新八「でも、あの話は本当だったんですね」
新八「放課後ティータイムは練習しないでいつもお茶ばっかりしてるって」
澪「そんな噂が!」
梓「ちょっと恥ずかしいですよね」
律「みっなさ~ん、ケーキどんどん食べてくっださ~い」
律「お茶のお変わりもありますよ」
澪「なんでお前が偉そうなんだよ」ゴツン
律「うわたー」
近藤「すみませんなあ積む蟻酸」
近藤「なかなかおいしそうなケーキじゃないか」
近藤「みんな、ありがたくいただこう」
神楽「うん、こんなうまいケーキ食べたのはじめてある」ムシャムシャ
銀時「俺はもっとごってり甘い方がいいんだが」モグモグ
新八「ってかもう食ってるし!!!」
新八「お前らもっと行儀欲食え!!!」
土方「では俺もいただくとするか」ブチュブチュブチュー
銀時「お、お前、ケーキになんか恨みでもあるわけ?」ワナワナ
土方「馬鹿野郎、酸味と塩気をプラスして、甘味を引き立てるのは基本だろが」
銀時「引き立てるってそれ、引き立てるって量じゃないだろそれー」ワナワナ
銀時「マヨネーズの味しかしねえよそれー」
唯「……怖いよりっちゃん」ガクガク
律「耐えるんだ、耐えるんだ唯」ブルブル
澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」ガクガクブルブル
梓「澪先輩しっかりしてください」
紬「あれおいしいのかしら?」ポワポワ
沖田「さすが土方さん、高級スイーツまで犬のえさに消化するとは」
土方「なんだと総悟!お前一遍殺されたいようだなあ」
近藤「やめないかとし!放課後ティータイムの皆さんが怯えてるじゃないか」
新八「いや、明らかに怯えてる対照が違ますよね」
♪♪♪
近藤「ちょっと失礼」
近藤「おう、山崎」
近藤「なに!?それは本当か!?」
近藤「分かった、すぐ戻る」
新八「どうしたんですか、近藤さん」
近藤「テロを計画しているやつらが分かったんだ」
銀時「いったい誰なんだ?」
近藤「……鬼兵隊だ」
銀時キャプテンカツーラ「「高杉だと!!!?」」
近藤「さらに悪いことに、やつらの狙いはどうやら放課後ティータイムらしい」
銀時「なんだって?」
近藤「とりあえず、鬼兵隊ともなれば、のんびり構えておれん」
近藤「我々は、さらに情報を集め、やつらの動きを封じる」
近藤「放課後ティータイムのみなさんはお前達に任せる」
近藤「いくぞとし、総悟!」
土方沖田「「おう!」」
―――
新八「どうするんですか、銀さん」
新八「鬼兵隊が相手だなんて、やばいですよ」
銀時「がたがた騒ぐんじぁね~よぉ」
銀時「放課後ティータイムの皆さんが怯えるじゃねえか」
新八「す、すみません」
桂「だが銀時、相手が高杉なら一筋縄ではいかんのは事実だぞ」
桂「ライブ中はもとより、会場までの道中にも気を配らねばならん」
銀時「心配するなって、こっちにも策はある」
神楽「策ってなにあるか?」
銀時「ふふん」
銀時「ダミーだよ」
―――
お登勢「で、私らが呼ばれたってわけかい」
新八「……これがダミーですか?」
新八「これじゃ、ほんとにピータイムじゃないですか」
神楽「絵がないSSでよかったある」
唯澪律紬梓「…………」
お妙「そうねぇ……じゃぁ私は澪さんの役をやらせてもらおうかしら?」
銀時「おい!もうちょっとお前は自分をわきまえろよ」
銀時「まな板のお前が澪はおこがましいにもほd」ブホ
お妙「あら?銀さん今何か言ったかしら?」ニコ
銀時「いえ、なんでも」
律「こういうところは似てるかもな」
澪「律、どこがだよ!」ゴチン
律「お、主にそう言うとこが」ヒリヒリ
九兵衛「お妙ちゃんが秋山さんなら、僕は田井中さんを」
律「おー!」
律(結構かっこいい人じゃん)
九兵衛「おでこを全開にすると言うのは屈辱的だが、お妙ちゃんのためだ、どんな屈辱にも耐えてみせる」
律「いい度胸してるな!」」
たま「では私は紬様を」
紬「まぁ、よろしくお願いします」
キャサリン「モッチロンワタシハあずにゃんダニャン♪」
梓「あ、あは、あははは」ワナワナ
紬「梓ちゃんしっかり」
お登勢「じゃぁ私はこの子だね」
澪「お、おい唯大丈夫……じゃなさそうだな……」
銀時「とりあえず、ダミーを本物だと思わせるために、俺達万事屋はこの化け物たちの護衛をする」
神楽「でも銀ちゃん、いくらなんでも放課後ティータイムの護衛、ヅラだけで大丈夫あるか?」
神楽「エリーが来たとしても、相手が多すぎで不安ある」
銀時「そうだなぁ」
銀時「……ふんっ!」しゅぱっ!
?「きゃっ!」
ドサッ
澪「ひぃ!」ガクガク
紬「まぁ天井から人が」ポワポワ
?「いたたたたたぁ」
銀時「おいストーカー!ヅラに協力して、放課後ティータイム守れ!」
さっちゃん「何よ、いつもいつもそうやって一方的に命令して」
さっちゃん「私のツボ、心得すぎじゃないの!」
さっちゃん「って、あれ?銀さんいつからそんな髪型にしたの?」
さっちゃん「なんだか触覚みたいでかわいいわね」
さっちゃん「ぴよんぴよ~ん」
梓「あ、あの~……あっちなんですけど……」
さっちゃん「誰なの貴方!」
さっちゃん「分かった、私の銀さんに手を出そうというのね」
さっちゃん「今度は何?」
さっちゃん「ロリ?ロリなの?」
さっちゃん「はっ!貧乳、貧乳が流行だとでも言うの?」
さっちゃん「貴方と言い、お妙さんと言い、銀さんの好みは貧乳だとでも言うの?」
さっちゃん「いいえそんなはずはないわ」
さっちゃん「いい?貧乳が好きなんて、一部のヘンタイロリコンか、そうでなければ、男の優しい嘘なのよ」
さっちゃん「男は総じて巨乳好きなのよ!」
梓「…………」ズーン
唯「やめて、あずにゃんのライフはもう0だよ」
澪「そして、ここにダメージを受けてるやつがもう一人」
律「…………」ズーン
さっちゃん「それにね、あなたがどれだけ銀さんに言い寄ろうともう遅いんだから!」
さっちゃん「私と銀さんは、あ~んなことやこ~んなことまで、とーっくにした仲なんだから!」
さっちゃん「貴方の入る余地なんてないんだから!」
梓「そ、それって」///
唯「え?どんなことしたの?」
澪「ゆ、唯」///クイクイ
さっちゃん「あら貴方」
澪「ひぃ!」
さっちゃん「貴方、Mね」
澪「え?」
さっちゃん「相当なマゾだと感じるわ」
澪「そ、そんなことありません!」
さっちゃん「間違いないわ、私の雌豚センサーが同類だってびんびん反応してるもの」
律「雌豚って……」
梓(自分で言いますか)
さっちゃん「この子や」
律「え?」
さっちゃん「この子なんかに」
梓「私?」
さっちゃん「いじめられて喜ぶSSなんて多いんじゃないかしら?」
紬「まぁ!そうだったの!?」キラキラ
律「なに喜んでんだぁ、ムギィ」
澪「え?SS???」
銀時「おい!いつまでくだらねえこと言ってんだ」
新八「そうですよさっちゃんさん、話が前に進みませんよ」
銀時「まあ取り合えずだ」
銀時「予定の時間になったら化け物軍団と俺達が出発するから、10分遅れて、放課後ティータイムは別ルートから会場を目指してくれ」
桂「分かった」
桂「さわ子殿の代わりに、彼女たちは俺が必ず守る」
さっちゃん「分かったわ」
さっちゃん「今からは雌豚モードから始末屋モードにチェンジよ」
?「こうして万屋銀ちゃんとその仲間達による、放課後ティータイム、ダミー作戦が始まったのだ」
―――
たま「皆さん、お茶ですよ」
お妙「ありがとう」
銀時「お前ら車ん中で何やってるんだ?」
お妙「あら?敵を欺くには、放課後ティータイムになりきらないと」
お妙「ね、九ちゃん」
九兵衛「ああ」
新八「そんなテンションの低い律さんいませんよ」
キャサリン「ミッナサーン、マジメニレンシュウシテクダサーイ」
神楽「お前は張り切るんじゃねーよ!」
お登勢「あっずにゃーん!」ダキッ
キャサリン「センパ~イ、キューニダキツカナイデクダサーイ」
銀時「おえ」
銀時「ババーまで張り切ってやがるー……」
神楽「銀ちゃん」
銀時「あぁ、くだらねえことやってる間に囲まれたようだな」キーッ
新八「ちょっと銀さん、なんで車止めちゃうんですか?」
新八「振り切らないとやられちゃいますよ」
銀時「新八、俺たちの役目は、放課後ティータイムのところにやつらを近づけないことだ」
銀時「だからここでやつらを足止めするんだよ」
銀時「いくぞ!」
銀時「いざとなったら九兵衛とたまも手伝ってくれ」
九兵衛「分かった」
たま「了解致しました」
万斉「久しぶりでござるな、白夜叉」
銀時「またてめえか」
銀時「高杉の野郎も、すべてをぶち壊すだの大きなこと言いながら、女子高生を襲うとか、落ちたものだな!」
万斉「なら、代わりに白夜叉、ぬしと桂の首をいただけるでござるか?」
銀時「ほう?俺たちの首が放課後ティータイムの代わりになるのか?」
万斉「ふふ、逆でござるよ」
銀時「なに?」
―――
回想
万斉「放課後ティータイムをかどわかす?」
高杉「なんだ?また乗れねえって面だな」
万斉「…………」
高杉「まあ、俺も実際乗れねえんだがな」
万斉「ではなぜ?」
高杉「仕方あるめえよ」
高杉「春雨のやつらがご所望なんでな」
万斉「春雨が?」
高杉「紅桜の一件の時、銀時とズラの首を渡すって約束を果たせなかっただろ?」
高杉「その埋め合わせをしろってことだ」
万斉「……なるほど」
高杉「まあ、そのついでに、江戸をぶっ壊すのも悪くねえだろ?」
高杉「なあ、万斉」
―――
銀時「けっ!なんだかんだ言い訳並べやがって!」
銀時「結局宇宙海賊の使いっ走りにはかわらねえんじゃねえか!」
銀時「そんなやつら、放課後ティータイムには指一本触れさせねえ!」
万斉「ふふふ、拙者たちを出し抜いたと思っているようだが、甘いでござるよ」
銀時「どう言うこった?」
万斉「ふふ、本物の放課後ティータイムの所へも、別働隊が動いてると言うことでござるよ」
銀時「なんだと!」
新八「そんな!ばれてただなんて!」
神楽「銀ちゃん!」
銀時「おう!」
万斉「おっと、行かせないでござるよ」
最終更新:2012年01月11日 02:25