律「今から英語を使っちゃいけませんゲームをします」
唯「・・・へ?」
梓「またなんか言ってるよ、この人・・・」
澪「また始まった・・・」
紬「Fuck」
律「・・・」シュン・・・グスッ
澪「うううう嘘だよ!それで?そのゲームはどうやってやるんだ?」ハラハラ
律「・・・ふんっだ」プイ
梓「わ、私も気になるなー・・・」チラッ
律「・・・」
唯「えっと・・・すごい楽しそうだね?」
律「・・・本当か?」
紬「えぇ、最高よ?」
律「・・・!」パァァァ!
澪「お、元気になったな」
律「いいか!ルールは簡単!英語を使っちゃいけないんだ」
梓「いや、それはわかります」
律「」シュン
紬「詳細は?」
律「5回英語を使っちゃった人は罰ゲーム!カウントの仕方は1単語につき1回!」
梓「・・・ちょっと面白そうかもです」
律「本当か!みんなは?」
澪「ま、それくらいなら付き合ってやるぞ」
唯「うん!やろう!」
紬「外来語を使っちゃいけないってことよね?」
律「もちろん!だからテストは試験って言わないとアウトだし、オッケーは了解ってな感じで言わないと駄目だ!」
紬「面白そうね!」
律「1単語につき1回だから、『ドラムのスティック』って言ったら2回分アウトだ。どうだ?」
澪「つまり、1文章につき5回アウトになって即罰ゲームも有り得る、と」
律「おう!」
紬「やりましょう!・・・ただ、一つ条件があるわ」
律「なんだ?」
紬「罰ゲームの内容は私に決めさせて?」
律「なんだ、そんなことか。いいぜ!」
澪「いや!よくないだろ!」
梓「そうですよ!なんでよりによってムギ先輩が決めるんですか!」
唯「私は誰でもいいよ?」
律「なんだよー、じゃあ澪と梓!ムギ以上に『罰ゲームっぽいこと』考えられるのかよ」
澪「うっ・・・」
梓「それを言われると・・・確かにムギ先輩は実践したくないことを思いつく天才です・・・」
紬「ありがとう♪」
梓「・・・褒めてない、断じて褒めてない・・・」
律「っつーわけで決定!期間はいつまでにする?」
澪「1日、つまり明日のこの時間までってのはどうだ?」
律「というと、夕方の4:30までだな」
梓「私もそんなもんでいいと思います」
唯「よし!やろうやろう!」
紬「うふふ」
律「あ、そうだ!」
澪「なんだよ」
律「もしムギが罰ゲームになった場合、内容はみんなで考えようぜ!」
澪「いいな!」
律「よっしゃ!決定!」
梓「それじゃ・・・」
律「おう!よーい・・・スタート!」
梓澪唯紬「1回」
律「あぁぁ!!ち、違う!今のはノーカンだ!」
梓澪唯紬「2回」
律「」
澪「律、バカだな」
律「ううううるせー!!///」
梓「言いだしっぺがこれですか?」
唯「うーん、りっちゃんには敵わないよ」
律「唯にまで・・・!!」ズーン
紬「でも、これは追加の規則が必要ね?」
梓「規則って・・・あ!(そうか、ルールって言うのもアウトなんだ)」
紬「間違った回数5回につき1回、罰則が発動する。つまり10回間違えれば2回の罰則ってことで、いいかしら?」
梓(罰則って・・・あ、罰ゲームっていうの駄目なのか・・・思ったより厄介な遊びだな・・・)
澪「ああ、律なんか今日中に5回間違えそうだしな。それでいいと思う」
梓「私も賛成です」
唯「うん!」
律「ちっきしょー・・・」
澪「というわけで、律はもう2回やってるからな?」
律「う゛・・・わかってるよっ」
梓「とりあえず、練習しません?」
澪「ああ、そうだな。ほら。始めるぞ」
律「へいへーい」
紬「練習時間の方が圧倒的に短い私達ってある意味すごいと思うわ」
唯「えへへー、ギー太!出番だよ!」
律(あ、いいこと思いついた)
律「おい、澪」
澪「なんだよ」
律「お前、楽器は?何処に置いたんだ?」
澪「へ?ベースならそこに置いてあるだろ?」
律「・・・」ニヤリ
澪「・・・あぁぁ!!!!」
律梓唯紬「1回」
澪「!?・・・律!お前、ハメたな!?」
律「引っかかる澪が悪いんだろー?」
澪「バカ律!」
律「へへーん、なんとでも言え!」
只今
律…2回
澪…1回
唯梓紬…0回
~♪~♪
~~~~♪♪
梓「ちょっと待ってください」
律「ん?どうした?」
梓「ここ、もう少しちゃんと合わせた方がよくないですか?」
唯「うーん?言われてみればそうかも?」
梓「まず、唯先輩。弾いてて楽しいのはわかりますが、最後のミュートだけはしっかり決めてくださいね」
唯「」
梓「律先輩はテンポが走らないように気にしてるつもりでしょうけど、そのせいでリズムが不安定です」
律「」
梓「・・・どうしたんですか、みなさん」
澪律唯紬「3回」
梓「あ゛・・・」
唯「天然なあずにゃんも可愛いよ?」
梓「うっさいです、ほっといてください・・・」
律「えーと・・・じゃあどこからやる?」
澪「アタマからやるのも微妙だなー・・・」
梓「じゃあギターのソロからいきましょうか」
梓「・・・あ゛」
律澪紬唯「5回!」
梓「いやぁぁぁぁ!!!!」
律「流石だな、梓!」ニシシ
澪「まさか梓が一番最初に罰ゲームとはな!」
律「はい澪、2回目ー」
澪「なんでだよ!?」
律「今、罰・・・なんて言った?」
澪「・・・ゲーム」
唯「ほい!3回目!」
澪「あぁぁぁ!!違う!今のはなしだ!」
紬「いいえ、ありよ」
澪「・・・」ズーン
只今
梓…5回
澪…3回
律…2回
唯紬…0回
澪「・・・で、梓にはどんな罰が待ってるんだ?」
唯「一番乗りだなんておいしいとこどりだね、あずにゃん?」
梓「じゃあ唯先輩にあげますよ、一番」
唯「うーん、いらないや」ニコッ
梓「ですよねー♪」
律「おーい、決まったか?ムギ」
紬「えぇ、まずは軽いジャブで」
澪唯「1回」
紬「あ・・・」ズーン
律「んで?どうするんだ?」
紬「憂ちゃんに電話をかけて『おっぱいが成長し過ぎて怖い』って言ってみて?」
澪「ジャブどころか右ストレートじゃないか!」
律唯「5回」
澪「あぁぁー!!!」
梓「・・・わかりました」
紬「待って、今澪ちゃんも5回に達したわ」
梓「達したって、ムギ先輩が言うと卑猥です」
唯「私も思った」
澪「二人とも、そういうことは心の中に秘めておこうな」
律「えっと、つまり・・・どういうことだ?ムギ」
紬「二人で一つの罰を受けてもらいましょうか」ニコッ
唯「うん!さんせー!」
澪「うぇへぇ・・・」
梓(澪先輩と一緒だったら・・・いいかも!)
梓(ムギ先輩が考える罰ゲームって言ったらレズっぽいことでしょ?)
梓(罰ゲームという大義名分でイチャイチャできる・・・大歓迎だよ!大歓ゲイ!)
梓「ふふふはははは・・・!」
唯「あずにゃんキモいよー?」
梓「あ、すみません」
律「んじゃムギ、この二人の罰、どうするんだよ?」
紬「二人にはこの寒空の下、どじょうすくいを踊ってもらうわ」
唯「楽しそうだね?」ニヤニヤ
律「ちょっ」ププー!
梓澪「」
律「手ぬぐいもちゃんと頭に巻くのか?ざるは使うのか?」
紬「もちろん」
梓「・・・(イチャイチャできない、だと・・・!?)」
澪「待ってくれムギ!それはさすがに、その、あんまりじゃないか?」
紬「ふふ、冗談よ」
梓「ほっとしました」
紬「手ぬぐいなんかの小道具は我慢するわよ。動きだけでいいわ」
澪「」
梓「ゾッとしました」
律「ほら、お前ら配置につけ!二人並んだほうがいいよな?」
紬「ええ♪・・・校門の前でね♪」
澪「どんだけだ!」
梓「そうです、ちょっとやり過ぎじゃありませんか!?」
紬「梓ちゃん、甘いわよ」
梓「な、何がですかっ」ギクゥッ!
紬「いい?ここで百合っぽいお題を出してごらんなさい」
梓「な、なんですか」
紬「それは梓ちゃんにとって罰にはならないわ。だって梓ちゃんは心の中でそれを望んでいるもの」
梓「!?///」
澪「へ?///・・・そ、そうなのか?梓」
梓「ちちち違います!言いがかりです!///」
唯「顔真っ赤にして言っても説得力がないよ?」
梓「いいいいから!どじょうすくいでもなんでもやりますよ!ほら!」スタスタ
唯「あ、おーい!あずにゃーん!・・・行っちゃった」
律「アイツ、もう帰るってのに、鞄もギターも置きっぱかよ・・・」
唯「りっちゃん!3回!」
律「あ!!!」
澪「ばーかばーか」
律「うっせ!(ちきしょー!梓のヤツ!・・・よし、唯にもさっき澪が引っかかったのやってやるか!)」
紬「りっちゃんも帰る前に5回いイっちゃうかしら」
律「やめろ、文字の変換がそこはかとなくいやらしい、やめろ」
澪「よし、じゃあ私達もそろそろ行くか!・・・どじょうすくいのことを考えると気が重いけど・・・」
唯「うん!」
律「(今だ!)おい、唯!」
唯「うん?」
律「唯、楽器は?」
唯「うん?ギー太?いつも通り背負ってくよ?」
律「(くそっ・・・!ギー太じゃ名前だからセーフじゃないか!こうなったら・・・)」
澪「律、お前またなんか企んでるな?」
律「じゃあ梓のは?」
唯「あー、そっかぁ、忘れてっちゃったもんね。そうだ!あずにゃんの六弦はりっちゃんが持ってってあげてくれる?」
律(六弦、だと・・・!!)
澪(唯がまさかのファインプレー)
紬「唯ちゃんが一番危ないと思ってたんだけど・・・こういう遊びに強いのね?」
唯「うーん?そんなことないよ。みんながおっちょこちょいなだけじゃない?」
律「唯に言われた!!」
澪「私もショックだ!」
唯「はい、澪ちゃん6回ね」
澪「」
紬「それじゃ、そろそろ行きましょう?」
只今
澪・・・6回
梓・・・5回
律・・・3回
紬・・・1回
唯・・・0回
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校門前
澪「お待たせ」
梓「あ、澪先輩」
律「私達もいるぞー?」
紬「うふふ」
最終更新:2010年01月23日 00:13