・・・・・・



和「他に案もないようですし、演劇ロミオとジュリエットで決まりですね」

「最後の学園祭はロミジュリかぁ」

「澪さんと律さんのロミジュリ・・・」

澪「」ピキーン

律「」ピキーン

「いいよね!」

ザワザワ

和「それでは次に」

姫子「はい」

和「立花さん・・・?」

アカネ「?」

風子「?」

和「なにか意見でもありますか?」

姫子「さわちゃ」

さわ子「・・・」ジロッ

姫子「さわ子先生に質問です・・・。他の学年との共同制作は可能でしょうか」

さわ子「他の学年・・・?他のクラスではなく?」

唯「どういう事?」

姫子「2年生と一緒に制作してみてはどうかなって」

紬「・・・」キラキラ

ザワザワ

「2年生と?」

「クラス離れているし、一体何をするの?」

姫子「それは・・・えぇと・・・」

和「とりあえず、2年生側と話をしてみない事には話は進みませんね」

唯(和ちゃん乗り気だ・・・)

「年上の私たちと一緒に制作するなんて・・・嫌なんじゃないかな」

「そうだよね~。私も先輩と共同なんて聞いたら、ちょっと気が引けるし」

姫子「・・・」

唯「・・・」

春子「私は賛成ー。理由は楽しそうだから」

信代「私もー」

いちご「私も・・・」

風子「賛成」

エリ「さんせー」

アカネ「・・・」

「確かに面白そう」

「私2年生に知り合いいないし・・・」

唯「こ、これを機に増やせばいいと思うよ!」

アカネ「火ついちゃったね」

和「山中先生」

さわ子「できれば今の時間に決めたいんだけど・・・。その2年生のクラスって
    あのクラスよねぇ・・・。確か、私たちと同じように今決めていると思うけど」

律「よっしゃー、交渉してくるぜ!」ガタッ

澪「よ、よし!」ガタッ

風子「澪ちゃんも一緒に交渉してくるんだ」

澪「いや」ストッ

信代「なんの『よし』だったんだ・・・」

さわ子「それじゃ、真鍋さんと田井中さん立花さんとで話をしてきてくれる?」

姫子「わ、私も!?」

さわ子「言いだしっぺでしょ」

姫子「はい・・・」

唯「私も行くよ!」ガタッ

紬「・・・!」ガタッ

さわ子「・・・私も行くわ」



―――――二年生クラス

さわ子「荒井先生」

荒井「はい・・・?」

純「・・・?」

さわ子「学園祭の出し物は決まりましたか?」

荒井「いえ・・・、まだですけど」

さわ子「姫ちゃんパス」

荒井「姫・・・ちゃん?」

さわ子「た、立花さんどうぞ」

姫子「えぇと・・・共同制作しませんか」

紬「・・・」キリ

律「ストレートだな」

唯「攻撃あるのみだよ!」

澪「だな」

和「・・・」

荒井「ちょっとまっててくださいね・・・。鈴木さん、中野さんちょっと来てください」

律「なんで純?」

タッタッタ

純「私が議長だからですよ」

律「・・・そんな訳ねえだろ」

純「思いっきり否定した・・・」

梓「どうしたんで・・・」キラキラ

紬「・・・」フリフリ

澪「感情の変化が著しいな」

荒井「3年生から共同制作を提案されていますけど」

純「決定です」

唯「あっさりと!」

和「クラスのみんなに説明してきたほうがいいわ」

純「多分大丈夫だと思いますけど・・・」

荒井「少し話をしてきて」

純「はい」

テッテッテ

律「そんなキャラじゃないだろー・・・」

姫子「そんなにショックなんだ?」

梓「先輩方と一緒に・・・」ホワーン

唯「あずにゃーん」

梓「学園祭の活動ができるなんて」ホワーン

澪「・・・」ナデナデ

梓「先輩方と一緒に・・・」ホワーン

律「壊れた再生機みたいだな」

テッテッテ

純「もう少し話を聞きたいそうです」

和「クラスの方向性は決まっているの?」

純「それが・・・。今日はいまいち纏まりがなくて」

梓「一緒に・・・」ホワーン

律「いい加減に戻って来い!」ビシッ

梓「あいた!」

紬「・・・」スリスリ

梓「だ、大丈夫です・・・。それで、どこまで話が進んでいるんですか?」

姫子「梓ちゃんのクラスは展示、出店、舞台・・・どっちの方向性なのかなって」

唯「お化け屋敷とか?」

律「一年の時やったなぁ」

紬「・・・」ニコニコ

梓「いえ・・・。それすら決まっていません」

純「完璧なサポート役が今日休んでいるんで」

律「憂ちゃん?」

梓「はい。肝心な所で話を切り出してくれるから、話も進みやすいんです」

唯「・・・」

姫子「なんとなく、分かるよ」

純「澪先輩のクラスは・・・?」

澪「一度舞台に決まりかけたんだけどな」

荒井「とりあえず、クラスに入って説明してくれますか?」

さわ子「そうですね」

荒井「反応を見てみましょう。中野さんは席に、鈴木さんは進行を」

純梓「「 はい 」」

スタスタ

唯「お邪魔するよ~」

澪「わ、私は廊下で待っているから」

律「ここまで来たんだから」グイグイ

澪「お、押すな」

和「・・・」

姫子(・・・覚悟きめるかぁ)

ザワザワ

「あっ・・・澪先輩・・・」

律「会員ナンバーいくつだ君は?」

「えぇと・・・。30番です」

律「そうか」

「・・・」ソワソワ

律「・・・」

唯「聞いただけなんだ!?」

「あー、けいおん部の」ヒソヒソ

「本当だ・・・どうしたんだろ」ヒソヒソ

「ひ、姫子先輩!?」

姫子(あ・・・、一緒のクラスだったんだ・・・)

荒井「しずかにしてちょうだい。学園祭での出し物について先輩方から提案をいただきました」

「提案?」

純「澪先輩のクラスと―――」

澪(なんで私のクラスみたいな紹介!?)

純「―――学園祭の出し物を制作します!」

和「決まったわね」

「「 ・・・ 」」シーン

紬「・・・」チラッ

梓「! 賛成です!」ガタッ

「面白そう~」

「うんうん」

律「物怖じしないのな」

純「ノリだけはいいんですよ」

唯「おぉー」

「先輩方のクラスはなにをするんですか?」

澪「ま、まだ決めていないんだけど・・・」

和「そうね・・・。それじゃ、姫子。今方向性を決めてちょうだい」

姫子「う・・・」

律「言いだしっぺだしな」

紬「・・・」コクリ

唯「舞台は無理だよね・・・。という事は。展示か出店かぁ」

姫子「出店しよう。喫茶店チームと屋台チームはどうかな」

梓「別々のクラスでそれぞれ出店するなら・・・」

唯「外で開けばいいんだよ~」

紬「・・・」キラキラ



―――――三年生クラス

さわ子「メイド喫」

和「茶店にしましょう」

「あ、いいね!着物着たりするんだよね!」

「うんうん」

信代「今さわ子先生がなにか言いかけたような・・・?」

澪「ダメだ。聞いちゃダメだ」

風子「むぎさん、茶道教わっていい?」

紬「・・・」プッププー

澪「どんと来いです・・・ってさ」

風子「よぉし!」グッ

エリ「ちょっとちょっと」

アカネ「どうしたの?」

エリ「風子さん・・・どうしたの?」

アカネ「どうしたの?」

姫子「どうしたんだろうねぇ」

唯「金閣寺で茶店あったよ」ウンウン



いちご「もう一つのチームが屋台?」

和「そうです」

いちご「茶店と屋台って相反する位置じゃない?」

和「屋台の内容にもよりますが・・・。山中先生」

さわ子「メイド喫茶にする?」

和「違います。屋台を出すクラスの情報を今知ることができますか?」

さわ子「まだ具体的な案は揃っていないから、好きにしていいわよ。メイド喫茶はどう?」

和「そうですか・・・。まだ急いで決めなくてもいいみたいよ」

いちご「2年生と会議した方がいい・・・」

さわ子「そうねぇ。今日の放課後集めましょうか。その時メイド喫茶の件も出すわ」

和「そうですね。それじゃ、会議の参加者を決めたいと思います」

さわ子「それ決めたら今日の学園祭の話はおしまいにしましょう」

律(さわちゃん、メンタル強いんだか弱いんだか分かんねえ・・・)



―――――昼

唯「むぎちゃんの『最高の場所』ってどこかな」

紬「・・・」チョンチョン

梓(地面を指した・・・って事は)

澪「中庭って事?」

紬「・・・」ニコニコ

唯「そっかぁ~」

律「待て待て、昨日河川敷でも同じ動作しただろ」

紬「・・・」コクリ

唯「・・・」

梓「たくさんあるって事ですか?」

紬「・・・」ピンッ

澪「一つ・・・?」

紬「・・・」コクリ

律「うん~?」

澪「変化しているって事かな・・・?」

紬「・・・」

澪「そうでもないのか・・・。分からないな」

梓「ゆっくり聴いていきましょう。時間はまだあります」

唯「そうだよ!」

律「お昼時間はもうすぐ終わるけどな」

澪「うそっ!もう!?」

律「太陽の位置を見れば分かるだろ」

梓「ほんとうですか?」

律「分かるわけないだろ~?」ウシシ

唯「あと15分あるよ~」

紬「!」

澪「本当だ!」

律「唯すげえ!」

純「梓・・・どうして私を置いて行ったんだよ・・・」

梓「あ・・・」

純「憂が休んでいるんだからさ・・・」

梓「ごめん・・・」

純「いいけど・・・」ションボリ

律「あと15分しかないぞー」

唯「早食いはいけないよ。ゆっくり食べないと」

紬「・・・」コクコク

澪「ゆっくり食べて・・・。私たち待っているからさ」

純「ぅ・・・」シクシク

唯「寂しいとき・・・。誰かの優しさに触れたら心が解れるのです」



―――――放課後

ジャジャッジャジャッジャーン

紬「・・・」フゥ

澪「・・・よし」

律「よーし・・・いい感じだ」

唯「・・・」

梓「それでは、休憩してから新曲の練習をしましょう」

紬「・・・」コクリ

タッタッタ

律「よく動くなむぎは」

澪「作曲もしてきてるからすごいな・・・」

梓「もしかすると・・・、作っていたのかも知れませんね」

唯「・・・」

ジャーンジャジャーン

律「唯~?」

唯「な~に~?」

澪「ティータイムなんだけど」

唯「う~ん・・・」

ジャジャン

梓「憂が心配なんでしょうか」

紬「・・・」コクリ

スッ

律「お、ありがと!」

澪「ありがとう」

梓「ありがとうございます」

紬「・・・」ニコニコ

ジャンジャンジャジャン

唯「・・・」

律「食べちまうか」ウシシ

梓「ダメですよ」

律「分かってるよー」

ガチャ

さわ子「あら、いい時に来たわね」

紬「・・・!」

律「嗅ぎつけたか・・・って珍しいお客さんだな」

澪「本当だ」

姫子「お邪魔・・・します・・・」ソワソワ

梓「どうしてソワソワしているんですか?」

姫子「その・・・、他の部室に入るの初めてだから」ソワソワ

紬「・・・」ニコニコ

スッ

さわ子「ありがと、むぎちゃん」

律「唯の席に座っていいぜ」

姫子「あれ、唯・・・はどうしたの?」

澪「虫になった」

紬「・・・」ニコニコ

スッ

姫子「あ、ありがとう・・・。これが噂のティータイムだね」

梓「そうです」

ジャンジャジャンジャン

唯「・・・」

さわ子「どうしたの唯ちゃんは?」モグモグ

澪「憂ちゃんが心配みたいです」モグモグ

律「どうしたんだよ、姫子。・・・今日のケーキもまた一段とうめえ」モグモグ

姫子「会議の内容を話そうかと思って・・・。さわちゃん先生に連れてこられたんだよ」モグモグ

梓「・・・」モグモグ

紬「・・・」モグモグ

ジャーンジャンジャン

唯「うーん・・・」

さわ子「明後日の朝、和ちゃんから聞く事になるんだけどね。・・・おいしいわぁ」ズズーッ

澪「わざわざここまで連れてきたんですか?・・・おいしい」ゴクゴク

姫子「茶店チームと屋台チームを決めてきたよ。・・・本当だおいしい」ゴクゴク

律「屋台はなにをするんだ?・・・うめえな紅茶」ズズーッ

梓「・・・」ゴクゴク

紬「・・・」

ジャンジャジャンジャジャン

唯「うんうん・・・」

さわ子「まだ決めていないのよ」

姫子「茶店に合わせるか・・・。それとも別物として企画するか・・・ってね」

澪「確かに・・・。難しい要素だな」

律「甘いものでいいんじゃないの?クレープとかさ」

梓「和菓子の方が合っていると思いますけど」

紬「・・・」

姫子「それはこれから決めていこうよ。それじゃ、私はこれで・・・。ごちそうさま、むぎ」

紬「・・・」フリフリ

さわ子「部活頑張ってね」

姫子「はい。それじゃ明日ね、みんな」

スタスタ

律「じゃーな」

澪「明日」

梓「明日です」

さわ子「ん?明日?」

バタン

さわ子「明日休みよ?敬老の日なのよ?」

律「そうだぜ」

さわ子「遊ぶ約束してるのね。・・・若いっていいわぁ」

梓「・・・」

ジャンジャジャジャーン

唯「よぉし!」

紬「・・・?」

澪唯「「 さて・・・」

澪「練習するか!」

唯「おやつ・・・えぇ!?」


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最終更新:2011年10月03日 23:16