唯「うん、それじゃあ待ってるね~」ガチャ
梓「憂?何だって?」
唯「何か、大事な相談があるんだって」
梓「ふ~ん」
~
ぴんぽーん
唯「はいは~い」
憂「こんにちは、お姉ちゃん」
純「こんにちは」
梓「あれ、何で純まで」
純「ちょっとね…」
~
唯「はい、お茶」
憂「ありがとう。すずちゃん、大きくなったね~」
唯「もうすぐ1歳です!」
唯「ところで、相談って何?」
憂「うん、実は…」
純「待って、憂。私から話すよ」
梓(純が珍しく、真面目な顔してる…)
梓(…大事な相談って…、まさか!)
梓(借金の申し込みだ!)
純「その…、私達、結婚することにしました」
唯「ええっ!?」
梓「純…、やっぱり借金は自分で何とかしないと駄目だよ」
憂・純「えっ!?」
梓「えっ?」
唯「あずにゃん、違うよ、結婚だよ!」
梓「結婚?誰が?」
憂「私達…」
梓「私達?憂と…?」
純「はい」
梓「純?」
純「はい」
梓「結婚?」
純「はい」
梓「…………」
梓「ええーー!?」
唯・憂・純「遅い!」
梓「いや~、私てっきり…」
純「私は、どんなイメージなのよ…」
唯「でも、おめでとう!びっくりしたけど、多分こうなると思ってたよ」
唯「まてよ…、てことは、純ちゃんは私の妹に!?」
純「はい、よろしくお願いします。お義姉さん」
唯「いや~、何か照れるな//」
梓「私も呼んでいいんだよ?」
純「梓も!?じゃあ…」ゴホン
純「………お、…おね…お…」
純「ブッ!ごめん…無理…」
梓「…無理しなくていいよ」
唯「ところで、結婚するのはわかったけど、相談ってこのこと?」
憂「うん、実はその事なんだけどお父さん達が…」
唯「えっ?だめって言われたの?」
梓「純…、やっぱりあんた何か…」
憂「違うの、そうじゃなくて、まだ話してないの…」
唯「何で?」
憂「今、ドコ(どの国)にいるのかわからなくて…」
唯・梓(あ~…)
憂「ドイツに出張に行って、本当は一ヶ月で帰ってくるはずだったんだけど…」
純「もう、それから三ヶ月…」
梓「それって行方不明じゃない…」
憂「それで私達、どうすればいいのか…」
唯「よし…!ムギちゃんにお願いしてみよう」
梓「そうだね、そこらの警察よりよっぽど頼りになりそう」
唯「よし、早速電話を…」
ぴんぽーん
唯「もう、誰だろう、こんな時に…」
ハーイ…
エー!?
梓「何かあったのかな」
バターン
平沢父「イエーイ!」
平沢母「やっほ~!」
・・・・・
梓・憂・純「ええ~っ!?」
平沢夫妻「ええ~っ!?」
憂「二人とも、今までどこに行ってたの!?」
平沢父「いやあ、予定より仕事が長引いてね」
平沢父「その後、休暇をもらえたから二人で旅行しようって事なって、パプアニューギニアまで」
平沢父「いや~、あんまり楽しくて、連絡するのをすっかり忘れてたよ」ハハハハハ
梓(なんて人達だ…)
平沢母「そうそう、お土産買ってきたのよ」
平沢母「はい、みんなにはお菓子ね」
唯「わ~い」
平沢母「すずちゃんには、これ」ジャーン
すず「……」
梓「あの…、これ何ですか」
平沢母「これはね、パプアニューギニアのシャーマンの仮面よ」
平沢母「これをつけると、神様や精霊とお話できるようになるんだって!」
平沢母「キャー、やっぱりかわいい!」
梓「顔どころか、体も隠れてるけど…」
梓「そんなのつけて大丈夫なのかな…」
平沢母「口癖が『ザマス』になっちゃうらしいけど多分大丈夫よ!」
梓「外しましょう」
~
梓「ねえ…」
唯「あ、そうか」
唯「あのね、憂と純ちゃんが大事な話があるんだって」
平沢父「大事な話?」
純「はい…」
梓「それじゃ、私達は席を外すから」
唯「頑張ってね!」
~
憂・純「……」
唯「やっぱりすごく緊張してるね…」
梓「うん…」
↑
(覗く二人)
純「その…、お義父さん!」
純「その…、憂を…、娘さんを私に下さい!」
唯・梓「いったー!」
平沢父「…………」
純「…………」
梓「な、何かすごく空気が重い…」
唯「そうだね…。私達の時なんて…」
~
梓「唯さんを私に下さい!」
平沢父「いいよ!」
梓「」
唯「やったー!」
平沢父「いや~、こんなかわいい娘ができるとは…」
平沢父「早速乾杯しよう!」
平沢家「かんぱーい!」
梓「…本当にいいの?」
~
唯「あずにゃん、すごく練習してたのにね…」
梓「うん…。でもあの時とは全然違うよ」
唯「こっちまでドキドキする…」
平沢父「……純ちゃん」
純「は、はい!」
平沢父「いいよ!よろしく頼むよ!」
純「」
唯・梓「ズコーー!」
平沢父「いやあ、唯の時はあっさりしすぎたからね」
平沢父「一度、こういうのをやってみたかったんだよ」ハハハ
平沢父「純ちゃん、憂をよろしく頼んだよ」
憂「お父さん、ありがとう…」
憂「純ちゃんやったよ、私達結婚できるよ!」
純「」バタ
憂「純ちゃーん!」
梓「普段緊張しない奴が珍しく緊張したから…」
憂「お姉ちゃん!梓ちゃん!」
唯「憂、おめでとう!」
梓「おめでとう。純は向こうで寝かせておこう」
平沢父「それにしても、これは中々いいタイミングだったな」
平沢母「そうね」
唯「何の話?」
平沢父「ああ、実は私達、ドイツに移住するから」
唯・梓・憂「ええーーー!?」
平沢父「実は、前の仕事が評価されてドイツの支社長になったんだ」
唯「もう家とか買ったの?」
平沢父「ちょうどよく現地で『売り城特集』をやっててね」
平沢父「『ミュンヒハウゼン城』という城を買ったんだよ!」
梓「お城!?」
平沢母「いつでも遊びにきてね?向こうでは幽霊が出るって評判なんだけど」
唯「お化け!?澪ちゃんを一緒に…」
梓「気絶するだけじゃすまないからやめなさい」
平沢父「それで、今の私達の家を憂と純ちゃんにあげよう!」
憂「いいの!?」
平沢父「もちろん、ローンも一緒だけどね」
純「う~ん…」
梓「あ、気がついた」
憂「純ちゃん、私達結婚してもいいって!」
唯「おめでとう!」
梓「おめでとう」
純「え…。何で…?いつの間に…?」
梓「あんたが気絶してる間にだよ…」
平沢父「よし、それじゃあ今日という日を祝って乾杯といこうじゃないか」
唯「それじゃ、私お料理作るね!」
憂「私も手伝うよ」
唯「それじゃ一緒に作ろっか?」
憂「うん!」
平沢母「私も一緒に作ろうかな」
唯・憂「えっ!?」
平沢母「何で驚くの?」
梓「何か、向こう仲いいな」
平沢父「ははは、こっちはこっちで楽しもうじゃないか」
純「そうですね!ささ、お義父さんどうぞ…」
平沢父「お、悪いね」
梓「馴染むのはやっ」
この日の星は一際美しく輝いたのでありました
終
最終更新:2011年11月26日 21:55