和「律の言ってることももっともね」
澪「和……」
和「二人も覚悟してBSAAに入った、当然死ぬと言う覚悟も入ってると思うわ」
クリス「あぁ…だから今は俺達にやれることをやろう。」
澪「はい…」
聡「あの…事情はあまりわかりませんが…姉はこうゆう空気が嫌いで…。ただみんなにちょっとでも元気を出して欲しいって一心で…」
律「余計なことは言わなくていいっ//」
和「勿論、わかっているわ」
澪「律はそう言うところ不器用だもんな」
律「うるさいっ」
聡「素直じゃねーし、姉ちゃん」
ジル「バリー、レベッカ…」
クリス「あの二人には何度も助けられた…。こんな形でウェスカーと決着がついたのは釈だが…」
ジル「でも彼があのまま何もしないで引き下がるかしら……」
クリス「見た感じでは奴にもう生気感じられなかった。まあもしまたやらかした場合次は必ず仕留める。ジル、手伝ってくれるな?」
ジル「えぇ。勿論よ!あなたを助ける為なら私は命をも厭わないわ」
クリス「ジル……」
クレア「全くあなたは無理して……ボロボロじゃない」
梓「すみません…。」
クレア「あなたはまだ若いんだから。体を酷似し過ぎない様に」
梓「はぁい…。クレアさんは何でそんなに私のことを気にかけてくれるんですか?」
クレア「それはね、梓が可愛いから」
梓「もう///」
クレア「まあそれもあるんだけどやっぱり…彼と約束したから。梓を頼むって言われたから」
梓「俺さん……ですか?」
クレア「えぇ。だから私はあなたを守る義務があるの。」
梓「クレアさん……」
俺さんは…もう
唯「憂、目が見えないの怖くない?」
憂「ううん、お姉ちゃんが手を握ってくれてるから全然怖くないよっ」
唯「えへへ//憂の手あったかぁい」
憂「お姉ちゃんの方が暖かいよぉ///」
唯「えへへ///」
憂「うふふ///」
紬「さ、そろそろ行きましょう。次またいつミサイル攻撃が来るかわからないのだから(一人で寂しい……)」
唯「むぎちゃんぎゅ~」ぎゅむ
紬「ぽっ///」
そうして唯達はは外に出た。それを見下ろす二つの影
さわ子「おいでなすったわね~。期待してるわよ、テイロス」
テイロス「…………」
さわ子「人生楽しく生きなきゃ損だもの。私の教え子とアンブレラの最強兵器…もえるわぁ~」
紬「斉藤と連絡が取れない以上他の脱出ルートを探すしかないのだけれど…」
澪「う~ん……何かあった様な気がするんだけど」
律「だよなぁ~なんだっけ」
唯「?」
和「とりあえず脱出ルートを探すしかないわね」
梓「そうですね」
ゴォ ゴォ ゴォ ゴォ
微かに遠くから轟音が四回に別れて響く。
だが一同はそれに気づかない。そのミサイルとかなりの距離があったからだ。
しかし近づくにつれ音が耳に届く。
それに反応したのはまだ外に出たばかりのジル、聡、クレア、和。
そのミサイルは
クリス、律、梓、唯&憂を狙っていた。
ジル「クリス!」
聡「姉ちゃん!」
クレア「梓!」
和「唯!憂ちゃん!」
飛んでくる4発のロケットランチャーの弾はそれらの人々に直撃のコースだった。
それを上の四人は庇った。
そこにいた人物を突飛ばし代わりに自分がそのミサイルの餌食になる。
クリス「ぐっ……!ジル!クレア!」
律「さとしぃ!!!!!」
梓「クレアさん!!!」
唯「和ちゃん!!!!」
紬「どこから……っ」
辺りを見渡すとラクーンシティタワーの隣のさほど高くないビルの屋上に二つの影があった。
─────────
さわ子「あらん、一発それたわね。まだテイロスの調整も万全じゃないってことね~。さあ、挨拶しに行くわよ、テイロス」
テイロス「……」
テイロスと呼ばれたモノはさわ子を肩に乗せ地上から何十mもあるビルの屋上から飛び降りた。
─────────
クリス「ジル!!!死ぬな!」
ジル「クリス……ごめんなさい……私…貴方のこと……」
クリス「ジル……ジーール!!!」
律「聡……あんたなんで……」
聡「言ったろ……姉ちゃんは……俺が守るって」
律「言って……ねーし」
必死に涙を堪える律
聡「似合って……ねー…………よ、姉ちゃん」
律「さとし…………さとしぃ!」
梓「クレア……さん…なんでっ」
クレア「さっき…守るって……言ったばかりだから……ね」
梓「でもっ……でも…」
クレア「いいのよ…梓。私が…守りたかったの。あなたを。私や彼の分も…生きるのよ…梓。兄さんに……よろしくね」
梓「クレアさん!!!!!」
唯「和ちゃん!?」
和「私は大丈夫…弾がそれたおかげでね。それより他のみんなが…」
憂「…………まさか」
紬「来るわ!」
ビルから滑降してくる大きな影をみて告げる
ドスンと鈍い音をたて着地に成功し、こちらに向かってくる。
「久しぶり~みんな」
澪「まさか……さわ子……先生?」
紬「そんな……あれは……テイロス。完成してるなんて」
さわ子「ハァイ澪ちゃんむぎちゃん。久しぶりね」
澪「そんな…先生は二年前…」
さわ子「死んだはず、なんて言わないでね?今私はこうやってここにいる、それが真実よ」
紬「一つだけ聞きます…先生は…私達の敵なのですか?」
さわ子「イエスよ、むぎちゃん。これからあなた達にはこのテイロスと戦ってもらうわ」
さわ子「何で?どうして?やめてください、その手の質問には答えられないから」
澪「一方的にもほどがあるよ……さわ子先生」
さわ子「あなた達がこのテイロスを撃破出来ればクリア。負けたらゲームオーバーってところかしら」
律「あんたのそんな勝手で!聡達は殺されたのかよ!?」
さわ子「あれ?何であなたが……あぁなるほど。雑魚が庇ったのね。上手い使い方するわね」
律「…………!!!!!」
クリス「訂正しろ!!!」
銃をさわ子に向ける。
さわ子「そんな吠えてる時間あるのかしら?後2時間もすればこの街は消えるわよ」
クリス「くっ……軍のミサイルか」
さわ子「そうゆうこと。だから無駄口叩く暇があるならこのテイロスをいち早く倒した方が身のためよ」
テイロスと呼ばれたものは見た目タイラント103型に似ている。
しかしその右には四連装のロケットランチャー。左手はデカいアームの様な手、肩から胸の辺りまで厚い装甲板に覆われていた。
紬「無理よ…勝てっこない……」
律「やってみなきゃわかんないさ……」
和「唯、憂ちゃんと一緒に下がってて。彼女を、守ってあげて」
唯「うん、ありがとう和ちゃん」
憂「ありがとう和さん」
梓「もうあなたをあのさわ子先生だなんて思いませんから。覚悟してください……クレアさんやみんなの仇!」
さわ子「いいわぁ~いいわよ梓ちゃん。最高よあなた」
律「行くぞ、みんな」
涙を拭う律。泣く暇もないと言うことはわかっていた。
しかし、
クリス「こいつは俺に任せて、行け」
澪「クリス!?」
クリス「早く行け」
律「……クリス」
紬「みんな…行きましょう。彼の行動を無駄にするべきじゃないわ。それにここで私達が全員死んだら…今まで死んで行った人に申し訳が立たないもの」
澪「だけど……」
クリス「ウェスカーに比べればこんな木偶の坊ただの雑魚だ」
さわ子「」ギリッ
梓「……くっ…わかりました」
踵を返す梓。テイロスとは逆方向の、乗って来た車の方へ走り出す。
唯「…………憂、行こう」
唯は黙って憂の手を引いて車へ向かう。
憂もそれに黙って従った。
澪「必ず…生きてください…クリス」
クリス「あぁ」
澪も車へ向かう
和「クリス。BSAAの意地、見せてよね」
クリス「任せろ…」
和も車へ
律「クリス…聡の…聡の仇を…」
クリス「必ず討つ…約束しよう」
律「うん……」
律はもう一度聡の元へ行き、物語らぬ亡骸を強く、強く抱き締めた。
律「ごめんな…聡。そしてありがとう…」
紬「りっちゃん、早く」
二人はそうして車へ向かった。
──────────
さわ子「いいのかしら?このテイロスは貴方の言う出来損ない(タイラント)とは違うわよ?」
クリス「はっ、出来損ないに上も下もない。俺一人で十分だ。」
さわ子「ちっ……減らない口ね。まあいいわ、貴方を殺してからゆっくり彼女達を追えばいい。そうね……貴方を殺るのは5分ってとこかしら」
クリス「随分デカく出たな」
さわ子「そうでもないわ。このテイロスの力を考えればね」
テイロス「ォォォ」
ガシャン
右手の四連装のロケットランチャーをリロードするテイロス。
クリス「そいつは楽しみだ。来な、出来損ない!」
ファイル05
脱出
車の中は沈黙が支配していた。
運転席には澪、助手席には律、後ろには唯、憂、梓、和、紬。
5人乗りのこの車で後ろ5人は狭いが憂が唯の膝の上に、梓が和の膝の上に申し訳なさそうに乗っていた。
完璧に乗車違反だが今それを問いただす者はいなかった。
梓「私達……本当に無事にここを出られるんでしょうか…」
和「梓……」
紬「……」
律「……出なきゃ嘘だ。あれだけの犠牲を出して私達まで死んだら…私はあの世で聡になんて言えばいいのか」
澪「律……」
和「みんな、聞いて。これから誰が犠牲になろうとここから出ましょう。例え残る最後の一人になっても…。今ここで、約束しましょう」
律「私はそのつもりだよ…ただ、これ以上誰も失うつもりはないけど」
澪「うん…必ずみんなで脱出しよう」
唯「うん。必ず…」
憂「お姉ちゃん…」
紬「えぇ、必ず」
梓「(私が死んでも…みんなを守ってみせる。クレアさん…俺さん…どうか私達を見守っててください)」
澪「ん?ラクーンシティ警察署の前にトラックが…」
律「他にも生存者が?澪。」
澪はうんと頷き車を停めた。
律「私と澪だけで行くよ。ちょっと待ってて。念のために誰か運転席に」
和がこくりと頷くと澪が降りた後に運転席に乗り込んだ。
律「澪、助手席の方に回って。私は運転席の方へ回るから」
澪「わかった」
律「……」
念のためにとコルトを抜く律。そして運転席を二回、コンコンと叩いた。
するとゆっくり窓が開いていく
「またゾンビか?勘弁してくれよ、こっちだって弾が無尽蔵にあるわけじゃないんだ」
律「違います、ゾンビじゃないです。」
「ん?」
両手を上げてみせる律を訝しげに見ている男。
「まだ生き残りがいたか。良く生き残ってたな嬢ちゃん」
ケビン「ケビン・ライマン。ん?田井中律……どっかで聞いたことあるな」
律「もしかしてSTARSの人?」
ケビン「おぉ良くわかったな嬢ちゃん。」
律「律だっての!」
澪「律、どうかした?」
声を聞いたのか澪が律の元へ歩いて来た。
律「STARSの生き残りのケビンさん」
ケビン「ん!?」
澪「…あの、私の顔に何か?」
ケビン「綺麗な黒髪に真っ直ぐな瞳、あんたもしかして
秋山澪さんかい」
澪「何でそれを?律?」
律「言ってない言ってない」
ケビン「やっぱりか。あれだけ聞いてたからそうだとは思ったけどな」
澪「どう言うことですか?」
ケビン「後ろのトラックの荷台、開けてみ」
澪「はあ……」
澪は言われた通り後ろに回り、トラックの荷台の扉を開けた。
「……澪?」
澪「えっ……まさか……お母さん……?」
澪母「本当に澪なのね?」
澪「お母さん……お母さん!」
荷台に登り母の胸に飛び込む澪。
澪父「澪、大きく…そして母さんに似て綺麗になったな」キリッ
澪「お父さんも…」
律「どった~澪~なんかあっ……母さん……」
律母「律…」
律「無事だったんだ…。」
律母「えぇ。」
律父「久しぶりだな、バカ娘」
律「会っていきなりそれかよ…。聡に両親は化物になったって聞いてたからもうあんたの顔みなくてもいいって清々してたのに」
律母「聡に会ったの?!聡は……」
律「……私を助けて死んだよ」
律母「……そう」
最終更新:2010年02月02日 00:16