- 940. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:20:27.67 ID:aS+ir3qv0
- 『さて、次の挑戦者は、モブ子さんです』
「わー、さっきと違って適当ですね」
「ぜひ、胸を借りるつもりで、ちょうせ……すいません」
「ちょっと、待って下さい。何を謝ったんですか、今」
「いえ、本当にすいません。ない胸は借りられませんよね」
「……本気でいきます!」
「……あずにゃん、顔怖いよ」
ゆい先輩が足元で、ガクガクブルブルと震えていますが、まあ、気にしないでいきましょう。
「ルールは1対1。途中の回復はなしです。両者、よろしいですね」
「はい」
「ええ」
「それでは、両者、スタンバイしてください」
覚悟して下さい。あなただけは叩き潰してあげます。
「ではいきます。準備はいいですか?」
「はい」
「いいですよ」
「それでは……」
「「「バトルスタート」」」
- 941. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:22:00.19 ID:aS+ir3qv0
- 「来て、ピジョット!」
「来て下さい、プテラ!」
『挑戦者のモブ子選手はピジョットを出しました。これに対して、中野選手が出したのは……先日のサファリゾーンで、中野選手と死闘の末、
ようやく、中野選手がゲットした、プテラだー』
「あなただけは絶対に許しません。絶対に倒します」
「そ、そんなに本気にならなくても……」
「ゆい先輩は黙っていて下さい」
「……はい」
『さあ、勝負は空中戦だー』
「プテラ、先制攻撃です。とっしん!」
「ピジョット、かわして!」
プテラはその大きな体とスピードを生かして、ピジョットに突撃するも、ピジョットは素早く、その攻撃をかわします。
「くっ。プテラ、もう一度です!」
「あずにゃん、落ち着いて……」
「私は冷静です!ゆい先輩は黙っててください」
「はい」
「(くすくす。さっきので、大分、頭に血が上ってますね)ピジョット、かわして、ブレイブバード!」
- 942. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:22:52.74 ID:aS+ir3qv0
- プテラはさっきと同じくらいのスピードで、ピジョットにとっしんを仕掛けるも、ピジョットはそれを華麗にかわし、素早く旋回し、羽を折りたたみ、まるで、銃弾のようにプテラに突撃してきます。
「テラ!」
プテラはかわしきれずに直撃し、よろめきます。
「一気に攻めるわよ。ピジョット、もう一度、ブレイブバード!」
ピジョットは旋回し、よろめく、プテラに狙いを定めます。
「あずにゃん、れいせ……」
「……どうしたんですか、ゆい先輩」
「……ううん、なんでもないよ(あずにゃんの目は冷静だった。つまり、さっきまでのは演技。それも見抜けないなんで、私もまだまだだよ)」
『おーっと、あれだけの猛威を振るった、プテラもピジョットの前に沈むのかー』
「いっけー、ピジョット!」
ピジョットははさっきのように羽を折りたたみ、さっきのよりもスピードをあげ、プテラに突撃してきます。
「今です!プテラ、反撃です、すてみタックル!」
『おっと、さっきまでよろめいたプテラが急に体制を整え、ピジョットに向かって、突撃していくー』
「なっ!?」
バーーーン
プテラとピジョットが激突し、両者の動きは停止しています。
- 943. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:23:25.89 ID:aS+ir3qv0
- 「どっちが、勝ったの」
「……」
「……ジョット」
先に動いたのは、ピジョット。弱弱しい鳴き声を出し、そのまま、落下し、気絶しました。
「ピジョット!」
『ピジョットは気絶したー。プテラはどうだー』
「テラ!」
プテラは元気よく、鳴き声をあげ、自由に飛び回ります。
「ピジョット、戦闘不能。プテラの勝ち。よって、中野選手の勝利です!」
「ど、どうして」
「プテラはいわタイプですからね。ひこうタイプの技は威力が下がりますし」
「な、なるほど。それにしても、さっきまでのは」
「あのまま、無駄に攻撃をして避けられるよりも、正面から激突してくれた方がよかったですしね」
「え、じゃあ、さっきまで、力任せに向かってきたのは……」
「そのほうが油断するでしょ」
「す、すごいですね。さっきまで、頭に血が上ったようにしてたのも演技だったわけですか」
「ええ、まあ。……それよりも」
「それよりも?」
「さっきのを謝って下さいね♪」
「……すいません」
- 944. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:25:53.35 ID:aS+ir3qv0
- 『さあー、中野選手はついに2連勝だー。サファリゾーンのポケモン脱走事件を解決させた実力は本物かー。そして、いよいよ、最後の挑戦者です』
実況者の声とともに、金髪の男の人が登場しました。
「久しぶりだな。ポケモンセンターでは世話になったぜ」
「えーと、誰でしたっけ、ゆい先輩」
「さあ?」
「なっ!?お前ら……」
「なんか、怒ってるよ、あずにゃん」
「いけませんね、短気で。カルシウム取らないと」
「ねー」
「忘れたのか、ポケモンセンターで、俺の邪魔をしたのを」
「んー、なんでしたっけ?」
「あ、思い出したよ、あずにゃん」
「思い出したんですか」
「うん。あれだよ、ケンタロスに散弾銃を撃とうとして、失敗し、ジョーイさんに気絶させられた人だ」
「ああ」
「その思い出し方はどうかと思うが、まあ、そうだ」
「なんで、あなたがここに」
「決まってるだろ。ラプラスは珍しいから売れば金にもなる。あるいは賢いから随分強いだろうから、自分で使うってのもあるな」
「なっ。そんな理由で……」
「ここにいる連中なんて、似たような奴ばっかりだろ」
「……まあ、いいです。サッサと始めましょう」
「ルールは1対1。途中の回復はなしです。両者、よろしいですね」
さっきから、同じ口上を言ってるんですから、大変ですよね。
「はい」
「おう」
「それでは、両者、スタンバイしてください」
「くくく、そっちはそのガキで来るのか?」
「む、私はガキじゃないよ!」
「ゆい先輩。ちゃちな挑発に乗っては駄目ですよ」
「ではいきます。準備はいいですか?」
「はい」
「おうよ」
「それでは……」
「「「バトルスタート」」」
- 945. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:27:14.22 ID:aS+ir3qv0
- 「来い、エビワラー!」
エビワラー!?澪先輩と同じモンスターですか。
「よし、任せましたよ、ゆいせん……」
その時、私のモンスターボール……ハッサムのボールがブルブルと震えています。
「どうしたの、あずにゃん」
「いえ、来て下さい、ハッサム!」
「よし、任せて……えっ、サムちゃん!?」
私はゆい先輩ではなく、ハッサムを出します。思えば、ゆい先輩だけでなく、ハッサムも澪先輩のエビワラーにゆい先輩のようにボロ負けではなく、遊ばれた上での負けですからね。早く、リベンジしたいのでしょう。
「なんだ、そのガキじゃないのか」
「ええ。あなた程度に、ゆい先輩はもったいないですし」
「……舐めるなよ。エビワラー、マッハパンチで先制だ」
エビワラーはハッサムに素早く接近し、早いパンチをハッサムに繰り出します。
「サム!」
ハッサムはそのパンチを避けきれずに、まともに喰らいます。
「たいしたことないな。エビワラー、ほのおのパンチだ!」
怯んでいるハッサムにエビワラーは炎を拳にこめて、パンチを繰り出します。
「どうだ、これで終わりだ」
「……たいしたことないですね」
「なに」
「私はもっと強い、エビワラーを育ててる最高のトレーナーを知っています。あなた程度のエビワラーではハッサムには勝てません。ハッサ
ム!」
ハッサムはパンチを繰り出すエビワラーの攻撃をそのハサミで受け止めます。
「何だと!」
「サム」
ハッサムは苦痛の表情を浮かべつつも、エビワラーを押し返します。
「反撃ですよ、ハッサム。まずはでんこうせっかです!」
ハッサムはエビワラーが体勢を立て直そうとしているところに体当たりを仕掛けます。
「エビ」
エビワラーはハッサムの攻撃を受け、なんとか、立ち上がります。
「まだ、いきますよ。エビワラー、きりさくです」
ハッサムはエビワラーの胸にそのハサミで切り裂きます。
「……エビ」
エビワラーはその攻撃を受け、顔を苦痛に歪め、膝をつきます。
「トドメです!ハッサム、アイアンヘッド!」
ハッサムは鋼のような硬さを持つ頭をエビワラーに直撃させ、エビワラーは目をグルグルさせ、気絶してしまいました。
「エビワラー戦闘不能。ハッサムの勝ち。よって、中野選手の勝利です!」
「オオー、スゲー」
- 946. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:28:49.11 ID:aS+ir3qv0
- 「本当に3連勝しやがった」
観客のどよめきや歓声が聞こえます。
「すごいですよー、梓ちゃん、ゆいちゃん」
アンズさんも喜んでくれているようです。
「くそが!この役立たず」
金髪さんは気絶から、ようやく体を起こした、エビワラーを蹴ります。
「な、何をしてるんですか!」
「何って、教育だよ。俺はスパルタなんだ」
「スパルタって……。ただの八つ当たりじゃないですか!自分のポケモンなんですから、大切にして下さい」
「何だと!」
金髪さんは私に掴みかかろうとします……が。
「やめないか」
その手を忍者服を着た変わった人……キョウさんが掴みます。
「キョウさん!」
「やあ、梓君」
「くそが!離せよ」
金髪さんはその手を振りほどき、会場を去ろうとします。
「あ、あの、エビワラーは……」
「知るか。勝手にしろ」
そう言って、金髪さんは行ってしまいました。どうでもいいですけど、私、あの人の本名知らないんですよね。
「どうしましょうか、エビワラー」
「……エビ」
エビワラーは悲しそうにうつむきます。
「なら、私が引き取りますよ」
「あ、アンズさん」
アンズさんが私達のところに近づき、そう言います。
「でも、いいの?」
「いいもなにも、ポケモンが仲間になるのに、嫌ってことはないよ」
「それもそうだね」
私としたことが大切なことを失念していました。
「では、お願いね」
「任せなさいな。いいよね、お父さん」
「何も問題はないな」
「オッケー。じゃあ、行こうか、エビワラー。一緒に梓ちゃんを応援しよう」
「エビ!」
「その前に回復させてやれよ」
キョウさん親子はエビワラーを引き連れて、観客席に戻っていきます。
- 947. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:30:09.47 ID:aS+ir3qv0
- 『さーて、3連勝を果たした、中野選手はサファリゾーン園長に挑戦する権利を得ましたー。さあ、園長が入場してきます』
バーンという、火薬とともに、園長さんが入場してきます。
「やあ、中野君。前回の事件の解決はありがとう」
「え、ええ。どういたまして」
にんまりとそんなことを言ってくる園長さんに少し、調子が狂います。
「そして、3連勝、おめでとう」
「あ、ありがとうございます」
「それではルール確認です。今回は園長戦ということで、メンバーは3対3。両者、よろしいですね」
「ふむ、それでいい」
「駄目です」
「それでは、両者、スタンバ……え?」
「どうしたのじゃ、中野君」
「私は園長さんとは6対6を要望します」
「ちょ、ちょっと、中野選手……」
「ふむ、どうしてじゃ?」
「私が勝ったら、賞品の今、展示しているラプラス達を全部逃がしてあげて下さい」
私がそう言うと、園長さんの表情が変わりました。
「私に金づるを逃がせと」
「ポケモンは金づるじゃありません」
「金づるじゃよ。A○Bも金づるじゃろ」
「その人達も金づるじゃありません。……たぶん」
「……まあ、いい。じゃあ、それを受けてやる代わりにこちらにも条件を出させてもらう」
「いいですよ、何ですか?」
- 948. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:31:00.78 ID:aS+ir3qv0
- 「中野君のポケモンの中で、珍しく、金になりそうな、その女の子のようなポケモン……ゆい君をもらおう」
「ええっ。私!?」
「ちょ、ゆい先輩は賭けられません!」
「負けるのが怖いのかのう。まあ、受けられないなら、私も受けん」
「くっ」
たしかに、向こうの意見も間違ってはいませんが……この条件は。
「いいよ、あずにゃん」
「え?」
「私、受けるよ、その条件」
「ゆい先輩!」
「ほほう。いい度胸じゃのう」
「だって、私は信じてるもん。あずにゃんの勝利を」
「!!」
「くくく。それで、中野君はどうする?」
「……分かりました。その条件を飲みましょう」
「よし。だが、他のルールについてはどうするのじゃ。回復するかのう」
「いいえ、私は回復はいりません」
「……私も舐められたものじゃのう」
「梓君は回復を受けないのはきついな」
「どうして?梓ちゃんは強いよ」
「強くても、3戦により、相手に手の内を見せてる上に体力も万全ではない。3対3なら、回復してるのを出せばいいが、6対6ではそうもいか
ん」
「なるほど」
- 949. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:32:19.90 ID:aS+ir3qv0
- 「私が回復をいらないので、もう一つ条件を飲んで下さい」
「何じゃ?」
「私が勝ったら、サファリゾーンの園長を辞めてください」
「……ほう」
「ポケモンを金儲けの道具にしか見えないあなたはサファリゾーンの園長にふさわしくありません」
「言いたいことを言ってくれるのう。だが、それなら、こちらのリスクが大きいのう」
「ならば、それに加えて、園長さんが勝ったら、私を好きにしていいですよ」
「……ほう」
「ちょ、あずにゃん。それは……」
「ゆい先輩が体を張るのに私が張らないのは駄目ですからね」
「で、でも……」
「私も信じてるんですよ」
「?」
「ゆい先輩が私、いや、私達を勝利に導いてくれることを」
「……分かった。2人で頑張ろうね」
「違いますよ。2人と5匹で……皆で頑張りましょうね」
「そうだったね」
「いいじゃろう。私も独り身でのう。私が勝ったら、お嫁にでもなってもらうかのう」
「……かまいません」
「では、それでいいのかのう。もう変更は出来んぞ」
「ええ」
それにしても、自分の身体もかかってるのに随分、のんきですね。その時、観客席の方から、会話が聞こえてきました。
「でもよ、実際問題として、園長が辞めても、すぐに代わりが来るわけじゃないだろ」
「ああ。それまで、園長が業務を行うわけだ」
「梓さんだって、ずっと、ここにいるわけじゃないしな。きっと、それまで、のらりくらりとかわして、結局、園長として、居座るんじゃない
か?」
「だとすると、実質、ノーリスクだな」
「その分、園長の方が有利か」
- 950. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:32:55.25 ID:aS+ir3qv0
- 「……」
「と、いうわけじゃよ。いまさらの変更はなしじゃよ」
「分かって……」
「待つのじゃ!」
そんな声とともに白いひげを生やしたおじいさんが、フィールドに来ました。……あの人は!?
「会長さん!」
「久しぶりじゃな、梓君にゆい君」
「あ、あなたはポケモン大好きクラブの会長。な、何をしに来たんですか」
「ラプラスを見に来たんじゃ。……それよりも、今のやり取りじゃが、安心せい。この園長の後任など、すぐに見つけてやる。だから、遠慮なく、戦うんじゃよ、梓君」
「は、はい」
「じゃ、邪魔をしないでもらいたい」
「邪魔じゃないよ。ただ、正々堂々の戦いを見たいだけじゃ。それじゃ、梓君。頑張るんじゃよ」
「はい!会長さん」
「なんじゃ」
「ありがとうございます」
「……フフ」
嬉しそうに席に戻る、会長さん。
「さあ、これで、5分と5分の勝負ですよ、園長さん!」
「いいじゃろう。私とて、小娘如きには負けん!!」
いよいよ、ラプラスとゆい先輩、そして、私自身を賭けた、負けられない戦いが始まろうとしました。
- 951. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/18(月) 22:35:33.66 ID:aS+ir3qv0
- グレンタウン編? 「ラプラス争奪戦・前編」終了
- 955. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 05:59:15.02 ID:tWnhOyGT0
- 前回までの状況(トレーナとポケモン)
梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ ハクリュウ ポリゴン2 プテラ
澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ
律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル
ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス
純 うい カビゴン ゲンガー
グレンタウン編? 「ラプラス争奪戦・後編」
- 956. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 05:59:58.97 ID:tWnhOyGT0
- 今回のメンバー ゆい ハッサム プテラ イーブイ ハクリュウ ガルーラ
「ルールは6対6。先に相手のパーティを全滅させた方が勝ちということです。それでは、両者、スタンバイしてください」
いよいよ、負けられない戦いが始まります。き、緊張しますね。
「あずにゃん、あずにゃん」
「なんですか、ゆい先輩」
「ニコー」
ゆい先輩は私に笑顔を向けてきます。か、可愛い。
「な、なんですか、それは」
「笑顔、笑顔。こんな時でも、笑顔が大事です」
「はい?」
「ポケモンバトルは楽しいものなんだよ。笑顔で楽しまなきゃ。今のあずにゃんは苦しそうだよ」
「……」
「だから、ニコー」
「……ニ、ニコー」
「そうそう。楽しくいこう」
「ではいきます。準備はいいですか?」
「はい」
「いつでもよいぞ」
「それでは……」
「「「バトルスタート」」」
- 957. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 06:00:59.39 ID:tWnhOyGT0
- 「来て下さい、ガルーラ!」
「来い、ケンタロス」
『さあ、互いに大切なものを賭けた、この一戦。中野選手はガルーラ、園長はケンタロスを繰り出したー』
「さあ、いくぞ。ケンタロス、まずは正面からすてみタックルじゃ」
ケンタロスはそのまま、勢いよく、突撃してきます。
「ガルーラ、正面から受け止めて!」
ガルーラは突撃してくる、ケンタロスを受け止め、角を握ります……が、ケンタロスの技の威力で、体は押され続けます。
「ケンタロス、投げ飛ばせ!」
「!?」
ケンタロスは顔を下に向き、そのまま、上に振り上げ、ガルーラは上に飛ばされました。
「そんな、ガルーラの巨体が……」
「ケンタロス、ガルーラの着地地点にすてみタックルじゃ」
ケンタロスはガルーラの着地地点に思い切り、突進していき、ガルーラは再び、跳ね上がります。
「もういっちょじゃ」
ガルーラが回転しながら、落ちてくるところに、ケンタロスが再び、タックルをして、上に跳ね上げられます。それが何回か繰り返され、だんだんと、ガルーラの回転が強くなっていきます。
「そろそろ、フィニッシュじゃ。ケンタロス、ギガインパクト!」
ケンタロスはガルーラの落ちてくる場所に向かって、持てる力の全てを使って突撃し、ガルーラは今までで、一番高く跳ね上がり、回転しながら落下して、地面にめり込みます。
「ガルーラ戦闘不能。ケンタロスの勝利です」
梓 ガルーラ ひん死
園長 ケンタロス
- 958. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 06:02:11.29 ID:tWnhOyGT0
- 「どうじゃ、ケンタロスの必殺技、ハ○○○○○○サーは」
「くっ」
「では、中野選手。次のポケモンを」
「はい」
さて、次の手はどうしますか。
「今のところ、ケンタロスに勝てる可能性が高いのは2匹いるわけですが」
「なら、それを使おうよ。そのポケモンは」
「ゆい先輩です」
「そっかー、私かー。なるほど。……って、ちょ、無理だよ、私は」
「私はゆい先輩を信じてます。ニコッ」
「うっ、まぶしい笑顔。分かった。私が出……」
「でも、ゆい先輩は切り札だから、ここはもう1匹のほうを出します」
「あ、あずにゃんの意地悪」
「まあまあ、怒らないでください」
「それにしても、さっきから、機嫌がいいね」
「だって、不謹慎かもですけど、強いじゃないですか、あの人。ワクワクしてきますよ」
「そうだね」
「中野選手」
「はい。……来て、プテラ!」
『中野選手の2番手はプテラだー。これはケンタロスの技を警戒かー』
「ふむ。戻れ、ケンタロス。来るのじゃ、ジュゴン」
「ジュゴン?」
『これに対し、園長はケンタロスを引っ込め、ジュゴンを繰り出したー』
- 959. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 06:04:16.15 ID:tWnhOyGT0
- 梓 ガルーラ ひん死 プテラ
園長 ケンタロス ジュゴン
「さあ、いくぞ。ジュゴン、れいとうビーム」
ジュゴンは冷気のビームを空を飛んでいる、プテラに発射します。
「避けてください、プテラ!」
プテラは素早く、空中を旋回する。
「くっくっくっ」
可笑しそうに笑う、園長さん。
「これではこっちが不利です」
「何で?こっちの方がまだ、有利だと思うけど」
「プテラは物理の攻撃が得意で、特殊系の攻撃はそんなに強くないんです。でも、物理の攻撃を当てるには接近しなきゃいけません。接近するということはジュゴンの攻撃を受けるリスクが高まっていきます」
「へ、へえー」
「分かってませんよね」
「……はい」
「さて、どうしたものか。ここは交代するしか……」
「でもでも、このまま、交代じゃテラ太のプライドが傷ついちゃう」
「なるほど」
ゆい先輩の意見ももっともです。
「それにテラ太なら、大丈夫だよ」
「根拠は?」
「ない!」
「そんなに自信満々に言わなくても」
「とにかく、ゴチャゴチャ考えないで、いくことが大事だよ」
- 960. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 06:05:22.69 ID:tWnhOyGT0
- 「……なるほど。この場合はそうですね。プテラ、こうそくいどうで、ジュゴンに突っ込むんです!」
ジュゴンの周りを飛んでいた、プテラは素早い動きで、ジュゴンに接近していきます。
「よし!ジュゴン、れいとうビームじゃ!」
ジュゴンは冷気のビームを向かってくる、プテラに発射します。
『おーっと、ジュゴンに突っ込んでくるプテラにれいとうビームが命中したー。これはプテラが返り討ちにあったかー』
「このプテラが万全なら厳しいかもしれんが、さっきのピジョットとの戦いで、ダメージを受けているプテラなら、十分じゃ」
「甘いですよ。私のプテラはあなたのジュゴンの上をいきます!」
プテラはれいとうビームが命中したら、その姿が消えました。
「何!?」
『いや。命中したかと思われた、れいとうビームが貫いたのはプテラの残像だー』
「これは……かげぶんしんだと。じゃあ、プテラは……!?」
プテラはれいとうビームを当てたと思って、油断しているジュゴンの後ろに大きな口を開け、歯には電気を溜め、ジュゴンに迫ります。
「しまった!」
そのまま、プテラはジュゴンの体に噛み付き、ジュゴンは電気のダメージと噛み付かれたダメージとが重なり、苦しんでいます。
「よし!そのまま、ジュゴンを銜えて、上昇です」
プテラはジュゴンを口に銜えて、空高くまで飛んでいきます。そして、口を開き、ジュゴンを落とします。
「プテラ、落下する、ジュゴンに追撃です。すてみタックル!」
プテラは落下していく、ジュゴンの背中に落下していく速度に自分の飛行スピードを加えた突進を仕掛け、地面にドーンという音とともに激突します。
「テラ!」
プテラはその後、元気よく、空に戻ります。一方、ジュゴンは気絶しています。
「ジュゴン戦闘不能。プテラの勝利です」
梓 ガルーラ ひん死 プテラ
園長 ケンタロス ジュゴンひん死
- 961. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 06:06:54.31 ID:tWnhOyGT0
- 「やりおるわい」
「どうも」
「では、次はこれじゃ。来い!サンダース」
「サンダース!?」
『さあ、園長の3番手はサンダースだー』
梓 ガルーラ ひん死 プテラ
園長 ケンタロス ジュゴンひん死 サンダース
「ここは私もモンスターを交代ますか」
「テラ(俺はまだ、戦えるぞ)」
プテラはまだ戦いたそうにこちらを見てきます。
「テラ太はまだ、戦える、だって」
「んー、そうですねー」
ここはプテラの意思を尊重させましょう。
「では、プテラ。頑張って下さい」
「テラ!(任せろ!)」
「ふむ、代えないのか。だが、その判断が命取りになるぞ。サンダース、十万ボルト!」
「プテラ、避けてください!」
プテラは空をその素早い飛行で、かわします。
「空を飛んでいる分、こっちが有利です」
「それはどうかのう」
「強がりは無駄です。プテラ、アイアンヘッド!」
プテラはサンダースに向かって、その固い頭で攻撃すべく、突撃していきます。
「サンダース、十万ボルトで迎え撃て!」
サンダースは十万ボルトを向かってくるプテラに向かって、発射しますが、その攻撃はプテラをすり抜けます。
「どんなもんですか」
プテラは油断しているサンダースに向かって、口を大きく開けて接近します。
「油断はいけないのう」
「今頃、気づいても遅いですよ。また、私の勝ちです」
「ああ、そうだな。だが……それは私の台詞だ」
プテラはサンダースの背後から、噛み付くことに成功しました。……が、それはサンダースではなく、人形!?
「まさか、みがわり!?」
「今頃、気づいても遅いのう。おっと、これはお前さんの台詞じゃったか」
「くっ」
プテラは攻撃が外れたことに混乱してる横から、サンダースの十万ボルトを受け、地面に落下し、気絶します。
「プテラ戦闘不能。サンダースの勝利です」
梓 ガルーラ ひん死 プテラ ひん死
園長 ケンタロス ジュゴンひん死 サンダース
- 962. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 06:12:20.31 ID:tWnhOyGT0
- 「では、中野選手。次のポケモンを」
「はい。では来て下さい、イーブイ」
「ブイ♪」
私はイーブイを出します。
「そして、これです」
私はイーブイをかみなりのいしでサンダースに進化させます。
「ほう。ここで、同じ進化とは」
「私のサンダースの方が上ということを見せてあげます」
「わ〜。あずにゃん、かっこいいよ!」
「どうもです」
『中野選手の3番手はイーブイから進化のサンダースだー。これは園長のサンダースに対する挑戦かー』
梓 ガルーラ ひん死 プテラ ひん死 サンダース
園長 ケンタロス ジュゴンひん死 サンダース
「ふん。すぐに後悔させてやるわ。サンダース、シャドーボール」
サンダースは私のサンダースに黒い影の塊を投げつけてきます。
「サンダース、こうそくいどうでかわすんです!」
私のサンダースは相手の攻撃を華麗にかわしていきます。
「また、それか。ワンパターンじゃのう」
園長さんのサンダースは再び、シャドーボールの体制になります。
「何度来ても、かわします。サンダース!」
「ダース」
私のサンダースは再び、こうそくいどうで園長さんのサンダースの攻撃をかわしにいきます。
「言ったじゃろう。同じ戦法は何度も通じんよ」
- 963. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/21(木) 06:13:02.37 ID:tWnhOyGT0
- 園長さんのサンダースは黒い影の塊を私のサンダースに投げつけますが、私のサンダースはそれをさっきと同じようにかわします。
「だが、無駄じゃ」
サンダースがかわした先には園長さんのサンダースが。
「さっきのシャドーボールは囮……!?」
「終わりじゃ!」
園長さんのサンダースは黒い影の塊を私のサンダースにぶつけようとします。
「……くす」
「何が可笑しい」
「いえ。……その手で来ることは読んでました」
『おーっと、先回りした園長のサンダースがシャドーボールを放ち、勝利かと思いきや、中野選手のサンダースが不思議な光を発射して攻撃を
する、シグナルビームを先手をとって、園長のサンダースに仕掛けたー』
「何だと!?」
園長さんのサンダースはその攻撃を受け、飛ばされるも、何とか耐えます。
「サンダース!」
「ダース」
サンダースは耐えていて、まだ、反撃まで不十分な体勢の園長さんのサンダースにでんこうせっかを仕掛けていきます。
「ダス」
園長さんのサンダースはその攻撃で、倒れます。
「一気にいきますよ。サンダース、シャドーボール!」
今度はこっちの番とばかりに、私のサンダースは黒い影の塊をため、倒れている園長さんのサンダースに投げつけます。
「ダーーース」
園長さんのサンダースはそれをまともに喰らい、気絶しました。
「サンダース戦闘不能。サンダースの勝利です」
最終更新:2011年08月03日 17:19