澪「私が決めてもいいのか・・・?」

冬「クマの着ぐるみで風船配ってましたねー。まるで遊園地ですね~」

虎徹「みゃみゃ」

澪「確か、一年生のクラスでぬいぐるみ展示をやっていたな・・・」

律「え・・・」

澪「あ、梓行きたい?」

梓「特には・・・」

澪「冬は?」

冬「行きたいです!」

澪「じゃあ行こうか」

律「・・・」

律「あ、見てくれ」

澪「んー?」

律「オカルト研―」

澪「冬、ぬいぐるみ展示会場が見えてきたぞ」

冬「はい、ファンシーですね」

梓「・・・」

虎徹「・・・」

梓「虎徹、人が多いから歩きにくいでしょ?」

虎徹「みゃ、みゃ・・・」

梓「ふぅ・・・ほら、おいで」

虎徹「・・・」

梓「歩きにくいんでしょ?」

虎徹「みゃ~」

梓「素直じゃないなぁ」

律(仲良かったんだな・・・)

虎徹「みゃっ」ピョン

律「おっと」

梓「・・・」

虎徹「・・・」ゴロゴロ

律「なんでこっちに来るんだよ」

虎徹「みゃー」

梓「まったく・・・あ、唯先輩です」

唯「うぉー」モフモフ

澪「・・・」

冬「大きいクマのぬいぐるみですね」

憂「お姉ちゃんったら・・・」

唯「もふもふしてるよ、澪ちゃん!」モフモフ

澪「・・・う、うん」ゴクリ

律「なにしてんだよ」

虎徹「みゃ?」

唯「もふもふしてたんだよ。はい、冬ちゃん。抱っこしてみて」

冬「はい」モフモフ

澪「・・・」ジー

冬「もふもふしてまふー」モフモフ

憂「ふ、冬ちゃん、次私に・・・」

冬「はぁ~・・・夢心地でしたぁ・・・。はい、憂」

憂「・・・」モフモフ

澪「・・・」ゴクリ

憂「もふもふしてまふね」ウットリ

唯「でしょー?」

梓「律先輩、虎徹預かります」

律「ん?あぁ・・・」

梓「よいしょ」

虎徹「みゃ?」

憂「ふふ~」モフモフ

冬「気に入ったみたいですよ」

澪「う、憂ちゃん・・・」

梓「憂、律先輩に渡して」

憂「はぁ~・・・。はい、どうぞ」

律「なんで私が・・・うぉおー、もふもふしとふ」

澪「・・・」ウズウズ

梓「虎徹の負けだね」

虎徹「みゃー!」

唯「りっちゃん、そろそろ返還しなよ!」

澪「私はまだだぞ」

冬「わ、私ももう一度」

憂「あ、私も!」

律「ん~、あと少しもふもふさせてくれまふぇんか」モフモフ

虎徹「みゃー!」

梓「暴れないで」

ザワザワ

「あ、あのー先輩方・・・」

梓「どうしたの?」

「いえ、そのぉー」

律「はぁ・・・このぬいぐるみいいな」

冬「わぁ~」モフモフ

澪「ふ、冬・・・!」ウズウズ

唯「この蟹のぬいぐるみは普通だね」

憂「そうだね・・・」

ザワザワ

梓「うわ・・・注目を集めてる・・・」

「はい・・・そうなんです」

和「この人だかりはあなたたちなのね・・・」

虎徹「みゃっ」

冬「和先輩もどうぞっ」

和「え・・・?」

澪「あっ・・・」

唯「もふもふしてみるといいよ」

律(和のリアクションが見られるのか・・・ナイスだ、冬)グッ

冬「・・・」グッ

憂「もふもふーって」

和「もふもふ」モフモフ

澪「・・・」ゴクリ

梓「・・・」ゴクリ

虎徹「・・・」

和「・・・っ」

唯「和ちゃんの顔が綻んだよっ!」

律「マジだ!」

澪「和まで!?」

冬「すごい威力ですね、このぬいぐるみ」

憂「は、初めてみた・・・っ!」

虎徹「」サラサラサラ

梓「ぬいぐるみには勝てないよ。うん、しょうがない」

「あ、あのぉー・・・」

唯「うい、先に戻ってるからね」

憂「うん。また後でね」

唯「あいよ~」

テッテッテ

澪「私まだ・・・抱っこしてなかったのに・・・」ションボリ

律「まぁまぁ、次はどこ行こうか」

澪「はぁー・・・」

梓「虎徹をどうぞ」

虎徹「・・・」シーン

澪「あ、うん・・・」

冬「虎徹ちゃんはどうして元気が無いの?」

梓「ぬいぐるみに負けて傷心気味なんだって」プクク

憂「気持ちが分かるんだ・・・」

澪「うん・・・回復してきたぞ」

虎徹「みゃ!?」

梓「正気に戻った・・・」

虎徹「みゃっ」ピョン

澪「あ・・・」

シュタッ

虎徹「みゃー!」

梓「うるさい」

律「みおー、プラネタリウム行こうぜー」

澪「ど、どうしたんだ・・・」

律「いや、なんとなくだ」

澪「星に興味をもったのかと思った」

冬「プラネタリウムよかったですよ~」

梓「さとみさんと行ったんだってね」

冬「うん。いい人だったよ」

憂「私も一緒に見たんだよ」

梓「むぎせんぱいも一緒にね・・・」フッ

律「わざわざ来てくれたんだよな。むぎと一緒に店に来た時はビックリしたぜ」

澪「うん。ビックリだ」

梓「私、見送りしかしてませんよぉ」ガックリ

律「まぁまぁ、・・・澪、行こうぜ」

澪「うん。それじゃ後でね」

梓「はい」

虎徹「・・・」クシクシ

夏「おーい、冬ねぇ~」

純「梓~」

タッタッタ

冬「夏・・・」

憂「二人ともどうしたの?」

梓「むぎせんぱいは?」

夏「自由時間だからどっか見て周ろうよ。紬先輩はどこいるか分からないな」

純「私もフリータイムだからさ、一緒に見て周ろうよ。紬先輩は分からないね」

梓「・・・」ハァ

虎徹「・・・」クシクシ


冬「烏賊焼きおいしいね~」モグモグ

虎徹「みゃー」

冬「だ~め」

虎徹「・・・」

冬「はい、夏・・・全部食べて」

夏「1人で食べきれないなら買わないでよ」モグモグ

純「とうもろこしもおいしい」モグモグ

憂「縁日みたいだよね」

梓「虎徹、虎徹・・・」

虎徹「?」

梓「とうもろこしあげる。一粒」

虎徹「・・・」スィー

梓「無視されたっ」

憂「さっきのお店の衣装可愛かったね~」

冬「うん、あれもさわ子先生がデザインしたんだよね」

梓「そういうところの頑張りは変に凄いからなぁ・・・」

夏「ふーん・・・。梓の和服衣装も?」

梓「うん」

純「けいおん部と数名しか着てないよね」

梓「そうなの?」

憂「うん。あとは茶店衣装だよ。多恵さんとかアカネさんとか」

梓「そういえば、そうだった・・・気がつかなかった・・・」

憂「私も明日着る予定だよ」

冬「夏は?」

夏「私も明日。今日は茶店衣装」

冬「いいなぁ・・・」

梓「明日手が空いてたら手伝えばいいんじゃない?」

冬「いいの!?」

梓「姫ちゃん先輩に承諾を得ればいいだけだから」

夏「そんじゃ承諾済みって事だ」

憂「そうだね」ニコニコ

冬「やった」

純「そんじゃ私も明日着せてもらおうー」

虎徹「みゃっ」

テッテッテ

夏「あ、コテッツ!」

梓「誰か見つけたんでしょ」

冬「信頼関係厚いよね」

梓「これは信頼じゃないよ」

純「・・・」

憂「あ、いちごさん」

虎徹「みゃ~」スリスリ

いちご「・・・」ナデナデ

夏「どちらへ行かれるのですか?」

いちご「・・・あっち」

梓「一緒ですね」

憂「行きましょう」

いちご「・・・うん」

冬「ねぇ、夏」

夏「私にはいちご先輩がどこを指したのか分からないよ」

冬「そう・・・だよね・・・」

純「・・・うちの出店かな」

「あ、いちごさんいらっしゃーい」

いちご「二つちょうだい」

「ありがと~」

夏「わたあめじゃん」

純「分かるわけないじゃん!」

冬「もふもふ・・・わたあめ・・・」

梓「それはもういいから」

虎徹「・・・」クシクシ

憂「・・・縁日みたいだよね」

いちご「・・・縁日?」

憂「いえいえ、なんでも」

いちご「? ・・・誰か食べる?」

憂「あ・・・」

冬「お腹一杯です。ありがとうございます」

夏「私も」

純「気持ちだけで」

梓「・・・はい」

虎徹「・・・」クシクシ

いちご「・・・そう」

姫子「どうしたの?」

いちご「どうしたのその格好」

姫子「着替えてきたんだよ、似合う?」

冬「はい!」キラキラ

夏「おぉー・・・和服女将」

姫子「ッ!」ビシッ

夏「いつっ」

純「にあいますね」

梓「はい」

姫子「別にいいけど・・・。どうして二つ持ってるの?」

いちご「誰か食べるかなと・・・思って」

憂「・・・頂いていいですか?」

いちご「・・・うん」

憂「ありがとうございます」

いちご「無理しなくていい。私が食べたかったからついでに買っただけ」

梓「憂、ちょっとちょうだい」ヒョイ

憂「うん」

夏「あたしも」ヒョイ

純「いただきまーす」ヒョイ

冬「・・・」モグモグ

姫子「冬はどうしてガッカリしてるの?」

冬「ガッカリしてませんよ」

夏「もふもふしてると思ったんじゃないですか」

冬「思ってないよ。わたあめくらい食べた事あるよ」

夏「知ってるよ」

姫子「?」

梓「大した話じゃないです。むぎせんぱいどこにいるか知りませんか?」

姫子「プラネタリウム見に行くって言ってたよ」

冬「さっき行きましたよ?」

姫子「いや、二回目だね。もう一度行くって」

梓「そんな・・・」

憂「さっき、律さんと澪さんが行った時だよね・・・梓ちゃん」

梓「こんなのばっかり・・・」

虎徹「・・・」クシクシ

梓「あ・・・!」

いちご「姫」グイッ

姫子「おっと・・・?」

「あっ、すいません!角にぶつけたりしませんでしたか!?」

憂「・・・」

いちご「・・・ぶつかった?」

姫子「ううん。大丈夫」

「すいませんでした!」ペコリ

姫子「当たってないから平気。気にしないで」

「そう言ってくれると・・・。急ぎますのでこれで!」

テッテッテ

夏「荷物にぶつかるところでしたね」

冬「あ、姫ちゃん先輩の草履が」

姫子「あ・・・」

いちご「ごめんね、時間無いから私の履いて出店行って」

姫子「助けてもらったのはこっちだけど・・・いちごはどうするの?」

いちご「その辺に座って、誰かに予備をとって来て貰う」

純「はい!取ってきます!」

いちご「ありがと」

純「いえいえ」

梓「あ、純!隣の休憩所まで持ってきて!」

純「おっけー!」

憂「隣?」

梓「うん。あっちの方が休みやすいと思って」

いちご「・・・うん」

虎徹「・・・」クシクシ

梓「肩に使ってください」

いちご「・・・ありがと」

夏「いえ、梓よりあたしの身長のほうがありますから」ドン

梓「む・・・」

冬「私も同じくらいですから両方から支えますよ」

いちご(困る・・・)

虎徹「みゃー」

テッテッテ

夏「虎徹はなんだって?」

梓「知らない。先に行ってるんじゃない?」

姫子「私が手を貸せばいいんだよね」

憂「・・・」

姫子「どうぞ」スッ

いちご「・・・うん」

憂(手を取り気分はまるで、姫・・・なんちゃって)ポッ

いちご「・・・」ピョンピョン

姫子「・・・」

梓「お客さん入ってるね」

夏「ほんとだ・・・」

冬「あ、時間だ!またあとでね!」

テッテッテ

夏「冬ねぇ!走ったらダメだって!・・・まったく」

いちご「・・・」ピョンピョン

姫子「悪いね、私のせいで・・・」

いちご「・・・気にしないで」

憂「・・・」キラキラ

梓「憂・・・?」

律「お、お姫様の手を引く王子様みたいだな」

憂「・・・」ウンウン

梓「どっちもお姫様じゃないですか」

律「姫子の雰囲気が王子様なんだよ」

梓「なんですかそれは」

風子「紳士的な雰囲気だよね、律さん」

律「だろ?」

姫子「・・・」

いちご「姫・・・あっちの椅子まで・・・」

姫子「うん・・・」

夏「あたしの手にも捕まってください」

いちご「ありがと」

律「梓、むぎなら調理室に行ったぞ」

梓「そうですか。行こう憂」

憂「そうだね」

風子「梓ちゃん」

梓「嫌です!」

風子「まだなにも言ってないよ?」

梓「絶対用事を押し付けるんです。知ってます!」

風子「純ちゃんの居場所を・・・」

梓「う・・・」

憂「純ちゃんなら準備室へ行きましたよ」

風子「純ちゃんに澪さんを探してきてほしかったの」

梓「?」

律「まだ澪の自由時間あるんだけどさ、ローテーションが早くなってて調整の為なんだ。
  悪いけど探してきてくれないか?」

虎徹「みゃっ!」

梓「こ、虎徹が行くそうです」

風子「・・・」

律「・・・」

憂「・・・」

虎徹「・・・」


15
最終更新:2011年10月06日 18:14