「どこ行ってたの二人とも」

梓「野暮用ですよ。唯先輩・・・お二人は?」

紬「・・・?」

唯「どこか行っちゃったよ」

梓「ど、どこへ・・・」

紬「・・・」

唯「はい、むぎちゃん!」

紬「?」

梓「・・・」

唯「今日ここへ来れなくて、学校で学園祭の後片付けしてくれているみんなからのお手紙だよ」

紬「!」

唯「空の中で読んでね」

紬「・・・」コクリ

「なんかつまんねえな、見たことあるお土産ばっかだ」

「当たり前だ」

梓「お土産覗いていたんですか・・・?」

「そうだぜ!」

「クラスのみんなで食べようってさ・・・」

梓「律先輩・・・」

律「なんだよその目は!」

梓「澪先輩・・・」

澪「うん。変なの買うところだったけど、止めたから大丈夫」

唯「りっちゃんなにしにきたの?」

律「見送りだよ!」

紬「・・・」ニコニコ

澪「最後までこのノリか・・・」

梓「そうですよ」

律「私悪くないもーん」

唯「もぅ~」

紬「・・・」

梓「・・・」

律「・・・」

澪「・・・」

唯「・・・」

紬「・・・」チラッ

梓「そろそろ時間ですね」

紬「・・・」コクリ

唯「・・・」

律「・・・」

澪「・・・」

梓「・・・」

紬「・・・」クイッ

唯(メジャーのC#・・・唯)

紬「・・・」クイッ

律(オギューメントのA・・・律)

紬「・・・」クイッ

澪(特別コード・・・澪)

紬「・・・」クイッ

梓(メジャーのA・・・梓)

紬「・・・」ペコリ

唯「・・・っ」

律「・・・」

澪「・・・」

梓「・・・」

紬「・・・」クイックイッ

唯「『忘れない』」

律「『この季節を』」

澪「『過ごせた時間を』」

梓「・・・」

紬「・・・」ニコニコ

澪「ありがとう、むぎ」スッ

紬「・・・」スッ

ギュ

澪「昨日の演奏の中で見つけることができた」

紬「・・・」

澪「私の『最高の場所』がそこにあったよ」

紬「・・・」

澪「放課後ティータイムの演奏の中にそれは生まれた」

紬「・・・」

ギュウ

澪「ありがとう」

紬「・・・」コクリ

律「あーぁ、結局見つけられなかったぜー」

紬「・・・」

律「でも、探す楽しさはやめられないからずっと求め続けるよ」

紬「・・・」ニコニコ

律「バトミントン勝負・・・決着つかなかったから、帰ってきたら勝負だからな」

紬「・・・」コクリ

律「むぎ」スッ

紬「・・・」スッ

律「へへっ、やっぱり私はこの別れ方が合ってるや」

パァン

律「ありがとう」

紬「・・・」コクリ

唯「むぎちゃん!」ガバッ

紬「!」

唯「泣かないって決めたのにっ、やっぱりダメだったっ!」グスッ

紬「・・・」ナデナデ

ギュウウ

唯「解散しても・・・っ・・・再結成があるんだからね・・・!」ボロボロ

紬「・・・」コクリ

唯「『音楽を続けて欲しい』ってアキヨちゃんが言ってくれたから」ボロボロ

紬「・・・」

唯「わたし・・・やめないからね・・・っ」グスッ

ギュウウウ

紬「・・・」

唯「またみんなで演奏しようねっ!」グスッ

紬「・・・」コクリ

唯「えへへ、また甘えちゃった」グスッ

紬「・・・」ニコニコ

唯「ありがとぉ」

紬「・・・」コクリ

梓「・・・」

紬「・・・」

梓「甘えていたのは私だったんです」

紬「・・・」

梓「むぎ先輩の後ろを付いて行って、それが自分の旅路だと、そう思っていたんです」

紬「・・・」

梓「でも、私は私の道を行くんです」

紬「・・・」ニコ

梓「いつか、その道がむぎ先輩の道と交わるその時まで・・・待っています」

紬「・・・」コクリ

梓「むぎ先輩の言葉をお借りします」

紬「・・・」

梓「『いつかみた、あの大好きな、空の下で』」

紬「・・・」

梓「『もう一度出会いましょう』」

紬「・・・」

梓「さようなら、です」

紬「・・・」


そして あなたは優しく 微笑を返してくれる

振り返ることなく 進む その姿を目に焼き付けて

私は 約束を胸に刻み 隣にいないあなたを想い 私の道を進みます

必ず もう一度出会いましょう 



                 End



21  ※後日談
最終更新:2011年10月06日 18:23