梓「レポート、結構大変そうだなぁ・・・」
梓「私にも何か手伝えることないかな・・・」
梓「・・・そうだ!なにか飲み物差し入れよう!」
梓「休憩って言ってたけど何も飲んでなかったし」
梓「よし!」
・・・
コポポポ
梓「・・・うん。いいにおい」
梓「ムギちゃーん」カチャ
紬「ん?どうしたの?」
梓「差し入れです。よかったらどうぞ」
紬「わぁ、いいにおい。ありがとう」
紬「・・・おいしい」
梓「レポートって大変ですか?」
紬「それなりにね。でもこの紅茶のおかげで元気出たわ!」
梓「な、ならよかったです」///
紬「・・・一緒に遊べなくてごめんね」
梓「そんなの気にしないでください。では邪魔にならないように失礼しますね」
紬「それこそ気にしなくていいのに・・・」
紬「・・・ふぅ。・・・よし!がんばるわよ!」
紬「えっと・・・」パラパラ
・・・
梓「私もネットばかりじゃなくて復習しよう」
梓「GWも楽しみだけど、その後のテストも重要だからね」
梓「」カリカリ
・・・
梓「・・・あ、もう寝る時間か」
梓「ムギちゃんはどうするんだろ?」
梓「ムギちゃーん」ソーッ
紬「」スゥスゥ
梓「・・・寝てる。レポートは、終わってるみたい」
梓「力尽きて寝ちゃったのかな?」
梓「ムギちゃん、ベットで寝ないと風邪ひきますよ?」ユサユサ
紬「・・・むにゃ」
梓「・・・」
梓「・・・ムギちゃんが風邪ひいたら大変だからね。なんとかしてベットまで運ばないと!」
梓「・・・っく!」グッ
梓「な、なんとか・・・」プルプル
梓「・・・」ヨロヨロ
紬「」スゥスゥ
梓「そーっと・・・」バフッ
梓「・・・はぁ。つ、疲れた・・・」
梓「お姫様だっこって、結構体力使うんだね・・・」
梓「・・・って、私が非力なだけだよね」
梓「身体も鍛えた方がいいのかな・・・」
梓「・・・」
梓「っていうか、ベットの脇までイスごと移動させた方が早いじゃん」ガクッ
梓「まぁ、ムギちゃんあったかかったしいいや」
梓「私も寝よっと」バフッ
梓「ムギちゃんにも布団被せて」ヨイショ
梓「おやすみなさい。ムギちゃん」
チュッ
紬「・・・・えへへっ」ムニャ
梓「」スゥスゥ
次の日のお昼!
プルルルルル
純「ん?携帯が・・・」モグモグ
梓「私もだ」パカッ
憂「私もー」
梓「律先輩からメール」
純「一斉送信かな?」
律『学校終わったらいつものハンバーガー屋に集合!遅刻者はGW中自宅待機!』
梓「」
梓「・・・」
憂「GWの会議っぽいね」
純「じゃあ今日は部活なしかー」
梓「急すぎますよ・・・、律先輩・・・」
純「律先輩らしいけどね」
梓「憂は大丈夫?」
憂「うん。平気だよ」
梓「じゃあ学校終わったら行きますか」
憂純「おー!」
バーガー屋!
梓「えっと」キョロキョロ
律「おーい、こっちー」フリフリ
梓「あっ、お疲れ様です」テクテク
紬「急に呼び出してごめんね」
澪「まったく。あれほど昨日のうちに連絡しておけって言ったのに」
律「いやぁ、つい忘れちゃってね」
唯「憂ー、隣どうぞー」ズズッ
憂「うん」
律「おし、全員揃ったな」
律「後輩諸君、これは私の奢りだ。飲みたまえ」
純「ど、どうも」
律「今日集まってもらったのは他でもない!」
律「GWにどこへ行くか会議を開催する!」
澪「律うるさい」
梓「知ってますよ」
純「ポテトうまっ」モグモグ
唯「さわちゃん先生元気?」
憂「うん。元気だよ」
律「・・・」
律「」シクシク
紬「みんなはどこか行きたいところとかある?」
唯「はーい!遊園地ー!」
澪「温泉とか行ってみたいな」
梓「ど、動物園に・・・」
純「アウトレットでお買い物とか?」
憂「私は、みなさんと一緒ならどこでも」
律「温泉ー?行くなら冬の方がいいじゃん」
澪「この季節だっていいだろ」
唯「ムギちゃんは?」
紬「どこも楽しそうだけど・・・。動物園に行ってみたいかな」
梓「!」
純「あー、前行けなかったもんね。いいんじゃない?」
憂「うん。梓ちゃん楽しみにしてたし」
梓「えっ?」
唯「動物園かぁ、そこも楽しみだね」
律「そういや小学校の時に行ったっきりか」
梓「えっ?えっ?」
梓「・・・いいんですか?」
唯「もちろんだよ。前から行きたかったんでしょ?」
梓「それは、・・・まぁ」
律「イヤなら他の候補にするけど?」ニヤニヤ
梓「うっ・・・」
梓「・・・行きたいです」ボソッ
律「うむ。素直でよろしい」
律「んじゃ日時や場所は梓に任せたから」
梓「はい!?」
唯「あずにゃん部長!がんばって!」
澪「企画するのもいい勉強になるだろ」
紬「そうね。こういうことも必要かも」
梓「そんな・・・」
律「大丈夫だって、梓ならできるさ」
憂「私も手伝うからね!」
純「わ、私も!」
梓「みんな・・・。・・・わかりました、やってみます」
唯「どんな旅行になるか楽しみだねぇ」
紬「うん!今からワクワクしてる!」
律「いやぁ、梓のおかげで楽できるなぁ」ズズーッ
梓「でも遊園地とか他の場所はいいんですか?」
唯「うーん、どうせ人いっぱいであまり遊べないかもしれないし・・・」
澪「人気なのは2時間待ちとかあるからな」
紬「2時間・・・」
唯「だったら動物園の方が面白そうじゃん!」
梓「・・・そうですか」
律「でもみんなで遊園地は行きたいな。また今度行こうぜ」
唯「うん!」
純「ライオンとか見たいなぁ」
澪「私は孔雀とか見たいな」
律「澪はむしろ檻に入ってる方だろ」
澪「なんでさ?」
律「野獣のくせに」
紬「(野獣・・・)」ポッ
梓「じゃあとりあえず後でいいので行けない日あれば教えてください」
唯「私達は特にないよねー」
憂「うん。いつでも大丈夫だよ」
純「私も急用なければ大丈夫かな」
・・・
律「あとどこでもいいからさ、全員で練習しようぜ!」
紬「いいかも!」
澪「たまにはいいこと言うな」
唯「いいね!やろうよ!」
純「それも楽しそうですね」
律「こっちの部室が無難かな?高校ってGW中入れたっけ?」
梓「高校までドラム運ぶんですか?大学の部室にしましょう」
律「そういやそうだな」
純「今年のGWは充実しそうだよー」ワクワク
梓「去年はなにしてたの?」
純「・・・」
憂「こ、今年は楽しもうね!」アセアセ
澪「そういえば和は?」
唯「都合悪いんだって。ユノちゃんもいるし」
律「誰?」
紬「和ちゃんが飼ってるワンちゃんよ」
澪「飼う・・・。散歩・・・。・・・ほう」
律「今日はここまでにしておくか。あとは梓に任せたぞ」
梓「うっ、がんばります・・・」
紬「私も手伝うからね!相談してね!」
梓「でも動物園って言ったってどこにするんですか?」
律「だからそれを梓が決めるんだよ。もちろん移動手段とか集合時間とかもだぞ」
梓「うぅ・・・。帰って調べないと・・・」
唯「りっちゃんきびしー」
律「私はスパルタ派だぜー!」
澪「私もだな。ビシビシいかないと」
律「・・・あなたは大人しくしててください」
律「じゃあな。帰り道に気を付けろよ」
純「はい。お疲れ様でした」
唯「じゃーねー」フリフリ
・・・
梓「まさかこんなことになるなんて・・・」テクテク
紬「大丈夫よ。私も手伝うし」
梓「お願いします・・・」
紬「ふふっ。それより今はお夕飯の心配の方が先よ」
夕食後!
梓「」カタカタ
紬「早速調べてるのね。はい、お茶」
梓「ありがとうございます」ズズッ
梓「任せられた以上ちゃんとやりたいですから」
紬「私に手伝えることあったら何でも言ってね!」
梓「はい。でも今のところは・・・」
紬「・・・うん。じゃあがんばってね」パタン
梓「よしっ!まずは行く動物園を決めるところからだよね」カチカチッ
梓「・・・うーん」
梓「まんま動物園か、アスレチックとかあって遊べるけど動物が少ない動物園か」
梓「どっちがいいかな?」
梓「ムギちゃんはどっちかな?」
梓「早速聞いてこよう!」
・・・
梓「と言うわけでムギちゃんならどっちに行きたいですか?」
紬「・・・そうねぇ。動物達見た後に遊べるのも魅力的だけど」
紬「せっかくだしいろんな動物を見たいかな」
梓「ふむふむ」メモメモ
紬「その二つのどれかになりそう?」
梓「そうですね。それ以外だと遠出になっちゃうので」
紬「ふふっ、お泊りでも大丈夫よ」
梓「それだとお金かかっちゃいますし・・・」
紬「・・・そっか。でも私はどっちでも大丈夫だからね」
梓「はい。他の人にも聞いてみます!」パタン
紬「なんだかんだ言っても楽しそうね」
紬「あずにゃん企画か。楽しみねぇ」
・・・
ピロリロリン
梓「おっ、早速返信が」パカッ
唯『動物たくさん見たい!』
律『梓に任せた~』
澪『上に同じ。がんばってまとめてくれ』
憂『みなさんの行きたい方で大丈夫だよ』
純『ライオン見れればどっちでもいいよ』
梓「・・・ふむ」
梓「純は猫好きだねー」
梓「ライオンか・・・。どうだったかな?」カチカチ
梓「・・・あー、遊べる方にはいないね。ゾウはいるけど」
梓「じゃあガッツリ動物園で決定!」
梓「次は移動方法だね」
梓「最寄の○○駅からバスでてるからそれ使って・・・」ブツブツ
紬「」ソーッ
紬「(がんばって!)」グッ
最終更新:2011年09月14日 02:30