放課後の音楽室
律「おーい澪!宝探し行こうぜー!」
澪「突然だな、宝なんてどこにあるんだよ?」
律「知らない」
澪「じゃあ探しようがないだろバカ律」
律「行動することに意義があるんだよ!バケーションだよーバケーション!」
澪「アクションって言いたいのか?それに行動するなら宝探しじゃなくたっていいだろ」
ガチャ
紬「こんにちはー」
梓「失礼しまーす」
唯「りっちゃん、澪ちゃんやっほー!」
律「おっ!みんなも宝探ししようぜー!」
紬「宝探し?」
律「ムギ知らないのか?宝を探すんだぜ」
澪「まんまじゃないか」
紬「なんだか楽しそうね」
唯「宝探ししたい!今日の朝の占いで宝探しすると悪いことを回避できるって言ってたんだよね」
梓「宝探しをすることで回避できる悪いことってなんですか…」
澪「律も唯も宝探しなんてしないで練習するぞ」
梓「賛成です。今日はしっかり練習するです!」
律「乙女は黙って宝探しだぜー!」
唯「だぜー!」
澪「ムギ、練習だよな」
紬「ええと、宝探し…」
澪「やっぱりそうなるよね…」
唯「りっちゃん党の勝ちだね」
律「というわけで宝探しだー!」
澪「私と梓はやらないからな」
唯「あずにゃんどっちが先に見つけられるか競争ね」
梓「やってやるです」
澪(えっ、梓もやるの?)
唯「じゃあ、わたしは宝の地図を書くね」
梓「場所も分からないのにどうやって書くつもりですか」
律「じゃあ私達のチーム名決めよう!」
唯「チーム名?」
律「そう、チーム名があった方がふいんき出るだろ」
澪「ふんいきな」
律「雰囲気出るだろ、唯なんかいい名前ないか?」
唯「うーん…『
平沢唯と愉快なslipknotたち』ってよくない?」
律「私達どこ行った。ムギはなんかないか?」
紬「『暗中模索』とかどうかしら?」
律「その通りだけどチーム名っぽくないな」
唯「『小さく前ならえ』とかどうかな?」
律「まともなの出なそうだし私が決めるか」
唯「『授業中寝てて突然ビクッってなると恥ずかしいよね』とかはー?」
律「じゃあチーム名は『放課後トレジャータイム』だ!」
紬「素敵だと思うわ」
律「よーし!宝の手掛かり探しにいくぞー!」
紬「おー!」
唯「ねー『お好み焼きはご飯のおかず』はー?」
梓「待ってくださいよー!」
澪「………」
澪「みんな行くなら私も行くよー!」
―――――
唯「りっちゃん隊員!おかしな形の石が落ちてたであります!」
律「唯!それはきっと恐竜の化石だぞ!」
唯「うほっ!溶けた氷の中にいるやつでありますね!」
澪「ただの石だと思うぞ」
律「とりあえずスコップ持ってきたから掘ってみようぜ」
澪「いやいや掘るなよ」
梓「完全に宝探しごっこですね。ん?ムギ先輩それなんですか?」
紬「金属探知器よ、今日たまたま持ってきてたの~」
梓「急に本格的になりましたね、というかどうすればたまたまで持ってくるんですか」
ピーーー
紬「ここね、掘ってみましょう」
紬「………これは!?」
梓「空き缶ですね、やっぱりこんなもんですよね」
唯「ムギちゃん空き缶いいな~コカコーラだよ~」
紬「ふふ、いいでしょう」
梓「なんだそれ」
唯「わたしだって負けてらんないよ~じゃじゃん」
澪「その棒みたいなのなんだ?」
唯「ダウジングだよ!宝のある場所でぐいーんって反応するんだよ」
澪「ひどくアナログだな」
唯「チッチ、哲学の力を甘くみちゃいけないよ。澪ちゃん」
澪「現実を甘くみるなって言ってあげたいよ」
唯「おおう!凄まじい反応だよ!掘ってみよう」
澪「明らかに手で動かしたよね」
唯「ほぉ!これは!」
唯「なんだこれ?」
澪「それ土器じゃないか!本当に宝物じゃないか!」
唯「なんだ~空き缶じゃなくて土器かぁ…こんなのいらないよ」
律「あはは、土器って可笑しいな」
紬「うふふ本当ね」
澪「おかしいのはお前らの頭だよ」
律「じゃ私は道具に頼らず自分の直感で掘る!………ここだぁ!」
梓「だいぶ掘ってますが何にも出てこないですね」
律「おっ!なんか出てきた」
澪「今度は何が出てきたんだ」
律「なんだコレ人の手か、人間が埋まってるみたいだな」
澪「キャーーーーッ!」
紬「りっちゃんすごいわ!」
律「掘り出してみよう!」
梓「いやいやなんでそんな楽しそうなんですか」
唯「りっちゃん隊員わたしも手伝うであります」
律「よいしょっと!」
さわ子「一体、何よ…」
唯「なんださわちゃん先生かー」
さわ子「誰が掘ってきたかと思ったらあなたたちだったの…」
梓「先生!なんでこんなとこに埋まってるんですか?」
さわ子「寒い季節を越えるためよ!分かったらさっさと埋めて直してちょうだい」
律「それよりさわちゃん宝の在りかとか知らない」
さわ子「宝?そんなの知らないわよ…あっ、そういえば音楽室の棚の中になんか宝の地図みたいなのがあったわね」
梓「なんで音楽室にそんなのあるんですか…」
さわ子「そんなの私に聞かれても知らないわよ」
律「細かいことは気にしないで早速取りに行こうぜ!」
唯「さわちゃんありがとねー」
梓「あっ!待ってですー」
紬「先生。それではまた来春」
さわ子「ちょっとあんた達ちゃんと埋めていきなさいよー」
―――――
音楽室
律「宝の地図ー!」
梓「宝の地図っぽいのはないですね」
唯「宝のチーズってすごく美味しそうだね、やっぱり冷蔵庫に入ってるのかな?」
紬「でも音楽室に冷蔵庫なんてないわ」
律「じゃあ冷蔵されてないってことか?」
唯「それじゃもう悪くなっちゃってるかな?」
紬「うーん…見つけたらシェフになんとかしてもらいましょう」
律「食べられるうちに早く見つけないとな」
唯「宝のチーズちゃん美味しく食べてあげるからねー」
梓「………」
梓「あっ!なんか小箱の中に宝の地図みたいなのが入ってますよ」
律「どれどれ見せてみ!ん?3枚あるな」
紬「なにが書いてあるの?」
律「一枚は地図みたいだな…○印がついてるここに宝があるってことか?」
梓「二枚目と三枚目はヒントでしょうか?『K175』って書かれたのと『放課後サンセット』って書かれてます」
唯「???意味が分からないよー」
律「一枚目の地図だけでいいんじゃないか?場所書いてあるわけだし」
紬「きっと一枚目だけじゃ見つからないようになってるのよ」
唯「めんどくさいことするなぁ…」
律「こんなこと考えるなんてよっぽど暇なんだな」
梓「えっ?宝探しっぽくなってきて燃えるとこじゃないんですか?ここ」
律「しかし、これだけやるんだから相当の宝物なのかもしれないな」
紬「早速解読してみましょう」
唯「K175ってなにー?食中毒?」
律「O-157だろう」
紬「それなんだけど、図書室の本にそういった番号が入ってたからそれのことだと思うの」
律「それだ!ムギ天才!」
梓「そういえば本にそんなの付いてた気がします!ムギ先輩すごいです!」
紬「うふふ」
唯(よーし私だって…)
唯「あぁ!きっとサンセットっていうのはサンのセットってことだよ!いろんなサンを集めるんだ!」
律「おぉっ!唯ぃー天才だぁ!」
紬「唯ちゃんすごいわぁ」
梓「唯先輩すごいです。今すぐ抱かれたいです」
唯(ってなるよね、えへへ…)
律「え?何言ってんだ?」
紬「唯ちゃん、それはないと思うわ」
梓「唯先輩風邪でも引いたんですか?」
唯「…」
梓「放課後サンセットって私達みたいにバンド名なんじゃないですか?」
律「なるほど、確かにそんな感じがするな」
紬「それなら先生に聞いてみたらいいんじゃないかしら?」
律「そうだな、やることも多いしここからは分担して進めていこう」
唯「ええと、組わけはどうするの?」
律「唯とムギは図書室に行って『K175』を調べてくれ」
唯「りょうかい!」
紬「わかったわ」
律「梓は一枚目の地図の○印の場所を探してくれ」
梓「えっ…わたし一人ですか?」
律「場所探すだけだし一人で大丈夫だろ」
梓「大丈夫ですけど、こういう単純なのは律先輩が進んでやると思いました」
律「私が?なんで?下っ端がやる仕事っぽいじゃん。それにヒント解く方が楽しそうだし」
梓「…」
律「澪は私と『放課後サンセット』についてさわちゃんに聞きに行く…って澪は?」
唯「澪ちゃんなら外でおびえたままだよ」
律「さわちゃんがいる所だしちょうどいいな、じゃあそれぞれアクションだー!下校時間までに見つけようぜ」
唯「頑張るぞー!」
紬「おー!」
梓「お、おー…」
最終更新:2010年01月25日 18:55