少し前!
唯「えへへっ。ユノちゃんのお散歩楽しかったねー」
紬「うん!」
和「ユノも楽しそうだったわ」
ユノ「ワン!」フリフリ
紬「ふふふっ」ナデナデ
ピロリロリン
紬「あ、メール」パカッ
紬「わぁ、すごーい」
和「どうしたの?」
紬「あずにゃんからメール。鳥居がすごいの!」
和「千本鳥居ね。私も行ってみたいわ」
唯「すごいねー」
紬「ふふっ、楽しそうでなにより」
和「さて、そろそろ大学の時間じゃない?」
唯「あ、忘れてたー」
紬「本当、もうこんな時間・・・」
和「今日も来るのよね?待ってるから」
唯「えへへっ、またあとで遊ぼうねー」ナデナデ
和「ご飯作って待ってるから寄り道しないで帰ってくるのよ」
唯「和ちゃん、お母さんみたいだね」
紬「全部やってもらって、ごめんね」
和「そんなの気にしないの」
和「じゃあ行ってらっしゃい」
唯「うん!いってきます!」
紬「いってきまーす!」
ユノ「ワン!」
―――
純「とうちゃーく!」
梓「ここが河原町」
憂「人でいっぱいだねー」
梓「うん。すごい活気」
純「で、どこに行けばいいの?」
憂「えっと、ここの通りを真っ直ぐだね」
純「あ、このお店見たい!」
梓「いろんなお店でいっぱいだぁ」
純「目移りしちゃうね!」キョロキョロ
憂「あ、このハンカチかわいいなぁ」
梓「ほんとだ、買おうかなぁ」
純「ん」クンクン
純「おいしそうなにおい・・・」フラフラ
梓「あ、こら。一人でどっか行かないでよ」
純「たこ焼き屋さん発見!食べようよ!」
梓「・・・確かに小腹減ってるし、いいかも」
憂「私も賛成ー」
純「うん、うまい!」モグモグ
梓「おぉ」
憂「おいしいね」
純「タコおっきいー」
梓「・・・ごちそうさま」
純「うむ、美味であった」
梓「さて、錦通りを目指そうか」
憂「うん!」
純「あ、そこの角っぽいね」
梓「うわー」
純「人すごっ!」
憂「こんでるねぇ」
純「そして漬物のおいがすごいね」
梓「うん。いっぱい売ってる」
憂「さ、早速行こうよ!」ウズウズ
純「おー!はぐれないように注意して行こう!」
梓「純が一番はぐれそうだけどね」
憂「あ、ここ試食できるよ」
純「おっ、どれどれ」
梓「やっぱおいしいなぁ」ポリポリ
純「ご飯が欲しくなるね」ポリポリ
憂「これください」
店員「あいよっ!」
梓「早速買ってる」
純「私も買おうかなぁ」
憂「えへー。お姉ちゃんと一緒に食べよう」
純「おー、こっちは卵焼き屋さんだ」
梓「卵焼き専門なんだ」
憂「一口サイズも売ってるみたい」
純「よし、食べよう!」
梓「わ、おいしい」モグモグ
憂「やさしい味だね」
純「さすが専門店だよ」
憂「これは買って帰れないね・・・」
梓「生ものだからね・・・」
純「金物屋さん、箸屋さん、扇子屋さん。いろいろあるね」
憂「だねぇ」
梓「あ、甘味処がある。抹茶飲もうよ」
純「いーねー。行こう行こう」
憂「飲もう飲もう」
・・・
純「おいしかったぁ」
憂「あんみつもおいしかったね」
梓「なんか食べてばっかり」
憂「あ、お姉ちゃんからだ」
純「いーなー、私も食べたいよー」
梓「ふふっ。唯先輩らしいね」
憂「抹茶のセットも買おうかなぁ」
梓「いいかも、今度大学に行ったときみんなで飲もうよ」
憂「いいね。じゃあ見つけたら買おうっと」
純「私はお箸買おうかな。今使ってるの古くなっちゃってるし」
梓「あっちゃんの分も買ってあげたら」プクク
純「もう、忘れてって言ったでしょ!」
純「先行っちゃうもんね!」
憂「もう、梓ちゃん」
梓「・・・ごめん」
純「おっ」ピタッ
憂「どうしたの?」
純「梓にはこれを食べて感想を言ってもらおうか」
憂「チョコレートコロッケ・・・」
梓「な、なんで私が!?」
純「そうしたら許してあげるー」ニシシ
梓「・・・あ、このビックコロッケだよね!?」
純「なに言ってるの、隣のチョコレートコロッケに決まってるじゃん」
梓「う・・・」
憂「どんな味なんだろう・・・」
純「それを梓に味見してもらうんだよー」プクク
梓「(なんか唯先輩が思いつきそうな料理だなぁ・・・)」
純「さぁ梓、早くー」
梓「・・・こ、これください」
店員「まいどー」
憂純「」ワクワク
梓「おぉ・・・」
純「なに?」
梓「あったかい・・・」
憂「あったかいんだ。なら中のチョコってどうなってるのかな?」
純「あ、そっか。あったかいなら溶けてるだろうしね」
梓「・・・じゃあ、食べるよ」
憂純「」ゴクリ
サクッ
梓「うっ・・・」
憂純「!」
憂「ど、どう!?」
梓「・・・意外とおいしい、かも」
純「えーっ?」
梓「食べてみなって、ほら」
憂「じゃあ一口もらうね」サクッ
純「どう?」
憂「あ、けっこうおいしい」
梓「ほら、純も食べなよ」
純「・・・憂がそう言うなら」パクッ
純「・・・結構いけるかも」モグモグ
梓「でしょ」
憂「お姉ちゃん、面白い食べ物見つけたよ」ポチポチ
純「梓、もう一口ちょーだい!」
梓「やーだよ。私が買ったんだもんねー」
純「梓のケチー。いいもん、新しいの買うもん」
憂「にしても意外だね」
梓「ちょっと油っぽいけどね」
純「うまー」サクサク
梓「にしても意外だった」
純「だねー。普通に生活してたらチョココロッケなんて思いつかないよ」
憂「帰ったら作ってみようかなぁ」
純「え゙っ」
梓「あー・・・、唯先輩はこういうの好きそうだね・・・」
憂「帰ったら調べてみよう!」
梓「・・・私もやってみようかな」
純「お腹いっぱいだぁ」
憂「結構食べ歩いたもんね」
梓「あ、豆乳ドーナツだ」
純「!」ピクッ
純「これください!」
憂「買うんだ・・・」
純「えへへー、今は食べれないから今日の夜食にしよう」
梓「太るよー」
純「ふーんだ」
梓「さて、十分食べ歩きしたし。本格的にお土産買おうか」
憂「うん!」
梓「私の家にはいらないし。・・・ムギちゃんのお家へ何か買っていったほうがいいのかな?」
憂「八つ橋と、ご当地味のお菓子と」ヒョイヒョイ
純「(・・・あっちゃんに扇子でも買ってあげようかな?)」
梓「お漬物も買わないとね」キョロキョロ
憂「お漬物はこれにしようかな。量が少なくていっぱい種類入ってるの」
梓「あ、それいいね。二人で食べるにはちょうどいいかも」
憂「そうだ、沢庵も頼まれてたんだ」ヒョイ
純「たくあん?」
憂「うん。お茶漬けにするんだって」
梓「・・・ついでにたくあんも買ってみようかな」
純「いやぁ、いっぱい買ったねぇ」
憂「満足だね」
梓「まだ集合の時間まで少し時間あるし、来る途中の商店街も見に行こうよ」
純「たこ焼き食べたとこだね!賛成!」
憂「さんせーい」
・・・
純「・・・重い」
梓「ちょっと買いすぎたね・・・」
憂「そろそろ戻ろうか」
梓「うん」
純「これで明日帰るのかー。もう一日自由時間欲しいね」
梓「そうだね。まだまだ見たいところいっぱいあるし」
憂「今度はみんなで旅行にこようよ」
純「それいいね!今度は私も行くもんね!」
憂「紅葉の季節とかいいよねー」
梓「紅葉かぁ、見たいね」
梓「今度はムギちゃんと一緒に・・・」
・・・
純「部屋ついたー!」バフッ
梓「やっと休めるね」
憂「お茶飲む?」
純「飲む飲む!豆乳ドーナツも食べようっと」
梓「ご飯食べられなくなるよー。って、夜食にするんじゃないの?」
純「食べたいときに食べる。それが私の生き方・・・」
梓「はいはい」
憂「どうぞー」
梓「ありがと」
純「はぁ、まったりー」モグモグ
憂「今日もいっぱい歩いたねー」
純「まったくだよ。明日筋肉痛だねー」
梓「楽しかったからいいじゃん」
純「まーねー」
憂「ドーナツおいしいね」
純「でしょ!買ってよかったよー」
梓「・・・あ、メール着てる」
紬『今時間ある?よかったら電話でお話しない?』
梓「・・・」
梓「ちょっとロビーに行ってくるよ」
純「なんでー?」
梓「少し電話してくる」
憂「いってらっしゃい」
純「ここでもいいのにねー」
憂「ふふっ。やっぱり二人きりでお話したいんだよ」
純「ふーん」
梓「ここでいいかな?」キョロキョロ
梓「」ピッピッ、トゥルルル
紬『もしもし!』
梓「早っ!」
紬『ふふふっ、ずっと携帯持ってたから』
梓「そ、そうですか」
梓「今って和先輩のお部屋ですか?」
紬『うん。和ちゃんはご飯作ってて、唯ちゃんはユノちゃんと遊んでて私は暇になっちゃったから』
梓「そうですか」
紬『京都はどう?』
梓「楽しいですよ、色々見れましたし」
紬『ふふっ、いっぱい写真送ってくれたもんね』
梓「そちらはどうですか?」
紬『こっちも楽しい、けど』
梓「けど?」
紬『やっぱあずにゃんがいないと寂しい』
梓「・・・」
梓「私もです」
梓「この景色をムギちゃんと一緒に見たかったなぁ・・・、とか思うと」
紬『・・・うん』
梓「少し、寂しかったです」
紬『・・・今度は』
梓「はい?」
紬『今度、絶対に二人で旅行に行こうね!』
梓「はい・・・」ウルッ
紬『まずはこの前お話した温泉!そのあともいっぱい、いーーっぱいあずにゃんと一緒に!』
梓「・・・はい!」
紬『待ってるから。明日、迎えに行くからね!』
梓「はい、私も早くムギちゃんに会いたいです!」
純「梓ー、どこ行ったー?ご飯の時間だよー」
憂「遅れるとさわ子先生に怒られちゃうよー」
梓「やばっ」
梓「ご飯の時間なので、とりあえず切りますね」
紬『うん、いっぱい食べてきてね』
梓「あとでメールします!ではまたあとで」
紬『またあとで』ピッ
梓「ごめんごめん」
純「あっ、そんなところにいたのか」
憂「ご飯食べに行こっ」
梓「うん。お腹ペコペコだよ」
純「ゆっくりお話はできましたかな?」
梓「・・・少しね」
憂「私もお姉ちゃんとメールしてたよ」
梓「ご飯食べたらメールしようっと」
純「今日のご飯はなにかなー?」
最終更新:2012年03月19日 20:25