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/:::::::::リ ヒソ ヒソ /::::::/::::::/:::::::::|
|:::::::: ′ /:::::::「`)イ::::::::::::| 続き物であるのかもしれません
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中野梓についてのQ&A
―どうして軽音部に入ろうと?
梓「ヒマだからです」
―将来プロミュージシャンになりたい?
梓「働きたくないです」
―ギターがあんなにうまいのは誰かに教わった?
梓「うるさい音を出そうと思ってうるさい音出してるだけです。教わったことないです」
―ギター以外に出来る楽器はある?
梓「あとベースとドラムが出来ます」
―休日は何を?
梓「家でゴロゴロしたり……テレビ見たり……」
―特技はある?
梓「眼を開けたまま寝れます」
―好きなバンドは?
梓「バーズ、クレイジーホース、ブラックサバス、ストゥージズ……」
―本当に音楽好き?
梓「暇つぶしになるから好きです」
―ありがとうございました。
秋の日
1年2組
教師「あんまり急じゃありませんか? と聞くのです」
梓「Zzz……」
教師「めしべとおしべが」
梓「Zzz……」
教師「えーここでさっきの方程式に代入して」
梓「Zzz……」
教師「オスマン帝国は当時」
梓「Zzz……」
昼休み
憂「梓ちゃん、もうお昼だよ。起きて」
梓「……む」
憂「毎日のことだけど、よく寝るねー」
梓「あ~……」
憂「ほら、のんびりしてたらご飯食べる時間もなくなっちゃうよ」
午後の授業
教師「え~私はよくトモの悪口を言っている、まで訳したんでしたね。
じゃあ、次の文章を中野さんから訳して」
梓「あ~……はい」
憂「(ちゃんと起きてる! がんばって~)」
梓「ちゅーびぃおぅねすと、あいどんとらいく」
教師「tは歯と歯で舌を噛んで。トゥッ! トゥッ!」
梓「トゥ、トゥ」
教師「ちーがう! トゥッ! トゥッ!」
梓「つ、つ」
放課後のティータイム
唯「秋だねえ~りっちゃん」
律「秋だね~唯~」
唯「秋といえば、読書の秋」
律「秋といえば、運動の秋」
唯「でも…」
律「やっぱり…」
唯律「食欲の秋……」
唯「というわけで、ムギちゃん! お菓子とお茶を!」
紬「は~い♪ ただいま~♪」
唯「今日はなにかなー?」
澪「お前らなーせっかくこないだの学園祭で盛り上がったっていうのに。
これからもっと練習して、もっといい演奏できるよう…」
唯「わあ! モンブラン!」
紬「ちょうど昨日いただいたのー」
律「ほほーさすがムギィ。わかってるねー」
澪「あんたたち……」
澪「はぁー結局いつもどおり、のんびりティータイムか……あ、甘い」
律「澪ー、わたしたち放課後ティータイムなんだからさー。ホントおいしいわコレ」
唯「このモンブランを作ったのは誰だー!」
紬「知り合いの洋菓子屋さんよ」
澪「梓も寝てばっかだし……」
梓「…………Zzz」
唯「あずにゃん、また眼開けたまま寝てるー」
律「こいつの場合、睡眠の秋だな」
紬「梓ちゃん、いつもお菓子を食べずに帰っちゃうから、今日こそはと思ったんだけど…」
唯「あ、じゃあその分はわたしが…」
律「なーに言ってんだ。私がいただきます」
唯「えー、じゃあ、私もいただきます」
澪「おい、梓、起きろ」
梓「…………む」
梓「ああ……もう解散ですか」
澪「ちがうよ……今日のお茶菓子だよ。ほら」つモンブラン
梓「……これは……うん○?」
唯澪律紬「わああああーーーっ!!」
紬「栗を使ったお菓子なの。食べてみて」
梓「…………」
律「あ、フォーク使わず手づかみ……」
梓「パクッ……もっちゃもっちゃ……むにゅむにゅ……ごくん」
唯「…………」
澪「…………」
紬「ど、どう?」
梓「このお菓子……栗を使ってますね」
澪「いや、言ったじゃん」
梓「けっこーいいですね」ムグムグ
紬「よかったーお口にあって」
唯「あずにゃん、手も口もベタベタだよ」
梓「…………」ペロペロ
律「子供か」
澪「よし。じゃあ、練習を始め……」
さわ子「今日のスイーツなにかいな~」バンッ
澪「…………」
さわ子「私に構わず、練習始めればいいじゃない」
澪「いや、なんとなく出鼻くじかれたというか……」
律「指スマ……にっ!」
唯「あぁ、負けちゃった~」
紬「じゃあ、次、わたし~」
梓「…………Zzz」
澪「結局今日はロクに練習せずに解散か」
律「陽が落ちるのが早くなったなー」
唯「それに寒い~」
紬「昼間は暖かかったのに」
さわ子「あら、じゃあ体を熱くすればいいのよ」
澪「先生と一緒に帰るのってなんだかなぁ」
さわ子「そおりゃっ」モミッ
澪「えっ! ちょ、ちょおっ!」
さわ子「ほぉらーこうすると体の奥の方からポカポカしてくるのよー。
どーお、澪ちゃん、感じるー?」モミモミ
律「おーおー赤くなってる赤くなってる」
澪「ちょっと! どこさわって!」
さわ子「う~ん、それにしてもなかなかのモノね~」モミモミ
澪「や~め~ろ~」
紬「ほぅ……」
澪「ホントに……もう……あっ」
唯「あずにゃん、あずにゃん」
梓「はい?」
唯「へへー」ギュッ
梓「にゃ」
唯「あずにゃん、ちっちゃくて、あったかーい」
梓「……にあー」
紬「…………フヒ」
女「あれーさわ子ー?」
さわ子「あはははー。ん?」
女「さわ子じゃなーい、ひさしぶりー」
さわ子「あれーぐーぜーん! ひさしぶりじゃなーい」ポイッ
澪「助かった……」
さわ子「大学の同級生なの」
女「どうもー」
律「大学ってことはさわちゃんが変身した後を知ってる人だな」ヒソヒソ
紬「そういうことになるわね」ヒソヒソ
澪「うう……」ブルブル
女「教師になったってのは聞いてたけど。ふーん……」ジロジロ
さわ子「な、なーによぅ」
女「さすがに大学の頃とはファッションも違うか」
さわ子「あ、当たり前よぉー」
女「学生のころは穴だらけのジーンズにヨレヨレのネルシャツばっか着てたのにね」
律「ジーンズにシャツだって」ヒソヒソ
紬「今なら着ないわね」ヒソヒソ
さわ子「こら! そこ!」
律「大学の頃のさわちゃんって、今とは違ってたんですか?」
女「そうよー。タバコもスパスパ吸ってたし。ガラも悪かったし」
律「大学でグレたんだ」ヒソヒソ
紬「まあ自然な成り行きかも」ヒソヒソ
さわ子「別にグレてたんじゃないわよ!」
女「けど、ある日突然スカートなんかはきだして、メガネもかけだしたし」
さわ子「目は元々悪かったのよ」
女「なんだっけ。確か原因が、あれはおと…」
さわ子「ストオーップ! そこまで!」
律「男関係だ」ヒソヒソ
紬「今とあまり変わらないわね」ヒソヒソ
唯「あずにゃん、やわらかいにゃーん」
梓「……にあ」
さわ子「ひさしぶりに会ったんだから、ちょっと寄ってかない?」
女「そーねー」
律「逃げるってことはまだ他にもあるんだな」ヒソヒソ
紬「そういうことね」ヒソヒソ
さわ子「あんたたちィ~……蝋人形にしてやろうか」
さわ子と別れてそれから…
梓「それじゃ、私はここで」
唯「ああ、あずにゃんお別れにゃあ」
梓「また明日ですにゃあ」
律「(けっこうノリはいいんだよな)」
梓「おつかれさーでぇーす」
澪「梓っ!」
梓「……あずにゃん67号……いや、澪先輩」
澪「ちょっと、時間あるかな?」
唯「にゃあにゃあ」
紬「にゃあにゃあ」
律「仲がよろしいことで。あーあ、りっちゃんは仲間はずれかー」
唯「じゃあ、りっちゃんもくっつこうよう」ギュ
律「唯ネコはヒゲなしのネコかよー。ありえねーよー。ヒゲッ!」
紬「じゃあ、私もヒゲッ!」
律「ムギはなんか、お金持ちのオバサンの膝の上で撫でられてそう」
唯「えー、私だって、ホラァ、ヒゲッ!」
律「唯は飼い猫っぽいな」
紬「飼い主は憂ちゃんね、きっと」
某スタジオ
澪「ありがとな。練習つきあってくれて」
梓「別にいーですよ」
澪「じゃあ、最初はてきとーに音出そう」
ブッブッブーブッブッブッブブッブーン
ジャージャージャジャーンジャジャー
梓「…………ブツブツ」
キィィィーーーンンギュオオオオオオオオオオオオ
ギャリギャリギャリギャリジャッ……ピキピキジャカジャジャカジャッ
澪「(また、すごい音だな……)」
梓「むにゃむにゃ……」
チュイィィーーーーン…ジャージャジャーーンジャー
澪「(今まで気づかなかったけど、ギター弾いてるとき、すごく気持ちよさそう)」
梓「こうして……こう」
ブブーンブブーブブーンブブーンブブーブブンー
澪「そっか、なるほど……あのさ、梓はベースもドラムも出来るけど、前組んでたバンドでやってたのか?」
梓「初めてのバンドではドラムでした」
最終更新:2010年02月02日 02:57