唯「何だろうね、この箱?」がさごそ

律「大事そうに仕舞ってあるな」

紬「お札みたいなのが貼ってあるわね」

澪「止めとけって、倉庫の中の物勝手に弄るの」

梓「そうですよ。開けるなって書いてあるし」

律「大丈夫だって、もしかしたらさわちゃんのギターみたいに貴重な物が入ってるかも知れないぜ?」

梓「50万円?!」

梓「ふふ、開けてみましょうよ」

律「お札剥がして。と」ベリッ

律「では、開けます」

パカッ

唯「これは?」

紬「猫耳?」

梓「な~んだ」

澪「大体予想は付いたけどな」

律「何でこんな所に大事そうにしまってあるんだよ?」

澪「さわ子先生の私物じゃないか?」

紬「私物で猫耳持ってるの?」

律「あの人ならあり得る」

梓「じゃ、もう仕舞いましょう」

律「猫耳付けろって言われるのがイヤなんだな」

梓「ウッ、そうですよ。いつも私ばっかり」

紬「似合うから良いじゃない」

唯「そうだよ」

澪「はいはい、さっさと仕舞って練習始めるぞ」パンパン

律「じゃあ、澪に猫耳装着」

スチャッ

澪「おい止めろって……」

澪「にゃあああああぁーっ!!」バタン

唯「澪ちゃんが倒れた!」

紬「変な声出してたわね」

梓「澪先輩大丈夫ですか?」

澪 むくっ

唯「あ、起き上がった」

律「何だよ、大げさに倒れて心配させるなよ」

澪「にゃにゃにゃーっ!!」

バリバリバリ

律「痛た。何だよ澪引っ掻くなよ。猫じゃあるまいし」

唯「澪ちゃんが、にゃーって言った?」

紬「殴らずに引っ掻いた?おまけに、にゃー?」

梓「え?みんな何言ってるんですか?今澪先輩は怒ったんですよ?」

律「は?」

唯「今確かに、にゃーって言ったよ?」

紬「そうよ」

澪「にゃ?」

唯「ほら」

梓「今のは『え?』ですよ」

律「は?」

紬「今のもにゃよ?」

澪「にゃー」

唯「どう聞いても、にゃーだね」

律「何で梓だけ澪の言葉が分かるんだ?」

唯「猫同士、心が通じ合ってるんだよ」

梓「いや、私は猫じゃないですから」

澪「みゃー」顔洗い中

唯「澪ちゃん、完全に猫になってるね」

紬「これは本当に猫化してるわね」

律「マジかよ……何で澪は猫になったんだ?」

唯「きっと猫耳を付けた事による猫の呪い的なアレだよ」

紬「そうね。猫の呪い的なアレね」

律「そうか、やっぱり猫の呪い的なアレか」

梓「猫の呪い的なアレって……」

律「猫耳外せば戻るんじゃないか?」

紬「そうね、やってみましょう」

唯「おーい、澪ちゃん」

澪「にゃ?」

律「よーしよし」

紬「猫耳を……あれ?」

唯「これは……?」

梓「皮膚と一体化してますね」

律「これじゃ外せないな」

唯「完全に猫耳が生えてるね」

澪「うにゃ~」

唯律梓紬(か、可愛い///)

唯「ちょっと抱っこさせて」

ぎゅ~

澪「にゃっ」

唯「むはっ、抱き心地最高」

唯「澪ちゃん普段抱きつかせてくれないから、こういう時じゃないとね」

紬「唯ちゃん、交代交代。私も抱きつかせてもらっても良かですか?」

むぎゅ~

澪「にゃ~」

紬「うわっ、本当。抱いてて気持ち良い」

梓(良いなあ)

紬「次、梓ちゃんどうぞ」

梓「ええっ、私は良いですよ」

紬「抱きつきたいって顔してるわよ?」

律「そうだよ、さっきから羨ましそうな眼で見てたぜ」

梓「そ、そんな先輩に抱きつくなんて失礼な事」

唯「今は猫だから大丈夫だよ」

紬「そうよ」

梓「じゃ、じゃあちょっとだけ」

ぎゅ~

梓(柔らかくって凄い抱き心地が良いし、良い匂いがする///)

澪「にゃ~」

ぎゅ~

梓(このままずっと抱きしめてたい)

律「あのー、中野さん?お楽しみの所悪いんですが、後がつかえてるんでそろそろよろしいでしょうか?」

梓「あっ、スイマセンどうぞ///」

唯「あずにゃん、よっぽど嬉しかったんだね。5分は抱きついてたもん」

梓「ええっ、そんなにですか?」

紬「嬉しそうだったわよ」

律「よーし私の番だ」

ぎゅ~

澪「うみゃっ」

律(やっぱ胸がデカイ///)

キーンコーンカーンコーン

紬「下校の時間だわ」

唯「澪ちゃんどうしよう?」

律「このまま帰すわけにもいかないしな」

律「梓の家に澪連れて帰れるか?」

梓「ええ?私の家にですか?」

律「梓しか澪の言葉分からないんだし」

唯「そう言えばそうだね」

梓「あ、分かるって言ってもこんな事言ってるな。ぐらいな感じですよ」

梓「それに鳴き声にしか聞こえない時もありますからね」

律「それでも、にゃーとしか聞こえない私達よりマシだ」

梓「そうですね。分かりました」

梓「今日は、丁度両親が地方に演奏しに行ってて留守ですから」

唯「じゃ、決まりだね」

律「思うんだが、澪は猫だから歩けないんじゃないか?」

澪「にゃ」

唯「あ、そうだね」

紬「澪ちゃん、さっきから四つんばいだもんね」

唯「おんぶしていく?」

律「この巨体をか?」

梓「澪先輩、私が抱きしめた時立ってませんでした?」

唯「そうだっけ?」

梓「実は立てるのかも」

梓「澪先輩、手出して下さい」

澪「にゃ?」

梓「よいしょ」

律「立った立った、クララが立った!」

唯「立てるんだ」

紬「これなら大丈夫ね」

律「完全な猫じゃなくて半人半猫って所か」

唯「じゃ、帰ろっか」

梓「あの、澪先輩が手を離してくれないんですけど///」

澪「にゃん」握りしめ

紬「梓ちゃんの事を親猫と思ってるのかしら?」

律「良いじゃんか、そのままでも」

梓「えっ、あ……はい///」

律「じゃあ私、澪の家に行って着替えとか取ってくるよ。皆は先に梓の家行っててくれ」

梓「お願いします」

唯「先行ってるね」

梓「澪先輩、そんなくっつかないで下さいよ///」

澪「にゃー、にゃー」

紬「恋人同士みたいよ」

梓「もう、冷やかさないで下さいよ///」


中野家

律「取ってきたぞ。澪の親には私の家に泊まるって言っておいた」

梓「すいません」

律「さて、澪をどうやって戻すかを皆で考えよう」

唯「うーん」

紬「元に戻すには……」

澪「うにゃっ」ぴょーん

唯「あずにゃんの膝の上に乗った」

梓「うわわ///」

澪「にゃーん」ごろごろ

紬「その場所が気に入ったみたいね」

澪「うにゃにゃ」ペロペロ

梓「澪先輩。ペロペロしないで下さいよ///」

唯「澪ちゃんがあずにゃんのほっぺたペロペロしてる」

律「完全に猫だな」

澪「にゃ~」ペロペロ

梓「あの、誰か助けて下さいよ///」

紬「見てて楽しいわね」

梓 /// ←散々ペロペロされた

律「で、何か良いアイディアが浮かんだ人は?」

唯「はいはいはい!」

律「じゃ、唯のアイディアを聞かせてもらうか」

唯「あずにゃんがこのまま澪ちゃんを飼えばいいと思います」

梓「え?澪先輩と同棲?」

律「それは話が飛躍しすぎだ」

紬「良いアイディアだと思うけど」

梓「ムギ先輩まで」

紬「冗談よ」

紬「私のアイディアなんだけど」

唯「何?」

紬「ここは本職に聴くべきよ」

律「本職?」

紬「この中で、猫飼った事ある人居る?」

唯「私は無いな」

律「私もだ」

梓「私は預かった事しかないですね」

紬「そう。猫に関しては私達は素人同然なのよ」

律「そう言えばそうだな」

紬「蛇の道は蛇、餅は餅屋。そう、あなたが犯人です!」

唯「犯人?」

紬「最後は言ってみたかっただけよ」

律「おい」

紬「猫を飼っている、もしくは飼っていた人に相談すればいいのよ」

唯「なるほど!」

律「猫を飼っているか……」

梓「あ、純が猫飼ってますよ」

唯「そう言えば、あずにゃん前に純ちゃんから猫預かってたね」

紬「じゃあ、純ちゃんに相談してみましょ」

梓「純は、あまり当てにならないような……」

純にTEL

梓「もしもし純?」

純「何?」

梓「純って猫飼ってるから猫に詳しいよね?」

純「まあ、一応それなりの知識はあるよ」

梓「でさ、相談なんだけど」

梓「実は……」

純「えー、澪先輩が猫に?!」

梓「うん、で元に戻らなくなっちゃって。猫の呪いじゃないかなって」

純「猫の呪いか」

梓「でさ、猫の呪いってどうしたら良いのかな?」

純「猫の呪いを解く方法ね……」

純「マタタビでも上げてみれば?」

梓「マタタビ?」

純「そう、猫の大好物のマタタビ」

梓「そうだ、この前純から猫預かった時にマタタビ買ったんだ。使わなかったけど」

純「丁度良いじゃん、それ上げてみなよ」

梓「うん、ちょっと電話そのままにしてて」

純「分かった」

梓「何か、マタタビ上げると良いみたいですよ」

律「マタタビか」

唯「さすがプロの言う事は違うね」

紬「早速上げてみましょ」

梓「またたび持ってきました」

澪「!」

澪「にゃにゃにゃ~ん!!」

梓「凄い喜んでますね」

律「で、マタタビ与えて澪が元に戻るって根拠は?」

梓「どうなんでしょうね?純に聴いてみます」

梓「もしもし、マタタビ上げると何で良いの?」

純「え?何となく、猫の好物上げたらどうにかなるかなって」

梓「は?」

澪「うにゃ~ん」

律「おい、澪の顔がおかしいぞ」

梓「やらしい顔になってますね///」

律「アヘ顔だな」

唯「アヘ顔?」

律「意味は聞くな」



梓「マタタビの効果ですかね?」

紬「Wピースさせてみたらどうかしら?」

律「よし、これで完成だ」

アヘ顔Wピース

唯「何か澪ちゃん凄いH」

紬「3次元で初めて見たわ」

梓「ちょっとみんな、ふざけないで下さいよ!!」

律「そう怒るなよ梓」

梓「澪先輩おかしくなっちゃってるし」なでなで

澪「うみゃ~」

梓「やっぱり純は当てにならなかった」

紬「他にアイディア有る人は居るかしら?」

律「うーん。澪だったら、良いアイディア出してくれそうなんだけどな」

唯「その澪ちゃんが猫になってるから、皆で戻そうとアイディア出してるんだよ?」

梓「そんな事皆分かってますって……」

律「あ、もうこんな時間か?悪いけど、梓後は頼んだ」

梓「律先輩、帰っちゃうんですか?」

律「門限がうるさくてな。明日また来るよ」

梓「そうなんですか」

紬「私もそろそろ」

唯律紬「じゃ、また明日」

バタン

梓「猫とはいえ、澪先輩と二人きりか」

澪「にゃ~」(おっぱい)

梓「え?」

澪「にゃ~」(おっぱい)

梓「おっぱいって、おっぱい飲みたいのかな?」

梓「どうしよう困ったな。私おっぱい出ないし」

澪「みゃー」


2
最終更新:2011年12月10日 21:14