- 33. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 13:49:02.30 ID:VLsAPKcB0
- さわ子「仕方ないわね、先生が特訓してあげる」
澪「あ、せめて私が教えるくらいは……」
唯「どうしよう」
┏━━━┓┏━━━┓┏━━━┓
┃ ┃┃ ┃┃ 武 ┃
┃ 教 ┃┃ 友 ┃┃ 者 ┃
┃ 師 ┃┃ 人 ┃┃ 修 ┃
┃ ┃┃ ┃┃ 行 ┃
┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛
唯「バンドメンバーで作詞した本人の澪ちゃんに?」
唯「それとも……?」
唯「どうする?」
唯「どーすんのよー?」
唯「どーすんの!? 私!」
- 34. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 13:58:47.48 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 教 ┃
┃ 師 ┃
┃ ┃
┗━━━┛
さわ子「まかせなさーい!」
さわ子「それじゃあまず歯ギターの練習からね」
唯「……え?」
タンッスタンッタタンッスッタタンッタンッタンッ
- 35. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 14:08:13.59 ID:VLsAPKcB0
- その後
さわ子「待たせたわね……完璧よ!」
さわ子「さあ唯ちゃん見せてあげなさい!」
唯「……」
ジャッジャ!! ジャガジャギュウウウウウウン!!!!!
律「う、上手くなってる! けど……」
澪「なんで鎧着てるんだ……?」
紬「狂気に満ち溢れた表情……」
唯「ヴァア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛イ!! ギムヴォデルドォオオオオ! ッイヅォオオオア゛ードオオオオギイイイイ!!」
律「デスヴォイス!?」
澪「ひいっ!?」
さわ子「素質あるわよこの子!」
紬「なんの!?」
- 36. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 14:16:16.07 ID:VLsAPKcB0
- 律「なに教えたんだよさわちゃん!」
さわ子「そりゃあメタルのいろはよ」
律「余計な事を……」
唯「の゛どがぢゃーん゛!!」
和「な、なに?」
唯「わだしだちぃー……殴打後ブラッディダーイム゛!!」
和「あ、ああ、バンド名ね」
澪「私達そんなバンド名じゃないよ!? て言うかバンド名勝手に決めるな!」
さわ子「みんなの分の鎧も作ってあるから!」
律「なんだよこれ……どうしろっていうんだよ」
紬「りっちゃん……多分先に鎖かたびらを着るんじゃないかしら」
律「……あ、うん、そうね、なるほどね」
タンッスタンッタタンッスッタタンッタンッタンッドン
-
- 37. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 14:23:22.12 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 友 ┃
┃ 人 ┃
┃ ┃
┗━━━┛
唯「澪ちゃん頼める?」
澪「もちろん。……ごめんな、ギターを始めたばかりの唯に負担かけちゃって」
唯「全然大丈夫だよっ。むしろ歌いたいから気にしないで!」
澪「唯……!」
- 38. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 14:32:42.40 ID:VLsAPKcB0
- 澪宅
澪「声を出すところとギターを鳴らすところを一つの動作として覚えていくんだ」
澪「例えばこんな感じで……キミを見てると〜いつもハートDOKI☆DOKI♪」
唯「おお〜澪ちゃんすごい! それに歌上手いね!」
澪「そ、そんなことないよ////」
唯「ほんとに上手いよ〜。歌詞もすっごくいいし!」
澪「ふぇっ////」
唯「やっぱり澪ちゃんが歌った方がいいんじゃないかな」
澪「それは無理だよおっ! 恥ずかしい……」
唯「そっか。じゃあ私が澪ちゃんの分までちゃんと歌えるようにならなきゃ! 澪ちゃんの歌詞をみんなに聞いてもらえるようにねっ」
澪「ゆい……!」
- 40. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 14:44:12.97 ID:VLsAPKcB0
- 唯「それに勉強もギターも澪ちゃんから教えてもらって、今もこうやって教わってるけど少しでも恩返しできたらいいなって思ってたんだ」
澪「べ、別にそんな大した事は教えてないよ////」
唯「ううん、すっごく助かってるんだよ」
唯「いつもありがとね澪ちゃん」
澪「っ……う、うん」
澪「……あ、あのあの、あのな」
唯「どしたの澪ちゃん、顔が近いよ?」
澪「私は唯が、その……」
唯「私何かしたっけ? 顔が近いよ?」
澪「つまりだな……唯が、好きになっちゃた、かも」
唯「へぇ〜…………え?」
タンッスタンッタタンッスッタタンッタンッタンッ
- 41. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 14:52:44.88 ID:VLsAPKcB0
- ライブ後
澪「大成功だったな! 唯のギターボーカル今までで一番よかったぞ!」
唯「う、うん、ありがと」
澪「今日は二人でパーティしよう!」
唯「えっと、みんなも一緒に……」
澪「唯は私と二人っきりなのが嫌なのか!?」
唯「そうじゃないよ? そうじゃないんだけど」
澪「なら決まりだな。場所は私の家で。美味しい料理たくさん作るから!」
澪「それから……その……」
澪「今日……親、いないんだ////」
唯「いやぁ……お、おぉん……う、ううん……」
澪「言ってる意味、分かるよな?」
唯「いやぁ……うすうす分かるっていうか……いやぁ……いやー……」
タンッスタンッタタンッスッタタンッタンッタンッドンッ
-
- 43. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 15:01:39.69 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ 武 ┃
┃ 者 ┃
┃ 修 ┃
┃ 行 ┃
┗━━━┛
PM 7:20 駅前
唯「一応ギターボーカルの練習はしてみたけど……後は実践で腕を磨くしかない」
唯「つまりストリートミュージシャン!」
唯「練習中の身ですがよろしくお願いします!」
「あっ弾き語り」
「へえーこんなとこでめずらしいね」
「ちょっと見て行く?」
ジャカジャカジャンジャンジャカジャンジャカジャン
唯「きみをみてるとーーーーーーいつも……ハー……どっ」
ジャカ……ジャ……
「」ガクー
- 44. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 15:09:23.51 ID:VLsAPKcB0
- 唯「やっぱり歌いながら弾くのって難しいよー!」
「……そろそろライブハウスいこっか」
唯「ライブハウス!? あのっもしかしてバンドとかやってたりしますか?」
「あ、うん。私達3人でバンドやってるんだー」
唯「ギター弾きながら歌うコツとかないですかね……?」
「シホ教えてあげなよ」
「うーん……まずは一音一音確認しながらゆっくりやっていくのがいいかなぁ」
唯「なるほど!」
ジャカ、ジャカ、ジャン、ジャン……
- 45. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 15:18:45.84 ID:VLsAPKcB0
- 唯「さっきの子達のおかげで少しコツを掴んだかも!」
「……」
唯「おっ可愛い子がこっち見てる! よーしがんばっちゃうぞ!」
ジャカジャカジャンジャンジャカジャンジャカジャン
唯「きみをみてるとーーいつもはーとどきどきー」
唯「ちょっとマシになったけど歌の音程にまで意識が向かない……あ」
「あ……」
唯「ああっ待って行かないでぇ!」
「えっ!?」
唯「やっぱりヘタだよね?」
「いえその……ギ、ギターのリフは独創的だと思います!」
唯「りふ? りふってなぁに?」
「ええっと、フレーズというか……イントロの部分が良かったなって」
唯「……」
「あっすみません生意気な事言って……失礼します」
- 47. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 15:27:01.56 ID:VLsAPKcB0
- 唯「ちょっと待って! もしかしてギター弾ける?」
「弾けるってほどでは……」
唯「お願いっ! ちょっとだけ教えてくれない?」
「え」
唯「どうしてもうまくならないとダメなんだよ〜!」
「ええっ……」
唯「何か気になった所とかない?」
「……さっきのフレーズでミュートした方がいいかなって所が」
唯「みゅーと?」
「え……」
- 48. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 15:39:32.44 ID:VLsAPKcB0
- 小一時間後
「――って感じですね」
唯「おお〜ギターうまいねえ!」
「そんな事ないですよ」
「さっき言ったようにすればよくなると思いますよ」
唯「おっけ〜」
「後は歌ですね。さっき見本で見せましたけどアクセントが……」
唯「いや、うん、歌は自分で何とかするよ」
「? そうですか」
- 49. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 15:51:08.86 ID:VLsAPKcB0
- 唯「あっもうこんな時間! ごめんね引き留めちゃって」
「いえ、平気です」
唯「それじゃあ本当にありがとう! おかげで上手くなった気がする!」
唯「そうだ! 来週桜高の学園祭でライブするからよかったら見に来てね! ばいばーい」
「はい」
「変わった人だったなぁ。桜校か……」
-
- 51. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:00:44.39 ID:VLsAPKcB0
- ■後輩来たる篇
タンッスタンッタタンッスッタタンッタンッタンッ
唯「春! 私もついに上級生!」
梓「中野梓と言います」
唯「かわいい後輩をねこっかわいがり!」
唯「していたんだけど……」
梓「なんで軽音部なのにいつもお茶してるんですか!」
梓「早く練習しましょう!」
梓「唯先輩そこ間違えてます!」
唯「かわいい後輩がかわいくない!」
- 53. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:09:13.08 ID:VLsAPKcB0
- 梓「唯先輩何やってるんですか! 休憩時間終わりましたよ!」
唯「生意気だしお茶の時間減らすしスパルタだし!」
澪「いやそれは唯が」
梓「ほら、やりますよ!」
唯「どうすんの? どうするの? どーすんの私!?」
┏━━━┓┏━━━┓┏━━━┓
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┃ 説 ┃┃ 理 ┃┃ 罵 ┃
┃ 教 ┃┃ 解 ┃┃ 倒 ┃
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛
梓「何ですかそれしまって下さい!」むんず
唯「何すんのキミ!? どーすんのよー!?」
- 56. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:18:07.80 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 説 ┃
┃ 教 ┃
┃ ┃
┗━━━┛
唯「あずにゃん、ちょっといいかな」
梓「はい?」
唯「ちょっとこっち来て」
梓「?」
唯「あのね、お茶の時間って大事だと思うんだよね。みんなでお喋りしながら過ごすっていう何気ない日々の積み重ねっていうか」
梓「先輩は部活の時間のほぼ全てをお茶とお喋りに費やそうとしてるじゃないですか」
唯「いやそれは……」
梓「一日で全然練習しない日とかありますけど絶対よくないですよ。部活なんですから」
唯「それは……」
- 58. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:27:23.14 ID:VLsAPKcB0
- 梓「練習したって30分だけとかこんな事が公になったら廃部の可能性だってあるんですよ?」
唯「それはやだ……」
梓「それにスタジオを借りたりしないで練習できるってすごく恵まれた環境だと思うんです。唯先輩家にアンプ無いですよね?」
唯「うん……」
梓「個人練習するにしてもアンプ通してやった方がいいですし」
唯「……」
梓「それに先輩は練習すればもっと上手くなるのにもったいないですよ!」
唯「そ、そうかな?」
- 59. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:33:47.69 ID:VLsAPKcB0
- 梓「そうですよ。今年の新歓ライブも良かったですけど先輩ならもっと上を目指せます」
唯「え、えへへ」
梓「だからもう少ししっかり練習しましょう」
唯「はい!」
梓「よろしい。それじゃあ戻りましょう」
唯「うんっ!」
唯「……あれ?」
-
- 61. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:42:42.34 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 罵 ┃
┃ 倒 ┃
┃ ┃
┗━━━┛
唯「ちょっとあずにゃん!! こっち来て!」
梓「な、なんですか?」
唯「いいから!」
梓「ひぅっ」
唯「あのね、私達はこれで1年間やってきてるの! これで上手くいってたの! なのにどうしてぽっと出の後輩にとやかく言われなきゃいけないの!?」
梓「でも……」
唯「大体あずにゃんは先輩の事舐め過ぎなんだよ!」
梓「そ、そんなつもりじゃ」
唯「いーや舐めてるね。先輩に怒鳴ったり文句言ったり」
- 62. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:52:45.77 ID:VLsAPKcB0
- 梓「文句というわけじゃ……」
唯「うるさいっ! 口答えするな!!」
梓「ひっ」
唯「そんなに練習したきゃ勝手に一人でやってればいいでしょ!? 個人練さえしておけば何とかなるんだよ! わかった!?」
梓「わ、私はただ……先輩達と音楽がやりたくて……ぐすっ」
唯「泣いたってダメなんだからね!? こんな後輩いらないんだから!」
梓「っ! ぐすっ、すみませんでした……失礼しますっ!」ダッ
唯「ふぅ、言ってやったぜ」
律「ばか! 言い過ぎだ!」
唯「まあまあ、明日にはしおらしくて従順なあずにゃんが拝めるよ」
- 63. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 16:59:18.06 ID:VLsAPKcB0
- 一か月後
律「あれ以来梓来ないな」
澪「そりゃあな……」
紬「せっかくの後輩がいなくなっちゃった……」
唯「ど、どうしよう」
澪「どうもこうも軽音部も私達の代で終わりかな」
唯「そんな……私はなんて事をしてしまったんだろう」
-
- 64. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 17:08:26.49 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 理 ┃
┃ 解 ┃
┃ ┃
┗━━━┛
唯「……そうだよね、あずにゃんの言う通りかもしれない」
梓「え?」
唯「やっぱり部活なんだからやるべき事はやらないといけないよね」
梓「唯先輩……ようやくわかってくれたんですね!」
唯「というわけでこれからはもっと練習しようか!」
梓「はい! それなら普段のお茶の時間は休憩の間だけにしましょう! むしろ撤廃しましょうか」
唯「うん! ……ん?」
紬「え……」
- 65. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 17:15:24.76 ID:VLsAPKcB0
- 梓「それから休日も活動した方がいいと思うんです!」
唯「えあ……あ、そう、だね! うんそう!」
律「マジ……?」
梓「積極的に活動していきましょう! 学校外でのライブとか!」
唯「そ……そう! それがいいよ!」
澪「ふえっ!?」
梓「私なんだか燃えてきました!」
唯「わ、私もだよ! よーしがんばっちゃうぞ! おー!」
律紬澪「ええ……」
梓「気合いが入ってないです!」
唯「そうだよ! 気合いだよ!!」
律紬澪「お、おおー!」
タンッスタンッタタンッスッタタンッタンッタンッドンッ
-
- 67. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 17:20:52.36 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ こ . ┃
┃ . . ま . ┃
┃ .す .┃
┗━━━┛
唯「あずにゃんちょっとトイレ行こうか」
梓「私は別に」
唯「いいから、ね?」
梓「はあ……?」
- 68. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 17:28:13.62 ID:VLsAPKcB0
- 唯「それにしてもあずにゃんてギター上手いよね」
梓「いえそんな事は……」
唯「しっかりしてるしけいおん部の事もちゃんと考えてくれてるし」
梓「いえ……////」
唯「何よりかわいいし」
梓「う……いくら煽てても練習はちゃんとやってもらいますからね////」
唯「あずにゃんて髪の毛綺麗だねー」
梓「あの、唯先輩?」
- 70. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 17:36:10.85 ID:VLsAPKcB0
- 「え、何で一緒の個室に……唯先輩?」
「わぁ!? 何するんですか――むぐぅ!?」
「ン、ンゥゥゥゥ!」
「んぷぁ! な、な、な……!?」
「あァン!? やだっやめ、ッッッ!?」
「んひゃぁぁアァァ」
「ひゃめれぇー」
「んゥッ、ン、む、はぁっ! んぎっ、あうぅぅうっ!」
「ハッ、ふあっ、はぁんっ、んしゅっ、ひふぅぅ!」
「んにゃぁ……あアぁん……ゆいしぇんぱいぃ……♪」
- 74. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 17:44:53.61 ID:VLsAPKcB0
- 後日
梓「さあ先輩方練習しましょう!」
唯「あずにゃーんその前にお茶しようよ〜」
梓「ええっ……」
唯「ね。……いいよね?」
梓「はうっ……はい」
唯「わーいあずにゃん大好き〜♪」
律「梓の奴すっかりまるくなったな」
紬「それに梓ちゃんも何だか嬉しそうな表情してる」
澪「何かあったのか?」
&br
-
- 77. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 17:51:58.68 ID:VLsAPKcB0
- ■派閥篇
タンッスタンッタタンッスッタタンッタンッタンッ
唯「学園祭まであと僅かという時に問題発生」
律「悪かったよ、せっかくの和との楽しいランチタイムを邪魔してさ」
澪「はぁ? そんな事言ってないだろ!!」
唯「大事な時期にケンカ勃発」
梓「にゃあ」
律「大体澪がなあ!!」
澪「律こそ!!」
律澪「ふんっ!」
唯「軽音部分裂? 派閥発生?」
- 78. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 18:00:42.72 ID:VLsAPKcB0
- 律「大体澪はわかってないんだよ! そう思うだろ!?」
律「唯はわかってくれるよな?」
唯「いやぁ、ええと……うぅん」
澪「律は勝手すぎるんだよいつもいつも! だろう!?」
唯「あぁあん……いや、ええその……」
唯「私を仲間にしようとする二人」
唯「どうするの? こんな時どうすればいいのよ?」
┏━━━┓┏━━━┓┏━━━┓
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┃ 澪 ┃┃ 律 ┃┃ 紬 ┃
┃ ┃┃ ┃┃ 梓 ┃
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛
唯「ええ〜どうしようこれぇ?」
唯「どうする? どーすんの私!?」
- 79. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 18:09:27.18 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 澪 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┗━━━┛
唯「みーおちゃん。大丈夫?」
澪「おお唯」
唯「酷いよねりっちゃんてばさー」
澪「だよな!」
唯「そうだよーりっちゃんは子供なようで大人のようでやっぱり子供なんだよ!」
唯「それにリズム隊はリズムが命でしょー」
澪「そうだそうだ!」
- 81. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 18:17:01.12 ID:VLsAPKcB0
- 唯「大体りっちゃん友達多いくせに澪ちゃんがちょっと和ちゃんと仲良くしたくらいで何あの態度は!」
澪「そうだそう……え?」
唯「どんだけ澪ちゃんが好きなんだよって話だよ! 風邪引いたからって甘えてるんじゃねー!」
澪「……」
唯「澪ちゃんもガツンと言えばいいんだよ! りっちゃんのやきもち焼き! 繊細! って」
澪「……ちょっと律のとこいってくる」
唯「うむ! ガツンと言ってくるんだよ!」
- 84. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 18:30:08.58 ID:VLsAPKcB0
- 翌日
律澪「おはよー」
唯「あれ?」
澪「唯のおかげで仲直り出来たよ。ありがとな」
唯「え!? あ、あー……そっかそれはよかったねうん!」
澪「私がもう少し律の気持ちを考えてあげてればよかったのに」
律「そんな事ないってー私が悪かったんだよ」
澪「いや私が」
律「いーや私が」
律澪「……あははっ!」
唯「うーん? ……まあいっか」
-
- 85. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 18:39:28.17 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 律 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┗━━━┛
唯「澪ちゃんってホントアレだよねーアレ!」
唯「引込思案だし根暗だし暴力振るうし頑固だし」
律「……」
唯「澪ちゃんなんてみんなから嫌われてぼっちになっちゃえばいいんだよ」
律「……」
- 86. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 18:50:40.99 ID:VLsAPKcB0
- 唯「ていうかりっちゃんがいなかったらどっちみちぼっちだよね〜」
律「……」
唯「そして将来ひきこもりだよ!」
バンッ!
唯「」ビクッ
唯「ど、どしたのりっちゃん……?」
律「……」スタスタ
唯「りっちゃーん……?」
- 89. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 19:04:31.50 ID:VLsAPKcB0
- 翌日
律澪「おはよー」
唯「あれ?」
律「まったく昨日はまんまと唯に乗せられちゃったぜ」
唯「え?」
律「ほら唯が澪の悪口言いまくってたじゃん。あれのおかげで仲直り出来たよ」
唯「へ……あ、あー! そ、そうね! そうなんだようん! まんまと乗せちゃったよ〜!」
律「何て言うか昨日の唯の言動がやけにリアルでさーケンカしてたはずの私も思わず怒りたくなるくらいで」
唯「いやあっ、や、やっぱりリアルさを出さなきゃいけないと思ってね!」
律「とにかくありがとな!」
唯「いいってことよ! はは、ははは……ふぅ」
-
- 91. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 19:20:57.09 ID:VLsAPKcB0
┏━━━┓
┃ ┃
┃ 紬 ┃
┃ 梓 ┃
┃ ┃
┗━━━┛
律「なんだよー!」
澪「このー!」
唯「ムギちゃんあずにゃん、もう帰ろ」
紬「えっでも……」
梓「そうですよこのままなんて」
唯「いいからいいから」
唯「それじゃ私達帰るからー。勝手にケンカしててくださーい(笑)」
- 94. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 19:31:03.50 ID:VLsAPKcB0
- 唯「どこか寄ってく?」
紬「でも……」
唯「大丈夫大丈夫! それよりアイスでも食べに行こうよ」
梓「やっぱりフォローした方が……」
唯「いーのいーの! あんなめんどくさい事に関わってもろくな事ないって(笑)」
紬梓「……」
- 96. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 19:42:48.05 ID:VLsAPKcB0
- 数日後
律澪「ご迷惑をおかけしました」
紬「仲直りしてくれてよかった〜」
梓「はい!」
唯「二人とも迷惑かけないでよね〜」
律澪紬梓「……」
唯「あれ?」
澪「ムギと梓に説得されなかったらまだケンカしてたかもしれないよ」
律「ほんとムギと梓には感謝だな!」
唯「ムギちゃん達そんな事してたの?」
- 97. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 19:51:33.21 ID:VLsAPKcB0
- 紬「やっぱり仲間がケンカしてたら放っておけないもの」
梓「そうですよ。大事なメンバーですし」
澪「ムギ……」
律「梓……」
紬「でも唯ちゃんにはちょっとがっかり」
唯「え」
梓「もっと友人を大事にする人だと思ってたのに」
唯「いや、あのね、あれは二人っきりにさせて仲直りさせる作戦で……」
紬「めんどくさい事に関わってもろくな事ないって言ってた」
梓「はい」
澪「悪いのは私達だけどさ……それは」
律「うん……」
唯「え……ええー……あっほら! 練習しようよ練習! ライブに向けて張り切っていこー!」
律澪紬梓「……」
-