紬「あずにゃんと同棲を始めました！」6 9 - 紬が百合ノートをまとめているようです

・・・

唯「・・・そろそろかな？」ｺﾄｺﾄ

紬「そうね、ちゃんと火も通ってるみたい」

唯「ムギちゃん。味見お願い」ｽｯ

紬「・・・うん、バッチリ！」

唯「やったー！」

純「コンソメのいいにおいが・・・」ｸﾝｸﾝ

唯「もうすぐできるよー。テーブルかたしてねー」

憂「うん！ほら、純ちゃん」

純「はいはい」ｾｯｾｯ

梓「なにか手伝いましょうか？」

紬「じゃああずにゃんは食器並べるのお願い」ｶﾁｬ

梓「はい！」

唯「じゃーん。お外寒いから今日はポトフだよー」

純「おぉ！おいしそう！」

唯「ふふー。お野菜たっぷりだからねー」

憂「あったまりそうだねぇ」

紬「じゃあ準備もできたし、食べましょうか」

唯憂梓純「いただきまーす」

純「おー。こりゃまたおいしいね」

梓「うん。ジャガイモほくほくだよ」

憂「あったかい・・・」

紬「好評でよかったぁ」

唯「だねぇ。私達も食べよう」

純「鶏肉もおいしい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

梓「ムギちゃん。鶏肉とキャベツのおかわりをお願いします！」

純「負けるかー！私にもおかわりを！」

紬「ふふっ。いっぱい食べてね」

唯「あったかー」

憂「あったかだねぇ」

純「あーあ、二人とも羨ましい。こんなに料理が上手な人と暮らしてるなんて」

唯「それは憂のおかげだよー」

紬「うん。あずにゃんが一生懸命教えてくれたから」

梓憂「えへへ・・・」ﾃﾚﾃﾚ

紬「純ちゃんも大切な人ができればきっとその人の為に一生懸命になれるわ！」

唯「そうだよ！憂の為ならなんでもできるもん！」

梓憂「」///

純「そういうものですか・・・」

憂「お姉ちゃん。私にもおかわり」

唯「うん！」

・・・

梓「・・・ちょっと、食べすぎたかも」

純「うん・・・。でもおいしかったから後悔はしてないよ・・・」

梓「（この調子でいっぱい食べればいつか・・・）」ｸﾞｯ

紬「（ちょっと物足りないけど、我慢我慢・・・）」

純「食べすぎたら眠くなっちゃったよ・・・」ｼｮﾎﾞｼｮﾎﾞ

唯「うん、私もー・・・」

憂「じゃあお昼寝にしようか」

紬「またお布団敷く？」

唯「おふとんー」ﾎﾞﾌｯ

梓「あぁ、それじゃ敷けないですよ」

純「」ｸﾞｩｸﾞｩ

梓「床で寝てるし・・・」

唯純「」ｽｩｽｩ

憂「ふふっ。気持ち良さそう」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梓「ふわぁ・・・。私も少し寝ます・・・」

憂「ずっと純ちゃんの勉強見てたもんね」

紬「あずにゃんいい子いい子」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梓「ぶ、部長として部員が赤点なのがいやなだけです！」

憂「いい子いい子」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梓「もー、憂までー」

梓「ふ、ふんっ！」ﾊﾞｻｯ

紬「あらら」

憂「じゃあ私達も」

紬「うん。おやすみ」

紬「おじゃましまーす」ﾓｿﾓｿ

梓「・・・ムギちゃんの布団もありますよね？」

紬「だってこっちの方があったかそうなんだもん」

憂「・・・」

憂「おじゃまします！」ﾓｿﾓｿ

・・・

純「んんーっ、よく寝た・・・」ﾑｸｯ

純「んっ？」ﾁﾗｯ

唯「ういー」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

憂「おねーちゃん・・・」ｷﾞｭｯ

純「・・・」ﾁﾗｯ

紬「」ﾀﾞｷｯ

梓「ムギちゃ･･･」ｽﾔｽﾔ

純「・・・」

純「・・・おやすみ」

憂「・・・はっ！」ｶﾞﾊﾞｯ

唯紬梓純「」ｽｩｽｩ

憂「・・・よかった。寝すぎたかと思っちゃった」

憂「試験は明日から、そろそろ起して再開しなきゃ」

唯「」ｽﾔｽﾔ

憂「・・・お、お姉ちゃん達は試験関係ないから起こさなくてもいいよね？」

憂「とりあえず梓ちゃんから」

梓「」ｷﾞｭｯ

憂「こ、これじゃ起こせないよ・・・」

憂「純ちゃんだけ起こすのもかわいそうだし・・・」

憂「みんな起きるの待とうかな」

唯「憂、うい・・・」ｳｰﾝｳｰﾝ

憂「ふふっ、私はここだよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

唯「」ｽｩｽｩ

憂「・・・もう少し、このままでいいかな」

・・・

梓「んっ・・・」ﾑｸｯ

憂「おはよう。梓ちゃん」

梓「憂・・・、おはよ・・・」

憂「梓ちゃんも起きたことだし、純ちゃんも起こして勉強する？」

梓「勉強・・・。・・・はっ！」

梓「純、起きて！」ﾕｻﾕｻ

純「んぁ、あと5分・・・」

梓「布団没収！」ﾊﾞｯ

純「うっ、寒いよぅ・・・」

梓「はい、起きる。勉強するよ！」

純「あうー・・・」

憂「梓ちゃん、純ちゃんのお母さんみたい」

純「・・・唯先輩達は起こさないの？」

憂「お、お姉ちゃん達は試験ないし」ｱｾｱｾ

梓「う、うん。お昼作ってもらったから休ませてあげないと」ｱｾｱｾ

純「・・・ふーん」ｼﾞﾄｰｯ

梓「そ、それより純は集中。明日は苦手な数学でしょ？」

純「まったく。あの二人のことになると甘いんだから・・・」

純「その1/10でもいいから私も甘やかして欲しいよ」

梓「こんなに勉強教えてる時点でかなり甘やかしてると思うんだけどなぁ・・・」

純「うっ、痛いところを・・・」

憂「あはは・・・」

憂「梓ちゃん達、帰りはどうする？よかったら夕飯も食べて行ってよ」

梓「うーん、遠慮するよ。私達も買い物に行かないといけないし」

憂「そっかー。純ちゃんは？」

純「私も帰るよ」

純「（さすがに気まずくなりそうだし・・・）」

憂「そっか・・・」ｼｮﾎﾞ

唯「ういー・・・？」ﾑｸｯ

憂「あ、おはよう。お姉ちゃん」

唯「えへへ、なんかいい夢見れたよー」ﾆｺﾆｺ

憂「よかったね」ﾆｺﾆｺ

唯「昨日は怖い夢だったからね。ほっとしたよー」

純「へぇ、どんな夢だったんですか？」

唯「なんかね、憂が私を置いてどこか先に行っちゃう夢だったんだよ・・・」

純「・・・」

純「（・・・昨日の内緒話？憂が先に大人の階段登っちゃう的な）」

純「（まさかね・・・）」

梓「あとはムギちゃんか。よく寝てる・・・」

唯「そっとしてあげようね」

唯「ふふふっ。ムギちゃんの寝顔もかわいいよねぇ」

梓「・・・はい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梓「（私だって、ムギちゃんのこの笑顔の為ならなんだって）」

唯「じゃあ起こさないようにそーっと・・・」ｿﾛｿﾛ

憂「しーっ。だよ」

梓「うん。静かに集中」

純「はいはい」

唯「ふふっ」

純「・・・梓、ここなんだけど」

・・・

唯「・・・なかなか起きないね」

憂「うん。ぐっすり」

梓「そろそろ帰った方がいいし、かわいそうだけど起こすよ」

唯「えーっ、もっとゆっくりして行ってよー」

梓「そうもいかないんです」

梓「ムギちゃん、そろそろ起きないと」

紬「」ｽｩｽｩ

純「ふむ。これは目覚めのキスが必要だね」

唯「なんと！」

梓「な、なんでよ！？」///

純「だってお約束じゃん？」

唯憂「」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

梓「・・・あの、顔赤らめてこっち見ないでください」

純「ほらほら、どうせ毎日してるんでしょ。早く起こしてあげなさい」

梓「あのね。・・・その、こういう大事なことは気軽にしたくないの」

梓「一回一回を大事にしたいっていうか・・・。まして人前で・・・」

唯「・・・からかったりしてごめんね」

唯「ふふっ。あずにゃん、本当にムギちゃんのことが大好きなんだね」

梓「（・・・なんかものすごく恥ずかしいこと言った気がする）」ｶｱｧ

唯「私達も人前でするの恥ずかしいもんねー」

憂「う、うん」///

純「そういうものかねぇ？」

唯「というわけで！」

梓「？」

唯「あーっ、ちょっとお部屋でギー太のお世話してくるね」ﾀﾀﾀｯ

憂「・・・はっ。わ、私も洗濯機のお掃除しなきゃ」ﾀﾀｯ

憂「純ちゃんも手伝ってね」

純「ちょ、憂？」

梓「洗濯機のお掃除って何よ・・・」

紬「んっ・・・」ｽｩｽｩ

梓「・・・」ﾎﾟﾂｰﾝ

梓「はぁ、結局こうなるのね・・・」

梓「そろそろ帰りますよー」ﾕｻﾕｻ

梓「お、起きないと本当にキス、・・・しますよ？」///

梓「・・・」

梓「」ｷｮﾛｷｮﾛ

梓「・・・いないね」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

梓「・・・ムギちゃん、起きて」

ﾁｭｯ

梓「・・・」///

紬「（・・・あずにゃ、ん？）」

梓「お、起きてくれないならもっとしちゃいますよ？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

紬「（・・・うん。もっと、してほしい）」

梓「（ふふっ。ムギちゃんの顔、にやけてる・・・）」

梓「起きてないならしょうがないですよね？」ﾁｭｯ

梓「んっ、・・・ふぅ」

紬「・・・ふぁ」

唯『もーいーかーい？』

紬梓「！！！」ﾋﾞｸｯ

紬「ま、まーだだよー」ｱｾｱｾ

唯『あ、ムギちゃん起きたんだね』

純『ほうほう。どうやって起こしたか詳しく聞かないとね』

憂『』///

梓「と、とにかく口元拭かないと」ﾌｷﾌｷ

紬「あずにゃん顔真っ赤」ﾌｷﾌｷ

梓「それはムギちゃんもです・・・」

紬「だって、あずにゃんがあんな大胆な・・・」///

梓「」///

純『・・・これ、私達待ってるの忘れてるんじゃない？』

唯『もう一回聞いてみる？』

唯『もーいーかーい？』

梓『も、もーいーよー』

ｶﾞﾁｬ

唯「ムギちゃんおはよー」

紬「う、うん。おはよう、みんな」

純「おや、お二人とも心なしか顔が赤いような」ﾆﾔﾆﾔ

梓「か、からかわないでって言ったでしょ！」

純「ふふーん」

梓「・・・ふん。もう勉強教えてあげないもん」ﾌﾟｲｯ

純「梓がいなくても憂がいるもんねー」

憂「純ちゃん。恋人をからかったりしたら、めっ」

純「えっ・・・」

唯「ふふふっ、よく寝てたねぇ。疲れてたの？」

紬「特に疲れてはないけど。・・・お昼寝って気持ちいいから」

唯「だよねー」

梓「ムギちゃんも起きたし、もう少ししたら帰りますね」

紬「待たせちゃってごめんね。起こしてくれればよかったのに・・・」

梓「ぐっすり寝てるムギちゃんを起こすなんてできないですよ」

唯「うんうん。もっと寝顔見てたいよねー」

憂「お、お姉ちゃん・・・」///

紬「」///

紬「じゃあもう起こさないで寝顔を堪能させてもらいます！」

梓「・・・恥ずかしいですから起こしてください」

紬「つーん」

純「自業自得だね」

紬「さて、そろそろ帰る準備しましょう」

梓「布団片付けますね。よいしょ」

憂「あ、そのままでもいいよ」

梓「いいからいいから」

梓「（・・・ムギちゃんのおかげでお布団あったかい）」ﾀﾞｷｯ

紬「私も運びます！」

純「机片付けます」

唯「みんなありがとー」

・・・

憂「忘れ物ない？」

純「あったら明日よろしく！」

梓「ちゃんと確認しなさい」

梓「じゃあまた明日、学校でね」

憂「うん。がんばろうね」

唯「また遊びに来てねー」ﾌﾘﾌﾘ

紬「うん、ぜひ！」

純「勉強教えてくれてありがとー」

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