618. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:07:13.06 ID:H+z4J3XCo
梓「いい感じです!」

ガコーン!

姫子「・・・」フゥ

律「おぉー!!」

冬「スペア!」

澪「凄いな・・・」

和「・・・」

紬「・・・!」スッ

姫子「ありがと、むぎ」

パァン

紬「?」

夏「やりましたね姫ちゃ」

姫子「・・・」ビシッ

夏「ど、どうして」

姫子「私は夏の先輩だから」

夏「ひどーい」

姫子「ふふっ」スッ

夏「へへっ」スッ

パァン

冬「すごいです!」スッ

律「やるなー!」スッ

姫子「ありがと」

パンパァン

三花「どうして私がトリなの!?」

純「豚肉より鳥ですか・・・」

三花「うるさいよっ」

純「ごめんなさい・・・」ションボリ

三花「ふーっ!」

梓「なんだかネコみたいですね」

エリ「あらら・・・」

アカネ「集中力が切れたね・・・これの出番」

風子「飴?」

アカネ「ほら」

三花「・・・!」パクッ

エリ「さぁ頑張れー!」

三花「よぉし」コロコロ

律「え・・・なにそれ?」

アカネ「プラシーボ効果みたいなもの・・・」

澪「そんな特技があったのか・・・」

和「特技とはいえないわね」
619. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:07:43.25 ID:H+z4J3XCo
三花「・・・」グッ

潮「スットライク!」

テッテッテ

三花「行けっ!」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

英子「行ける!」

ガコーン!

三花「やった!8本!」

冬「おぉー」パチパチ

律「よーしよし、いい感じだ」

和「久しぶりだけど大丈夫かしら」グッ

姫子「一緒にボウリングに来たのはいつ?」

唯「無いよ?」

澪「そ、そうなのか・・・」

テッテッテ

和「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

梓「見事に逸れていきますね」

コーン!

和「・・・ふぅ」

夏「1本・・・」

純「秘密兵器投入しますか?」

唯「和ちゃんに託すよ」キリ

純「・・・はい」ションボリ

三花「・・・あと2本」グッ

エリ「集中してるね」

アカネ「うん」

テッテッテ

三花「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

いちご「・・・取った」

カコーン!

三花「やったー!!」

春子「おぉ!」スッ

律「すっげえ!」スッ

憂「やりましたね!」スッ

潮「やったぁ!」スッ

純「すごいです!」スッ

620. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:08:17.39 ID:H+z4J3XCo
三花「やった!ありがとう!!」

パン  パン  パン  パン  パァン

英子「すごい!」スッ

紬「・・・!」スッ

三花「やったぁ」フルフル

パンッ  パァン

冬「・・・すごぉい」ボーゼン


和「・・・」

澪「・・・」

唯「・・・」

梓「・・・」

姫子「・・・」

美冬「・・・うーん」

夏「これは・・・面白い展開ですよ!」

エリ「・・・」

アカネ「えぇと・・・うちの点数は・・・」

和「・・・」

唯「和ちゃん」

和「なに?」

唯「学園祭みんなで頑張ろうね」

和「・・・」

姫子(どうして今・・・?)

梓「?」

夏「?」

和「そうね。これで終わりなんて寂しいわね」

唯「うん・・・。この先になにがあるのか知りたいよ」

澪「・・・そうだな」

夏「???」

梓「・・・ですね」

ちか「ど、どういう事?」

和「途中下車で答えを見つける事は難しいわ」

スタスタ

エリ「・・・」

アカネ「和さんがスペアを取って並ぶんだ・・・」

姫子「和が言っている事の意味が分からないんだけど・・・」

梓「夏の旅で出会った人がいて、答えを見つけられないまま途中下車しそうだったんです」

夏「・・・」

621. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:08:48.30 ID:H+z4J3XCo
姫子「・・・」

梓「でも、むぎせんぱいが手を引っ張って・・・。まだ答えは見つかっていないと
    答えを見つける事ができれば、途中下車・・・旅を中断する事にはならないと教えてくれたんです」

姫子「その先を・・・?」

梓「はい、見つけることがきました。乗り続けたからです」

ちか「・・・ボウリングとなんの関係が?」

唯「和ちゃんが燃えると思ったんだよ!」フンス!

エリ「あのクールな和さんが?」

澪「ふふっ・・・DVDでも言っていたな」

唯「クールでホットなテンションはいつもハイだよっ!」

エリアカネちか「「「  分からない・・・  」」」

姫子「DVDねぇ・・・」

澪「」ギクッ

テッテッテ

和「・・・っ」シュッ

ゴロゴロ

和「・・・ふぅ」クルッ

スタスタ

いちご「!」

潮「このパターンはもしかして!?」

春子「いちごの時と同じ!」

冬「スペアですスペアです!!」

律「テンション上がりすぎだっ」

和「・・・後は」

ガコーン!

和「任せるわ」ストッ

姫子「・・・座ると同時に・・・全部倒れた・・・・・・」

夏「はぁー・・・」

唯「やったね、和ちゃん」スッ

和「唯が焚き付けたからね」

パァン

紬「・・・!」

律「やるなっ!」

風子「和さんすごーい!」

英子「かっこよかった」

和「そこまでじゃないわよ」

潮「和がはしゃぐ所みたかったなぁ」

夏冬「「  クールな人なんですねぇ・・・  」」

唯「はもった!」

澪「初めてだな」

622. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:09:25.59 ID:H+z4J3XCo
冬「あ・・・」

夏「・・・」

姫子「どうして燃えたの?」

和「こうやって遊ぶのは数えられるだけになるわ・・・」

姫子「あぁ、そっか・・・そうだね・・・」



律「よーし、最後は私が」

春子「作戦会議だ、全員集れー」

紬「・・・」コクコク

冬「まだ終わっていないんですか?」

いちご「・・・10フレーム目はストライク、スペアが出た時3投目が追加される」

冬「おまけですね」

いちご「・・・ちょっと違う」

三花「ストライク取った人が投げる?」

憂「冬ちゃん、いちごさん、英子さんの三人ですね」

春子「それが定石だけど」

潮「このスコアすごいなぁ・・・」

紬「・・・」コクリ

憂「130対131・・・」

風子「ここまで来たら負けたくないよね」

英子「うん。和さんが盛り上げてくれたし、最後は勝ちたいよね」

紬「・・・」チョンチョン

律「あぁ・・・大丈夫。スルーされても・・・大丈夫」

いちご「・・・最後は誰が投げる?」

純「・・・」




アカネ「誰が投げる?」

エリ「うちのチームがストライク出したのアカネだけなんだね」

梓「スペアが多いですからそれで補っていたんですね」

唯「あっちは誰が投げるんだろ?」

和「むぎ、かしら?」

夏「梓・・・頼んだよ」ポン

梓「いやっ!」

澪「拒否するのはやいなぁ」

ちか「らちがあかないなぁ」

純「・・・決まったようです」

澪「どうだった?」

純「それがですね・・・」ヒソヒソ

623. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:09:57.78 ID:H+z4J3XCo
和「スパイね・・・」

美冬「いいのかな・・・」

澪「そうか・・・姫子ちょっといい?」

姫子「・・・?」

澪「・・・」ヒソヒソ

姫子「・・・分かった」

唯「誰が投げるの〜?」

姫子「梓ちゃん、嫌なんだよね?」

梓「?・・・相手がむぎせんぱいなら・・・嫌です」

純「きっぱりと」

姫子「じゃあ夏で」

夏「よぉーし!」

澪「やる気だ」

アカネ「頑張ってね!」

エリ「ファイトォー!」

夏「最後に全部倒して拍手・・・喝采を・・・って・・・・・・」



紬「・・・」コクリ

冬「は、はい・・・」ガタガタ

律「震えているけど大丈夫か?」

冬「む、むし・・・はいっ」ガタガタ

潮「え?」

風子「虫がどうしたの?」

英子「武者震い?」

冬「はい・・・っ・・・」ガタガタ

いちご「・・・大丈夫」

憂「楽しんでくれればそれでいいんだよ?」

冬「う、うんっ」ガタガタ

春子「だめだこりゃ」

三花「かわいいなぁ」ホノボノ

紬「・・・」

ギュ

冬「?」

紬「・・・」スラスラ

冬「全・・・部・・・た・・・お・・・し・・・た・・・ら・・・ケ・・・−キ・・・?」

律「ティータイムご招待?」

紬「・・・」フンス!

風子「あ、私も参加する!」

英子「・・・」

冬「ふふっ」
624. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:10:49.42 ID:H+z4J3XCo
夏「・・・冬じゃないですか」

姫子「むぎが投げるなんて言ってないよ」

夏「・・・謀りましたね」

姫子「夏と冬が投げる事に問題があるの?」

夏「・・・私が避けているの知っているくせに」

梓「・・・」ムッ

姫子「踏み込むって宣言したじゃん」

夏「・・・」

姫子「勝ちたいから、頑張ってね」

夏「・・・」

律「決まったかー?」

姫子「うん」

律「夏が投げんのか・・・」

夏「・・・はい」

冬「・・・」

律「あ!」ピコン

澪「どうした?」

律「同時に投げようぜ!」

夏「!」

唯「いいね!」

紬「・・・」コクリ

憂「結果が同時に分かりますからね」

律「じゃ、スタンバーイ!」

澪「部活じゃないんだぞ」



和「スパルタね」

姫子「時間が無いからね」

和「どういう事?」

姫子「学園祭までには修復してほしい・・・
      それからは、私・・・私たちと接する機会がなくなるから」

和「・・・そうね」

姫子「時間が解決してくれるのかもしれないけど、みんなと今を残したい・・・」

和「えぇ」

625. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:11:15.85 ID:H+z4J3XCo
律「位置について!」

澪「短距離走じゃないんだぞ」

冬「・・・」グッ

夏「・・・」グッ

紬「・・・」パンッ

冬「・・・」

フラフラ

夏「・・・」

スタスタ


唯「おぉ・・・鏡を見ているようだよ」

憂「シンクロしてるね」


夏「・・・っ」シュッ

冬「・・・っ」ポイ

ドスン

ゴロゴロゴロゴロ


純「両方いい感じ!」

梓「・・・」


ガコーン

夏「・・・っ!」

グラグラ

エリ「9本倒した!」

アカネ「もう一本倒れそう!」

唯「みんなで息を吹きかければなんとか」

梓「ならないですよ」



ガコン

冬「・・・っ!」

ガラガラガラ

紬「・・・!」

律「倒れろ!全部倒れろ!!」

風子「倒れて!」

英子「・・・」

ガラガラ

いちご「・・・あ」

冬「倒れた!」


626. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:12:16.36 ID:H+z4J3XCo

夏「倒れなかった・・・」

唯「惜しい〜!!」

澪「惜しかったな」

梓「・・・」

和「点数は?」

姫子「140対140で引き分け」

ちか「あれが倒れたら勝ちだったのにぃー!」

唯「勝負にたらばがにはないんだよ」キリリ

梓「たらればですよ」

唯「鱈レバー?」

梓「もういいです」

美冬「食べ物ばっかり・・・」

エリ「引き分けかぁ〜」

アカネ「スッキリしないね」

夏「・・・勝てない」

姫子「チーム戦していたんだから」

夏「あの光景を見てもですか・・・?」



紬「・・・」スッ

冬「やりましたー!」

パァン

律「すっげえ!才能あるんじゃねえのか!?」スッ

冬「無いですよ〜!」

パァン

憂「初めてなのに、この記録はすごいよ〜」スッ

冬「ありがとう〜!」

パァン

風子「・・・」ナデナデ

冬「あれ、ハイタッチ・・・」

英子「偉い偉い」ナデナデ

冬「あの・・・っ・・・」

春子「偉い偉い!」バシバシッ

冬「いっ・・・った・・・!」

風子「叩くの禁止!」

春子「あ、ごめんごめん」ナデナデ

冬「あ・・・あのぉ・・・」

潮「まぁまぁ」

627. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:12:44.48 ID:H+z4J3XCo
いちご「・・・すごい」

三花「うんうん」ナデナデ

冬「ぅ・・・」

紬「・・・」ニコニコ



姫子「・・・」

夏「私は・・・冬に・・・勝てない・・・」

梓「勝つ意味ってなに?」

澪「あ、梓・・・」

夏「別にぃ・・・」

梓「・・・」

純(誰かさんに似てるなぁ・・・)

姫子「今ケンカしたらダメ」

夏「しませんよ」

梓「・・・」

和「・・・」

紬「?」

律「どしたー?」

澪「なんでもないよ」

春子「引き分けで終わりは面白くないよな!」

紬「・・・」コクコク

律「だな!」

エリ「なになに?」

風子「白黒つけようって話」

英子「もう1ゲームするには時間がないよね」

律「うわっ、もうこんな時間かよ!」

三花「外暗くなってきたね」

いちご「・・・どうするの?」

和「とりあえず、片付けしましょ」

美冬「支払いを賭けて勝負しているんだけど・・・」

和「そう・・・。どうして美冬だけ私服なの?」

美冬「一度帰って来たから」

和「そうなんだ、じゃあ私お手洗い行くね」

スタスタ

美冬「・・・どうでもいいのかな」

628. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:13:42.13 ID:H+z4J3XCo
冬「・・・ふぅ」

憂「疲れちゃった?」

冬「え・・・うん。ちょっとだけ」

憂「私も座っちゃおう」ストッ

冬「・・・」ボケー

憂「大丈夫?」

冬「うん・・・」

憂「・・・」

冬「はしゃぎ過ぎちゃったみたい・・・」

憂「そっかぁ」ニコニコ

冬「昨日の夜会っただけなのに・・・」

憂「?」

冬「話をしてそんなに時間経っていないのに・・・一緒にいてくれるんだね・・・」

憂「時間なんて関係ないと思う」

冬「・・・」

憂「出会って1分の人とでも友達になれるよ」

冬「・・・そうなの?」

憂「うん。私はそれをお姉ちゃんと一緒に見てきたから」

冬「・・・?」

憂「夏に旅をしたんだよ」

冬「・・・」

憂「・・・」

冬「・・・いいなぁ。羨ましいです」

憂「あ・・・」

冬「気にしないでください・・・。私はこれから旅を始めればいいんですから」

憂「・・・うん」

冬「その為にも体力をつけなきゃいけませんよね」

憂(敬語に・・・戻っちゃった・・・)



澪「りつ」

律「ん?」

澪「じゃんけん」

律「ほい」

チョキ

グー

澪「負けたか・・・」

律「へっへー、澪の出すパターンは読めているんだぜ」

澪「・・・」
629. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:14:12.48 ID:H+z4J3XCo
姫子「負けたの?」

澪「うん、ごめん」

律「え?」

唯「あずにゃんチームの敗北です」

エリ「しょうがないね〜」

美冬「いい勝負だったから悔しさはあまりないよね」

梓「ですね」

夏「・・・」

和「あら、決着ついたのね」

律「あぶねえ・・・。なにも知らずに負けを通告されたらたまったもんじゃないぞ」

澪「ごめんな」

律「いいですけどもー」

いちご「・・・帰ろう」

風子「1ゲームしかしていないのに、結構楽しんだね」

英子「そうだね、だけどもう少し投げたかったかも」

春子「また来ればいいよ」

三花「賛成ー!」

純「・・・私投げていないんですけど・・・、何しに来たんでしょうか」

律「わ、分からん」

紬「・・・」キョロキョロ

梓「どうしたんですか?」

紬「・・・」

梓「・・・あ、憂と冬がいませんね」



憂「冬ちゃん」ユッサユッサ

冬「」スヤスヤ

憂「起きて〜」ユッサユッサ

冬「」スヤスヤ

憂「どうしよう・・・」

冬「」スヤスヤ

紬「・・・」ニコニコ

姫子「また眠ってしまったんだ・・・」

風子「あらまぁ〜」

英子「昼にも寝たのに・・・」

夏「・・・しょうがないな、うちの姉は」

梓(そんなに嫌って風でもない・・・)

唯「しょうがないよね〜」

姫子「憂ちゃん、乗せてくれる?」

憂「は、はい」
630. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:14:59.00 ID:H+z4J3XCo
澪「寝ちゃったのか」

律「今日も送るのか?」

姫子「よいしょっと・・・。うん」

冬「」スヤスヤ

夏「すいません・・・昨日に続いて・・・」

姫子「いいけど・・・。1人ではちょっとね・・・」

紬「・・・」ズバッ

梓「?」

唯「むぎちゃんが行くの?」

紬「・・・」コクリ

姫子「・・・ありがと」



美冬「今日はこれで解散?」

ちか「え、うん」

美冬「そうだよね・・・。陽が沈んだし・・・」

ちか「物足りないとか?」

美冬「ちょっとね」

エリ「・・・アカネ」

アカネ「?」

エリ「明日、学校終わったらさ・・・あの駄菓子屋行ってみない?」

紬「!」

アカネ「あの小田おばぁちゃんの?」

エリ「うん」

律「小田おばぁちゃん?」

三花「夏前までよく行っていたお店でね、そのおばぁちゃんが店番してるの」

澪「へぇ・・・」

紬「・・・」チョンチョン

律「ん?」

紬「・・・」クルクル

律「あぁ、あの店かもしれないな」

エリ「?」

律「私とむぎで入った駄菓子屋かもしれないんだ」

姫子「そろそろ出発したいんだけど・・・」

冬「」スヤスヤ

夏「・・・」

紬「・・・!」

631. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:15:25.73 ID:H+z4J3XCo
和「みんな気をつけて帰ってね」

いちご「・・・うん」

春子「大丈夫だって、じゃあな」

潮「ばいばーい」

風子「誘ってくれてありがとね」

梓「約束していましたから」

英子「約束・・・」

風子「じゃ、明日ね」フリフリ

英子「みんな、おやすみ」

憂「おやすみなさい」

唯「おやすみ〜」フリフリ

エリ「バイバーイ!」

アカネ「じゃあね」

三花「バイバイ」

澪「梓・・・?」

律「風子たちと帰らないのか?」

梓「う・・・」

純「ほら帰るよー」

梓「先輩方・・・明日です・・・」

澪「うん、明日な」

律「気をつけて帰れよー」

唯「おやすみあずにゃん」

憂「おやすみ」

純「おやすみなさーい」

梓「失礼します」ペコリ

紬「・・・」フリフリ

美冬「帰ろうか」

ちか「うん」

632. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:16:12.31 ID:H+z4J3XCo
夏「大丈夫ですか?腕痺れたりとか・・・」

姫子「大丈夫。冬軽いから」

冬「」スヤスヤ

律「気持ち良さそうに眠るな」

澪「あぁ・・・」

紬「・・・」ツンツン

姫子「?」

紬「・・・」キリ

姫子「???」

唯「冬ちゃんをおんぶしたいって事じゃないかな」

紬「・・・」コクリ

姫子「そう?・・・それじゃお願いね」

冬「」スヤスヤ

和「起きないわね」

紬「・・・」フンス!

夏「・・・」

憂「・・・」

和「それじゃ私たちはここで」

唯「みんなおやすみ〜」

憂「おやすみなさい」

律「気をつけてな、むぎ」

紬「・・・」コクリ

澪「姫子と夏・・・それから冬も、おやすみ」

夏「おやすみなさい・・・」

姫子「明日ね」

冬「」スヤスヤ

633. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/05(月) 19:17:17.56 ID:H+z4J3XCo

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「なに〜?」

憂「冬ちゃんと話をしていたんだけどね・・・」

和「?」

憂「旅の話をしたら敬語に戻っちゃった・・・」

唯「そっか・・・」

憂「せっかく馴染めたのに・・・」

澪「・・・リセットしてしまったのかもな」

律「リセット?」

澪「徐々にほぐれた気持ちが、何かを思い出して固まってしまった・・・とかな」

律「・・・」

憂「旅の話がそうなんでしょうか・・・」

和「旅と繋がった何か、かもしれないわ」

唯「そだよ。だからういが気に病むことはないよ」

憂「・・・」

澪「どうしてむぎが冬を送るなんて言い出したんだろう」

和「そうね・・・。気になっていたわ」

律「気まぐれ・・・とか?」

唯「優しいからだよ」

憂「!」

律「あー・・・余計な事考えて単純な答えが見えてなかった・・・」

和「そうね、答えは意外と単純だったりするのよね」

澪「・・・うん」

唯「お腹空いたよ・・・鱈・・・レバー・・・」

憂「あ!」

律「ど、どうした?」

憂「買い物袋・・・コインロッカーに入れたまま・・・」

澪「戻ろうか」

憂「冬ちゃんの分も・・・あるんです・・・」

律「急いで戻ろうか」

和「・・・」ピッピッピ

trrrrr


636. がんばります 2011/09/06(火) 18:26:52.62 ID:51PuW/tjo
―――――斉藤邸


夏「どうぞ、上がってください」

姫子「お邪魔します」

「まぁまぁ、また寝ちゃったのね」

紬「・・・」ペコリ

冬「」スヤスヤ

「しょうがない子ね・・・。あら今日は新しい方が送ってくださったのね」

紬「・・・」コクリ

「・・・もしかして、あなたが琴吹紬さん?」

紬「?」

「あ、ごめんなさい。突然でビックリさせてしまいましたね。
  あなたのことは二人から聞いています」ペコリ

夏「ちょっと母さん、玄関で立ち話させないでよ・・・
    紬先輩は冬を背負っているんだからさ」

母「あらあら、私ってば」

紬「!」

姫子「冬に似てるよね」ヒソヒソ

紬「・・・」コクコク

夏「冬の部屋はこっちです」

紬「?」

母「手間をかけさせてしまって申し訳ないわ」

夏「だったらおもてなしくらいしてよ」

母「そうね!さっき買ってきた梨があるのよ!」

テッテッテ

夏「ちょっ、それ冬の・・・って母さん!」

テッテッテ

紬「・・・」ポツーン

冬「」スヤスヤ

姫子「こっちだよ・・・」

pipipipipi

姫子「・・・和?」

紬「・・・」

ピッ

姫子「はい」

『冬が忘れ物したから渡したいのだけど、どこにいるの?』

姫子「もうお家に着いちゃったよ・・・。ここだよむぎ」

ガチャ

紬「・・・」

冬「」スヤスヤ

637. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:27:26.31 ID:51PuW/tjo
姫子「今どこ?」

『今は・・・』

紬「・・・」ソォー

冬「」スヤスヤ

夏「ありがとうございます、紬先輩」

紬「・・・」コクリ

夏「リビングに来てください、大したお礼できませんけど・・・」

紬「・・・」

姫子「・・・じゃあね」

プツッ

姫子「ありがとう、むぎ」

夏「姫子先輩もどうぞ」

スタスタ

紬「・・・」

姫子「昨日私もちょっと悲しくなった」

紬「・・・」コクリ

姫子「夏は冬の部屋に入ろうとしないんだよね・・・」

紬「・・・」


638. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:29:16.44 ID:51PuW/tjo
母「どうぞ座って〜」

紬「・・・」

姫子「それじゃお言葉に甘えて」

夏「すいません、私お風呂入ってきます」

母「まぁ!先輩が来ているのにこの子ったら!」

姫子「いいですよ。部活でかいた汗を流したいでしょうから」

夏「ほんとうにごめんなさい!」

テッテッテ

母「あの子を甘やかしてはダメですよ!」

姫子「はは・・・」

紬「・・・」ニコニコ

母「さ、どうぞ。こんなものしかお出しできませんが・・・」

姫子「いえ、お構いなく・・・」

紬「・・・」ペコリ

母「昨日に続いて申し訳ありません」

姫子「いえ、やりたくてやっただけですから」

母「まぁ、立派なお心で」

姫子「はぁ・・・」

紬「・・・」コクコク

母「お若いんですから、もっと図々しいくらいがいいのよ?」

紬「・・・」

姫子(和・・・早く来てくれないかなぁ・・・)

母「あの子が外で眠るなんて珍しいわ」

姫子「余程疲れていたんでしょうね・・・」

紬「・・・」

母「それもあるんでしょうが・・・、知らない人の前では眠れないものです」

姫子「・・・そうですね」

紬「・・・」トントントントン

母「?」

姫子「な・・・つ・・・?」

紬「・・・」コクリ

姫子「あ・・・夏がいるから安心している・・・と?」

紬「・・・」キリ

母「・・・」

姫子「・・・」

紬「・・・」

母「・・・」

639. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:30:07.32 ID:51PuW/tjo
姫子「違いますか・・・?」

母「え?あ、あぁ、そうね。そうかもしれないわね」

姫子(動揺してる・・・?)

紬「・・・?」

母「姫子さんは部活で一緒させてもらっていますが・・・紬さんは、あの子たちとは
    昨日の夜からで、合っていますか?」

紬「・・・」コクリ

母「・・・」

姫子「?」

母「お二人にはお話しておいたほうがいいのかもしれませんね」

紬「?」

姫子「・・・」

母「冬と夏は不仲という訳ではないのですが、冬が入院していた時に」

ピンポーン

母「あら、お父さんかしら?」

姫子「多分、和・・・同級生が冬の忘れ物を届けに来たのだと思います」

母「あらあら、迷惑をかけっぱなしね冬は」

パタパタ

ガチャ

母「はい」

『こんばんはー!幸せを届けに参りましたー!』

『遊ぶなっ』

母「まぁ」

『幸せはあなたのそばに!蕎麦屋さんです!』

『お、お姉ちゃん!』

母「はーい、少しお待ちくださいね〜」

ガチャ

母「うふふ」

パタパタ

姫子「律と唯・・・」ハァ

紬「・・・」トントン

姫子「?」

紬「・・・」

ギュ

紬「・・・」スラスラ

姫子「うん・・・。聞かないと帰れないね・・・」

640. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:31:20.27 ID:51PuW/tjo
紬「・・・」スッ

姫子「私も一番最初に気付いたよあの写真」

紬「・・・」

姫子「家族4人とも楽しそうに笑っているよね・・・」

紬「・・・」コクリ

姫子「仲が悪いとは思っていないけど、その逆のような気がするんだよね・・・」

紬「・・・」スラスラ

姫子「むぎもそう思ったんだ・・・」

紬「・・・」コクリ

唯「お邪魔しまーす」

律「なんで和が謝るんだよー」

澪「二人が遊ぶからだろっ」

憂「もぅ・・・」

和「本当に・・・申し訳ありません・・・」

母「面白かったわよ」

律「よっしゃ!」

唯「蕎麦とどっちがですか!?」

母「うーん・・・インパクトが大きかったから律さんかしら」

律「分かる人には分かるんだよ」

澪「・・・」

姫子「馴染んでる・・・」

紬「・・・」ニコニコ

憂「夏ちゃんはいないんですか?」

紬「・・・」トントントン

憂「そうですか」

律「乙女だもんなぁ〜」

澪「律とは大違いだな」

和「そうね、女性はお風呂が好きと相場が決まっているわ」

律「な・・・」

姫子「クスクス」

母「どうして机をトントン叩いただけで伝わるの?」

唯「よくぞ聞いてくれました。りっちゃん!」

律「はいよー!」

ペラッ

母「紙にかいた鍵盤・・・よね?」

641. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:32:45.20 ID:51PuW/tjo
紬「・・・」トントントン

澪「写真?」

紬「・・・」コクリ

母「?」

紬「・・・」スッ

母「あれは・・・、二人が小さい頃に撮った写真です・・・。場所は北海道のどこだったかしら」

唯「かわいい〜」

憂「ほんとだ〜」

紬「・・・」

母「その鍵盤で会話しているのですね」

和「はい、そうです」

母「・・・」

紬「・・・」ツンツン

姫子「うん・・・。すいませんが、話の続きを聞かせてくれませんか・・・?」

唯「ん?」

律「なんだ?話の続きって」

澪「そ、それじゃ、私たちはこれで」

和「失礼します」

憂「それでは」

母「・・・」

唯「帰るの?」

律「むぎたちは・・・?」

紬「・・・」

姫子「えぇと・・・」

澪「察しろ」ヒソヒソ

律「あ、はいはい。失礼しました」

母「・・・よければ唯さん達も聞いていってください」

唯「?」

母「部屋を移動しましょう」

642. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:33:34.15 ID:51PuW/tjo
律「和!だな!」

澪「頼むからしずかにしてくれ」

唯「おしとやかにしなくちゃいけないよ、りっちゃん」シンナリ

憂「・・・」

母「すいません、おもてなしもできなくて・・・」

和「いえ、押しかけたようなものですから。お気になさらないでください」

紬「・・・」コクリ

姫子「・・・」

律「広いなーこの部屋」

唯「みんなで書道が出来るよね!」

母「・・・」

澪「こ、こら」

律「あ、すいません」

唯「ごめんなさい」

母「いえ・・・。姫子さん、今日は・・・?」

姫子「ボウリングで遊びました」

母「まぁ・・・」

唯「冬ちゃん大活躍だったよ」

律「あれは凄かったな」

紬「・・・」コクコク

母「そうですか・・・、みなさんと楽しそうに遊べたのですね・・・」

憂(お母さんの表情だぁ・・・)

和「冬さんの入院期間はどのくらいになりますか・・・?」

姫子(のどか・・・)

母「小学校の時に三度、高校受験終わってから高一の秋までです」

唯「そんなに・・・」

母「冬は生まれつき体が弱くて・・・そのせいですぐ寝込んでしまうんです・・・
    それでも、最近は体力もついてきてみなさんと遊べるくらいには元気になりました」ニコ

澪(なんだか安心できる笑顔だな・・・)

律「もう入院の心配はしなくていいのか・・・ですか?」

母「えぇ、お医者様のお墨付きですから」

紬「・・・」ホッ

唯「よかったぁ〜」

憂「・・・本当に・・・よかった」

和「えぇ」

律「へへっ、よかったよかった」

姫子「・・・」

母「・・・」

紬「・・・?」

643. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:35:17.03 ID:51PuW/tjo
母「あの子・・・いえ、やっぱりよしましょう」

唯「え・・・?」

母「ごめんなさいね、夏と冬の周りにあなたたちがいてくれるのが嬉しくて
    つい、頼ってしまう所でした」

姫子「・・・」

母「迷惑をかけたお礼に今日の夕飯食べていってください」

唯「メニューはなんですかな!?」

母「お鍋にしましょう」

唯律「「  ごちそうになります!  」」

澪「・・・はぁ」

和「遠慮しなさいよ」

憂「もぅ・・・」

母「うふふ、こうでなくっちゃ」

紬「・・・」トントントン

律「あ、ごめん。もう一回弾いてくれ」

紬「・・・」トントントン

母「?」

唯「うんうん、そうだよねむぎちゃん」

律「うむ」

母「鍋はダメでしたか?」

姫子「私たちにできることがある・・・だよね?」

和「えぇ」

憂「はい」

澪「・・・」

母「あら、手伝ってくれるの?嬉しいわ〜」キラキラ

唯「えーとね〜」

律「夏と冬がすれ違っている事だ・・・です」

紬「・・・」コクリ

母「!」



・・・・・・



ザァーーーー

キュッキュッキュ

夏「・・・」

ピチョンピチョン

644. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/09/06(火) 18:37:33.97 ID:51PuW/tjo
『ごめ・・・んね・・・』

夏「・・・っ」ズキッ

ピチョンピチョン

夏(なんで・・・)

ガチャ

夏(・・・冬は小さい頃から・・・少しも変わらない・・・)

・・・・・・

・・・


―――――病院


ガラガラガラ

「・・・ふ、冬・・・?」

冬「あ、夏!また来てくれたんだ!」

夏「う、うん・・・。はい・・・梨・・・お母さんが」

冬「わーい!」ウキウキ

夏「ほ、他の患者さんに迷惑だよ」

冬「あ・・・えへへ」

夏「・・・もぅ」

冬「嬉しいんだもん」ルンルン

夏「・・・」

「少しはしずかにしてほしいぞ」

「またそんな事言って・・・」

「そうですよ、私たちも元気を貰っているんだから」ニコニコ

冬「えへへ、ありがと〜」

夏「・・・」ビクビク

冬「怖くないよ、あの子検査の為にご飯止められているから、ピリピリしてるの」ヒソヒソ

「聞こえてるぞ、冬子」

夏「・・・っ」ビクッ

冬「ごめんなさい・・・お詫びに梨を・・・」

「止められているって言ったばかりだぞ」

冬「あげると言ってないよ〜」

「ぐっ・・・」

「あはは、一本取られましたね」

「うふふふ」

冬「あはははっ」

「検査が終わったらいただくとするかな」

冬「その時はもう無いよー。それに私の名前冬だよ」

夏「・・・」ビクビク



最終更新:2011年10月06日 01:26