夏「・・・なんで・・・いつも・・・私・・・は・・・」

母「夏・・・立って・・・」

夏「・・・なんで・・・いつも・・・冬が・・・」

母「立つの!」

夏「あ・・・」

母「ほら、ちゃんと前を見て」

夏「わ、わたし・・・冬の・・・一番・・・近くに・・・いたのに・・・」

母「・・・」

夏「気・・・付け・・・なか・・・った・・・」

母「・・・」


シュー

父「先生!」

医「・・・」

母「・・・冬は・・・」

医「なんとか繋ぐ事はできました」

父「・・・」

母「・・・」

夏「・・・」

医「夏・・・、冬は今非常に危険な状態にあるんだ」

夏「・・・」

医「だから、冬が夏を信じているように、夏が冬を呼んで欲しい」

夏「え・・・?」

医「夏の声ならきっと届くから」

夏「!」

医「入って」

夏「・・・うん」

スタスタ

医「・・・お父さんとお母さんはこちらの部屋へ」

父「はい・・・」

母「・・・」


ピッ ピッ ピッ

冬「・・・ぅん・・・」

夏「ふゆっ!!」

冬「・・・な・・・つ・・・」

夏「よかったぁ・・・」ボロボロ

冬「・・・」

夏「よか・・・た・・・ぁ・・・」ボロボロ

冬「ごめ・・・んね・・・」

夏「!」

冬「しん・・・ぱい・・・かけ・・・た・・・ね・・・」

夏「っ!」

冬「・・・ごめ・・・ん・・・ね・・・」

夏「ふ・・・ゆ・・・?」

冬「・・・」

夏「ふ・・・ふゆっ!」

看「大丈夫、眠っただけよ」

夏「・・・」

冬「・・・」

ピッ ピッ ピッ

・・・

・・・・・・

冬「・・・ぅん・・・?」

冬「・・・」

冬「あれ・・・どうして部屋に・・・?」

夏「・・・」ゴシゴシ

シーン

夏「あれ、姫子先輩と紬先輩帰ったのかな・・・?」

トタトタトタ

冬「・・・ふぁ」

夏「・・・」

冬「あ・・・夏・・・」

夏「・・・」

ガチャ

夏「・・・」

トクトクトクトク

冬「・・・」

夏「・・・」ゴクゴク

冬「・・・」

夏「・・・」フゥ

ガチャ

冬「夏・・・」

夏「なに?」

冬「うぅん・・・なんでも」

ガラッ

唯「ご飯だよ!」

夏冬「「 ッ!? 」」ビクッ

律「鍋だー!」

澪「し、しずかにしろ」

憂「なに鍋にしましょう」

母「闇」

和「無難に石狩鍋かしら」

唯「石狩!?」

母「鮭切らしてたわね・・・」

澪「あったんですね・・・」

和(危なかったわ・・・)

夏「な、な・・・!」

姫子「あ、冬・・・起きたんだ?」

紬「・・・」

夏「なんで先輩たちがここに!?」

冬「どうして琴吹先輩たちがここにいるんですか・・・?」

姫子「・・・。私とむぎは冬を送り届けたから、唯たちは冬の荷物を届けてくれたんだよ」

冬「あ、そうでしたか・・・。昨日に続いてすいません・・・。ありがとうございました」ペコリ

姫子「・・・」

律(本当だ、また壁が出来てしまったか)

憂「・・・」

母「味噌野菜、チゲ、キムチ、すき焼き、ちゃんちゃんこ、水炊きなんでもよしよ!」

唯「多数決だね!」


――・・・


父「ここは竜宮城だな!」

母「・・・」ゴゴゴ

父「・・・」

律「よく分からんが、いただきまーす!」

「「 いただきます 」」

グツグツ

紬「・・・」モグモグ

梓「おいしいですね!むぎせんぱい!」

紬「・・・」コクリ

梓「~♪」モグモグ

夏「いやいや、中野梓さんや、あなたどこから来ましたか」

梓「ボウリング場近くにあるストラップ店から」

夏「あぁ、そう・・・」

律「あぁ、あの店か」

澪「私たちが買ったお店だよな・・・。どうしてそこに?」

梓「ふぅ先輩が私たちが着けているストラップを買うと言って・・・」

紬「・・・」モグモグ

律「ふーん・・・うめぇ」

澪「おいしい・・・、牛乳鍋」

母「うふふ、ありがとう。憂さんのおかげで手早く料理できたわ」

憂「えへへ」

唯「おいしぃ~」

梓「私なにもしていないのにご馳走になって・・・」

母「いいのよ~。牛乳買ってきてくれたんだから。夏と同じクラスよね」

梓「はい」

母「よろしくね」

梓「・・・はい」

夏「・・・」

冬「大人数ですね・・・」

唯「もっと食べなきゃダメだよ!貸して!」

冬「あっ」

唯「それそれ」ヒョイヒョイ

憂「お、お姉ちゃん・・・多いよ」

唯「おっと・・・えへへ、どうぞ~」

冬「あ、ありがとうございます・・・」

唯「うまい!」

姫子「唯のテンション高すぎない?」ヒソヒソ

和「そのままにしておいて。・・・頑張って堪えているのよ」

姫子「・・・」

和「おいしいわね」モグモグ

冬「あ、立花先輩・・・器お借りしますね」

姫子「おじさん、おばさん・・・先に謝ります。すいません」

父「え?」

母「?」

冬「?」

姫子「こらっ」ビシッ

冬「いたっ!?」

律「痛そうなデコピンですこと」オホホ

澪「意地悪なご令嬢か」

母「まぁ・・・」

姫子「どうしてまた壁を作ってるの?」

冬「え・・・?」

姫子「私たちは先輩後輩の関係だけど、・・・友達でしょ」

冬「!」

夏「・・・」

姫子「距離を置かれるのは寂しいよ」

紬「・・・」コクリ

憂「・・・うん」

唯「姫ちゃん・・・」

冬「・・・はい」

姫子「・・・」

冬「ごめんなさい・・・わ、私・・・友達できたことなくて・・・」モジモジ

澪「はぅっ」バタン

母「?」

律「気にしないでください」

冬「そ、それで・・・一緒にいる事が今日で終わりだと思って・・・その・・・」モジモジ

唯「はふっ」バタン

父「?」

梓「気にしないでください」

冬「入院していた頃を思い出してしまって・・・」

紬「・・・」

姫子「だから距離をとったと・・・?」

冬「・・・はい」

姫子「私たちは・・・卒業まで時間があるんだから、まだまだ一緒にいられるよ」

夏「・・・」

冬「・・・本当ですか?」

姫子「うん」

冬「・・・よかった」

律「はぅっ」バタン

唯「・・・っ」グスッ

憂(お姉ちゃん・・・)

唯「夏ちゃん、洗面所どこかな?」

夏「冷蔵庫の所へ行けば分かると思いますけど」

唯「コ、コンタクトがっ」

スタスタ

和「・・・」

律「よーいしょっと、唯の分まで食べちゃおー」

紬「・・・」モグモグ

律「あぁ!豚肉がっ!」

和「おいしかったわ」モグモグ

澪「・・・あ、こっちのもない」

梓「おいひかったれふ」モグモグ

夏「食べながら話すなよ」

梓「・・・」モグモグ

冬「どうぞ、姫子先輩」

姫子「ありがとう・・・。よそいでもらってなんだけど、肉が多いかな・・・」

冬「あれ?」

夏「野菜が好きだって言ったじゃん」

冬「あ・・・」

律「じゃー私のと取替えっこしようぜー」

澪「お行儀が悪いぞ!」ゴスッ

律「いたぁ!」

冬「ふふっ」

夏「・・・」

父「母さん、ちょっとタバコ吸ってくる」

母「はいはーい」

スタスタ

唯「・・・?」

姫子「おいしいね」モグモグ

冬「はぃ~」ウットリ

夏(タバコなんて吸わないのに・・・)

母「まだ材料あるわよ~」

紬「・・・」キラキラ

和「よく食べるわね・・・」

唯「おいしいよ!」

憂「うん、とってもおいしい」


――・・・


唯律「「 ごちそうさまでした! 」」

和憂姫子「「「 ごちそうさまでした 」」」

紬「・・・」ペコリ

澪梓「「 ごちそうさまでした・・・ 」」

父「はっはっはー、また来なさい」

母「また来てね」

冬「今日もお世話になりました」ペコリ

姫子「いいって、ごちそうにもなったから」

唯「そうだよ、おいしかったもん」

冬「よかったです」

夏「気をつけて帰ってください」

律「はいよ」

澪「あぁ、おやすみ」

冬夏「「 おやすみなさい 」」

紬「・・・!」

唯「おぉ」

律「じゃあなー!」

唯「バイバーイ」

憂「明日ねー」

梓「バイバイ」

姫子「またあした」

紬「・・・」フリフリ

律「結構ヘビィだったな・・・」

唯「蛇?ハブ?」

和「話が重かったって事よ」

紬「・・・」

律「命が関わっていたからな」

澪「あぁ・・・」

梓「なんですか?」

姫子「なんでもないよ」

澪「・・・」

律「・・・?」

唯「?」

和「斉藤さんが来てるわよ」

紬「・・・」コクリ

斉藤「・・・」ペコリ

紬「・・・」チョンチョン

梓「どうしたんですか?」

姫子「どうしたの?」

紬「・・・」チラッ

斉藤「かしこまりました」

和「なにをかしこまったのかしら」

斉藤「お二方をお送りいたします」

紬「・・・」コクリ

梓「お願します」

澪「決断はやいなぁ」

姫子「・・・じゃ、お願いねむぎ」

紬「・・・」コクリ

斉藤「どうぞお乗りください」

梓「それでは先輩方、また明日です」

律「じゃーな」

唯「バイバーイ」

梓「」スッ

姫子「乗り込むのはやいなぁ」

憂「おやすみなさい」

紬「・・・」フリフリ

澪「あのさ、姫子」

姫子「?」

澪「どうして話をしないの?」

姫子「・・・この子」チラッ

澪「・・・うん」

姫子「一番近い所に居るような気がして」

澪「・・・分かった」

梓「・・・どうしたんですか?」

姫子「なんでもない、お願します斉藤さん」

斉藤「かしこまりました。それでは皆様失礼致します」

和「お気をつけて」

紬「・・・」フリフリ

バタン

ブォオオオオオオオオ

唯「あずにゃんが?」

澪「うん。夏の近い所にいるんだって・・・」

和「それは物理的な話なの?」

律「唯が似てるって言ってたな」

憂「そっか・・・。うん、分かります」

唯「・・・うん」

澪「梓には夏に対して色眼鏡で見てほしくないんじゃないかな」




9月18日


―――――2年生クラス

純「あのさぁー」

梓「?」

夏「どうしたの純?」

憂「・・・」

純「最近ハブられてない・・・私」

梓「そんな事・・・」

憂「・・・うん」

純「こっちを見てよ!」

夏「ブフッ」


59
最終更新:2011年10月04日 23:10