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――数日後

唯「その後はどうなの?りっちゃん」

律「なんとかデートまで持ち込めたぜ!」

唯「おお!さすがりっちゃん!」

律「みとけよー唯隊員!いい知らせ持ってくるからな!」

唯「待ってるよーりっちゃん隊員!」



――デート当日

律「うう~、緊張するなあ」ドキドキ

律(服は大丈夫だよな…髪の毛も…よし!)

唯「ぷくく…りっちゃん、すっごく緊張してるよ!」

唯(今日のデートは念入りに設定したもん!きっと成功するよね!)


男「ごめん!おまたせ!」

律「ままままってないですよ!?」

男「ははは、リラックスして」

律「スーハースーハー…」

男「よし!じゃあいこうか」

律「うん!」


唯(よし!これよりりっちゃんのデート偵察を行う!)


男「律は何たべる?」

律「えっとじゃあ…ナポリタンで」

男「じゃあおれも同じので」

店員「かしこまりました」

律「あ、あの!男さんはつ、付き合ってる彼女とかいるんですか?」

男「いないよ?」

律「そ、そうですか」ホッ


唯(りっちゃんったら青春してるねえ)


男「今度はどこいこっか」

律「じゃ、じゃあわたし、映画がみたい!」

男「オッケー」


律(う~~、緊張しすぎで集中できない…)

男「……」ジー

律(はっ!これは…手をつなぐチャンス!)

律 ソロー

律(あと数センチ…!)

男「……」ヒョイ

律(ああ!手が消えたよ…)


唯(ざんねん!りっちゃん!)



男「今日は楽しかったね」

律「は、はい!そうですね…」

律「…あ、あの!」

男「ん?なに?」

唯(よし!いっけええええりっちゃん!)

律「わたし、男さんのことが…好きです!」

男「……」

律「あの!その…つ、つ、つきあってください!!」

唯(ど、どうなる!?)

男「…」

律「~~~~!!」

男「…ごめんな」

律「!!」

唯「!!」

男「おれ、あと少しで海外に行くんだよ」

律「そんな…海外に…」

男「だから、付き合うことが出来ないんだ…ごめん」

律「…で、ですよね~」

男「!?」

律「まあそんなもんだよね!はははっ」

唯「りっちゃん…」

律「今までありがとうございました!では!」タタタッ

男「あっ…」

唯「りっちゃん!」タタタッ


唯「りっちゃん…」

律「ヒック…グス…ゆい~?」

律「わたし、ふられちゃったよ~」ウワアアン

唯「りっちゃん…」

律「ゆい、わたしどうしたらいいのかなあ…」グス

唯「…泣けばいいよ!」

律「……」ヒック

唯「泣いて泣いて泣いて…嫌なことぜ~んぶ忘れちゃおう!」

律「ゆい~~~~!!」

唯「おーよしよし、つらかったね~」ナデナデ

律「うわああああああああああんん!!!」


「律の恋を実らせろ!」 ミッション失敗!



律「はあ、すっきりしたよ。ありがとな唯」

唯「ううん、わたしこそ応援するって言ってこんな結末になっちゃうなんて…」

律「いいんだよ!どうせ唯が協力してもふられるってわかってたんだから」

唯「…そっか」

律「でもなんでここにいるってわかったんだ?」

唯「ふえっ!?そ、それは…」

律「な~んてうそだよ!…ほんとにありがとな唯」

唯「えへへ…」

唯(残念だなあ、りっちゃん。失敗しちゃったや)

唯(…今までの未来は全部覆らなかった…)

唯(和ちゃんやりっちゃん…)

唯(さわちゃん先生と澪ちゃんは大ごとにならなかっただけで結局は未来で見たことが起こった)

唯(わたしがどんなにがんばっても未来は覆せないのかなあ)

唯(この能力はただみんなの悲しい未来を見るためなの?そんなのいやだよ!)

唯(今度は誰の未来をみるんだろう…)



――数日後

律「ほら!澪これ食べなよ!」グイッ

澪「いいって!なんだ?最近スキンシップが激しいぞ」

律「だってわたしにはもう澪しかいないんだよー」

澪「ななな…何バカなこといってんだ!!///」

律「あー!澪の奴照れてるぞー!」

澪「うううるさい!」ゴリン

律「おーいて。久しぶりだな」サスサス

紬「うふふふ」ポタポタ

梓「ムギ先輩!鼻血!」

紬「ふがふが」ムググ

唯「よかったー!」

梓「なにがですか?」

唯「えっ!?な、なんでもないよ!」

唯(最近、未来を見ることもなくなったなー。まあいいんだけど)

唯「あずにゃーーん!!」ダキッ

梓「ふにゃっ!?きゅ、急になんですか!?」

唯「あずにゃん分を補給中~」ギュー

梓「あう~~~///」ホワーン

紬「ああもう!ティッシュが足りない!」ムギギ


キーーーーーーーーーーーーーーーン

唯「いてっ!」

唯(うわっ!きちゃった)


梓『……のばか!』ダッ

ブオオオオオオオン キイイイイイイイイ

梓『!』

ドグシャアアアア

唯(えっ…いや…あずにゃんが…ひかれた?)

唯(いや…いやあああああああああああああああああ!!)


サーーーーーーーーーーーーーーーー

唯「いやあああああああああああああああ!!」

梓「!! せ、先輩!?」ビクウ

唯「はっ!あずにゃん…」

律「どうしたんだ!?」

澪「具合でも悪いのか?」

紬「大丈夫?」

唯「うん、平気だよ。ごめんね驚かせて」

梓「もう、びっくりしましたよ。急に叫ぶんですから」

唯「えっへへ…」

唯(今のが起こりうる未来だとしたら…)

唯(未来はかえることができないとしたら…)

唯(あずにゃんが死んじゃう!?)

唯(それはいやだ!わたしが防がなければ…)

唯(こんどこそ!未来は変えてみせる!)


FIFTH MISSON  「梓を守れ!」



ジョーーーン

律「よし!今日はもう帰るか!」

澪「まあ練習はした方だしな」

律「みおー、帰りにマックス行こうぜ~」

澪「おいおい、みんなで行こうよ」

紬「わたしも今日はバイト休みだから行こうかしら」

唯「あずにゃんも行くよね?」

梓「あっ…すみません。今日は早く帰らないと…」

律「ええー!なんでだよー?」

梓「今日は両親が帰ってこないので…早めに帰らないと、その…怖いんで…」

唯「じゃあわたしん家にいく?泊まってもいいし」

梓「そんな!悪いです!」

唯(でも…あずにゃんをひとりにするのはダメだ!ここは…)

唯「じゃあ、わたしがあずにゃん家に行こうかな」

梓「!! も、もっと悪いです!!」

唯「いいからいいから!じゃあみんなまたね~!」グイッ

梓「ちょ、ゆいせんぱ…」

バタン

律「行っちゃったな…」

澪「ああ…」

紬(御同行したかったわ)



唯「ふんふんふ~ん、あずにゃんのおうち~~♪」

梓「唯先輩、はしゃぎすぎですよ」

唯「だって~あずにゃんのお家、久々だもん!」

梓「もう…今日だけですからね」


梓「ただいま~ってだれもいないんだけど」

唯「おじゃましまーす!」

梓「どうします?ごはんにしますか?」

唯「おおう!あずにゃんの手作り料理たべたいなー」

梓「じゃあ、作りますから手伝ってください」

唯「ほいほ~い」

梓「じゃあ、唯先輩は野菜を洗ってください」

唯「えっ…どうやって洗うの?」

梓「へっ?どうやってって…そのままですよ」

唯「洗剤は付けないの?」

梓「ダメです!もう、憂にまかせっきりだからこんなんなっちゃうんですよ」

唯「すんません…」


梓「やっとできました…」

唯「ごめんね…塩と砂糖まちがえて…」

梓「いいですよ。わかりにくく置いてたのが悪いんですから」

唯「面目ない…」


唯「ふーっ、おいしかった~」

梓「おいしかったですね」

唯「わたしとあずにゃんの初めての共同作業だもん!うまくないわけがないよ」

梓「なっ…!何言ってんですか!」

唯「てれちゃって~、かわいい~」ダキッ

梓「あう~///」

唯「じゃあお風呂はいろっか」

梓「その言い方じゃ一緒に入るみたいに聞こえますけど」

唯「ん?そうだけど?」

梓「ぜっっっったああああいダメです!!」

唯「ええー。合宿のとき一緒に入ったじゃん」

梓「あのときと今は違います!二人っきりで入るなんて…」

唯「今日だけだから!ねえお願い!」

梓「ダメなものはダメです!」

唯「ちぇっ」



唯「じゃあ明日も学校だし寝ちゃおうか」

梓「はい…」

唯「あずにゃんの隣で寝てもいい?」

梓「かまわないです」

唯「やった~!」バフン


梓「あの…先輩」

唯「ん?なあに?」

梓「唯先輩は…女の子同士の恋愛は…どう思いますか?」

唯「う~ん、わたしは本人たちがいいならいいと思うよ」

梓「そうですか…」

唯「なになに!あずにゃんは好きな人がいるの?」

梓「…まあ、いると言えばいるんですけど」

唯「だれだれ?」

梓(本当にこの人は…まあ、そういうところもいいんだけど)

梓「教えません」クルッ

唯「え~。あずにゃんのいじわる!」

梓「早く寝ましょうよ。明日は早いですよ」

唯「そうだね。寝ちゃおーか」


梓「……」クルッ

梓「…ゆいせんぱーい」ボソ

唯「…zzz」

梓「…もう寝ちゃったか」

梓(先輩…わたしの気持ちが伝わらなくても…あなたのそばにいるだけでいいです)

唯「…zzz」


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最終更新:2010年01月28日 01:43