568. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:33:27.35 ID:H+z4J3XCo
憂「羽をよく見ているうちに集中力が増したんです。あと、勝ったら私のアイスを、と」

梓「さすが姉妹・・・」

律「・・・」ホワーン

澪「どうした、り・・・」ホワーン

唯「きゅるるるりん」

英子「そろそろ起きないとね・・・ほら、ふぅ」ユッサユッサ

風子「ん・・・?」

英子「冬ちゃんも、起きて」

冬「」スヤスヤ

純「気持ち良さそうだなー・・・」

梓「うん・・・」

律「まぶたが重くなってくる・・・」

英子「起きて」ユッサユッサ

冬「・・・ん」

風子「・・・ふぁ」

唯「少し横に・・・」

憂「昼休み終わっちゃうよ」

冬「あ・・・、あ!すいません!」バッ

英子「気にしなくていいよ」

冬「・・・足痛くないですか?」

英子「冬ちゃんの所は大丈夫だけど、ふぅのところが痺れてる」

風子「ごめんね、つい寝ちゃった」

英子「角度が悪かったみたいだね」

唯「よいしょっと」

律「こら、二人が起きたのに唯が寝てどうするんだよ」

唯「寝心地を確かめるんだよ。英子ちゃんの膝枕がどうなのか検証だよ」

澪「眠りたいだけじゃないのか」

純「今日はすんなり起きた」

冬「?」

紬「・・・」ニコニコ

梓「昨日帰る直前に寝ちゃったんだよ、冬は」

冬「・・・」

唯「おぉっと危ない、眠るところだったよ!」バッ

冬「あの・・・昨日私はどうやって帰ったんでしょうか?」

澪「え・・・?」

唯「記憶喪失だって・・・!?」

冬「少し横になる所までは覚えているんです・・・」

律「気づいたらベッドの上だった・・・とか!?」

冬「は、はい。そうなんです」

澪「眠っていただけだから」
569. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:33:59.23 ID:H+z4J3XCo

冬「・・・」

純「夏に聞かなかったの?」

冬「朝起きたら夏は学校へ行ってて・・・。朝練がありますから」

純「ふーん・・・」

紬「・・・」

律(壁があるな、純にも夏にも)

澪「さわ子先生が車で運んでくれたんだよ。背負っていたのは姫子だ」

冬「!」

梓「・・・」

英子「じゃ、お礼を言いに行こうか」

冬「え?」

風子「私たちのクラスへ行こう」

澪「そうだな」

紬「・・・」コクリ

律「いい時間だしな」

唯「今日の午後もがんばるぞー!」

570. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:34:41.06 ID:H+z4J3XCo
律「姫子ー、お客さん来てるぞー」

姫子「お客?」

澪「ほら」

姫子「冬・・・?」

和「どうしたの?」

律「お礼を言いたいんだって」

澪「真面目でしっかりしてる子だよな」

和「そう・・・」

信代「可愛がられてるねぇ」

律「特に風子とお母さんがな」




姫子「どうしたの?」

冬「立花せん」

紬「・・・」チョンチョン

冬「は、はい?」

紬「・・・」フルフル

姫子「あー・・・、言わんとしてる事が分かる・・・」

唯「姫ちゃん先輩でしょ?」

冬「あ・・・う・・・」

純「事情を知らない人が見たら後輩をからかっているように見えますよ」

梓「・・・」

冬「ひ、姫ちゃ・・・ちゃんせんぱ!」

姫子「ブフッ」

純「グフッ」

唯「だめだよ笑っちゃ〜」

冬「・・・」

姫子「ごめんごめん、で、用事は?」

冬「昨日は送ってくれてありがとうございました」ペコリ

姫子「え・・・、それを言う為にわざわざ?」

冬「・・・・・・はぃ」

571. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:35:08.53 ID:H+z4J3XCo
風子「姫ちゃん」

英子「勇気だして3年生のクラスまで来たんだから」

姫子「う、うん・・・」

紬「・・・」チョンチョン

唯「手首?」

梓「時間を示しているんじゃないですか?休み時間も残り少ないですから」

紬「・・・」コクコク

純「教室に戻ろっか」

梓「うん」

冬「し、失礼ちます」ペコリ

紬「・・・」フリフリ

姫子「じゃあね」フリフリ

梓「それでは、放課後・・・」

紬「・・・」コクリ

唯「うん、後でね〜」

冬「ぁ・・・」

純「憂はどこへ行った〜?」

梓「先に戻ったよ」

スタスタ

冬「・・・」

紬「?」

英子「どうしたの?」

冬「いえ・・・。失礼します・・・」

トボトボ

風子「どうしたんだろ・・・」

姫子「・・・」

唯「部室に行っても姫ちゃんが居ないからじゃないかな」

紬「・・・」コクリ

姫子「引退したからね」

風子「そっか・・・。大丈夫かな・・・」

姫子「大丈夫。夏がいるし・・・。他にも仲間がいるから」

唯「・・・」

姫子「先輩と後輩は友達にはなりにくいんだよね」

572. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:35:53.40 ID:H+z4J3XCo
―――――放課後

ジャジャッジャジャッジャーン

律「よーし、いい感じだー」

澪「・・・ふぅ」

梓「・・・」

唯「頑張ってるよ私!」

紬「・・・」ポン

律「よっしゃ、おやつおやつ〜」

唯「おやつおやっつ〜」

澪「一時間通して演奏したからな・・・びっくりだ」

梓「びっくりです」

律「どういう意味だ!」

唯「りっちゃんにしては集中していたって意味だよ」

律「どういう意味だ、ゆいー!」ギシギシ

唯「・・・ギブ・・・ギブだよ」ポンポン

紬「・・・」

テッテッテ

梓「・・・」

律「・・・ったく」

唯「げほっ」

澪「・・・」

唯「・・・ん〜」ヒョイヒョイ

梓「どうしたんですか?」

唯「前髪が気になるんだよ」

梓「?」

唯「明日卒業写真の撮影があるでしょ?」

梓「はい」

唯「わたしね小学校、中学校の写真は変な顔ばっかりで困っているのです」

梓「はぁ・・・」

唯「そこで!」ジャジャーン

澪「はさみでどうするんだ?」

唯「ちょちょいと切って、調整します!」

律「マジかよ・・・」

梓「止めておいたほうが・・・」

唯「ちゃんと映りたいもん!」

澪「でも・・・」

唯「だいじょうぶだいじょうぶ〜」

チョキン

573. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:36:41.21 ID:H+z4J3XCo

パサパサ

唯「どうかな」

澪「うん、いいと思うぞ。な、律?」

律「うん、おっけーだ。な、梓?」

梓「はいッ!」

唯「そうかな・・・」

梓「バッチリですよッ!」

唯「もうちょっとだけ・・・」

澪「・・・」ハラハラ

唯「・・・ひ・・・ひっく」

紬「・・・!」

ガシッ

唯「・・・くしゅん!」

澪「あぶなっ!」

律「あぶねえ・・・」

梓「唯先輩!今危なかったですよ!」

唯「ご、ごめんね・・・」

紬「・・・」フゥ

澪「髪も無事だし・・・よかった」

律「あぁ・・・」

唯「ありがとむぎちゃん」

紬「・・・」ニコ

コンコン

澪「?」

唯「さわちゃん?」

律「さわちゃんはノックしないだろ?」

梓「どちらさまですか?」

「・・・」

シーン

澪「・・・」ブルブル

律「な、なんだよ・・・」

唯「誰〜?」

梓「鍵開いてますよ?」

バタンッ

「動くな!」

澪「ヒアッ!」

唯「おぉ!」

律「なんだ、エリか・・・」

梓「なんだ、エリ先輩ですか」

574. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:37:15.08 ID:H+z4J3XCo
エリ「仮面の意味はないの?」

律「声で分かるからな。髪型でも分かる」

エリ「覆面の方がよかったかな」

唯「きぐるみあるよ」

エリ「貸して貸して」

紬「?」

梓「なにかするそうです」

紬「・・・」コクリ

エリ「このネコ?のきぐるみ借りるね。そんじゃテイク2行ってみよう」

バタン

澪「聞こえない聞こえない・・・」ガクガク

律「まだ気づいてないのか澪は・・・」

梓「エリ先輩ヒマなんですかね・・・」

紬「・・・」

唯「迎撃するよ」

コンコン

律「律儀だな」

バタンッ

「手を上げろ!」

律「少しだけ付き合ってやるか・・・」スッ

ササッ

エリ「よーし動くなー」

梓「あれ、二人・・・?」

紬「・・・?」

「・・・」

エリ「そこのおいしそうなおやつをいただく!」

紬「・・・」チョイチョイ

エリ「?」

梓「そこに座ってくださいって意味かと・・・」

エリ「あ、ありがとう・・・」

律「もう一人は誰だ・・・?」

澪「・・・」ブルブル

唯「そうはいかないよ!」

「・・・!」

唯「ぶちかまして!My  Dear,My  ギー太!」

ジャーン!

エリ「この仮面邪魔」ポイッ

「・・・」ヨロヨロ

律「効いたのかよ」

澪「・・・エ、エリ?」
575. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:37:52.97 ID:H+z4J3XCo
エリ「もぐもぐ・・・おいしい〜」

紬「・・・」ニコニコ

梓「平和的に解決ですね」

「・・・」バタン

澪「ヒィッ!」

梓「それで、誰なんですかねこのきぐるみの人は・・・」

唯「私とギー太の敵じゃないよ・・・」フッ

律「純か?」

「・・・」シーン

エリ「紬さんの淹れた紅茶、おいしい」

紬「・・・」ニコニコ

澪「だ、誰だ・・・?」ガクガク

律「アカネ?」

「・・・」シーン

梓「姫ちゃん先輩」

「・・・」ピク

唯「反応したね。姫ちゃんだよ」

「・・・」スク

梓「無言で起き上がれると怖いですね・・・」

「・・・」ジー

律「無言でこっちをみるなよ。怖いな・・・。姫子だって分かってるんだからさっさと脱げよ」

「・・・」

梓「もしかすると・・・。姫ちゃん先輩」

「・・・」

梓「姫ちゃん先輩!」

「・・・」

梓「姫ちゃん先輩!姫ちゃん先輩!!」

「・・・」

梓「違いますね・・・」

姫子「大きな声で連呼されると恥ずかしいなぁ・・・」

梓「ッ!」ビクッ

「・・・」

律「姫子じゃない!?」

エリ「これが夏の旅の写真なんだ・・・」

唯「そうだよ〜、それは名古屋城での写真だね」

エリ「たくさんの人が写ってるね」

紬「・・・」コクリ

律「おぉい!正体を教えろエリー!」

「・・・」

澪「・・・」ガクガク
576. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:38:39.15 ID:H+z4J3XCo
姫子「・・・」ジー

梓「ごめんなさいごめんなさい」

律「誰も気にしてないのか!」

「・・・」

律「喋れよ!」

「・・・」ブイッ

律「ピースされてもな・・・。って多分そうなんだろうけど」

「・・・」

律「うぅ・・・正体不明だから動作がなくなると怖ぇ・・・」

「・・・」

律「当てるまで喋らない気だな・・・」

「・・・」コクリ

律「じゃあヒントくれよ」

「・・・」コクリ

律「今まで上げた人の名ではない?」

「・・・」コクリ

律「純、アカネではないんだな・・・。ヒント少なっ!」

「・・・」

律「なんで無言きぐるみと対峙してんだよ私は・・・。・・・さわちゃん?」

さわ子「こっちよ」

律「えっ!?」

さわ子「ティータイムを私が逃すと思って?」

律「思ってないけどさ・・・」

「・・・」

律「潮」

「・・・」

律「分かった!風子だ!」

「・・・」

律「だぁー!もう嫌だ!正体を現せ!」ガシッ

「だ、ダメ!」

律「うるさい!いい加減に・・・って、ちか?」

ちか「チガイマス」

律「なんだ・・・もういいや」

ちか「ワタシはノジマチカではアリマセン」

律「お、夏の写真かー!なっつかしぃー」

ちか「もぅ!」ズバッ

澪「なんだ、ちかか・・・」

唯「ちかちゃんか・・・」

梓「・・・」

577. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:39:34.63 ID:H+z4J3XCo
姫子「野島ちか。私たちと同じクラスだよ」

梓「そうですか・・・。びっくりしました」

ちか「ひっかかったね!」

梓「はい。姫ちゃ」

姫子「・・・」

梓「姫子!先輩の名前で反応しましたから、てっきり・・・」

ちか「大成功〜♪」




ちか「このクッキーおいし〜」

唯「どうしたの?」

ちか「エリに誘われて来ただけなんだ」

唯「ほ〜」

エリ「わぁ!北アルプス!」

澪「そう、そこの温泉に入ったんだ」

ちか「・・・温泉かぁ」

律「アカネと来るって言ってなかった?」

エリ「アカネは後で来るよ」

律「来るのかよ」

エリ「この背景の海はどこさ?」

澪「日本海さ」

エリ「日本海のどこさ」

澪「能登さ」

エリ「能登どこさ」

澪「恋路海岸さ」

エリ「おぉ〜」

澪「海と砂浜がキレイだったよ」

さわ子「語呂悪かったけど、頑張ったわね」

唯「朝市には  魚があってさ  競り落としてやったさ」

梓「競りしたんですか!?」

エリ「楽しそう」

澪「唯が言っているのは値切り勝負の事だ」

エリ「市場の人に安くしてもらったんだ?」

律「とっても安く売ってくれたんだぜ」

唯「おいしかったよね〜」

姫子(楽しそう・・・)

スッ

姫子「あ、ありがと」

紬「・・・」ニコニコ

578. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:40:35.62 ID:H+z4J3XCo
姫子「ごめんね、むぎに聞きたいことがあって」

紬「?」

梓「?」

姫子「例えば、仲のいい姉妹がいて」

澪律*1

エリ「?」

ちか「もぐもぐ」

唯「もぐもぐ」

姫子「その姉妹がなにかのきっかけですれ違ってしまった
      その姉妹をまた引き合わせるにはどうする?」

梓「・・・?」

紬「・・・」

姫子「・・・」

紬「・・・」トントントトントン

姫子「きっかけ・・・。うん・・・そのきっかけがなんなのか分からないんだけどね」

律(それって・・・夏と)チラッ

澪(夏だよな・・・)コクリ

ちか「今、会話した・・・?」

唯「私たちはこころで会話できるんだよ」チラッ

梓「なんですか?」

唯(そうだよね、あずにゃん!)

梓「できませんよ・・・」

唯「うぅ・・・冷たいよ」シクシク

エリ(会話が成り立っているようで成り立っていないような・・・)

さわ子「冬ちゃんの入院期間ってどのくらいなの?」

澪律*2

姫子「ち、違いますよ、冬と夏の話ではなくて」アセアセ

澪律*3

さわ子「気づかれてないと思ってるの?」

姫子「う・・・」

澪「・・・」

律「ばっさりだ!」

ちか「誰の話?」

エリ「姫子さんの妹分の話」

紬「・・・」トントントトン

姫子「うん・・・。ごめん、最初から名前出せばよかったね」

紬「・・・」トントトントン

姫子「分からない。・・・でも、冬が入部したのは今年の7月」

梓「・・・」

579. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:41:02.02 ID:H+z4J3XCo
ちか「・・・紬さんはなんと?」

エリ「わ、私に聞くの?」

澪「冬が退院したのはいつか、って聞いたんだ」

ちか「姫子さん分かるの!?」

姫子「紙鍵盤なら・・・少し。音だけでは分からないけど・・・」

ちか「・・・」ポカーン

紬「・・・」トントントン

姫子「冬を部活に誘ったのは私じゃないよ」

澪「あ、そうなんだ・・・、てっきりそうなんだと思った」

律「あぁ・・・」

梓「・・・」

唯「あずにゃんは知ってる?」

梓「いえ、夏は冬の話を滅多にしませんから」

紬「・・・」ションボリ

さわ子「むぎちゃんが落ち込んでどうするのよ」

姫子「ごめんね、話を持ち込んじゃって」

律「なんで謝るんだよ。人の景色を借りれば見えてくることもあるだろ」

姫子「・・・」

澪「か、可愛い後輩だからな!」

唯「そうだよ〜」

梓「・・・」

ちか(・・・なんだろ、この温かさ)

エリ(いいな・・・けいおん部)

ガチャ

アカネ「こんにちは・・・?」

580. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:41:37.14 ID:H+z4J3XCo

―――――・・・校門


梓「・・・」ピッピッピ

trrrrrr

紬「?」

梓「ふぅ先輩です。なにかやるなら誘ってと釘を・・・あ、ふぅ先輩ですか?」

『はいはい』

梓「今から駅前のボウリングセンターへ」

『分かった!』

梓「は、はい。失礼します」

『後でね!』

プツッ

梓「話はやいな〜」パタン

ちか「かわいいストラップだね。ネコと・・・獅子?」

梓「シーサーです」

エリ「果物だっけ?柑橘系の」

律「ツッコまないからなー」

梓「エリ先輩が言っているのはシークヮサーです。
    これみたら果物じゃないって分かるじゃないですか」

エリ「ありがとー」

澪「変なの」

唯「・・・」スゥーイ

律「フォームの確認か!」

唯「そうだよ。こうやって・・・こうっ!」シュッ

紬「・・・」パチパチパチ

唯「やってみたまえむぎ君」

紬「・・・」スゥーイ  シュッ

唯「もう教える事はなにもありません。免許皆伝です」フフン

紬「・・・」ペコリ

律「どこぞの老師だ」

アカネ「練習はいいの?」

律「もう練習どころじゃないからなー」

エリ「集中力が足りませんなぁ」

唯「そうですなぁ」

ちか「まったくですなぁ」

律「誰のせいだよ・・・」

澪「律のせいだろ」

律「・・・てへ☆」

澪「ごまかすなっ!」

581. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:42:56.20 ID:H+z4J3XCo
梓「練習止めて遊びに行こうって言い出したの律先輩ですよ」

律「だいじょーぶだって!」

唯「そうだよ、遊ぼー!」ワーイ

紬「・・・」コクリ

梓「そうですね!」

アカネ「出発しないの?」

エリ「姫子さんを待ってるんだよ」

アカネ「どうして?」

エリ「妹分連れて来るんだって」

アカネ「妹分・・・?」

夏「2年生って梓だけ!?」

梓「え、うん」

夏「純と憂は?」

梓「純はジャズ研で活動中」

唯「ういはお家だよ〜」

夏(先輩達の中で一人でいても平気なんだ・・・)

梓「?」

紬「・・・」チョンチョン

姫子「なに?」

ギュ

紬「・・・」スラスラ

姫子「・・・。先に帰ったんだって」

紬「・・・」コクリ
582. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:43:35.55 ID:H+z4J3XCo
律「部活はいいのかよ?」

夏「はい、終わった所だったんで」

澪「・・・夏」ヒソヒソ

夏「は、はい?」

澪「そっくりそのまま返してみて」ヒソヒソ

夏「?」

澪「・・・」コクリ

夏「り、律先輩・・・部活はいいんですか?」

律「終わった所だ!」

澪「終わってなかっただろ!」

夏「ど、どういう意味ですか・・・?」

澪「実はサボリなんだ」

夏「あぁ・・・なるほど・・・」

律「ぴぃ〜ぷぅ〜」

澪「・・・部長がこれなんだ、うちの部は」

夏「・・・ふふっ」

唯「おいてくよ〜」

律「行こう行こう〜!」

紬「〜♪」ルンルン

梓「ボウリングですか・・・」シュッ

澪「おかげで退屈しない」

夏「・・・」
583. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:44:16.05 ID:H+z4J3XCo
―――――駅前


紬「・・・」

律「え・・・」

澪「・・・」

梓「なんですか、あの人数・・・」

唯「う〜い〜!」

テッテッテ

エリ「あれ、三花も来てる・・・」

アカネ「呼んでおいた」ブイ

ちか「一人だけ私服だぁ・・・」

夏「・・・」

姫子「・・・冬も」

紬「・・・」キラキラ



唯「どうしたの!?」

憂「買い物していた所を風子さんと会って」

冬「はい」

風子「二人に会ったから、せっかくだから・・・ね?」

梓「英子先輩はいないんですか?」

冬「いますよ。ほら」

梓「あ、本当だ・・・。あの私服の人は誰ですか?」

風子「私たちと同じクラスの松本美冬さん」

梓「はぁ・・・。って、なんで制服なんですかふぅ先輩」

風子「せっかくだから・・・ね?」

梓「意味が分かりません」

律「ここにいる人全員ボウリング行くの?」

潮「そうみたい」

澪「信代は?」

潮「いないよ?」

律「珍しいな、てっきり一緒かと思った」

春子「うん」

潮「今日は偶々だよ」

梓「春子先輩も来ていたんですね」

春子「楽しそうだからな」

エリ「ボウリングなんて久しぶり」シュッ

唯「甘いよ、こうだよ」シュッ

584. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:44:54.55 ID:H+z4J3XCo
エリ「腕の角度をもう少し上にすべきだと思うよ。こうっ」シュッ

唯「こうかな」シュッ

エリ「うんうん」

アカネ「・・・」ススス

三花「・・・」スススッ

冬「どうして離れるんですか?」

アカネ「知り合いだと思われないように」

三花「目立ってるよ、そこの二人」

夏「・・・っ」プクク

ちか「あははっ」

美冬「私だけ・・・私服・・・」ションボリ

冬「か、可愛い服ですね!」

美冬「え・・・、ありがとう」

冬「・・・」キラキラ

美冬「?」

唯「ウィンター同士仲良くするがいいさ」

澪「・・・」

夏「・・・」

姫子(積極的になってるのかな冬は・・・)

夏「夏香先輩は来ないんですか・・・?」

英子「うん。用事があるんだって」

夏「・・・」ションボリ

ちか「はやく行こうよ〜」

唯「行こう行こう!」ワーイ

律「いちごも来ていたのか」

いちご「・・・発案者、私」

585. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:45:58.75 ID:H+z4J3XCo
冬「どうしたんですか?」

紬「?」

冬「みなさんもう行きましたよ」

紬「・・・」スッ

冬「え・・・。・・・あ、飛行機雲ですね」

紬「・・・」

冬「高いなぁ・・・」

紬「・・・」

冬「・・・」

紬「・・・」

冬「・・・私、入院していた頃よく空を眺めていたんですよ」

紬「・・・」コクリ

冬「春の暖かい空も、秋の涼しい空も」

紬「・・・」

冬「冬の透き通った空も」

紬「・・・」

冬「夏の、どこまでもどもまでも透き通る蒼く高い空も」

紬「・・・」ニコニコ



・・・・・・



梓「・・・」

夏「あの二人・・・似てる」

梓「え・・・?」

夏「・・・なんでもない」

タッタッタ

梓「・・・」

「あーずにゃーん!」

梓「・・・」

タッタッタ


・・・・・・


冬「一緒に眺めていたんです。あの雲はーって」

紬「・・・」ニコニコ

タッタッタ

梓「どうしたんですか?」

紬「・・・」フルフル

586. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:46:28.14 ID:H+z4J3XCo
冬「話を聞いてもらっていました」

梓「・・・そう」

タッタッタ

唯「あずにゃん!?呼びかけたのに反対方向に走っていったら傷つくよ!?」

梓「え、呼びかけたんですか?」

唯「呼んだよー!」

冬「クスクス」

紬「・・・」ニコニコ

梓「時間も無いですから行きましょう」

紬「・・・」コクリ

唯「そだね」

冬「はい」

梓「・・・冬」

冬「なんですか?」

梓「昨日も言ったけど・・・同い年なんだから、敬語は止めて欲しい・・・な」

冬「・・・」

梓「・・・」

冬「うん・・・」

梓「・・・」

唯「あっずにゃん!」ダキッ

サッ

冬「!」

梓「行きましょう、むぎせんぱい」

紬「・・・」コクリ

唯「もぅ〜」スリスリ

冬「あ・・・つ・・・た・・・っ!」

587. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:47:04.40 ID:H+z4J3XCo

律「どーすんだよー。2レーンしか空いてないぞー」

澪「えっと・・・何人いるんだ?」

美冬「19人」

唯「多いよ!」

紬「・・・」トントントトン

エリ「?」

梓「チーム戦ですか・・・。それなら短時間でできますね」

潮「名案だ」

律「レーンに分かれてやるんだな」

春子「1ゲームで10フレームあるからさ、1人1フレームでいいんじゃない?」

いちご「・・・賛成」

唯「フレイムってなにかな?」

憂「1フレームで二回投球できるんだよ。ストライク出したら1回ね」

唯「う、うん」

夏「1人足りませんよ?」

姫子「呼んでおいたから大丈夫」

冬「?」

律「誰を呼んだか分からんが、とりあえずチーム決めるか」

澪「そうだな」

梓「・・・」ススッ

紬「?」

風子「じゃあ、むぎさんと梓ちゃんでジャンケンして、取り合いっこしましょう」

梓「じゃあってなんですか!嫌ですっ!」

律「みお、ジャンケン」

澪「ホイ」

グー

チョキ

律「勝ち。最後に選ばれても泣くなよー。って事でむぎ」

紬「・・・」コクリ

澪「選ぶ側も気を使いそうだな・・・。じゃあ空気読んで・・・唯」

唯「がってん!」

律「憂ちゃん」

憂「はい」

唯「おぉ・・・」

澪「エリ」

エリ「はーい」

律「春子」

春子「よしきた」

588. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:47:33.06 ID:H+z4J3XCo
澪「アカネ」

アカネ「うん」

律「英子」

英子「うん。任せて」

律「自信あり!?」

澪「美冬」

美冬「おっけぃ」

律「三花」

三花「うん」

梓「ちょっと、律先輩?」

澪「ちか」

ちか「オッケー」

律「潮」

潮「うぬ」

姫子「私は二人分ね」

澪「?  姫子」

律「いちご」

いちご「・・・」メラメラ

澪「な、夏」

夏「やっと呼ばれたぁ」

律「冬」

冬「はいっ」

澪「お、おい」

律「あ・・・」

梓「・・・」

律「すまん」

梓「わざとですか・・・?」

律「違うぞ、双子を別のチームにした方がいいと気を利かせた結果なんだ、うん」

梓「私には気を利かせてくれなかったというわけですね」

律「・・・そうですね」

梓「・・・別のチームになったじゃないですかぁ」ズドーン

律「すまん」

589. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:48:25.90 ID:H+z4J3XCo

春子「負けたチームは勝ったチームの料金を支払う。ってのはどう?」

律「いいなそれ、燃える!」

澪「よし・・・!」

唯「一投目いきます!」グッ

潮「順番違うよ唯!」

唯「へ?」

憂「お姉ちゃんは4フレーム目だよ」

唯「そうなの?」

美冬「さっき決めたでしょ。ほら」

唯「おぉ、本当だ」

律「私たちのチーム名はなににする?」

冬「律先輩チームはどうですか?」

春子「捻りが無い。却下」

冬律「「  」」ガーン

紬「・・・」トントントトン

春子「・・・?」

三花「春子さん聞けないの?」

春子「音にすればなんとなく聞けるけど、紙鍵盤は分からない」

梓「ウィンターだそうです」

風子「いいね」

英子「美冬さんがいたら完璧だったね」

律「今秋だから却下だ」

冬紬「「  」」ガーン

いちご「・・・どうするの?」

憂「うーん・・・」


梓「あっちのチームは名前で困ってますよ」

唯「チーム名くらいパパッと決めないとダメだよ」

梓「決まったんですか」

唯「チームあずにゃんだよ」

梓「・・・」

夏「名前なんて飾りみたいなもんだから、ゲームスタートしましょう」

姫子「そうだね、一投目梓ちゃんだよ」

梓「・・・」

澪「やる気失くしたか・・・」

590. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:49:04.24 ID:H+z4J3XCo
律「ゲームスタート、行けむぎ!」

紬「・・・」グッ

テッテッテ

紬「・・・」シュッ

律「お、キレイなフォーム!」

ガタン

紬「・・・!」

憂「あ・・・」

いちご「ガーター・・・」

紬「・・・」ションボリ

潮「ドンマイドンマイ!」

英子「次頑張りましょう」

律「お母さんか!」

梓「・・・」グッ

テッテッテ

梓「・・・!」シュッ

ガタン

澪「え・・・」

唯「あずにゃん・・・?」

夏「あっはっは!」

梓「投げる瞬間変な力が入ってしまいました」

唯「びっくりしたぁ」

美冬「どうして?」

唯「むぎちゃんの真似したのかと・・・」

梓「しませんよ」

律「お互い微妙なスタートとなった訳だが・・・」

テッテッテ

紬「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

春子「いいぞ、そのまままっすぐ!」

ガコーン!

紬「・・・」グッ

三花「ストライク!」

冬「ストライク!」

いちご「・・・スペア」

三花「そう、スペア!」

冬「スペア!」

591. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:49:43.57 ID:H+z4J3XCo
紬「・・・」スッ

律「ナーイス、むぎ!」パァン

梓「すごいですむぎせんぱい!」スッ

パァン

紬「・・・」ニコニコ

風子「むぎさんこっちにも凱旋して!」

英子「スペアおめでとう」

ペチペチペチ


梓「よぉし!」グッ

テッテッテ

梓「えいっ」シュッ

ゴロゴロゴロ

梓「よしっ!」グッ

ガコーン!

唯「やったよあずにゃん!」

澪「やった!」

アカネ「紬さんと同じ・・・スペア」

タッタッタ

梓「やりましたむぎせんぱい!」スッ

紬「・・・」スッ

パァン

紬「・・・」グッ

梓「やってやったです!」グッ

律「真っ先に敵陣に入ってきたぞこの子」

冬「よ、よし。次私の番っ」グッ


唯「あ〜ずにゃ〜ん」シクシク

ちか「ふふっ」

澪「喜びを分かち合おう」スッ

梓「やりましたっ」スッ

パンパンパンッ


冬「よいしょ」

ズシッ

冬「これは重たいから・・・」

律「それ一番軽いヤツな」

冬「え!?」

592. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:50:20.54 ID:H+z4J3XCo
律「マジか・・・。しょうがない、片手で持てないなら両手で転がしていいぞー」

冬「だ、大丈夫です」グッ

風子「・・・」ハラハラ

フラフラ

冬「・・・っ」ポイ

ドスン

英子「・・・」ハラハラ

ゴロゴロゴロゴロ

春子「転がしたというより、落として転がったって感じだな」

憂「あ・・・いい所へ・・・」

ガコン  ガラガラガラ

三花「え・・・?」

紬「・・・!」

冬「や、やりましたぁ!」

律「やりやがった・・・」

いちご「・・・すごい」

風子「ストライク!」

唯「なんとっ!」

澪「すごいな・・・」

夏「ボウリング初めてなのに・・・」

姫子「・・・そうなんだ」

ちか「それって凄いよ!」

美冬「ビギナーズラック・・・」

冬「続けてストライク取ります!」グッ

律「いやいや、燃えてるところ悪いんだけど、次は私だから」

冬「でも、琴吹さんと梓さん二投しましたよ?」

律「ほら、スコアみて」

冬「?」

律「3フレーム目になってるから、ストライクが出たら一投でお終いなの」

冬「・・・そうなんですか」ガッカリ

律「ストライクが出たら、みんなとハイタッチができるんだ」

冬「さっき琴吹先輩がやったようにですか?」

律「そうだぜ」

紬「・・・」スッ

冬「・・・」ソォー

ペチッ

律「やったな!」スッ

冬「・・・ありがとうございます!」

パァン
593. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 18:51:06.28 ID:H+z4J3XCo
ゴロゴロゴロ

カコーン

夏「・・・8本か」

澪「・・・え?」

エリ「いつの間に!?」

夏「みなさんが冬に注目している間にです」

姫子「・・・スペア狙えるよ」

唯「行け行け〜!」

夏「では・・・」グッ

テッテッテ

夏「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロ

カーン

夏「・・・」

アカネ「9本・・・。どうしようみんなレベル高い・・・」

エリ「う、うん・・・」ゴクリ

スタスタ

夏「・・・」

梓「・・・どうしたの?」

夏「・・・別に」

梓「・・・」

夏「飲み物買って来ましょうか?」

姫子「今はいいよ。負けたチームにおごらせるって話もあるからさ」

夏「それはいいですね!」

美冬「・・・」

律「よぉーっし!いい流れだ!」

澪「止めるなよ」

律「敵に塩をもらったぜ!」

潮「しょっぱいよ律!」

律「私がしょうもない事言ったみたいになったけど、いいや」グッ

テッテッテ

律「うりゃー!」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

律「よーしよー・・・くない!戻れ!」

ガタン

律「あー・・・」

春子「あーぁ、せっかく冬ちゃんがストライク出したのになぁー」

冬「?」

英子「ストライクを出した後は今回倒したピンの分が前回のフレームに加算されるんだよ」



最終更新:2011年10月06日 00:20

*1   例え下手だっ!  

*2   例えが無駄になったー!!  

*3   気付かれてないと思ってる!