286. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:11:49
コソーリ感想投下……


とある日の昼休み。

澪「そうだな」

和「ええ、やっぱり……」

律「おう、澪に和。
二人でどうしたんだ?」

澪「あ、律」

和「例の百合企画の作品達を読み終わってね。
その話をしていたのよ」

律「おおっ、私も見たぜ!
面白かったよな!」

澪「なんなら、律も一緒に語り合わないか?」

律「おっ良いね〜! やるか!」
287. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:14:27
和「まずは一番手さんの『律「2月から3月にぽつぽつと」』、ね」

律「私と澪の話だな///」

澪「ああ///」

和「恋人同士でも、こういうイベントの時は変に意識してしまうって事あるわよね」

澪「あるある」

和「この作品、幼なじみ同士だからこその意識の仕方が上手く書かれていたと思うわ」

律「そうだな。
同じ流れでも澪が相手じゃなかったら……
まったく別の話になっただろうな」

和「律と澪の関係がわかりやすく表現されていた内容ね」

澪「あと個人的に、薬指の指輪がすき。
私こういう立ち位置の、でもサッと・スっと出てくる……小道具っていうのかな?
好きだな」
288. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:15:59
律「お次は二番手さんの『「お返し」』だ」

和「唯と梓ちゃんのお話ね」

澪「なんだろう、とてもさっぱりしているんだけど……
凄く百合の香りがする」

律「余白っつーのかな? それやナレーションの使い方が上手いマンガってあるじゃん。
ああいう作品と似た印象を受けたな」

澪「この、雰囲気・空気感……好みだな」
289. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:18:04
和「三番手さん、『唯「ひみつ」』ね」

澪「なんか、綺麗だなという印象がまず来たな」

律「唯達はもちろん、時間帯とか風景とか……
いろんな情景が確かに目に見えたぜ」

和「あずにゃんが、うい、と発音するたび、
どうしてだか、食べたばかりのいちごジャムクッキーの甘さが口の中で蘇ります。

憂があずにゃんの名前を呼ぶたびに、あずにゃんが、うい、と発音するたびに、
口の中いっぱいにいちごジャムクッキーの味が広がります。

個人的にこれらの文章がたまらなかったわ」
290. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:22:07
澪「次は四番手さんの、『梓「別に唯先輩のこと好きとかそう言うのじゃない」』」

和「素直になれない梓ちゃん、ほほえましいわ」

律「一人であれこれ言い訳しながら、でもお返しのお返しを作るとか。
可愛い奴だぜ」

澪「私には何か、『あるある。でもキュンと来るなぁ』というお話だった」

律「あと、梓思いの皆ーー特に田井中の律さんが素敵すぎだな」

澪「自分で言・う・な!」ポカッ

律「ひゃっはー☆」
291. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:24:05
和「次は五番手の、『紬「おくりもの』」

律「やーー
……ん? 澪、お前の膝に乗ってる紙、なんだ?」

澪「えっ?
……なんだコレ。メモ?」

和「さっきまでそんなのあったかしら?」

澪「ええと。『色々な面で自分の未熟さを痛感した作品です』
と書いてある」

律「まあそんな事より、ラスト後の唯とムギはどうなったんだろうな?」

紬「決まってるわっ。
……うふふ///」
唯「最高のホワイトデーだったね☆///」

律「唯、ムギ!?
……あれ、どこにもいねぇ……?」

澪「空耳か? でも三人共聞こえたんだよな」

和「ーー澪の膝にいつのまにか置かれていたメモ、そして今の唯にムギの声。
まさか……オカルト?」

澪「あひっほ!!!!!」

律「わっ、ビックリしーー
……たって、おい澪?」

澪「」

律「気絶してる」
292. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:26:26
和「あら、悪い事したわね」

律「いや、そういうほど脅かしてはないと思うけど……
澪、澪?ーー駄目だ起きねえ」

梓「先輩方、なにやってるんですか?」

和「あら梓ちゃん」

律「かくかくしかじか、でな」

梓「なるほど。澪先輩は相変わらず可愛らしいですね」

和「梓ちゃんはどうしたの?」

梓「えっと、アレです。ちょっと皆さんを見掛けたものですから。
それよりその感想大会、私も参加しちゃ駄目ですか?」

律「おう、大歓迎だぜ!」

梓「じゃあ澪先輩は私に膝枕させて……///」ニャフ

和「あら。じゃあ私は澪の腰、腰」

律「お、おお前らズルいぞ!
なら私は澪の脚っ///」

梓・和・律「……………………」
(もはや膝枕じゃ無くなった)
293. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:28:12
和「まあ澪たん柔らかくて素敵だしこのままで」

梓「はいです。
では、六番手さんの『律「お返しの味はビター or ベター?」』ですね」

律「私と梓か」

和「これまた、甘々で素敵ね」

律「くっそ、ツンしてるに見せかけて、実はずっとデレで甘えて来てる梓……
くっそ! 可愛すぎだろ!」

梓「えっへっへ」

律「その笑いやめろ」

和「本当にほんわかバターな甘さと……
作品のイメージ的に、パステルカラーの黄色と白って感じがしたわ」

律「あと、最後の最後に出て来た地の文が凄く印象的で、だいすきだ」

梓「私が?」

律「地の文がだっつってるだろそりゃお前の事だって好きだよっ!」

梓「えっへっへ///」
294. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:32:10
律「お次は七番手さんの、『澪「律が誰のものか教えてやるよ」』か」

梓「律先輩、澪先輩のアダルティー作品ですね」

和「病んでる感じでハードな描写もあり、好き嫌いがハッキリ別れるタイプね」

梓「私としてはエロいのひゃっほー♪ だったんですが……
ピアスシーンはちょっと怖かったです。どうもムズムズして……
自分と重ねて読んでいたからか、妄想ですけど何か私も同じ場所が痛くなっちゃいました」

和「私はあの独占欲に病み具合……
『あるある・わかる』を飛び越えて、魂で共感出来たわ」

律・梓「えっ?」

和「?」

律「い、いやまあ、それらの話を聞くと、こういうジャンルの作品としてしっかり成功しているんじゃないかな」

梓「で、ですね。
確かな文章力のある方だからこその出来ですね」

律・梓(さっきの和(先輩)……
気になるけど怖いからスルーしとこう)
295. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:34:35
律「次は「八番手さんの、『和「しのびあい」』だな」

梓「非常に上手いなぁ、という感想を持ちました。
最初、世界観が違うのかな? と思ったものの、そうでない事がわかった時の納得させられ具合。
前の方の感想にもあった様に、様々な意味が隠されているだろうタイトル……」

律「私は読み終わった後、良い意味でちょっとじんわり来たぜ。
絆が深い相手と離れる時が近くて、そいつと話す機会があったらーー
意識してるかしてないかはともかく、昔話するか他愛ない話ししちまったりしないか?
この作品の和と憂ちゃんにとってはさ……」

梓「ああやって遊ぶ事で、そういった相手との別れを惜しむとか……
そういった事をしていたのかな、と思った?」

律「ああ。
まあ、作品そのものへの感想とはちょっと違うかもだけどな」

和「だけど、この読後感……良いものね」
296. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:37:11
梓「では、九番手さんの『菫「ちんもく!」』に行きましょうか」

律「この二人だからこその距離感というか、関係の築き方というのが綺麗に表現されている作品だな」

和「直ちゃんのお返しが、おそらく一生懸命考えて考えて、あの花火……
こういう発想好きだし、キュンと来たわ」

梓「そして『幸せな沈黙』。
素敵な言葉です」

律「しかし、沈黙を気持ち良く感じられる相手って良いよな」

和「そうね。
そういう相手だと、話をする時も楽しかったりするし……」

梓「素敵で大切な関係ですよね」
297. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:39:00
和「次は十番手さんの、『ムギ律「今年のホワイトデーはクッキーなしの方向で!』」

梓「何か、鍋食べたくなりましたね」

和「これって、どこかの風習なのかしら?」

梓「ちょっとそういうのは詳しくないのでアレですが……
こういう自由な発想、面白かったです。
あと、ムギ先輩のキャラを上手く活用していましたね」

律「個人的には、なんつーか……
バラバラでざっくばらんなピースが、しかしそれでもそれぞれ輝いてるって言うか。
独特で不思議な、楽しい気分になった作品だな」
298. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:41:35
憂「あっ、梓ちゃん居たっ」

梓「純、憂ー」

純「もー! 探したんだよ!
急に『律澪の匂いを感じる!』とかいって飛び出しちゃうんだもん!」

梓「あはは。
ごめんごめん、つい話が盛り上がって」

憂「皆さん、こんにちは」

律「おう」

和「こんにちは」

憂「何を話されていたんですか?」

律「〜〜〜〜〜〜〜〜
ーーと言う訳なんだ」

憂「あっ、それ私と純ちゃんも見ましたよ」

純「もー、ズルいよ梓だけ!
私達も混ぜて下さいよ〜」

律「おっしゃ! 歓迎だぜ☆」

憂「ところで……澪さんは何をやっていらっしゃるのですか?」

律・和・梓『膝枕』

純「どこがですか」

憂「なるほど〜。
なら、私は澪さんの髪の毛を膝枕します」

純「色々ツッコんでも良いですかー!?」

憂「澪さんの髪の毛さらさら♪」

純「う……
だ、だったら私は澪先輩の……
靴! 靴を脱がして、澪先輩の靴を膝枕!」

律・和・梓・憂「それ膝枕じゃないから」

純「!?」
299. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:44:38
律「よっしゃ、再開しようか!
十一番手さんの、『梓「虫歯」』」

和「うーん、凄いわね。
ホワイトデーっていうメインテーマに、虫歯という要素を上手く組み合わせてあるわね」

純「上手くまとまっている中に、個性や面白さがガッツリ出ているなぁ」

憂「梓ちゃん虫歯なの?
駄目だよぅ、歯はキチンと磨かないと。
ほら、チェックしてあげる」

梓「ちょ、ちょっと憂、なにやっ……
むぐっ」
300. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:46:19
和「次は十二番手さん、『純「あぁもう、まったくブラック…」』」

憂「激苦チョコかあ……
どうやったら美味しく作れるかな」

梓「癖のある食べ物だからね。
万人受けする美味しさ・味で作るのは難しいかもね」

純「まぁ憂なら作れそうな気もするけど」

律「『お互いを嫌いになれるか』。
すまん、あまりにほほえましくて笑っちまった」

和「私もよ。
……うん、ほほえましいと言う言葉がピッタリで、読んでいる間ずっとニヤニヤしてたわ」

純「俺きめぇ、って奴ですね」

和「……ふふっ、そうね」メガネキラリ

純「!!!!!
す、すみません今のはそういうアレがあるだけで別に真鍋先輩があのその……」

憂「純ちゃん!」

純「ひゃい!?」

憂「大丈夫。純ちゃんは……
キモくないよ」サイコウノ、ウイスマイル

純「///」ドキドキジュ〜ン
301. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:47:58
梓「お次は十三番手さん、『律「唯に振り回される日」』です」

純「私、律先輩と唯先輩がぎゅーし合う一回目の所が妙にツボにハマりました」

和「ぎゅーしてナデナデ……
何かしら。
『キマシタワー』って感じね」

梓「そして、そのシーンがラストの伏線になってるんですよね」

憂「『もん』とか言って甘えるお姉ちゃんかわいい!」

純「それと、他の方も仰ってますが……
澪先輩たまらないですワ、はい」

和「あの澪は確実にずっとニヤニヤしてたわね。
で、唯が本気で手に負えなくなったらサッと撤退」

律「あの澪の存在が、作品のリズム感に一役も二役も買っていた感じがしたな」

梓「さすが、放課後ティータイム・リズム隊の一角ですね」
302. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:51:46
和「さて、ついに最後の作品。
十四番手さんの『紬「ホワイトデーが待ち遠しい!!」』」

純「なるほどー、こういうアプローチをされたのか。
この作品を読んでまず、そんな風に思いました」

律「純なムギ、すげぇ可愛いな」

純「私なムギ先輩ですか♪」

憂「むぎゅぎゅ、ってしたくてたまりませんでした☆」

純「スルぅ……」

梓「大人のさわ子先生の存在も良かったですね」

律「やっぱり、大人の人が居ないと出せない空気ってあるからな」

和「作品自体も非常に引き締まっていて、安心して読めたわね」
303. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:53:56
律「ふうー、これで全部だな」

梓「楽しかったですね」

純「ところで、澪先輩起きませんね」

和「幸せそうな顔して眠っちゃって。可愛いわ」

律「つってもいつまでも寝かしてはおけないよな。
ーーおい澪、起きろ」ホッペツネッタリ、イロイロ

梓「……起きませんね」

純「そういえば、眠り姫は王子様の甘いキスで起きるってお話がありますよーー」

憂「(チュッ)」

律・和・梓・純「!!!」

純「ちょ、ちょちょちょっと憂!?」

憂「なあに純ちゃん?」

梓「いやなあにって、い、いい今キス……」

憂「キスしたら澪さん起きるって話してたから」ニッコリ

律「そうだが、そりゃおとぎ話でな」

和「やるわね……さすが憂」

澪「ん……うーん……
あれっ、私寝てたのか?
って、何で私皆の上に乗ってんだ!?」

純「ホントに起きたし!」

憂「えへへ」
304. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:57:48
澪「おい、一体なにが……」

唯「おーいみんなー、何してるのっ!?」

紬「もうすぐ休憩時間終わっちゃうわよーっ」

憂「お姉ちゃん、紬さん♪」

律「うを!? もうそんな時間か!」

和「戻りましょうか」

梓「ですね」

澪「え、え!?
まっ、待ってよぅ!」

憂「ほら、澪さん。行きましょう?」テヲサシダシテ

澪「あ、うん……ありがと、憂ちゃん///」ギュッ…

純「……って紬さん! 首、首!
キスマークだらけですよ!」

紬「……あら?///」

唯「あや、しまった。
ち〜っと盛り上がりすぎちゃってうっかりしてたや☆」

律「お前らはさっきまでなにやってたんだぁぁぁぁぁぁぁぃ!」


おしまい。
305. ◆MsP5RW1ayY 2012/03/24(土) 21:59:10
ふうー、感想って難しい!ちゃんと出来てんのかな?
もしこれ読んで不快になった人が居たらスマソです。

それでは遅ればせながら、皆さんお疲れ様でした〜。


最終更新:2012年03月28日 21:57