♪求められているのは、どんなキャラですか?♪
梓(ふぅ~)
♪知らないけど私は、百合に生きるです♪
梓(ニャフ///)
ご機嫌で部室に戻ってきた私。意気揚々とドアを開け……
あれれ?
和「ほら、早く書いて」
律「ひぃぃぃ、澪たん助けてぇ~っ」
澪「自業自得だ」
部室には、和先輩が居ました。
梓「こんにちは、和先輩。
どうされたんですか?」
和「あら、こんにちは。
また律が今日提出のプリントを忘れてて」
澪「まったく。提出忘れのみならず、必要事項に記入すらしてないとは」
なるほど、いつもの事ですか。
律「うっせぇっ、人間だれだってミスはあるだろっ!?」
和「律の場合は」
澪「そのミスの頻度が多すぎるんだ」
ツーカーな和先輩と澪先輩。
律「ひぇ~ん!」
……しかしこうやって見てると、澪先輩と和先輩が律先輩を攻めているみたいです。
……………
いや、平気ですよ?
なんたって、今の百合にゃんは賢者ですからね。超信頼感あるでしょ。超説得力あるでしょ。
平気ですよ?
和「ほら、泣いてないで手を動かしなさい」
律「うぇぇぇん、鬼畜ぅ!」
!!!!!
和「鬼畜じゃなくて。
決まり事よ」
梓(百合にゃあぁぁぁんっっ・スキャアァァアァァァァァアアァァアァァァァァン!)
和先輩。
唯・127。憂・127。
澪・111。紬・111。
さっすが我が桜が丘女子・百合代表チームが誇る、クールビューティーなイケメン生徒会長!
色んな人に対して、高い標準で百合意識を保ってるですっ!
唯『ふあっ!///』プシシッ
和『……おしまい』
紬『あ、あ……』
澪『……ぁ、ふ……///』
律『ん、ん……///』
和『さて。あとはムギだけね』
紬『いや、こんなの駄目よぅ……』
和『なにが?
私は嬉しいわ。私はムギみたいなほわほわしてる魅力的な女の子、大好きだもの』
紬『あ……っ』
和『ふふ。ムギ、可愛い子』ギュッ
紬『は、離してよぅ///』
和『それは、離して欲しくないよぅ、の略かしら?』
紬『ちっ違……』
和『わない。
違うのだったら、なんで抱かれただけで感じてるの?
それに私は見ていたわよ。
私が他の娘達を愛でている時から、ムギのココがどんどん濡れていってたの』
紬『そ、そんな事……
ーー~っ!?///』ツチュップ
和『大体さっきから口ばかりで全然抵抗してないし』クチュ
紬『あ、あ、あっ///』クチュクチュ
和『……ほら、わかる? これ、ムギの。
ムギの幼くて可愛い女の子が、嬉しくて流してる涙』
紬『やぁっ、そんなもの見せちゃやだよぅっ///』
和『じゃあ口移しで飲ませてあげる』チュッ
紬『んふむっ!?
……む、ふ……
ーーぷぁっ、ふぅ、ふぅっ、ふうぁ……』コテン
和『……あら?』
紬『あ、あぁ……』シュシィ。シィィ、シィィィィィィィィィィ…
和『あらあら。キス一つでおもらし?
……膝が汚れちゃったじゃない』
紬『ごめ、っさぃ、ごめんなさぁい……』
和『まったく。
このパイパン包茎の女神さんには、お仕置きが必要ね。
ーーたっぷり可愛いがってあげる』
紬『の、和ちゃんっ……///』
和『さぁ、私にすべて任せなさい。
私無しじゃ居られない、私の下僕にしてあげるわ』
紬『和ちゃんの……
鬼畜眼鏡///』
きちっくぅ、めがねっとぉ、シコ
来たもーんだっ、シコ
こりゃっ☆ドピュッ
梓「あ、終わったみたいですね。
ポロポロ泣いてた割に、律先輩やるじゃないですか」
律「うっせぇ!
泣いてたのは演出だし、こんな書類ちょちょっと書くだけの簡単なもんだぁ!」
澪「忘れてた奴が言うな☆」
梓「携帯でいちいち漢字確認しながら書いてましたしね☆」
律「澪っ、中野ぉ!」
頬を膨らませながら律先輩が突進してくるです。
でも、こんな直線的なの当たりはしません。軽く避けながら、そんな律先輩の様子を観察します。
律「待てぇこいつら~」
にゅふふ。両手を回しながら、必死にバタバタ走る律先輩、可愛らしいです♪
和「さて、じゃあ私はおいとまするわ」
澪「あ、うんっ」
梓「お疲れ様です、和先輩」
律「……と、和ぁ、すまんかったぜ」
和「次こそ気をつけてよ。
唯とムギにもよろしく伝えてね」
和先輩は苦笑を浮かべて言うと、私達に見送られながら立ち去りました。
澪「まったく、本当にしっかりしてくれよ」
律「おうっ! もう大丈夫、心配するな!」
まあダメでしょうね。
でも、そうとわかっていても。
私はもちろん、澪先輩も和先輩も結局いつも本気で怒らないのは、律先輩がイザと言う時はキチンと頼りになる人だと知っているからでしょう。
そして、私にとっては他の先輩方も皆同じ。
何だかんだで頼りになる、大好きで尊敬している皆さん。
梓「そうですか。
じゃあ唯先輩とムギ先輩が来たらすぐ練習しますんで、演奏でも頑張って安心させて下さいね」
そんな方たちだからこそ、私は安心してこうやって生意気を言え、口うるさくも出来るんです。
律「ふぉっ! ま、まずいっ。お腹が空いて力が……
ま、まずはムギのお茶とお菓子を頂かなくては……」
梓「な……ダメですっ!
今日こそはちゃんとやるんですっ!」
律「お前は先輩を殺す気かーっ。
わしはお菓子食べて百休みしないと死んじまうんじゃ。
なぁ澪婆さんや」
澪「意味がわからん百休みってなんだ誰が婆さんだっ!」ゴチン
律「あ痛っ☆」
……やっぱり私一人では荷が重いので、澪先輩。時々で良いんで助けて下さいね。
唯・紬『みんな、お待たせ~♪』
そうこうしていると、唯先輩とムギ先輩が手を繋ぎながらやって来ました。
……百合にゃん平気ですよ?
演奏中。
練習熱心な私の押しで、あれからすぐに練習に入りましたっ!
いや別に、仲良くお手々繋いでた唯ムギがあまりに素敵すぎて、すぐにでも演奏始めないとどうにかなりそうだったとかはありませんよ?
梓(……そろそろ唯先輩のソロだ)
ジャアアァァァアアアン!
……やっぱり唯先輩は凄いと思う。
部活ではだらける事が多いのは確かだが、明らかに日々技術が上がっている。
ジャジャッ、ジャジャッ、ジャッジャッ……
ーー今のセンス抜群の技だって、テクニックが無いとこうやって形には出来ないのだ。
今の唯先輩のギタリストとしてのレベルは、私が最初見た頃の唯先輩とはもはや別人と言って良い。
いつか……追い抜かれるんだろうな。
練習してさえ居れば、技術なんていくらでも上がる。だがセンスはそうもいかないし、技術の伸びそのものも唯先輩は凄い。
この人には勝てないーー
その気持ちは、日々大きくなっていく。
ーーだけど。
梓(……面白い)
いつかその時がやって来るにしても、もちろん私もただおいそれと追い抜かれる……いや、追い付かれるつもりもない。
それに、こういうプレッシャーは望む所。こうした意識を出来る相手と言うのは、むしろ求めていたと言っても良い。
梓(……まあ、唯先輩がギタリストとしての私をどう思っているのかはわからないんだけどね)
そして何より、私は私のギターを極めるのだ。
誰が相手でも、負ける事自体は嫌なのでベストは尽くすけれど……
テクニックとか才能だので人に勝とうが負けようが、最終的に私は私のギターを極めてみせる。
それは技術だけじゃなくて。心だけでもなくて。
これがギタリスト・
中野梓の最終目標であり、生きる道なのだ。
唯「どっせいっ!」
ぴらっ。
にゃっふる!?
ソロの最後。よほど気持ちが盛り上がったのか、ラストの締めとともに唯先輩が大きくジャンプしますた。
タイツに覆われた、意外とむっちりしたお尻……
梓(百合にゃあああぁぁぁあぁあああぁぁあん・スキャアァァアァァアアアァァアァァァァァッッッン!)
唯先輩。
紬・計測不能。 憂・138。
和・99。 律・99。
澪・99。 梓・99。
しっかし百合っふにゃん☆ 唯先輩の人当たりが良いのは、見せかけだけじゃない上に群を抜いているんですよね♪
リアルタイムの百合闘力を写す百合にゃん・スキャン。
その特性ゆえに数秒でも多少数字が変わるのは当然で、これまでも沢山の方にいく度と無く行ってきたのですが……
ここまでまったくと言って良いほど数値がぶれないのは、唯先輩とムギ先輩位です。
しっかし、個人的に唯律の悪友?コンビみたいなのも素晴らしいと思うですよ~。
唯『律っちゃぁんっ♪』スカート、バッ
律『うわっ!?』
唯『えへへ~、律ちゃんの今日のおぱんつは黄色っ!』
律『こいつぅ~、やったなっ』
唯『きゃ~~~~☆』
律『へっへっへ、追いついちまうぜ!
ーーそりゃっ!』スカート、バッ
唯『わぁっ』
律『へへーん☆ 唯のパンツは……
……タイツごしじゃあ良くわかんね』
唯『へへへっ、残念でしたぁ』
律『だー! 納得いかんっ!』ガバッ
唯『わわっ!?』ソファ-ニ、ポフッ
律『こうなったらタイツ脱がしちゃるっ』
唯『いやぁん、律っちゃんのえっちぃ!』キャッキャッ
律『ふひひ! 大人しくするのじゃ!』
唯『あーれー、ごむたいなぁ』
律『…………』
唯『……律っちゃん?』
律『……やべぇ。ふざけすぎた』
唯『えっ?
(スカートガバァ)ーーぅわぁ!』
律『すまん、ガマン出来なくなっちまった……』
唯『あ、あの、律っちゃん?
のし掛かられてスカートめくられて、タイツ丸出しはさすがに恥ずかしいよ?///』
律『……唯が悪いんだよ。無邪気に誘ってくるからさ』
唯『さ、誘うってなにかなぁ律っちゃん隊員っ。
ね、ね、やめよ。おしまいおしまいっ☆』
律『……この体勢だと動いてもムダだぜ』
唯『あわわわわわわ!? お股に顔くっつけちゃダメだよぅ///』
律『やべぇ、マジやべえ』カプリコ
唯『わわわわっ///』
律『唯のタイツ、汗と体臭で蒸れてて、すげぇ唯の味がする……』
唯『律っちゃ……そんなとこ食べちゃ……ダメ……っ』
律『はぁはぁ……ごめんな、ごめん』
唯『わ、わっ……どんどん下に……』
律『ーー超良い匂いがする』スー、フー
唯『んっ……! そ、そこ、足の裏だようっ……///』
律『ん、あむっ……』
唯『ひああわわっ、つま先くわえるなんて汚いよぅっ!』
律『唯に汚い所なんてねぇよ……
超神聖で綺麗で、美味しいよ』ハムハム
唯『///』
くうう唯先輩まじ罪作りっ!
いつも私に抱きつく時だって、毎回毎回良い匂いがしまくってヤバいんですから!
特に生理の時なんてもう、もう……!
百合にゃんよりガチにゃんが上回るのを堪えるのに必死なんですからっ。
大体、そんな事されたら移りますよまったくもうっ!
でも唯先輩ズルいです。唯先輩は羨ましい事にとても軽いらしいのですが、私は比較的重い方なので不意打ちで移されるのはマジ困るです。
けれど、唯先輩に抱きついて欲しいという完ビの欲望そのものは消える訳も無く……
結局いつも、心にも説得力も無い拒絶を口にするだけになるんです。
くくぅ! ホント何から何まで唯先輩はズルいですよっ。
……いやまぁ、別に密着しなくても生理が移るのは良くある事なので、実は唯先輩が抱きつこうがつくまいがあまり関係ないのですが♪
ーーむう、などと言ってる間に私のソロが来ますっ。
ジャジャジャァァァシュッピュァァァアアアアァァァアアァァァァンッ!
……決まりました。
完璧です。
最終更新:2012年04月08日 20:49