嫌な気分は全くしなかった。これから始まることに、緊張で胸が張り裂けそうだけど、それ以上に先輩の好意が嬉しかった。
澪をベッドに座らせると、恵は部屋のカーテンを閉めた。
恵「ふふっ、この方がムードあるでしょう?」
澪「確かに…」コクリ
恵「…」パサ
澪「ふぉ…!!」
ワイシャツを脱ぎベッドに腰掛ける恵。
恵「…」ドキドキ
澪「…」キュンキュン
沈黙が流れる。
お互いの心臓の鼓動だけが聞こえそうなくらい静かだ。
恵「やっぱり…嫌?」
澪「嫌…じゃないです…」
恵「え…」
澪「先輩、いや…めぐたんならいい」
恵「澪たん…」
再び先輩に押し倒され、澪が下に恵が上に。
恵「優しくしてあげるからね…」ムチュ
澪「んっ…」ムチュチュ
舌が絡み合い、お互いの唾液が交わりあった。
恵「…どう?初めてのキス…」
嬉しそうに感想を聴いてくる恵。
澪「う~ん…大人って感じかな」
恵「うふふっ、澪たんらしいね」
澪「はは…」
恵「ね、もう一回しよ」
澪「ああ…」
二人が再びキスをした時、携帯のバイブが鳴ったのを澪は気づかなかった。
~HOTEL MAKE LOVE~
只今電話に出ることができまっ…ブチッ。オペレータの声を聞くと、律は携帯をきった。
律「(澪の奴、寝たかな)」
後で連絡すると約束しながら大分遅くなってしまったせいかなと律は解釈していた時。
後ろから律の首に両手を回してきたいちご。
いちご「誰に電話してたの?」
律「ああ親だよ。今日は遅くなるって…バスローブ似合うじゃん」
いちご「ふーん…」ツルツルペタペタ
律「って…胸を摩るなぁ!」
いちご「りっちゃも可愛いよ」
律「へへん、けど、一度バスローブ着てみたかっただよなぁ」
いちご「そう…」ツルツルペタペタ
律「こらぁ、このーこのーお仕置きだ」ガバッ
いちご「きゃっ…」
律「さぁて…どう懲らしめてやろうかな」
いちご「…///」カァァ
律はいちごに馬乗りになり、見下ろす。
ふざけてたのが急に頬を赤らめ視線を逸らすいちご。
シャワーを終えたばかりで、まだ少し髪が濡れているのが色っぽく見えた。
律「怖いのかぁ?お嬢ちゃん」
いちご「…履いてないんだね」
律「ん?」
いちご「パ…パンチュ…」
律「(噛んでる)」クスクス
律「バスローブて履かないのか…」
いちご「大胆だね」
律「脱げよ…いちごも」
いちご「え…」
律「パンチュ…」
いちご「嫌」
律「えいっ」ズリッ
いちご「だめっ…」
強引に脱がせた。
これでフェアな戦いができるというものだ。
律「ほうほう、可愛いな」
いちご「っっ…」
律「ふふっ」
いちごの照れた顔を見るのが楽しくなってきたぜ。やっべ興奮してきた。
律「…そういやさ」
いちご「?」
律「なんでこんなとこ来たんだっけ」
いちご「汗かいたから?」
律「確かに汗はかいたが…ここって…その…MAKE LOVEするじゃん」
いちご「うん…エッチだね」
律「ぶほっ」
いちご「ひと夏の経験ていうのかな…」
律「…いいのか?」
いちご「りっちゃなら…いいよ」
そう言うといちごは目を閉じた。
律「(すまんな…澪、けど、据え膳食わぬは何とかって言うじゃないか)」
親友への背徳感…。
しかし、いちごを目茶苦茶にしたいという欲望が沸々と沸き上がっていた。
律「いちご…」
いちご「う…んっ…」
覆いかぶさるように、激しくキスを交わす。
せがむように律の腰に手を絡ませ、お互いのバスローブは開ける。
律「はぁ…」
いちご「りっちゃ…」
律「ここが気持ちいいんだろ?」ツン
いちご「あぅ…」
律「…」ペロ
いちご「はっ…あぁ…」
乳房の先端を舐めた途端、いちごは甘い声を漏らす。その声が律をさらに駆り立てる。
舌で桃色乳首を転がすように舐める。
いちご「あぁっ…ん…」
律「へへ、どう?」
いちご「…気持ち…いいよ」
律「じゃあ下も…」
いちご「あっ…!」ピクン
いちごの下半身に触れると、いちごの体が小さく痙攣した。
律「痛くないか?」
いちご「んっ…痛くないから…もっと…奥まで…」
律「へへっ、わかったよ…」
中指をさらに奥に侵入させると…いちごの呼吸がより一層乱れる。
いちご「はっ…はぁっ…あぅん…りっちゃ…」
律の中指が中で動く度に、右腕を強く握りしめるいちご。
律「(あたしってSなのかな…)」
いちごが悶え苦しむ中、そんなことを考えていた。
苦悶の表情を浮かべるいちごを見るとゾクゾクしてくる。何よりクールな彼女が、口を半開きにし、普段とは違う高い声を出し喘ぐのが律を興奮させた。
律「はは、指がふやけそうだよ」
いちご「ふぇ…」
呂律が回らない、潤んだ瞳でこちらを見ている。
律「いちごがビチョビチョだからな…」
いちご「…!」プクー
律「なぁ、いちごってイッたことある?」
いちご「ない…りっちゃがイカせて…」
律「よぉし」
いちご「うぅ…んあっ」
乳首を舐め、指の動きを速くさせると。膣が指を強く締め付ける。
徐々にピチャピチャと淫靡な音を立てる、いちごのクリトリス。
いちご「りっちゃ…もう駄目っ…!出ちゃうぅ…」
律「いいぞ、イって」
いちご「…あぁっ…もうっ…もう…イくぅぅっ…!」
いちごのクリトリスがスプラッシュマウンテン。
体が反り返り、ビクンビクンと痙攣した。
いちご「あっ…はぁー…はぁー…」
律「へへっ」
いちごは虚ろな目でこちらを見る、なんとも色っぽく見えた。果ててしまい疲れきったのか目を閉じ、寝てしまった。
いちご「…」スー…
律「ふぅ…」プカー
いちごは昇天し、眠りについてから30分程だろうか。隣でいちごの寝顔をみながら煙草を吹かす。
いちご「ん…」パチ
律「おはよ」
いちご「寝ちゃってた…?」
律「うん、イッた後すぐにな」
いちご「…///」
律「気持ちよかったかぁ?お嬢ちゃん」
いちご「……うん、頭が真っ白になって…」
律「けど、すごい感度いいんだなぁ」
いちご「むむぅ…」プクー
律「おっともうこんな時間か…シャワー浴びたら行くか」
律が立とうとした瞬間、手を掴まれた。それはもう…ギュッと
いちご「親には泊まってくるって言ってあるから…」
律「らふぉ…え…?」
いちご「…」グイグイ
無理矢理ベッドに引き戻される。
律「あぁ…えと、じゃあ」
いちご「もう一回しよ…」
律「(積極的~~!!)」
律はいちごの華奢な体に飛びついた。今夜は眠れそうになさそうだ。
最終更新:2011年10月27日 22:44