#NO,Thank You!
梓「思い出なんていらないよ~♪」ボエー
梓「だって今強く、深く愛してるから~♪」ボエー
純「……」
憂「……」
梓「まだちょっと~遠慮したいの~♪」ボエー
梓「ふぅ、カラオケって楽しいね!」
憂「そ、そうだね」
梓「普段部活じゃ歌わないから、こういうのもありかな。思いっきり歌うのって気持ちいいなー」
憂「なんか梓ちゃん……た、楽しそうだったね」
梓「うん!」
梓「続けてもう一曲歌っちゃおうかな」
純「NO,Thank You!」
#NO,Thank You! おわり
#Oの形
――お好み焼き屋さん
純「梓ってお好み焼き焼いたことあるの?」
梓「そういえばないかも」
純「ふっふっふ、なら私がお手本をみせてあげよう」ジュージュー
純「こうやってある程度焼いたら…ひっくり返す!!」ヒョイッ
ベシャッ
純「オゥマイガッ!?」
梓「…ぐちゃぐちゃ。全然丸くないし」
純「…こ、これが鈴木家流のお好み焼きだけど? 味は美味しいから食べてみなよ」
憂「私の方もできたよー」
梓「うわ、すごいきれいな丸! 美味しそう!」
純「あの…私のお好み焼きは? 鈴木アレンジだよ? 美味しいよ?」
梓「鈴木アレンジのお好み焼きだったら自分で食べればいいじゃん。私は憂の食べるから」
純「……私も憂の食べたい!!」
憂「はいどうぞ」
梓「…で、鈴木アレンジはどうするの?」
純「鈴木アレンジはすでにお腹の中です」モグモグ
梓「結局食べたの!? ていうかはやっ!!」
純「これで全て丸く収まったというわけで」
梓(……なにが?)
純「お好み焼きうまうま♪」モグモグ
#Oの形に おわり
#Prpr
先輩B「ご飯どこで食べる?」
先輩C「そうだな……ん?」
女の子「えーん! えーん!!」
先輩B「迷子かナ…どうする?」
先輩C「私に任せろ。小さい子供の相手は妹で慣れてる」
女の子「えーん! えーん!!」
先輩C「こんにちはー、どうちたのかなぁ? お母さんとはぐれちゃったぁ? よしよし泣かない泣かない」
先輩C「ほーら、ウサギさんですよー。ピョンピョン♪ ネコさんだよー、にゃーん♪」
女の子「えーん! えーん!!」
先輩C(うっ…泣き止まない)
先輩B「……」
先輩C「おい、引くな」
先輩B「引いてないよ。…温かく見守ってるから最後まで頑張りな」
唯「どうしたの?」
先輩B「あっ、唯ちゃん。この子が迷子みたいで~」
女の子「えーん!!」
唯「お母さんとはぐれちゃったの? じゃあ私が一緒に探してあげる!」
女の子「グスッ…ほんとう?」
唯「もちろんですとも! そうだ、これあげちゃう。はい、ペロペロキャンディ」
女の子「わーい!」
唯「この子のお母さんは私が探すから、後は任せて」フンス
先輩B「ごめんね~、じゃあよろしく~」
唯「よし、お母さん見つけに行こっか!」
女の子「おねえちゃんだいすき!」
唯「えへへ~、これでも本物のお姉ちゃんですから」
先輩C「……」
先輩B「まぁなんつ~か~……今日はおごってあげるよ」
先輩C「……」グスッ
#QアンドA
純「軽音部の人たちに質問です、私のことをどう思っていますか?」
律「いきなりど直球な質問だな」
唯「うーん……憂の友達?」
紬「えーと……梓ちゃんのお友達?」
純「…もうちょっと何か言ってほしいです」
律「そうだなぁ、佐々木さんは」
澪「鈴木さんはジャズ研なんだっけ。ベース上手かったよ」
純「あ、ありがとうございます!」
律「私はスルーですかい」
梓「純は…めんどくさい子、かな」
純「一番の親友なのにそんなぁ!?」
梓「だ、だっていきなりどう思ってるかなんて聞かれても」
唯「あずにゃんは恥ずかしがり屋さんだから本当のこと素直に言えないだけだもんね」
梓「ち、違います!」
純「梓…なるほど、梓の気持ちはよく分かったよ」ジーン
梓「そ、そんな感激しなくても…」
純「ちなみに私も梓のことめんどくさいと思ったことあるけどね」
梓「あるんかい」
#QアンドA おわり
#R18
純「この雑誌によると、胸の大きな人って性欲が強いらしいですよ。センパイも胸が大きいから性欲強かったりするんですか?」
先輩B「強いよ」
純「え」
先輩B「試してみる?」ガシッ
純「ぎゃっ」
先輩B「ほ~れほれ~」コチョコチョ
純「あはははは! あひゃはははは!!」
後輩c「はわわ…」
・・・・・
後輩c(おっぱいの大きい人はすごいんだなぁ…)
ドンッ
後輩c「きゃっ!!」
澪「あ…ご、ごめんなさい! 大丈夫?」
後輩c「す、すいません、ぼーっとしてて……あっ」
後輩c(秋山先輩だ…!)
澪「?」
後輩c(はっ…秋山先輩もおっぱい大きい……)
後輩c(そ、そっか…全部繋がった。秋山先輩も性欲が強いからライブでパンツを見せたり…)
後輩c(やっぱり、秋山先輩は変態なんだ!)
後輩c(こ、こわい…)
澪「あの…大丈夫?」ガシッ
後輩c(ひっ!?)
後輩c「す、すいません! 私まだ15だからそういうのダメなんです!!」バッ
澪「え?」
後輩c「せ、性欲怪獣~!」ダダダッ
澪「え……えええええ!!?」
・・・・・
純「で、実際のところどうなんですか? 性欲」
先輩B「日本人女性の平均ぐらいはあるんじゃない?」
#R18 おわり
#Sの帰還
これまでおさらい(
#Jの世界)
菫は別の世界に来ていた!
菫(とにかく、何とかして元の世界に戻らないと)
菫「って言ってもどうすれば……」
純「スミーレ!」
菫「えっ」
純「助けにきたよ、スミーレ」
菫「す、鈴木先輩…これはどういう……?」
純「安心して、私は元の世界の
鈴木純だから。スミーレが心配でやってきたの」
菫「鈴木先輩…!」
純「私が来たからにはもう大丈夫! 元気出してスミーレ」
菫「は、はい! よかった、これで帰れるんですね」
菫「早く元の世界に戻りましょう」
純「ん?」
菫「え?」
純「……」
菫「まさか、帰り方は知らない……とか?」
純「フっ……ご名答♪」
菫「……」
#Sの帰還 おわり
#Tのお誘い
純(本日、私と憂と梓の三人はムギ先輩の家で開かれるお茶会に招かれた)
梓(招かれたのはいいけど私たちみたいな庶民がこんな豪邸にいると緊張してしまう…)
紬「お茶もお菓子もあるから、ゆっくりしていってね♪」
梓「は、はい。……そういえば、憂遅いね。トイレ行くって言って30分も経ってるのに」
純「今メール来たけど…道に迷ってるんだって」
紬「大変! すぐに使用人を向かわせなきゃ」
梓(トイレ行くだけで迷うって…)
純(この家どんだけ広いのよ…)
ガシャーン
純「あっ、か、カップ落としちゃった!?」
梓「何やってるの純!!」
純「つ、つい手が滑って…」
紬「いいのよ、気にしないで純ちゃん」
純「でも…これ高いんですよね?」
紬「全然。確か50万円ぐらいだったかしら」
純「……梓、50万持ってる?」
梓「……持ってるわけないじゃん」
純「あはは…カップ一つ50万だって……」
梓「はは……笑っちゃうね」
純「……」
梓「……」
純「ち、ちなみにこのお茶も高いんですよね。なんか凄い香りも良いし美味しいですし」
紬「あっ、それはコンビニで買った120円の物なの。あまり高価な物より、普段飲みなれている物の方がみんな気楽に飲めると思って」
梓「カップとのバランス悪いですよ!!」
紬「?」
純(ていうか…これべた褒めした私めっちゃ恥ずかしい……)
#Tのお誘い おわり
#Uのひととき
平沢憂です。
今日は日曜日。お姉ちゃんは外へお出かけしてしまいました。
一方の私は予定もなく、一人家の中で暇をもて余しています。
憂(お姉ちゃんがいないと暇だなぁ)ゴロゴロ
憂「うーん、なにしよう……」
憂「……」
憂「……」
憂「……」
憂「……」キョロキョロ
憂「すぅ……」
憂「赤坂サカス!!」
憂「……」
憂「……」キョロキョロ
憂「……ふぅ」
何でもいいから大声を出すとスッキリする。
そんなことに気づいた日曜の昼下がりでした。
#Uのひととき おわり
最終更新:2011年09月29日 00:25