唯『ううん……だめだ、集中できないや……』


紬「や、やめちゃうの……」

さ「なれない感覚で怖いのね」


唯『さて、体洗っちゃおー』


紬「あぁ、カメラの外に……」

さ「残念だわ……」

さ「そういえばお風呂になんて置いて、壊れたりしないの?」

紬「はい、防水ですから」

さ「超小型で防水で丈夫……万能ね」

紬「無理言って作らせました♪」


唯『うーん、おまたの毛、生えないなぁ』


紬「!!!!」

さ「あら、唯ちゃんまだなのね」

紬「み、みえない……!」

さ「角度変えたって見えないわよ……」

紬「うぅ……」


唯『憂はちょっと生えてきてるのに……私の方がお姉ちゃんなのに』


紬「う、憂ちゃんこそまだだと……」

さ「現実は非常よ」

紬「うぅ、知りたくない事実……」

さ「あ、上がっちゃうみたい」

紬「唯ちゃん早いわね」

さ「別の意味に聞こえるわ」

紬「次は……憂ちゃんかな」

さ「梓ちゃんじゃないかしら」


『ガラッ』


紬「どっちなの……」


梓『ふぅ……』


さ「ほらね」

紬「どや顔はむかつきますが、まぁいいでしょう」

さ「なんか指に絆創膏付けてるみたいだけど」

紬「料理でも手伝って、切ったのかしら」

さ「ベタね~」

紬「憂いちゃんに指くわえてもらってDOKI☆DOKI、なんて……///」

さ「ありえるわね」

紬「絆創膏に血が染みて……痛々しいわ」

さ「そうね……ん?」


梓『んむ……ちゅう……』


紬「き、急に指を……」

さ「まさか……血フェチ?」

紬「それはないと思いますけど……」

梓『はむ……ちゅる……』


『コンコン』

憂『あずさちゃーん?』


紬「憂ちゃん……!?」

さ「これはもしかするかもしれないわ……」


梓『な、なーに?』

憂『その指じゃ体洗えないでしょ?私が洗ってあげるよー』


紬「あぁ……そ、そんな……」


憂『まだ体洗ってないよね?』

梓『洗ってないけど……っていうかいいよ!自分でできるよ!』


紬「うぅ……見えないなら意味ないわ……」

さ「音声だけってのも、なかなかいいものよ」

紬「視覚に特化した私には物足りません……」


憂『だめだよー、お湯しみるでしょ?』

梓『そ、それくらい我慢するって!』

憂『だめだめ、ほら、こっちきて!』

憂『ほら梓ちゃん、そんなに丸まってちゃ洗えないよ?』

梓『は、恥ずかしいの!』


紬「あぁ……見たくて気が狂いそう」

さ「友人の情事を覗き見てる時点で狂ってるわよ」


憂『もー、えい!』

梓『ひゃ!』


紬「なにが起こってるの……」


憂『ほらー、早くしないとずっとくすぐるよ~?』

梓『ひうぅ!わ、わかった!わかったよー!』


さ「ってことらしいわ、音声だけでも割とわかるものよ」

紬「でもやっぱり刺激が……」


憂『よしよし、まず背中洗うからこっち向けて?』

梓『う、うん……』


紬「カメラ……どうにか動かないかしら……」


憂『やっぱり梓ちゃんの肌は綺麗だなー』

梓『そ、そんなことないって……』

憂『本当だよー、私梓ちゃんの白い肌好きだよ?』


紬「うごけっ、うごけっ!動いてよぉ!」

さ「現実から逃げちゃ駄目だ」


憂『よし、じゃあ前洗うね』


紬「!!!」

さ「きたわね……」


憂『よいしょ、まずお腹から……』


紬「くっ……想像よ!想像でカバーするの……!」


憂『次はおっぱい~』


紬「……だめ……やっぱり見れないと……」

さ「そうね、これは見たいわ……」


梓『ひゃあ!ま、前は自分で洗うよ!』


紬「!!!梓ちゃんが暴れてカメラ位置が!」

さ「端にだけど……見えるわ!」

紬「私の想いが伝わったのね……」

さ「よかったわね」


憂『あ、スポンジ痛かった?ごめんね、気付かなくて……』

憂『じゃあ、手で洗うよ!』


紬「なんてタイミング……!」

さ「憂ちゃん、GJよ!」


憂『ほら、手なら痛くないでしょ?』

梓『あうっ、痛くはっ、ないけど……!』


紬「梓ちゃんの表情素敵ね……」


憂『おっぱいはスポンジ洗うと先っちょが痛いからねー』

憂『ほら、手なら痛くないでしょ?』

梓『ひ!?』


紬「すばらしい……」

さ「やらしいわぁ……」


梓『う、憂……ホントに、だめっ……!』

憂『うん、おっぱいは終わりだよ』


紬「終わりか……」

さ「まぁ、体洗うってのが目的だしね」


憂『次は下だね』


紬「ほわぁ!!」

さ「ちょ……びっくりするわね……」


梓『え……だ、だめ!下はホントにだめ!』

憂『でも洗わなきゃ汚れたまっちゃうよ?』


紬「そうよ!ここまで来たら覚悟きめなさい!」

さ「ムギちゃん落ち着いて」


梓『じ、自分でできるからぁ!』

憂『そっか、じゃあ私はここで見てるから、ちゃんと洗うんだよ?』


紬「なんという視姦プレイ……」

さ「憂ちゃん……そんな趣味が」


梓『え……や、ヤダよ!なんで見られなきゃ……』

憂『あ~、梓ちゃん普段もちゃんと洗ってないんでしょ?』


紬「わかるわ、最初は私も怖かったもの」

さ「若いわね」


憂『大丈夫だよ、私しかみてないし』

梓『憂に見られるのが嫌なの!』


紬「あらあらあらあら……」

さ「これは……」


憂『そうだったんだ……』

梓『あ、いや、そういう意味じゃなくて……』

憂『わかったよ、ごめんね……』

梓『あ、憂!……どうしよう、なんか勘違いさせちゃった……』


紬「憂ちゃん……どうなるのかしら」

さ「くぱぁが見れるっていうから来たのに……」


梓『と、とりあえず泡落として追いかけなきゃ!』


紬「洗ってないわ」

さ「洗ってないわね」

紬「さて、部屋のモニターは……」

さ「真っ暗ね……」

紬「まぁ夜ですし……あ、憂ちゃんが入ってきた」


憂『うふふ……梓ちゃん追ってくるだろうなぁ』


紬「……」

さ「黒いわね……」


『コンコン』

梓『憂、起きてる?』


紬「来ちゃったわ……」

さ「まぁ、くぱぁが見れるなら……」


梓『あ、あの、なんていうか……』

梓『「憂の見られたくないって言ったのはね……』

憂『嫌いだからでしょ?』


紬「わかってるくせに……」

さ「おもしろくなってきたじゃない」


梓『ち、違うの、聞いて憂……?』


紬「どうなるの……」


梓『あの、なぜかわからないんだけど……いつの間にか憂のことすごく意識するようになっててね』

梓『それで、憂に見られるのがすごく恥ずかしかったの……』

梓『それで、あんなこと言っちゃって……』


さ「かわいいわねー」

紬「青春だわ」


梓『……憂ぃ、返事してよぉ……』

梓『なんでもするから許してよぉ……』


紬「言っちゃったわ」

さ「言っちゃったわね」


憂『なんでも?』


紬「ほらきた」

さ「もうみてらんない」


憂『……じゃあ、とりあえず部屋入って』


紬「くるのね、くぱぁが」

さ「くるでしょうね」


梓『う、憂……?どこ?』

憂『こっちだよ……』


紬「暗くてみえないわ……」

さ「エロイわね……」

紬「もう、これじゃお風呂のときとかわらないわ……」

さ「電気……つけなそうね」


梓『あの、憂?なんで裸なの……?』

憂『えへへ、さっきあのまま飛び出しちゃったから』


紬「なんですって……」


梓『と、とりあえず服着よう?』

憂『んーん、必要ないよ』


さ「まぁそうよね」

紬「キマシタワ……」


梓『え?うわっ』

憂『梓ちゃん、なんでも、してくれるって言ったよね?』

憂『じゃあ……くぱぁしてみようか』


紬「くっ……!見えないのに……!」

さ「もうだめね……」


梓『う……あ、あのね、憂……』

梓『その、恥ずかしくて聞けなかったんだけど……くぱぁってなに?』


紬「ふふ……教えなかったものね」


憂『ふふ、やっぱり知らなかったんだ』

憂『必死でみんなに聞いてたもんね?』


紬「やっぱり憂ちゃんはSなのね」

さ「そうだと思ったわ


梓『し、知ってたの!?』

憂『ふふ、教えてくれた親切な人がいてね……』


紬「私です♪」

さ「あなたも悪いわね……」


憂『しょうがないから、私がお手本見せてあげるね?』


紬「な、見れなきゃ意味ないじゃない!」

さ「諦めましょう……」


梓『う、うん……』

憂『ちょっと恥ずかしいけど、ちゃんと見ててね』


紬「うぅ……見えない……」

さ「目細めても見えないものは見えないわよ」


憂『よいしょ……』


紬「なに!?今くぱぁしてるの?」

さ「そうでしょうね……はぁ……」


7
最終更新:2010年01月14日 17:50