澪「何が吐かんじゃボケ。デコにでも吐いてほしんか」
澪「ワシもう食い終わったけ行くわ。じゃあの」ガチャ
バタン
紬「……なんで吐かなかったのかしら…」
律「ほ、発作中は吐かないのかな」
紬「そうなのかも…また一つ澪ちゃんの生態が解明されたわね~」
律「珍獣かよ」
唯「うぅう~…ヒック……ぇうっ」グスン
律「おい唯いつまで泣いてんだよ~、ほら私の顔食べて機嫌なおせよ」ブチ
唯「ありがとぉおおあんぱんまぁああん ひゃぶっ」ペロペロ
律「ぅあっ私の顔なめんな!アンパン食べろって言ったんだよこらっ!!」
紬「唯ちゃんずるいわ!私もりっちゃんの顔食べたい!」ガバッ
律「皆見てますからぁあああぁああ!!」
「ぅおえええっ!」ビタビタビタビタ
律唯紬「!?」
ざわざわ…
澪「携帯忘れ…ぉぶぇ!」ビチャビチャ
律「なにしてんのお前…」
律「…ってな感じでもー大変だったっつーのよ…カレーげろだったしさぁあ」
梓「うわぁあひどいですね」
澪「……不意打ちだったから私は悪くないだろ…」
律「しかもこいつその場から走り出しやがって結局私らで片したんだぜ~」
梓「うわぁああああひどいですねぇえ~っ」
澪「……不意打ちだったかr」
律「もういいっつーの」
澪「……」
…
紬「みんな~お茶が入ったわよ~♪」カチャカチャ
唯「待ってたよぉ~!ムギちゃん今日のお菓子は~?」
紬「唯ちゃんの大好きなショートケーキよ♪」
唯「ほんま!?やったでムギちゃん!うれしいよぉおお」
律「うまそー、やったな唯~」
梓「生クリームって心躍りますね、そこらの乾き物とは格が違いますね」
紬「はい唯ちゃん」カチャ
唯「わーい!いっただっきま~…」
梓「あっ。ちょっと待ってください先輩」
唯「えっ、何~?はやく食べたいよぉ」
梓「携帯携帯……」ゴソゴソ
梓「よし。録画準備……いいですよー、OKです。いつでもどうぞ」
唯「」
律「な、何してんだ梓……」
梓「唯先輩がお菓子食べてるムービー撮るんです」
律「撮ってどうするんだよ…」
梓「憂に先輩のお食事ムービー自慢されちゃったんで私も撮ろうかなって」
唯「あ、あずにゃんやめようよぉ…恥ずかしいよー」モジモジ
梓「私のことはかぼちゃだと思ってどうぞ気にせず食べてくださいよ~」ピロリン♪
唯「……ぅう…」カチャ モグ…
梓「……」
梓「…う~ん……」キュポ キュキュー
トン
唯「?」チラッ
カンペ「もっと楽しそうに!感情をこめて食べて!」
唯「おっ、おいしいよー」モグモグ
律「……なぁあずs」
梓「シッ!」
律「……」
梓「……」キュキュー
トン
カンペ「唯『甘くっておいしいよぉ~、あずにゃんみたい♪』 どうぞ!」
唯「……」モグ…
梓「……」ジーッ
唯「あまくっておいしいよーあじゅっ にゃんみたい」
梓「!!!」ジュル
律(クッソ棒読みだし……噛んでるし…)
唯(うぅ……)モグモグ
梓「……」カキカキ…
律(まだやんのか…いい加減声出したい…)
カンペ「唯『あずにゃんあ~ん♪』→ケーキをカメラにくっつける勢いで!」
唯「……」
唯「……あずにゃんあーん」スッ
べちょ
梓「!!!」バッ
梓「レロレロレロレロレロ」
梓「はいオッケーです」
唯「ふぁあぁああ~」ガタン
律「ったくアホくさいことすんなって…」
梓「大真面目ですよ~ …んん?」じぃい
律「…な、なんだよ」
梓「そういえば今日は律先輩ヅカモードだし、先輩のも撮っt」
律「叩き折るぞ」
梓「まぁまぁそんなこと言わずに、かわいい後輩のためだと思って~」ピロリン♪
律「……」
律「はぁ。普通に食ってりゃいいんだろ?ったく」モグモグ
律「……(何が楽しいんだこんなん撮って)」モグモグ
梓「……」キュキュー
トン
律「ん」
カンペ「ここでボケて!」
律「」
律「……あっ、私おでこに口ついてたんだー」べちょ
梓「えっ」
梓「なんですかそれ」
律「……//」プルプル
唯「りっちゃんおでこにクリームついてるよぉおおお」ガバァ
律「うわぁあああああ!」
澪「ングっ」
律「げぇっ!?澪待っ…唯離れろぉお!!」
唯「レロレロレロレロレロ」
澪「ぅぷ」
律「うわっ!おいやばっ…梓!」
梓「任せてください」パシンッ!
澪「いでっ!」
梓「…」パシンパシンッ!
澪「あがっ!ひぎぃ!」
梓「…」パンパン パシンッ
澪「ちょぁっ、やめっ…!い、いつまでビンtはぐっ!!!」
梓「律先輩のもういいぞコールが無いんで…」パシンパシン
澪「ぶへっ!はぶぁ!ひゃめへ……ゆるひて…」ボロッ
律「も、もういいぞ…」
梓「分かりました」ピタ
澪「はぁはぁ……ぅぐっ…」ドサリ
澪「……」
唯「し…死んだの?」
律「んなアホな」
梓「……」スッ
梓「! み、脈が…」
律「こらこら」
澪「……」ムクリ
唯「あっ、澪ちゃん大丈夫~?」
澪「帰る」
律「えっ」
澪「いじめられたから帰るっ…ぅう」ガチャ
律「ちょ、待てって澪~!」
バタン
唯律紬「……」
梓「あー…今度会ったら謝っときますから~……」
律「頼むわ…」
紬「どうしよう?」
唯「澪ちゃん帰っちゃったもんね…」
律「じゃあ私らも帰るか」
紬「そうね、じゃあ片付けて…あ、澪ちゃんのケーキまだ残ってる」
唯「食べる!」
律「おいおい唯は食欲魔人だな~」
唯「わーい」モグモグ
―――
澪「……」テクテク
澪「…」ピタ
澪「……だ、誰も追ってこないぞ……」
澪「くっそぉ……」テクテク
澪「……」テクテク
澪(こ、こんなのいつもの事じゃないかっ……なのに…)テクテク
澪「うぅ……」ジワッ
澪「……泣かないぞ…」
和「あら、澪。もう帰りなの?」
澪「あ…和……」
和「目赤いわよ」
澪「そ、そう?あれー、花粉症かな~っ」ゴシゴシ
和「…もしかしてあの不良の子達に……」
澪「えっ。ち、違う違う!全然違うって」
和「じゃあどうしたっていうのよ。泣いてたんでしょ」
澪「……ぅう……その……」
澪「ぶ、部活でいじめられたんだ」
和「え!?」
澪「それで飛び出してきたんだ…」
和「ほんとなの?」
澪「うん…梓が何もしてないのに私のことビンタしまくってきて…」
和「ひ、ひどい…」
澪「唯も…」
和「唯も!?唯も何かしたの!?」
澪「ビンタされて倒れた私を指差して『死んじゃったかな~w』って笑った…」
和「……」
和「嘘ね。流石にあの子はそんなことしないわよ」
澪「えっ」
和「はぁ……じゃあね」スタスタ
澪「」
澪「ドジった…梓の話だけにしとくんだった……くそぅ」
…
律「あ、私カチューシャ買いにいくからこっちだ」
唯「ばいばーい」
律「またなぁ。明日で一週間終わりかー、土日どうする?」
唯「んー…わかんないや。明日話そうよ~」
律「あいよー」
梓「……」
律「……」
律「…じゃあ私商店街行くから~」テクテク
梓「……」テクテク
律「あれ、ついてくんの?」
梓「だめですか」
律「別に。自由だし」
梓「ですよね」
…
梓「ありましたー?」
律「いや、この二つで迷ってんだけど……」
梓「どっちも黄色じゃないですか」
律「微妙に違うんだよ……こっちの方がいつものに近いかなぁ~」
梓「同じですって」
律「よく見ろって、も~これだから素人は」
梓「それよりこのねこと魚模様のやつがいいですよ~」
律「柄モノは嫌いだから却下」
梓「採用!」
律「却下」
梓「けち。じゃあちょっと試しにつけてみてくださいよ、それぐらい良いじゃないですか~」
律「やだよ恥ずかしい…気に入ったんなら梓がつけろよ」
梓「えっ」
律「…そうだ、たまにはお前がデコ見せたらどうだよ!wこらっ」グイ
梓「な、なんですか…やめてくださいよおおお」
律「ほらいいからつけてみろって!ほらほらぁああ」グイグイ
梓「んんんんんん~!」
スポ
梓「あっ」
律「」
律「ぶはっ!似合わね…うははは!w」
梓「……」プルプル
律「やべ、こりゃ保存だわw」パシャ
梓「!!」
律「…お~、いい反射具合だな~w」
梓「何すんですかぁあああ!!!」
律「うわっやめろ!やめろってっ!!」
梓「その携帯叩き折ってやるですよぉおおおおお!!」グイグイ
律「ちょちょ、マジで折れるだろこらぁああっ!」バッ
梓「はぁはぁはぁ……ふぬぅうううぅうう」
律「お、落ち着け!分かった消すから…もぉ~せっかく珍しいもん撮れたのに…」ピピ
律(なーんちゃって唯に送っといて後で回収しよっと)ピロリン♪
律「…ほら消したぞ~」
梓「……」
梓「嘘ですね」
律「!? な、何言ってんだもう無いだろ、見てみろって!」
梓「誰かに送りましたね…唯先輩かな」
律「え゛っ!?まっさかぁああ~!」
梓「…電話していいですか?」
律「」
梓「もし電話して律先輩から写メが届いてたなんてことになってたら…」
律「……」ゴキュリ
梓「先輩の携帯にキャメルクラッチかけますよ」
律「うっ…」
梓「本当の事を言うなら今ですよ先輩」
律(な、なんだこのすっげーマジなオーラ……やッべ……)
ブーンッ ブーンッ
律「!!」
梓「おや、メールですか?」
律「あ、あぁそうかなぁ~後で見ようかなー」
梓「見せてくださいよ」パッ
律「あっ!!や、やめろ!」
梓「……」ピピ
From:唯
Sub:いっぱつギャグ?
『これあずにゃん?よくわかんないけどういに見せてみたら
ういの腹筋ねじきれちゃってご飯作れなくなっちゃった!!
なので今日はピザのでまえをとりまーす☆いいでしょ~♪ ゆい』
梓「…こんなん出ましたけど」
律「な、なんの事だろうな~!いまいちよくわかんないよなぁ!ははは」
梓「……じゃあこの携帯はブロッケンマンになってもらうという事で…」ググッ
律「あぁぁあ分かった分かった送ったよ悪かったよぉおおだから折るなぁあ!」
梓「…罰として律先輩は向こう一週間カチューシャ無しで生活してください」
律「はぁ!?なんでそんなk」
梓「…」グッ
律「!!」
律「し、しない!カチューシャしないから!だから携帯返せってぇええ!」バッ
梓「わぁ。あははは」
律「な…何笑ってんだ…」
梓「ほんとに折ると思いました~?」
律「」
梓「ぷぷ…結構マジビビリでしたね。ヘケッ」
律「……このやろっ…」プルプル
梓「これ買います、気に入ったんで」
律「え、買うの?」
梓「憂の腹筋がはじけとぶほどなら買うしかないじゃないですかー」
律(なんだそりゃ…)
最終更新:2010年01月24日 03:04