・・・

純「じゃあわたしもここで。バイバイ」

紬「うん。またね」

梓「帰っても勉強しなさいよ」

テクテク

紬「やっぱお泊まりって楽しいわね」

梓「はい。勉強も捗りますし」

紬「明日のテストはバッチリね!」

梓「もちろんです」

紬「ふふっ。じゃあ100点取れたらご褒美あげないとね」

梓「本当ですか!?」

紬「うん、なんでも言ってね」

梓「な、なんでも・・・」

梓「(さ、さっきの続きとかでも・・・)」///

紬「あずにゃん?顔赤いけどどうしたの?」

梓「ひゃあっ!な、なんでもないです!」ドキドキ

紬「まさかあずにゃん・・・」

梓「(バ、バレちゃったかな・・・)」

紬「風邪、じゃないわよね?」

梓「・・・」

梓「・・・大丈夫です」

紬「よかったぁ」ホッ

梓「(ムギちゃんが天然でよかった・・・)」ホッ

紬「明日の為に今日は早めに寝ないとね!」

梓「ムギちゃんは眠れますか?かなりお昼寝してましたけど・・・」

紬「・・・たぶん」

紬「寝る心配より晩御飯の心配よ!なに食べたい?キャベツは買ってあるわよ」

梓「そうですねぇ。とりあえずスーパー行ってですね」

紬「はーい」

紬梓「ただいまー」ガチャ

紬「久しぶりの我が家・・・」

梓「一日しか経ってないですよ」

紬「ふふっ。あっずにゃーん」ダキッ

梓「もう、急にどうしたんですか?」

紬「ふふっ、あずにゃんと二人きりになれたんだもの」

梓「も、もう・・・」///

紬「ここでなら、続きをしても・・・」///

梓「続き・・・」

梓「だ、ダメですよ。試験前なのに・・・」

紬「・・・そうよね。ごめんなさい」シュン

梓「・・・いえ」

梓「・・・でも」ダキッ

紬「あずにゃん?」

梓「こうやって、抱きつくくらいはいいですよね?」///

紬「・・・うん」ギュッ

梓「あったかいです」

紬「あずにゃんも」

紬梓「・・・」

梓「・・・あの、そろそろ」

紬「・・・じゃあ、あずにゃんから離して」

紬梓「・・・」ギューッ

梓「では、一緒に離しましょう」ギュッ

紬「そ、それもそうね」ギュッ

梓「ではカウントダウンします」

紬「」ゴクリ

梓「3、2、1」

梓「0!」

紬梓「」ギューッ

紬「・・・クスッ」

梓「ふふっ」

梓「さ、出かける準備しますよ」パッ

紬「うん!」

・・・

紬「お野菜たっぷり味噌ラーメンおいしいわねぇ」ポワァ

梓「はいです。身も心もあったまります」

紬「(あまりスープは飲まないようにっと)」

梓「私達はしばらく半日なので夕食当番は任せてくださいね!」

紬「で、できるだけヘルシーなもので・・・」

梓「ふふっ。わかりました」

梓「(この機会にむ、胸にいいものを)」ゴクリ

紬「テスト期間中は早朝マラソンもお休みした方がいいかなぁ?」


紬梓「ごちそうさまー」

紬「あずにゃんはこのあともお勉強?」

梓「そうですね、軽く復習します」

紬「えらいえらい」ナデナデ

梓「」///

梓「すぐに終わるのでそうしたら一緒にお風呂行きましょう」

紬「うん!準備して待ってます!」

梓「ではのちほどー」パタン

紬「いよいよ明日!あずにゃんなら大丈夫だと信じてるけど、私もできることはしよう!」

紬「・・・私にできること。やっぱりお茶を入れて差し入れを!」

紬「で、でもご飯食べたばっかりだし・・・」

紬「先にお風呂の準備。終わったら次を考えましょう!」

ゴシゴシ

紬「ここで一緒に住み始めてだいたい2カ月」

紬「短い間だけど本当に思い出がいっぱい作れたわぁ」

紬「ふふっ。でもあずにゃんと一緒ならもっと、もーっとたくさんの思い出が作れるんだろうなぁ」

紬「あずにゃん。私のかわいいお姫様」

紬「」///


梓「よし。苦手な問題だけ解いて早くお風呂にしよう」

梓「」カキカキ

梓「・・・こうやって勉強に集中できるのは、ムギちゃんのおかげだよね」

梓「私の為にがんばってくれてるから・・・」

梓「本当、ムギちゃんには感謝してもしきれないよ・・・」

梓「よし!テスト終わったら今度は私が全力でムギちゃんの為にがんばろう!」

梓「でも、ムギちゃんの為にがんばるって言ったらダイエットのサポートくらいしか・・・」

梓「・・・料理でもなんでもすぐに覚えちゃうんだもん」

梓「ダイエットでもないいでもいい。私がムギちゃんの笑顔を作ってあげられればそれだけで・・・」

梓「なら、まずはテストの結果でムギちゃんに笑顔を」カキカキ

梓「・・・よし。これで明日は完璧だね」

梓「あとは体調に気をつけるだけだね。勉強バッチリでも休んじゃったら意味ないし」

紬『あずにゃーん?お風呂できたけどどうー?』

梓「はーい」ガチャ

梓「ちょうど終わったので入りましょう!」

紬「よかったぁ。じゃあ着替えの準備しちゃうね」

梓「はい、私も用意します」

・・・

チャプン

紬「はあぁ・・・。気持ちいい・・・」ウットリ

梓「ですねぇ・・・」

梓「ふぅ」パチャパチャ

紬「きゃっ。へ、変なところ触っちゃ・・・」///

梓「す、すみません!そんなつもりは・・・」

紬「・・・ふふっ、冗談よー」

梓「・・・もう!」

紬「怒った?」

梓「怒りました。先に身体洗っちゃいます」

紬「あーん・・・。謝るから洗いっこ、・・・ねっ?」

梓「・・・まったく、謝るくらいなら最初からしないでください」

紬「ふふふっ」ニコニコ

梓「それに、テスト期間中は控えますからね」

紬「控えるって?」コシコシ

梓「・・・その、そういうことは」///

紬「あ・・・」///

紬「う、うん。寝坊したら大変だものね」

梓「だからさっきみたいな冗談は・・・」

紬「・・・ごめんなさい」

梓「ふふっ。分かってくれたならいいんです」

梓「さ、交代ですよ」

梓「」コシコシ

梓「(ムギちゃんの肌、すっごく綺麗)」

梓「(いままで結構その、してきたし・・・)」///

梓「(・・・我慢我慢)」

梓「(テストが終わったら思いっきりムギちゃんに甘えよう)」

梓「(・・・あ、テストが終わったらお父さん達の演奏会があったんだ)」

梓「(甘えるのはそれが終わった後だね)」

梓「・・・はい、終わりました」ザパーッ

紬「ふふっ、ありがとう」

・・・

紬「明日からのマラソンだけど、テスト終わるまでお休みするね」

梓「えっ?・・・私はともかくムギちゃんは」ゴクゴク

紬「時間に余裕を持ってあずにゃんを送り出したいの!」

梓「・・・そ、そうですか」///

紬「朝ご飯も私が作るから!あずにゃんはゆっくり学校に行く準備してね!」

梓「は、はい」

梓「(ムギちゃん、気合入ってるなぁ)」

紬「(あずにゃんのサポートは私が!)」ふんす

梓「さて、今日は早めに寝ますか」

紬「うん!」

梓「ムギちゃんは眠れそうですか?」モソモソ

紬「あずにゃんと一緒なら。・・・うまく寝付けなくても寝顔眺められるし」

梓「・・・早めに寝付いてください」

紬「そうだ。子守唄歌ってあげる!」

梓「あくまで私を早く寝させる気ですね・・・」

紬「ふふふっ。ねーんねーんー、ころーりーよー」ポンポン

梓「布団に入ったばっかりなんですからすぐには寝れないですよ」

紬「・・・はっ!」

紬「じゃあ。おやすみなさいのキスをして、少ししたら」

梓「・・・それなら」

紬「じゃあおやすみなさい。あずにゃん」

梓「はい。おやすみなさい」

チュッ

紬「」ジーッ

梓「(ものすごい見られてる気がする・・・)」

紬「(・・・そろそろいいかな?)」

紬「ねーんねーんー、ころーりーよー」ナデナデ

梓「(本当、ムギちゃんはかわいいことするよね)」

紬「おこーろーりーよー」

梓「(そんなムギちゃんを、私は・・・)」ウトウト

紬「あずにゃんよいこだー、ねんねーしなー」ナデナデ

梓「(・・・大好きです)」

梓「」スゥスゥ

紬「・・・ふふっ、いい夢見てね」

紬「じゃあ私も。おやすみ」

紬梓「」スゥスゥ


ちょっと前!

唯「・・・静かになっちゃったね」

憂「だね・・・」

唯「ぎゅっ」ダキッ

憂「お姉ちゃん?」

唯「今朝の夢が忘れられないから、もう少しこのままでいさせて・・・」

憂「・・・うん。好きなだけいいよ」

唯「えへへ、ありがとう」

唯「」ギューッ

憂「お姉ちゃん、晩御飯はなに食べたい?」

唯「憂の作ってくれるものならなんでもー」

憂「もう、それは禁止なんだよ」

唯「えへー」

唯「今日も一緒に作ろうよ。だから、憂はなにがいい?」

憂「なんでもいい、かな」

唯「さっきそれ禁止って言ったじゃーん」

憂「ふふっ」

唯「ふぅ、満足満足」パッ

憂「もういいの?」

唯「うん!・・・でも、また思いだしちゃったら抱きつかせてね」

憂「もちろん!」

唯「憂は優しいなー、もう」ナデナデ

憂「」///

憂「(不謹慎だけど、甘えん坊なお姉ちゃんもかわいいよ)」

唯「よーし、晩御飯作っちゃうよー!」

憂「うん!」

・・・

唯「できましたー!」

憂「ましたー!」

唯「憂、あーん」スッ

憂「あーん」パクッ

憂「お姉ちゃんもあーん」スッ

唯「あーんっ」パクッ

唯「おいしいねぇ」

憂「だねぇ」


唯憂「ごちそうさまー」

唯「憂はもうお勉強いいの?」

憂「うん。だから一緒に片付けしよ?」

唯「おー!」

ジャー、カチャカチャ

憂「今日も楽しかったねー」

唯「だね!今度はりっちゃん達も呼ぼうよ!」

憂「和ちゃんも来てくれればいいのに・・・」

唯「だねぇ・・・」

唯「テストが終わったらまた遊びに行かないとね!」

憂「うん!」

唯「むしろみんなで和ちゃんちにお泊まりに行くとか!?」

憂「全員、泊まれるかなぁ・・・?」

唯「きっと大丈夫!寝るときは私達、お布団1組でいいし!」

憂「・・・だ、だね」///

唯「よーし、そうと決まれば明日和ちゃんに聞いてみよう!」

憂「楽しみだね」


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最終更新:2012年01月12日 21:31