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憂「おねえちゃあん、学校だよ、早く起きて!」

唯「う~ん、あと5分…」ムニャ

憂「んもう」


唯「ごめんねうい、寝坊しちゃって」

憂「ううん、まだ間に合う時間だよ」

唯「じゃあいこっか」

憂「うん!」



和「あ、二人ともおはよう」

唯「あ!和ちゃん!」

憂「おはようございます」

和「今日はちゃんと起きれたの?」

唯「ああ…ふとんがわたしを離さなくって…」

和「だから髪がくしゃくしゃなのね」

憂「すみません…」

唯「えへへ~」

キーーーーーーーーーーーーーーーン

唯「はうっ!」

唯(また…頭が…)


和『それでね、澪が…』

ガッ

和『きゃっ!』ドテン

唯(ああ!和ちゃんが転んだ!)

和『いてて…あ、メガネが割れちゃった…』


サーーーーーーーーーーーーーーーー

唯「はっ!」

和「どうしたの?唯」

唯「えっ!?いやあなんでもないよ!」

和「そう」

唯(和ちゃんのメガネが割れてない!)

唯(今のは…未来に起こる出来事だったんだ!)

唯(ならば!わたしが和ちゃんのメガネを守らなきゃ!)



FIRST MISSON 「和のメガネを守れ!」

唯「の、和ちゃん!足元気をつけてね!」

和「え?ええ」

憂「どうしたの?お姉ちゃん」

唯「最近、ここらへんで転ぶのが社会的問題となっているのです!」

和「そんなの聞いたことないわよ?」

唯「でも気をつけて!」

和「はいはい、わかりました」


唯(さっき見たのだとたしか道路でころんだよね…)

唯(ならば段差のある道路は歩かせない!)


唯「和ちゃんストーーップ!」

和「なによもう」

唯「あっちから行こうよ」


唯「和ちゃんダメーーー!」

和「また?」

唯「ここから行こうよ」


唯「和ちゃん止まれーーー!」

和「こんどはなに?」

唯「ほら!段差がすごいよ!こっちこっち!」


和「もう唯!遠回りしてるじゃない!」

憂「お姉ちゃん、今日はどうしたの?」

唯「こ、これは和ちゃんのためなんだよ!」

和「気持ちはありがたく受け取るわ。でも遅刻したらダメでしょ」

唯「うぐっ…」

憂「あっでもあと少しで学校ですよ」

唯「よ、よかった~」

和「? 変な唯ね」

唯(これで未来は変えることが出来た!和ちゃんのメガネも無事だ!)

和「さあいきましょ…」

ガッ

和「きゃっ!」ドテン

唯「ああっ!和ちゃん!」

憂「和さん!」

和「いててて…あっ、メガネが割れちゃった」

唯「メガネエエエエエエエ!」


「和のメガネを守れ!」 ミッション失敗!


唯「メガネエエエエエ!!」ウワアアアン

憂「お、お姉ちゃん、落ち着いて」

唯「だってええ、メガネがああああ」ウワアアアン

和「大丈夫よ唯。スペアのメガネがあるから」スチャッ

唯「ふえっ!?和ちゃんのメガネが生き返った!!」

和「なによ、生き返ったって…」

唯「よかったよおおおおおお」ウワアアアン

和「もうなんなのよ今日の唯は…」ヨシヨシ

憂「なんだかすみません…」


……

唯「おっはよーーー!」ガラッ

律「ん、おはよう。今日は遅かったな」

唯「ちょっと和ちゃんのメガネを守ろうとして…」

律「はあ?」

紬「あらあら、仲がいいのね」

唯「もちろん!」


唯(やっぱり未来は変えることが出来ないのかな…)

唯(でも前は憂を助けることが出来たし…)

唯(はあ…次はがんばろ…)



先生「今日の授業はここまで!」

唯「ふー、やっと終わったよ」

先生「あーあと平沢!あとで職員室にこいな」

唯「がーん」

律「まーた赤点か」

紬「大変ね」

唯「くそう!わたしが何したって言うんだあ!」

律「いや、赤点だろ」


……

唯「しつれいしましたあ…」バタン

唯「ああ…わたし卒業できるかなあ」

さわ子「あら唯ちゃん」

唯「ああ!さわちゃん先生!」

さわ子「もうちゃん付けしないの!」

唯「えーいいじゃん」

さわ子「で、どうして職員室に?」

唯「レッドポイントってやつですよ」

さわ子「赤点?またとったの?」

唯「ねえ先生!今はゆとり教育じゃないの?」

さわ子「そうだけど?」

唯「なのにこんなに難しいなんて…どうかしてるぜ!」

さわ子「ああそう」

唯「ああ!さわちゃん先生冷たい!」

さわ子「お子ちゃまにつきあってる暇はないの」

唯「ぶー」

キーーーーーーーーーーーーーーーン

唯「いてっ!」

唯(またあ?意識が…)

さわ子『じゃあね、唯ちゃん』

バキン

さわ子『きゃああ!』カクン

唯(ああっ!さわちゃん先生のヒールが折れた!)

さわ子『あ~れ~』ゴロンバタン

唯(そのまま階段に…)


サーーーーーーーーーーーーーーーー


唯「はっ!」

唯(今のも…未来か!)

唯(よーし!こうなったらさわちゃんを助けるぞ!)


SECOND MISSON  「さわ子の転落を防げ!」


さわ子「じゃあね、唯ちゃん」

唯「ちょ、ちょっと待ってー!」

さわ子「なーにー?」

唯「さわちゃん先生が無事に音楽室まで行くか見届けるから一緒に行っていい!?」

さわ子「べ、別にいいわよ!子供じゃないんだから」

唯「いやいや、危ないよ!この階段は『魔の十三階段』って呼ばれるくらいだから!」

さわ子「そんなおおげさな…」

唯「ねえいっしょに行くだけだからあ、いいでしょ?」

さわ子「もう、遅刻してもいいならいいわよ」

唯「わーい!」

唯「ゆっく~り、ゆっく~りだよ先生!」

さわ子「もう大丈夫って言ってるでしょ!」

唯「でも…転ばないか心配なんだよー」

さわ子「唯ちゃんが思ってるほどドジっ子じゃありません!」

唯「ほらほら!手すりも使って!」

さわ子「やれやれ…」


唯「あと一段!」

さわ子「はい」ヒョイ

唯「やったー!ついにのぼりきったよー!」

さわ子「大げさねえ」

唯「ほっ。安心したよ」


さわ子「さあもう授業が始まるわよ。教室に戻りなさい!」

唯「はーい!」

唯(よっしゃ!ミッションコンプリート…)

唯(はっ!待てよ…上りは大丈夫だったけど、下りは…)

唯(やばい!さわちゃん先生が転んじゃう!)

唯(う~、どうしよう)



唯(結局、授業終了までいちゃった…)


ガチャンコ

さわ子「あれ?唯ちゃん?まだいたの?授業は?」

唯「あう~ごめんなさい!」

さわ子「はあ…どんだけわたしが心配なのよ」

唯「あっそうだ!さわちゃん先生!ヒールを脱いでください!かかとが折れちゃいますよ!」

さわ子「えっ?なんでかかとが折れたってわかるの?」

唯「えっ」

さわ子「授業中に折れちゃって…代わりにスリッパをはいてるの」

唯「そ、そうだったんだあ」ホッ

さわ子「ふふふ、心配してくれてありがとね唯ちゃん」

唯「うん!」

唯(まあ、結果オーライかな)


「さわ子の転落を防げ!」 ミッション成功!





――放課後

律「唯、さっきの授業はどうしたんだ?」

紬「みんな心配してたのよ?」

唯「ごめんごめん。ちょっとトイレにね」

律「授業時間丸ごと使うほどトイレしてたのか」

唯「うん!そりゃあもう大きいうん…」

梓「それ以上はだめです!」

澪「下品だぞ、唯」

唯「あはは、ごめんごめん」

律「ところで次のライブはどうする?」

紬「これといった新曲もないわね」

梓「まあ、今までの4曲でいいんじゃないですか?」

澪「そうだな」

律「いや!今までと同じなんていやだ!」

澪「じゃあどうするんだ?」

律「唯のかわりに澪が全部歌うとか」

澪「ええっ!?いやだ!」

律「なんでえ、いいじゃんか」

澪「だめなものはだめ!」

梓「澪先輩がそこまで言うんなら…」

紬「あきらめましょう、りっちゃん」

律「ちぇっ」


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最終更新:2010年01月28日 01:41