律「・・・ぃぃぃよっしゃぁぁぁぁ!!!!」
唯「!?」ビクゥッ
律「見ろよ!」ピラッ
紬「これは・・・5点!」
唯「やったね!りっちゃん!」
律「おう!やったぜ!!イエスイエスイエス!!」ガッツポーズ!
唯「・・・」
紬「・・・」
律「へ?どうしたんだよ」
唯「りっちゃん、8回」
律「」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3時間目終了後
澪「なぁ、和?」
和「何かしら」
澪「あのさ、今の授業でわからないことがあったんだけど・・・」
和「あぁ、ここね。ここは・・・」
澪「そうか!わかった、ありがとう!」
和「いえいえ」
澪「あと1時間でお昼だな」
和「今日はなんだか時間が早く感じるわね」
澪「あぁ、>>1が授業中の描写をめんどくさがって飛ばしてるからな」
和「そういうことね、納得」
澪「ああ。・・・うーん」
和「どうしたの?」
澪「いや、今日はやけにみんなの視線を感じるな、と思って」
和「ああ、どじょうすくいの件?」
澪「知ってるのか!?」
和「えぇ、唯から聞いたわ」
澪「う・・・唯のヤツ・・・」
和「さっき生徒会の子にも聞いたわ」
澪「そうか・・・」
和「クラスメートからも聞いたわ」
澪「そうか・・・」
和「あと先生からも」
澪「そうか・・・って、学校中の噂じゃないか!」
和「そりゃ、校門の前でどじょうすくいすれば、ね・・・」
澪「くっそー・・・なんでよりによってあんな恥ずかしい罰ゲーム・・・」
和「まぁ、それが罰ゲームだからよ。しばらく『どじょうすくいの人』って呼ばれるでしょうけど、諦めなさい」
澪「うぅ・・・」
和「全く・・・あと、澪?」
澪「なんだよ」
和「油断は禁物よ」
澪「わかってるよ、タイムリミットまでうまく乗り切るって」
和「・・・わかってないわ」
澪「へ?」
和「あなたは何もわかってないわよ」ボソッ
澪「?・・・今なんか言った?」
和「いいえ、気にしないで。ほら、4時間目が始まるわよ」
キーンコーンカーンコーン
先生「みんなー、席についてちょうだい」ガラガラ
律「・・・4時間目って・・・保健かよ」
紬「うふふ♪」
律「ムギが100回分の値するって言った意味、わかった気がするぜ・・・」
唯「えーっと・・・(この授業を真剣に受ければいいんだよね?)」
先生「じゃあ今日は148ページからね」
唯(148ページね)ペラッ
律「ちょっ!」ブフッ!
先生「田井中さん、どうかした?」
律「いいえ、なんでもないです///」アセアセ
紬「うふふふふ♪」
律(なんでよりによってこんな・・・まさか、ムギのヤツ・・・計算済みか!?)
先生「じゃあ、今日は性交とエイズについて」
先生「大切なことだから恥ずかしがらないで聞いてね」
先生「えーと・・・みんなは子供がどうやってできるか、知ってる?」
唯「はい!」
先生「あら、平沢さん、どうしたの?」
唯「わかりません!」
律「!?」ブフッ!
紬(キター!!)
先生「そう、最近の子達は進んでるからみんな知ってると思っていたけど・・・」
唯「知らないのは・・・悪い子ですか?」
先生「いいえ、とんでもないわ。ピュアなのはいいことよ」
唯「本当?」パァァァ
先生「でもピュアなのと無知なのは別物よ。だから、しっかり勉強しましょうね」
唯「ほい!」ビシッ
先生「本当はエイズの話を重点的にしようと思ってたんだけど・・・」
先生「まずはしっかり性交について説明する必要がありそうね」
唯「先生お願いします!」フンスッ
律(バカだろ!あいつバカだろ!)
紬(5時間目も保健だったらいいのに。6時間目も保健だったらいいのに)
先生「えーと、まず、性交と言うのはあまり馴染みのない言葉かもしれないわね」
先生「セックス、エッチ、そう言ったらピンとくる子もいるかしら」
唯「あー!それなら知ってる!」
律「ぶっ!(知ってるのかよ!)」
紬「うふふふ(・・・唯ちゃん、侮れないわね)」
先生「じゃあどんなことをするのかもわかる?」
唯「うん!おっぱい揉む!」
律「」
紬「」ダバダバ
先生「・・・えっと・・・平沢さんは経験があるのかしら?あ、もちろん恥ずかしいなら答えなくてもいいからね」
唯「私はしてないけどりっちゃんと澪ちゃんがしてました!!」
律(おいぃぃぃぃぃ!!!!)
紬(これは・・・クリティカルヒットだわ!いいえ、むしろエロティカルヒット!!)
唯「『むふふーええのんかー?ここがええのんかー?』『やめろ!エッチ!』って話してました!」
先生「」
紬(今エッチって言ったけど・・・授業中だし、ノーカウントね)
律(やめろ、マジでやめてくれ)
唯「あれがそうなんですね!?」
先生「・・・田井中さんと秋山さんがどこまでいったのかはわかりませんが、そんな感じ?かしら」
律(いってねー!どこにもいってねぇよ!・・・っていうか、どんな感じだぁぁ!!)
紬(唯ちゃんとりっちゃん澪ちゃんのダブルで来るとは・・・!)ハァハァ
唯「あー、やっぱりそうだったんだ。りっちゃんと澪ちゃんってエッチしてたんだ」
律(してねぇぇぇ!!!)
先生「えっと・・・学校では程ほどにね?」
律(なんで私の方を見る!?)
唯「あれがエッチなんですね、わかりました」
ザワザワ・・・
先生「えっと、エッチかどうかはわかりませんが・・・ほら、女子高ではスキンシップでもそういうことするでしょ?」
律(いまさらフォローしても遅いよ!でもフォロー頑張れ先生!)
先生「平沢さんは友達に抱きついたりしないかしら?」
唯「うーん、する!」
先生「もしかしたらそれと一緒かもしれないわ。・・・いい?とにかく、セックスっていうのは」
唯「でもなー私があずにゃんに抱きついたりしても澪ちゃんみたいに変な声出さないなー・・・」ウーン
律(やめろ、唯、黙れ)
先生「えーっと?」
唯「りっちゃんが澪ちゃんのおっぱいを揉むと、澪ちゃんが変な声出したり、涙目になったりするんです」
先生「」
律(先生のフォロー逆効果ぁぁぁ!!)
先生「えっと・・・田井中さん、後で職員室に来なさい」
律「(これ私の罰ゲームじゃないか!!)・・・はい」シュン
ザワザワ・・・
先生「じゃあ話を戻すわね。セックスまたは性行為っていうのは基本的には男女間で行われるものです」
唯「ふむふむ!じゃありっちゃん達は応用的なんだね!」
律(唯、やめてくれ・・・!)
先生「ごほんっ。えっと・・・端的にいうと、男性の性器を女性の性器に挿入することです」
律「う・・・(・・・聞いてるこっちが恥ずかしいっての///)」
先生「それで、男性の性器からは精液というものが出て、それが赤ちゃんのもとになります」
先生「そして女性の中で受精して、赤ちゃんができます」
唯「へー!」
先生「もちろん、セックスはそのためだけのものではないわ」
唯「愛がないと駄目!」
先生「そう!逆に言うと、そこに愛があるのであれば同性間でも行われる場合があります」
律(だから私の方を見るなっての!!)
唯「それはそれでありだと思います!」ハイ!
先生「そうね。・・・ですが、中には愛のないセックスをする人達がいます」
唯「え?・・・なんで?」
先生「快楽を求めてセックスをしてしまう人達がいるんです」
唯「はい、先生!」
先生「はい?」
唯「快楽っていうことは、気持ちいいっていうことですか!?」
先生「えっと・・・///」
唯「教えてください!」
先生「そうね、セックスは慣れると気持ちいいものかもしれないわね」
唯「へー気持ちいいんだ・・・///」
先生「ですが、先ほど平沢さんが言ったように愛がないと、ね?」
唯「だよね!」
先生「この話はエイズに繋がっていきます」
唯「エイズ!知ってる!病気です!」ハイ!
先生「そう、病気ね。しかも現代の医学では治すことができないのよ」
先生「エイズは主に性行為で感染すると言われています、他には母子感染などが有名ですね」
先生「エイズは潜伏期間が非常に長いことでも知られていますね」
先生「よって、自覚症状がないまま不特定多数の人と体の関係を持って、知らず知らずの間にエイズを広めてしまうということあるんです」
唯「はわわ、どうしよう・・・!」
先生「この国では無料でエイズの診断をしてくれるから、不安になったら保健所まで行って検査をうけること」
唯「タダなんだ、すごい!」
先生「しかも匿名でやってくれるの。怪しいと思ったらすぐに行ってね」
唯「はーい!」
律(いや、お前は絶対かかってないって!)
紬(本当にアホの子ね・・・可愛いからいいけど)
唯「あの・・・」
先生「なに?どうしたの?」
唯「さっき、『慣れると気持ちいい』って言ってましたよね?慣れるまでは?」
先生「えっと・・・///」
律(話を戻すなぁぁぁぁ!!!///)
紬(よくやった)
唯「?」
先生「えっと、一般的には痛いって言われてるわね・・・///」
唯「そうなんだー・・・先生も初めての時、痛かったですか?」
先生「・・・///」
律「おいっ、唯!やめろ!先生が困ってるだろっ」ボソッ
唯「えーだって、気になるもん。わからないことや気になることはたくさん質問しないと駄目なんだよ?」ボソッ
律「聞いちゃいけないこともあるの!」ボソッ
先生「えっとね・・・初めてのときは、そりゃ、痛かったわよ?」
唯「そうなんだ・・・」
先生「でも愛があれば乗り越えられます///」
唯「へー・・・愛ってすごいね!」
先生「えぇ///・・・みなさんもその時が来たら『自分は本当にこの人を愛しているのか』と自問自答してみてくださいね」
先生「周りの友達はみんな初体験を済ませているから等と焦ってはいけません。わかりましたね」
唯「はい!りっちゃんと澪ちゃんが済ませてるからって焦りません!」
律(ああああぁぁぁ!!頼むから静かにしてくれぇぇぇ!!)
律「お、おい、唯・・・」
唯「そういえば・・・りっちゃんも痛かったの?」
律「いや、澪が私にそんなことするハズないだろ」
唯「あれ?そうなの・・・?」
先生「そうなのね。やっぱり平沢さんの勘違いだったのね、よかtt」
紬「そりゃりっちゃんは攻めだから痛いわけないわよ」
律「おいぃぃぃ!!!いまなんつったこの沢庵!!」
ザワザワ・・・
澪(ん?今律の叫び声が聞こえたような・・・気のせいか)
唯「そっか!じゃあ澪ちゃんは痛かったのかな?」
澪(へ?今、呼ばれた・・・?いや、気のせいだよな)
先生「ひ、平沢さん・・・///」
律「痛いわけないだろ!(そもそも何もしてないんだし!)」
唯「痛くなかったんだ!」
紬「あらあらまあまあ」ウフフフ
先生「田井中さん、テクニシャン自慢はいいです」
律「ちげぇぇぇぇ!!っていうかなんで先生もそっち側についてんの!?」
唯「えーと、要するに、りっちゃんは澪ちゃんをちゃんと気持ちよくしてあげてるってこと?」
律「なっ・・・!・・・あーもう!それでいいよ!くそっ!///」
紬(うはぁぁぁ!りっちゃんったらなんで認めちゃったの!?///)ハァハァ
律(もうやだ)
先生「えーと・・・とりあえず、149ページの表を見てください」
唯「・・・エイズの表?」
先生「えぇ、年間感染者をグラフにしたものです。これからもわかるように、年々感染者は増加傾向にあります」
唯「大変だよっ」
先生「えぇ、中国なんかでも感染者は増え続けています」
唯「そうなんだ・・・」
先生「後天性免疫不全症候群、つまりエイズのことだけれども、この病気はいまや世界的な問題になっているのよ」
先生「特にアフリカ。この地域には全世界の60%近くのエイズ患者がいるといわれているの」
先生「かかると最後、よ。命を落とすわ」
唯「怖いんだね、エイズって・・・」
先生「えぇとても恐ろしい病気なの」
唯「・・・あれ?」
先生「どうかした?」
唯「エイズって異性間より同性間の方が感染しやすいんですか?」
律(やめろ、もうその手の話から外れてくれ、頼む)
紬(さっきからりっちゃんに火の粉が降りかかってる・・・楽しいからいいけど♪)
先生「そうなのよ、同性間での感染率が高い理由としては、そのセックスの仕方にあるわ」
唯「りっちゃん・・・死んじゃ嫌だよぅ・・・」グスッ
律(お前が死ね!)
先生「でもこれは同性間でも男性同士の場合がほとんどよ」
唯「じゃあ女の子同士は?」
先生「詳しくはわからないけど・・・男性同士よりも感染率が高いとは思えないわ」
唯「へーどうしてですか?」
先生「突っ込むものがnゲフンゲフン・・・えっと、そういうものなのよ」
唯「へー!」
最終更新:2010年01月23日 00:18