に出かけちゃったんだよ。お嬢ちゃんもすぐに連れて行くから、安心しな。よくやったな、サンドパン』

あの時、マコトは素早くサンドパンを出し、少年の首を切断したのだ。

『おい。今から、この嬢ちゃんと楽しんでくるから、そいつの死体を片付けておけ』

『……はい』


――――

「それにしても、私がここにいても、いいんでしょうか?」

「どうしたの、梓ちゃん。もっと、楽しみましょうよ」

「そうだよ。これ、美味しいよ」

「だって、偉い人ばかりですし。素直に楽しめませんよ」

私達はサントアンヌ号の線上パーティに参加している。パーティーだけあって、私とゆい先輩はドレスを着ている。

「それに、いつ、ロケット団が襲ってくるかもしれないんですよ。のんびりなんて出来ませんよ」

「そんなに気構えても仕方がないわよ。もっと、気楽にいきましょう」

「そうは言いますけどね……」

ロケット団を抜きにしても、さっきから、いろんな偉い人達にムギ先輩と挨拶に行って、正直疲れましたし。

「……嫌なら、別に無理しなくても……」

「あ、嫌ってわけじゃありません。ただ、偉い人達と会うのは気疲れするだけで」

「そうね。それは分かるわ。私も疲れるもの。ごめんね、無理させちゃって」

「あ、いえ、気にしないで下さい。私も嫌味っぽく言ってしまって」

「じゃあ、おあいこで。……そうね、息抜きにここの探検でもしましょうか?」

「え?でも、挨拶とかは?」

「いいのよ、大体は済ませたし。それに、こういうところ探検するのも面白くない?」

「そうですね。ゆい先輩も行きますか?」

「モグモグ、ゴックン。うん、私も行く~」


――――

『指揮官、時間です』

『ああ』

『……あの少女は?』

『今頃、ポケモンか魚の餌じゃないか?それよりも、対象の映像を』

『これです。ここに写っている、ブロンドの髪の女ですね』

マコトは写真を見ると、ブロンドの髪をした、なかなかの女ともう1人の女を見る。

『ククククククク』

『……あの、どうしたんですか?』

『まさか、また会えるとはな。本当は、ロングの女も犯したかったが、まあ、いいさ。楽しみが1つ増えたな』

『は?』

『気にするな。それよりも、配置には?』

『いつでも、大丈夫です』

『よし。では、スタートだ』


――――

「ここが倉庫ですか」

「広いねー」

私達はショッピングモールや映画館、カジノなどを見て、最後に倉庫を見に来ました。

「でも、立ち入り禁止って書いてありましたけど……」

「ちょっとくらいなら大丈夫よ」

「そうだよ」

「そうは言っても……」

バーン、ガシャーン。

という爆発音とともに船が揺れだしました。

「わ~、あずにゃん怖いよ~」

ゆい先輩が私に抱きついてきました。怖いと口では言ってますが顔は楽しそうなので、きっと、ただ、抱きつきたかったんでしょう。
って、冷静に考えてる場合じゃありません。

「一体、何がおこってるんでしょうか」

「分からないわ。でも、どこかで、爆発があったみたいだけど」

「とりあえず、外に……」

「まさか、こんなところにいるとはな」

その声とともに、見覚えがある服を着た連中が現れました。

「あなた達はロケット団!!」

3人のロケット団員と周りには、ワンリキーとマンキーが9匹ずつ、計18匹います。そして、3人のロケット団の後ろには、見覚えのある人物が。


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最終更新:2011年08月03日 02:51