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悠「知らないのか陽介? ジュネスの息子なのに」

完二「知らないんスか花村センパイ? ジュネスなのに」

陽介「うるせーな、あと俺そのものはジュネスじゃねー!」

陽介「…で、なんだよそれ」

完二「本当に知らないとかあり得ねっスよ、花村センパイ」

悠「けいおん!というのはいわゆる深夜アニメというものの中のタイトルの一つでな」

悠「等身大の女子高生達の日常を描いた作品だ」

悠「ほら、これがそれのDVD」

陽介「ふーん…面白いの?」

悠「個人的にはこれほど面白いかどうかは人それぞれと言いたくなる作品は無いと思ってる」

完二「ま、一度ハマったら抜け出せなくなるのは間違いねーな」

陽介「しょうなのぉ?」

悠「興味があるならDVDを貸してやるが」

陽介「あーパスパス、俺あんまアニメとか興味ねーし」

完二「いやいや男ならここは見るべきっしょ!」

陽介「無くね?ここは男関係無くね?」

悠「良いか陽介、けいおん!の魅力というものはだな…」

一時間後

陽介「わ、分かったから!見るから!もう落ち着いて相棒!」

悠「見る気になったか?」

陽介「見る見る見ます!見せてください!」

完二「それでこそ花村センパイっスよ!」

悠「とりあえずは一期からだな」

悠「ほら、持ってけ」

陽介「お、おうサンキュ」

完二「見終わったら、3人で語り合いましょーや」

陽介「へーへー」

自室

陽介「ふへー…今日もバイト疲れたぁ…」

陽介「さっさと寝っかな」

陽介「あ、そういや相棒からけいおん?だか借りてたんだっけ」

陽介「寝る前に少し見てみるか」

陽介「…」キョロキョロ

陽介「…クマとかに見られて無いよな」

陽介「アイツに俺がこんなん見てるってバレたら、ぜってーイジられるっつーの」

クマ『ぷぷー!ヨースケったらモテなさすぎて、とうとう二次元に逃げたクマね?』

陽介「…なんてことになりかねねーな」

陽介「さっさと見てさっさと返そう」

けいおん!

陽介「ん、始まったか」



陽介「…」

陽介「ずいぶんポップな感じのOPなのな」

陽介「こういうのわりと好きなんだよな俺」

陽介「…」

陽介「この天城っぽい子、可愛いな」

陽介「澪…だったか?」

陽介「で、このカチューシャが律だっけ」

陽介「特捜隊のメンバーで言ったら、里中あたりのイメージだな」

陽介「…」

陽介「この子がムギちゃん」

陽介「…」

陽介「なんか良いなこの子!天然おしとやか系っつーの?」

陽介「俺の周りにそーゆータイプ居ないから新鮮だな」

陽介「…」

陽介「最後に主人公の唯ちゃん」

陽介「この子も天然っぽいな」

陽介「ちょっと天然のベクトル違うけど」

陽介「…」

陽介「ちげーよ、唯!軽音ってそういう意味じゃねーよ!」

陽介「…」

陽介「お、結局入部するのな」

陽介「まぁ、入部しなきゃ廃部して終わっちゃうか」

だって本当は~♪

陽介「これで一話終わりか」

陽介「EDも良い曲だな、なんか頭に残る完二?」

陽介「…」

陽介「もちょっと見よ」

陽介「…」

陽介「このアニメのタイトルってなんだっけ?」

陽介「…」

陽介「そーだそーだ、けいおん!だったな」

陽介「…」

陽介「全然、音楽やって無くね?」

陽介「ちょっと触ったか思えば、次の話じゃまるまる普通の日常のお話」

陽介「…」

陽介「え?そーゆーアニメなの?」

陽介「…」

陽介「次の巻、どこに置いたっけ」

陽介「…」

陽介「もう二年生か、ってことはそろそろ新キャラが来てもおかしくねーな!」

陽介「…」

陽介「中野梓

陽介「このちみっこさ、ちょっと大人ぶった感じ…」

陽介「どことなーくアイツに似てんな」


直斗「っくしゅん!」


陽介「…」

陽介「うんうん分かるぜあずにゃん」

陽介「俺も最初はマジメに練習する音楽ものだと思ってたぜ」

陽介「ところがフタを開けてみれば軽音部とは名ばかりのお茶飲み部」

陽介「そりゃ、あずにゃんも怒るよなーはは」

陽介「…」

陽介「でもそのゆるーい感じが魅力的…なのかな?」

陽介「ふーむ」

陽介「…」

陽介「俺もお茶飲みたくなったな」

陽介「…」

陽介「最初はどうなっかと思ったけど、あずにゃんも打ち解けたようでなによりだな」

陽介「…」

陽介「学園祭でライブか、誰もが一度は夢見るよなー」

陽介「ん、学園祭?」

陽介「…」

陽介「おおぅ…トラウマ思い出しちまった…」

陽介「…」

陽介「この学園祭…一波乱来るぜ」

陽介「…」

陽介「うーん…唯が風邪引いた時はやばいと思ってたけど」

陽介「ここぞで一歩踏み出した澪ちゃんカッケーよ!」

陽介「これは学園祭大成功で終了だな!」

陽介「あっ」

陽介「…縞パン」

陽介「…」

陽介「巻き戻し」ピッ

がちゃ

クマ「ヨースケ!さっきからぶつぶつうるさいでしょーが!」

クマ「クマが睡眠不足で自慢の毛並みが荒れちゃったら、どう責任取るクマ!」

陽介「ちょっ!?」

陽介「わー!クマきち!勝手に入って来んなバカ!」

クマ「バカとはなにクマか!大体今何時だとおもっ…」

クマ「…しましま?」

陽介「バッ!見んな!」

クマ「…」

クマ「はっはーん」

クマ「ヨースケ」

陽介「な、な、なんでございやがりますか?」

クマ「クマはヨースケのこと、大事なトモダチと思ってるクマよ」

クマ「ヨースケもそういうお年頃、クマは理解あるクマなのです」

クマ「でもほどほどにしないと体を壊すクマ」

陽介「いやっあのっ違っ!」

クマ「ちゃんと眠るクマよヨースケ」すたすた

がちゃ

陽介「ああ…あらぬ誤解が…いや、自業自得か…」よよよ

がちゃ

クマ「あとでクマにも貸してね」

がちゃ

陽介「ちげーよ!そんなんじゃねーよ!」

陽介「ぜってーちげーかんな!」

陽介「…」

陽介「ハァ…もう寝よ」

陽介「…」

陽介「相棒…まずは一期とか言ってたけど、ってことは二期もあんのか?」

陽介「明日…つか今日か?聞いてみるか」

陽介「ふわぁ…ぁぁ」

陽介「…ぐすっ」


クマ「出たー!キャプテンルサンチマン改め、キャプテンパンチラマン・花村陽介だー!」

陽介「は?」

陽介「はああああ!?」

千枝「うわー引くわー…」

雪子「何度も何度も澪ちゃんのパンチラを巻き戻しして見て興奮するなんて…」

陽介「いやあれは出来心で!おいクマきち、どどどーゆーことだよ!」

クマ「ヨースケがミオチャンのパンチラを拝んでいるシーンはばっちり写真に取ったクマ」

クマ「もちろんあちこちにバラ撒いたクマよ!」

陽介「なななにいいい!?」

悠「確かにあのシーンはドキっとする、男なら仕方ない」

悠「だが陽介、けいおん!ファンならば興奮より先に澪ちゃんの怪我を心配するべきだったな」

陽介「あ、相棒!?」

完二「花村センパイ…見損ないました」

陽介「か、完二まで!?」

りせ「キモイ」

直斗「もう近づかないで下さいね」

陽介「お前ら!?」

澪「陽介君」

陽介「み、澪ちゃん!?あれへ!?なんでココに!?」

ばちーん!

陽介「痛ッ!?」

澪「…最低」ぐすっ

陽介「う…」

陽介「うわああああああああ!」


陽介「ごめんなさああああい!」がばっ

陽介「…」

陽介「…夢か」

陽介「…」

陽介「なんつー夢見てんだ俺…」

陽介「社会的に本当に死んだかと思った…」

陽介「…」

陽介「学校行くかー…はは」


通学路

陽介「うん、良い天気だ!」

陽介「こんな日には嫌なことなんて忘れるに限んな!」

陽介「…」

陽介「夢とはいえ、澪ちゃんのビンタ超痛かったな…」

陽介「やたらスナップ効いてたぞアレ…」

陽介「…」

陽介「あれ?んなトコに楽器店なんてあったか?」

陽介「新しくオープンしたとかか?」

陽介「つーか…」

陽介「やたら町並みが都会的になってるっつーか…」

陽介「ハイカラっつーか…」

陽介「…」

陽介「道間違えたかな」

陽介「…」

陽介「方角的にはこっちだよな…」


私立桜が丘女子高等学校前

陽介「…」

陽介「あ、あっれー?八高っていつから女子校になったんだっけー?」

陽介「おっかしーなーははっ」

陽介「…」

陽介「はああああああ!?」

陽介「何だよ!何だよコレ!」

陽介「どどどーゆーことだよぉ!」

陽介「しかもこの高校名…」

陽介「見たことあんぞ…しかもかなり最近…」

さわ子「ちょっとそこの君!」

陽介「え?あれ?さわちゃん!?モノホン!?」

さわ子「なんで私の名前知ってるの?」

陽介「ああいや、えーと!」

さわ子「ここは女子校よ?何の用かしら?」

さわ子「あ、それとも女漁り?馬鹿ねー、そういうのは下校時を狙ってやりなさいよ」

陽介「いやあの、ここって八高じゃ…」

さわ子「八高…ああ!八十稲羽からの転校生って君のことね?」

陽介「へっ?」

さわ子「それならそうと早く言いなさいよ、こっちよ」

陽介「転…へっ?」

さわ子「あ、緊張してる?そりゃ女子校に男の子が混じるんだから仕方ないわね」

さわ子「大丈夫!こういうのは第一印象さえ良ければ上手く行くものよ」

さわ子「さぁ、こっちへ来た来た!」

陽介「いや!あの!ちょ!話を!む、無理矢理はやめてー!」


教室

さわ子「みんな、今日は以前から言っていた転校生を紹介するわよ」

律「おお!転校生!」

唯「どんな人かな~?」

紬「男の人って話よ~」

澪「(お、男の人…怖い人だったらどうしよう…)」ぷるぷる

律「え?男なのか?」

紬「うん」

律「女子校に男って良いの?」

紬「法律的には問題無いみたたい」


教室前

陽介「(お父さん、お母さん、クマ、俺はまだ夢を見ているようです)」

陽介「(出来れば起こしてくれると助かります)」

陽介「…」

陽介「(はあああああ!?)」

陽介「(朝起きたら、けいおん!の世界に居ましただぁ?)」

陽介「(あり得ねーだろ!?)」

陽介「(ってかなんで俺なんだよ!こういうのは相棒の役目だろ!?)」



悠「っくしょい!」

菜々子「おにいちゃん、風邪?」

悠「いや、大丈夫だよ菜々子」

悠「それよりお兄ちゃんと一緒に部屋で映画けいおん!!でも見ようか」

菜々子「うん!じゃあ菜々子、おーいお茶持ってくるね!」たたっ

悠「ああ」

悠「…」

悠「(頑張れ、陽介!)」ぐっ


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最終更新:2012年08月07日 23:18