・・・
紬「ふふふっ。よくできてるねぇ」
梓「早速携帯に貼ります!」ペタッ
紬「私も!」
梓「・・・えへへ」スリスリ
紬「ずっと一緒だからね」ギュッ
梓「当然です。離してって言っても離さないです」ギュッ
紬「私は離してなんて言わないもの」プンプン
梓「私だって言わないです」
紬「・・・じゃあ」スッ
紬「今日はずっと腕組んだままね」
梓「うっ・・・」///
梓「そ、そういう意味で言ったんじゃ・・・」///
紬「あずにゃんは離してーって言わないんだもんねー?」
紬「・・・それとも、私と腕組むのはいや?」
梓「うぅ・・・」
梓「・・・ムギちゃんのいじわる」
紬「ふふふっ」
紬「さ、次はなにする?」
梓「特になかったら移動しますか」
紬「それもそうね」ギュッ
梓「(・・・うぅ。ずっと腕に抱きついてるからいいにおいするし、当たってるし・・・)」ドキドキ
・・・
紬「クイズゲーム面白かったねー」
梓「で、ですね」
梓「そろそろ出ませんか?」
紬「それも。喉乾いてない?」
梓「そういえば少し」
紬「じゃあ洋服屋さんの前に喫茶店で休憩ね!」
梓「はい!」
紬「ではレッツゴー!」ギュッ
梓「(・・・本当にずっと組むのかな?)」
紬「こんなにゲームセンターで遊ぶの初めてかも」
梓「私もそうかもです」
・・・
紬「・・・はぁ。一汗かいたあとの紅茶は格別ね」
梓「なんかそれ、おじさんくさいです」
紬「まぁ!恋人に向かっておじさんくさいだなんて!」
梓「ふふっ」
紬「これ飲んだら出ようね」
梓「はいです。のんびりしたいですけど時間がもったいないですからね」
紬「そうよ。時間があればいっぱいあずにゃんの服が選べるもの!」
梓「ここの紅茶もおいしいけど、やっぱムギちゃんの紅茶も飲みたいです」
紬「本当?」
梓「もちろんです。飲み慣れてるというか、馴染んでるというか」
紬「私もあずにゃんの紅茶飲みたい」
梓「部屋に戻ったら淹れましょうか」
紬「ふふっ、そうね」
梓「・・・ふぅ。ごちそうさま」
紬「まったりしたねぇ」
梓「ですねぇ」
紬「では行きますか!」
梓「はい!」
・・・
紬「このお店とかどう?すっごくオシャレ」
梓「入ってみましょう」
カランカラン
紬「かわいい服いっぱいだね」
梓「わぁ・・・」
紬「これとか似合いそう!」バッ
梓「早っ!」
梓「・・・このスカート、ちょっと短くない?」
梓「これでよし」
梓「ムギちゃん?着ましたよ」シャッ
紬「わぁ。やっぱりかわいい!」
梓「・・・スカート短くないですか?」
紬「そうかなぁ?」
紬「スカートより・・・」ジーッ
梓「な、なんですか?」///
紬「はい、次はこの服」
梓「・・・」
紬「」ニコニコ
梓「・・・あの。なんかひらひらのフリルがいっぱいついてるんですけど」
紬「あずにゃんに似合うと思って」
梓「・・・」
紬「お願い!着るだけでいいの!」
梓「・・・はぁ。この服だけですからね」シャッ
紬「あずにゃん・・・」パアァ
梓「まったく。さわ子先生じゃないんだから・・・」ヌギヌギ
・・・
梓「できた。・・・けど」
梓「この格好は恥ずかしい・・・」///
紬『あずにゃーん。着替え終わったー?』
梓「終わってます、けど・・・」
紬『じゃあ開けちゃうね』
梓「ま、待ってください!恥ずかしい」
シャッ
梓「あ・・・」
梓「待ってって言ったのに・・・」モジモジ
紬「・・・あずにゃん」
梓「はい?」
紬「すっごく似合ってる!」
梓「・・・」
紬「ネコミミがあればもっといいかも!」
梓「嬉しくないです!」
紬「き、記念写真を」ドキドキ
梓「却下です!もう着替えますね」シャッ
紬「あーん・・・」
紬「次はどの服がいいなかなー?」キョロキョロ
梓「さっきみたいなのはもう着ないですからね」
紬「あ、出てきたんだ」
梓「さすがにムギちゃんが探してる間ずっとあそこにいるわけにはいかないので」
紬「それもそうね」
紬「んー。これとかどう?」パッ
梓「・・・どうです?」
紬「・・・うーん。ちょっと違うなぁ」
梓「(真剣に選んでくれてるんだ)」
・・・
紬「!」
紬「これ!これかわいい!」
梓「わぁ。きれいな水色のワンピースですね」
紬「うん!ちょっと試着してみてくれる?」
梓「はい!」シャッ
梓「(私がムギちゃんの選んだのもワンピースだったし、もしかしてお揃いにしたかったのかな?)」ヌギヌギ
梓「ふふっ」
梓「・・・できたっ!」
梓「ど、どうですか?」シャッ
紬「・・・」
梓「ムギちゃん?」
紬「・・・かわいい!」ダキッ
梓「きゃっ。こ、こんなところでやめてください」///
紬「凄く似合ってる!」
客「」クスクス
梓「わ、わかりましたからとりあえず離れてください」カアァ
紬「はっ・・・」カアァ
紬「わ、私はとってもかわいいと思うけど。あずにゃんはどう?」
梓「はい、私も気に入りました。さすがムギちゃんです」クルクル
紬「えへへ」///
梓「これにします!」
紬「ふふふっ。ありがとう、あずにゃん」
・・・
梓「フフーン♪」
紬「あずにゃん上機嫌」
梓「ムギちゃんと素敵なお買い物ができましたから」ギュッ
梓「中途半端な時間ですけどどうします?」
紬「うーん。このまま帰っちゃうともったいないよねぇ」
紬「せっかくのデートだもの、色々行ってみよう!」
梓「ふふっ。ムギちゃんらしいです」
梓「そしたらムギちゃんと行きたい場所があるんです」
紬「どこどこ!?」キラキラ
梓「前に一緒に行こうって約束した場所です」
紬「どこだろう・・・」
梓「さ、こっちです」ギュッ
梓「ここです!」
紬「・・・カラオケ」
梓「はい。ムギちゃんと一緒に行くって約束しましたから」
紬「あずにゃんありがとう!」ダキッ
梓「ちょっと来るのが遅くなっちゃいましたけど」
梓「さぁ入りますよ」
紬「うん!」
紬「(私もすっかり忘れてたのに覚えててくれた)」
紬「(あずにゃん大好き!)」
・・・
梓「えっと、私達の部屋はー・・・」キョロキョロ
紬「」ワクワク
梓「あった」ガチャ
紬「わぁ!」パアァ
紬「すごーい!でっかいテレビがあって、ソファーがあって!」キラキラ
梓「クスッ。ムギちゃんはしゃぎすぎです」
紬「だって!」
梓「さて、どっちから歌います?」
紬「よくわからないからあずにゃんからで!」
梓「・・・まぁそうですよね」
梓「なににしようかなぁ」ピッピッ
紬「それはなぁに?」
梓「これで歌いたい曲を入れるんですよ」ピッ
紬「へぇー」
梓「(・・・自分達以外の曲歌うの本当に久しぶりかも)」
梓「(上手に歌えるかな?)」
梓「(・・・ムギちゃんと特訓したからきっと大丈夫!)」
紬「私達の曲はないの?」
梓「CDとか出してないのでないですねぇ」
紬「そっかぁ・・・」ショボ
梓「いつかカラオケで歌えるようになるといいですね」
紬「うん!」
梓「・・・これにしよう。ちょっと前に流行った曲!」ピッ
紬「あ、知ってる。CMのやつ!」
梓「はい。・・・では」グッ
紬「」ワクワク
・・・
梓「・・・ふぅ」
紬「わぁ!あずにゃんすごーい!」パチパチパチ
梓「い、いえ」テレテレ
紬「音程も外してなかったし、すっごく上手だった!」
梓「ムギちゃんの特訓のおかげです」
紬「ふふふっ」
梓「次はムギちゃんの番です。決まりました?」
紬「・・・はっ!あずにゃんの曲に夢中で決めてなかった!」
紬「・・・んー、じゃあこれにする!」ピッ
梓「あー。これも有名ですよね」
紬「うまく歌えなかったらごめんね」
梓「私が言うのもなんですけど、そんなの気にしなくていいんです」
梓「いっぱい楽しみましょう!」
紬「・・・うん!」
梓「あ、始まりますよ」
紬「わわっ!」
・・・
紬「えへー。お粗末さまでした」ニコニコ
梓「さすがムギちゃんです!」パチパチパチ
紬「歌うって気持ちいいね!」
梓「ストレス解消にもいいですしね」
紬「次はあずにゃんの番!」
梓「・・・次はデュエットにしませんか?」
紬「わぁ、いいかも!」
梓「早速行きますよー!えいっ!」ピッ
・・・
紬「ふふふっ。息ピッタリだったね」ギュッ
梓「えへへ、でしたね」
紬「また一緒に歌おう!歌いたい曲あるの!」
梓「はい!どんどん入れてください!」
・・・
店員「ありがとうございましたー」
紬「歌ったねぇー」テクテク
梓「歌いましたねぇー」
紬「延長もしちゃったしね」
梓「もっと歌うって言ったのはムギちゃんですー」
紬「えぇー。あずにゃんだって歌いたそうな顔してたものー」
紬梓「ふふふっ」
紬「とっっっても楽しかった!ありがとう、あずにゃん」ギュッ
梓「私もすごく楽しかったです!また来ましょうね」
紬「もちろん!」
梓「・・・暗くなり始めましたし、帰りますか」
紬「うん。私達のお部屋に」
ブロロロ
紬「今度こそ!今度こそピンポーンって!」フンス
「次は~」
紬「えいっ!」ピンポーン
紬「押せた!」
梓「ふふっ、よかったですね」
紬「満足・・・」
紬「」ウトウト
梓「次で降りるんですから寝ちゃダメですー!」ユサユサ
・・・
紬梓「ただいまぁ」ガチャ
紬「ふぅ。足ヘトヘト・・・」
梓「いっぱい歩きましたからねぇ」
紬「ご飯の前にお風呂にしない?汗かいちゃったし」
梓「賛成です!」
紬「じゃあ準備してくる!」タタッ
梓「お願いしまーす」
梓「私は片付けをー」ガサガサ
梓「・・・えへへ、かわいい服だなぁ」ギュッ
梓「明日はこれ着て唯先輩のお家で誕生日パーティー」
梓「プレゼントもちゃんとあるし」チラッ
梓「・・・よし!」
梓「楽しみだなぁ」
紬『あずにゃーん。お風呂できたよー』
梓「はーい!」
梓「着替え持って、よし!」
梓「お待たせです」ガラッ
最終更新:2012年09月10日 23:34