唯「出番だよ」澪「はい!!」


-朗らか澪ちゃん-


友達であり部員仲間である秋山澪ちゃん
背が高く髪がとてもきれいな美人さんです

澪「練習してれば硬くなって痛くなくなるぞ」

澪「ほれ」

唯「わあ」

唯「ぷにぷにー」プニプニ

唯「ぷにぷにー」プニプニ

唯「ぷにぷn

澪「じー」

唯「あっ…」

澪「じー」

唯「も、もういいや///」

澪「そうか」


りッちゃんとは同じ中学校に通っていて
とても仲がいいです


唯「りっちゃんっていつから澪ちゃんと仲が良かったの?」

律「んー?」

紬「私も聞きたいなあ」

律「えーと確かあいつが転校してきたのが中二の時だから…
今年で友達三年目だな」

紬「転校?」

律「言ってなかったっけ?あいつ生まれは山形だぞ」

唯「初めて聞いたよ」

律「そうだったか」

紬「だからやけにウドちゃんのことリスペクトしてたのね」

唯「お弁当にもよく漬け物入ってるもんね」

律「で、山形っていうと東北文化特有の訛りがあるじゃん」

律「初めの頃は凄かったんだぜ?田舎っ娘丸出しの澪」

田舎澪『都会おっかねえ・・・』ガクガクガクガク

紬「そのことでからかわれたり?」

律「いや、そんなことはなかったよ」

律「澪は中学のときから美人だったから寧ろそのルックスと
訛り口調のギャップがウケてたな」

りっちゃんの話だと男子からはもちろん、
女子からも結構な人気があったそうです

律「思春期によくある憧れとか尊敬的感情を好きと勘違いしちゃう感じ?」


田舎澪『何だこれ!?階段が動いてるぞ!?』

女子's『可愛い!』

田舎澪『お、横断歩道がバッテンになってる!』

女子's『可愛いいい!!』

田舎澪『漬け物うんめえ』バリバリ

女子's『可愛いいいいいいい!!!』


律「今はこっちの生活にも慣れてきて言葉遣いも変わってきてるけどな」

唯「それで、どうしてりっちゃんなんかと仲良くなったの?」

律「ひどいなおい」

紬「学校の案内してあげたとか?」

律「ズバリ、澪の引っ越してきた家が偶然私の家の隣だったからだ!」

唯「それだけ?」

律「それだけ」

律「一緒に下校してるうちに仲良くなった」

唯「もっと壮大な出来事があると思ったのに」

律「きっかけなんて小さいものだよ」

律「拾うか捨てるかは自己判断、
ただの小石かと思ってたものでも磨けばダイヤモンドになることだってあるんだぜ」

紬「りっちゃん良いこと言った」

律「いひwwww」


=飛んで朝=

唯「憂ー先に学校行ってるねー」

トットットッ

唯「うぅー寒い、マフラーしてくればよかったかな」

トットットッ


タッタッタッタ

唯「!」

唯「澪ちゃん」

澪「おはよう唯」

唯「おはよー澪ちゃん」

澪「こんな早くからの登校なんて珍しいな」

唯「私だってたまにはね」

唯「りっちゃんは?」

澪「あいつ今日は休みだって」

唯「風邪?」

澪「うん、昨日遅くにお風呂に入ってそのまま朝まで浴槽で寝てたんだと」

唯「りっちゃん・・・」

澪「だから今日の部活は中止して律のお見舞いに行こうか考えてるんだけど」

唯「そうしようよ、ムギちゃんもきっと賛成するよ」


トットットッ


唯「へっぷし」

澪「おいおい唯まで風邪か」

唯「ううん、ただちょっと寒いかな」

唯「暗くなるのも早くなってきたし、冬も近づいてるんだねー」ズズッ

澪「ほらっ」

唯「んぇ?」

澪「マフラー貸してやる」くるくる

唯「えっいいよいいよ!澪ちゃんが寒くなっちゃうじゃん」

澪「田舎っ子をなめるな、極寒の地東北はこんなもんじゃないぞ」

唯「でも」

澪「いいからいいから」

唯「・・・うん」

澪「まだ時間はあるし話しながらゆっくり行こうか」

トットットッ

トットットッ

唯「澪ちゃんは」

澪「うん」

唯「こっちに引っ越してきてよかった?」

澪「うーん」

澪「ご飯は山形の方がおいしいかな、牛さんとも遊べるし」

唯「・・・」

澪「本当は私、農業高校に入ろうと思ってたんだよね」

唯「そ、そうなんだ」

澪「土いじりとか嫌いじゃなかったしな」

唯「へえ(澪ちゃんが農業高校…)」

澪「でもおっかあとおとうに折角都会に来たんだから
もっと女子高ライフを満喫しなさいって言われてさ」


澪「家から近いし律もいるからこの女子高でいいかなって」


唯「今でも未練残ってる?」

澪「ちょっとやってみたかったなとは思うよ」

澪「でも律とまた一緒にいられるし唯やムギとも出会えたんだ」

澪「後悔はしてないよ」ニコッ

唯「あっ…」

ヒュー

澪「へくしっ」

唯「み、澪ちゃんやっぱり寒いんじゃん」

澪「ごめん半分だけ返してくれ」

唯「ぅえ?」

澪「ん…しょ」もぞもぞ

唯「わっわっ///」

澪「ふう」

澪「こうすれば二人ともあったかいな」

唯「・・・//」

澪「さっ行こう」


トットットッ


唯「澪ちゃん」

澪「なんだ」

唯「て、手もつなげばもっとあったかいよ」

澪「えっ」

唯「あっ嘘だよ!冗談冗談あはは…」

ぎゅ

唯「!」


澪「・・・本当だな」ニコッ


▽平沢 唯  は 心の髄 まで ポカポカ に なった!

---朗らか澪ちゃん



3 ※律編
最終更新:2011年11月26日 20:29