-高飛車ムギちゃん-
ガチャ
梓「こんにちはー」
澪「やあ梓」
律「遅かったな」
梓「日直だったもので教室の掃除してました」
紬「もう梓ちゃんが遅いから紅茶冷めちゃったじゃない!」
梓「す、すいません」
紬「新しいの入れなおしてくるわ!」
梓「先にティータイムしていてくれてもよかったんですけど」
律「ムギがみんな揃ってからじゃなきゃダメって言うからさ」
紬「はいどうぞ!熱いから気をつけて!」
梓「いつもありがとうございますムギ先輩」
紬「はあ!?何が!?訳分かんないわ!」
唯「ムギちゃん今日のお菓子もおいしいね」モグモグ
紬「当たり前じゃない!どうせあなた達のようなパンピーは20円の鈴カステラを
貪るように食い漁ってるんでしょ!オペラなんて食べたことないんだろうから持ってきてやったわ!」
紬「貴族と庶民のカルチャーショックを得と味わいなさい!」
律「ガチで美味いなこれは」モグモグ
梓「止まんねーです!」ガツガツ
紬「・・・・」
紬「・・ほんとにおいしい?」
律「ああ」
唯「おいし過ぎるよムギちゃん」
紬「えへへ」
オペラ…ガナッシュ、バタークリーム、チョコレートなどで層が作られていてスポンジケーキとはまた違う食感
貴族が食べるのかは知らないけど家庭で作るには難易度か高く余程の腕がないと完璧に仕上げることは出来ない
荒岩一味も苦戦した
澪「・・・」
梓「澪先輩食べないんですか」
澪「いや…その」
紬「オペラ嫌いだった?」
澪「そうじゃなくて」
律「私には分かる、ズバリダイエット中だな澪しゃん」
澪「ぎくっ」
唯「そういえばこの前お腹周りがほんにゃらほんにゃら言ってたしね」
澪「ぎくぎくっ」
梓「ケーキの1つ位大したことないですよ」
澪「その大したことないっていう小さい積み重ねが今の私に至るというわけで」
紬「な、何よ!折角持ってきてあげたのに」
澪「ごめん・・・」
梓「いらないならください」
澪「ダメだ家に帰ってからじっくり鑑賞するんだ」
紬「・・・」
-次の日-
唯「ムギちゃん今日のお菓子はー?なんて」
律「こらこら」
紬「今日もケーキを持ってきてあげたわ」
唯「うわーい」
梓「うひひ涎が止まらねーです」
澪「ごくっ…私は紅茶だけでいいや」
紬「澪ちゃんも一緒に食べましょ」
澪「でも」
紬「今日のケーキは家の専業パティシエに作らせたものなの」
紬「カロリーも従来の10分の1だとか言ってたような…言ってなかったような」
梓「わざわざオーダーメイドしてくれたんじゃないですか」
澪「ありがとうムギっ私のために」
紬「はあ!?何が!?ムギって誰だし!」
~
唯「あーれー松虫がー鳴いていーるー」
澪「チンチロチンチロチンチロリン♪」
唯「あーれー鈴虫もー鳴きーだしーたー」
『あ り が と う ム ギ!』
『ありがとうムギ!』
『アリガトウムギ!』←エコー
紬「うふふ」ぽわんぽわん
梓「リンリンリンリン♪リインwwwリンwwwww」
唯「秋の夜長を鳴きとおすー」
律「あーあーおもしろいー」
唯澪律梓「虫のー声ー」
ジャン
律「ムギどうした」
紬「えっ」
澪「途中から手が止まってたぞ」
紬「あ…ごめんなさい」
~
律「じゃあ今日の練習はこれにて終了」
唯「乙カレー」
律「バイビー」
澪「ム、ムギ!」
紬「なあに澪ちゃん」
澪「本当にケーキありがとね」
紬「何よ改まっちゃって」
澪「昨日私がダイエット云々言ったから」
紬「い、いいわよそんなの別に!用はそれだけ?
私はやく帰りたいんだけど!」
澪「だからその…」
ぎゅ
紬「!!」
===
梓『お礼ですか?ハグしてあげればムギ先輩は泣いて喜びますよふひひ』
===
澪「むぎゅううううう」ムギュ
紬「あわわわわわわ///」
紬「むぎゅん」バターン
澪「ムギーーーーーー!」
---高飛車ムギちゃん
最終更新:2011年11月26日 20:28