梓「わわ、律先輩のあんな優しい目初めてみました///」

唯「うん、りっちゃんのあんな甘い声も初めて聞いたよ///」

紬「はあはあ」

澪「りつー」コテッ

律「んー?」ナデナデ

梓「あ、澪先輩が律先輩にもたれかかって顔があんな近くに///」ドキドキ

唯「澪ちゃんかわいいね///」

紬「はあはあはあ」

澪「りつぅ~」ダキッ

律「澪は甘えただな~」ギュッ

澪「だって、ずっと、ずっとこうしたかったんだ///」

澪「それなのに律が私の事避けるから…」

律「だからそれはゴメンって、りっちゃん反省したから」

澪「もう離れたりしない?」

律「もう絶対離れたりしない、もう離さないから」ギュ

澪「うれしい…///」

澪「りつあったかい…こうしてると凄く落ち着く」

律「ふふ、私もだよ」ナデナデ

澪「ん///」

律「澪の髪さらさらだな」スッ

澪「…律」

律「ん?」

澪「律、覚えてる?」

律「何を?」

澪「小学生の時さ、律がほめてくれたの、きれいな髪だねって」

律「もちろん覚えてるよ」

澪「私ね、パパとママ以外の人から髪をほめられたの律が初めてだったんだ」

律「うん」

澪「凄く嬉しかった」

梓「な、何だか聞いてるこっちが恥ずかしくなりますね///」ヒソヒソ

唯「いつも家じゃこうなのかな///」ヒソヒソ

紬「はあはあはあはあ」

澪「律はさ、私の髪よくほめてくれるだろ」

律「うん」ナデナデ

澪「でもさ、律だってほら」サッ

律「うわっ///」

澪「カチューシャ取ったらこんなにサラサラできれいなのに」

律「に、似合わないからやめろよ///」

梓(うわぁ、ちょ、ちょっとかっこいいかも///)ドキドキ

澪「律はどんな髪型でも…その、かっこいいぞ///」

律「でもさ前髪下ろしたら前がよく見えないだろ」

澪「ふふ、たまには良いじゃないか」

律「ん~、でもやっぱり私は髪あげてたほうが良いかな」

澪「何で?」

律「だってそのほうが澪しゃんの可愛いお顔がよく見えるだろ」

澪「ば、ばかりつ///」

唯「何か昨日別れようとか言ってたのが茶番におもえてきたよ///」

紬「カ、カメラ、カメラを…いやダメよ紬、盗撮は立派な犯罪よ!!」ブツブツ

澪「ねえ、りつ///」

律「みお?」

澪「///」スッ

唯「あれ?澪ちゃん目を閉じちゃったけど、これってもしかして///」ヒソヒソ

梓「これ、私達見てたらまずいんじゃないですかあ!?///」ヒソヒソ

紬「何を言ってるの二人とも、これは聖戦よ!!」

紬「私達はこれから起こる出来事をしっかり受けとめて、後世に伝えるという義務があるの!!」

唯「あわわ、そんな事言ってるうちに///」ゴクリ

梓「///」ジー

律「澪」

律「大好き」

澪「ん///」

ちゅっ

唯(ほ、本当にしちゃったよ~///)

梓(///)ジー

律「ふふ、澪の唇やわらかいね」

澪「ば、ばか///」

律(…)

唯(あ、あれ?りっちゃんの様子が…///)

律「……澪」グイ

澪「…り…つ?」

律「ん…」

ちゅっ

澪「んんっ!?///」ビクッ

律「み、お…はぁ…」ギュッ

澪「あ…り…つぅ…///」ギュウ

律「…ん…はぁ…」

澪「りっ…ふぅ…///」

律「…ん…み…お」

澪「ん…!///」グッ

律「ぷはっ…み…お…?」

律(やば、さすがにやりすぎたか!?)

律「ご、ごめん澪!!」

唯「あ、あずにゃんい、今の!!///」

梓「今、舌が///」アワアワ

紬「」

澪「…ち、違う///」

律「え?」

澪「違うんだ律///」

唯「どうしたのかな、あずにゃん?///」ヒソヒソ

梓「わ、分かりません///」ヒソヒソ

紬「」

澪「あ、あの…あんな深いキスされたら…その…」

律「されたら?」

澪「が、我慢できなくなるんだよ。その…えっ、ち…の///」

律唯梓「!!!」

律「///」カァッ

律(み、みお可愛すぎる///)

律(というか私が我慢出来なくなったかも)

律「…」

唯梓「!?」

唯(り、りっちゃん!?ま、まさか…)

梓(だ、だめです!!律先輩耐えて下さい!!)

紬「」

紬「さ」

紬「三途の川が!!」クワッ

律澪唯梓「ひぃ!!!!」ビクッ

澪(い、今、私みんなの前で何てこと言っちゃったんだろう///)

律(あ、あぶねー!!みんなの前で澪の事押し倒す所だった///)

唯(い、今ので二人とも正気に戻ったかな///)

梓(まさか、ムギ先輩に助けられるなんて…)

紬「あら?私、一瞬記憶が…」

澪「りつぅー///」

律(う、かわいすぎる!!やっぱり我慢とかムリ!!)

律「…」チラッ

澪「?」

律「ああ~!!そ、そういえば私、さわちゃんか和に何か頼まれてた気がするな~」チラッチラッ

澪(!!)

澪「な、何だ律、それなら早く行って来いよ」チラッチラッ

律「うーん、でも大変そうだし…そうだ澪、ついて来てよ」

澪「ま、まったくしょうがないな、私がいないと律は何も出来ないからな」

律澪「アハハハハハ」

唯「いくらなんでも嘘がへたすぎるよりっちゃん…」

梓「本当に隠す気があるんでしょうか?」

紬「わ、私も用事が!!」

澪「ほ、ほら早くいくぞ///」ガシッ

律「まあ、二、三十分位で戻るから」ズルズル


ガチャッ

唯「ムギちゃん」ガシッ

紬「唯ちゃん離して~、私も行く~」

梓「ムギ先輩…」


三十分後

ガチャ

梓「あ、戻って来たみたいですね」

律「いやー、ごめんごめん、遅くなったよ」

唯「もー本と、って澪ちゃん何でおんぶされてるの!?」

律「あ~、澪具合悪くなっちゃったみたいで」

澪「りつぅりつぅ///」ハァハァ

唯「あー、顔真っ赤で息遣いもあらいもんね(これってやっぱり)」

梓(澪先輩が立てなくなるまでなんて、何やったんですか律先輩は///)

澪「りつぅりつぅ、早くお家帰ろ?早く帰って続きしよ///」ハァハァ

梓(そして澪先輩、全部聞こえてます///)

紬「ああああ!!琴吹紬一生の不覚よ!!」ガタガタ

律「まあそういう事だから。私達先に帰るよ」

唯「え、じゃありっちゃん達の分のケーキは?」

律「ああ、唯食べていいぞ」

唯「良いの!?りっちゃん大好き~」

澪「何!!」ジロッ

唯「あ、そういう意味じゃないです、ハイ」

律「んじゃ、悪いけどもう帰るな」

唯「うん」

澪「みんな、ゴメンな(律、早く早く///)」ユサユサ

紬(やっぱりカメラを…いやそれだけはだめよ)プルプル

律「また明日な」

唯「バイバーイ、りっちゃん、みおちゃん」フリフリ

梓「お疲れ様です(今からもっと疲れるんでしょうけど)」

バタン

梓「行っちゃいましたね」

唯「うん」

紬「………!!」

紬「そうよ!!今の二人なら直接頼めば見せてくれるかも!!」

唯梓「えっ!!」

紬「二人ともまって~」タッタッタッ


バタン

梓「ムギ先輩も行っちゃいましたね」

唯「そうだね」

唯「…」

梓「…」

唯「…二人きりだね」

梓「えっ?」

唯「あずにゃーん!!」ガバッ

梓「ちょ!?唯先ぱ、やめ…」アッー!!


次の日

ザワザワ

澪「りーつ」


「あの二人何があったのかしら」

「朝は当然のように二人して遅刻して来たし」

「最近、二人とも元気無いと思ったら」

「ずっといちゃいちゃしてるわね」

「授業中お互いチラチラ見てたよ」

「あ私、澪ちゃんからりっちゃんに手紙まわしてって五十回位言われた」

「あー私も」

「あと琴吹さんは遅刻はしなかったけど、ずっと笑ってて怖いかも」

紬「うふ、うふふふ…」

唯「ムギちゃ~ん」ユサユサ

紬「は!?唯ちゃんどうしたの?」

唯「やっとムギちゃんが戻って来た~」ワーン

紬「私ったらまた記憶が…」

唯「それより昨日はりっちゃん達と一緒じゃなかったんだね」

紬「?一緒だったわよ??」

唯「あれ?でもムギちゃん遅刻しなかったよね」

紬「ああそれは、りっちゃんは、寝てたみたいだけど澪ちゃんは、お弁当作るって言ってたから」

唯「お弁当?」

紬「愛妻弁当ね!そろそろ食べる頃じゃないかしら、ほら」

澪「りつ~、私お弁当作ったんだ」

律「え!?手作り?うれしいな」

澪「えへへ、今日は頑張ってコースにしてみたんだ」

律「わっ、凄い!!」

澪「まずは、前菜のおにぎり、スープの代わりにリゾット」

律「うまそー」

澪「メインのチャーハンにテザートのおはぎ」

律「すごい、私の好きなのばっかり」

澪「ふふ、喜んでもらえてうれしいよ」

律「澪、ありがとな。あんまり寝てなかっただろうに」

澪「もう、ばか///」

澪「だいたい寝かせてくれなかったのは誰だよ///」

律「あはは///」

澪「と、とにかくほら、食べよう」

律「おう!いただきまーす。おいしー───


唯「って感じで教室でもずっといちゃいちゃしてたよ」

梓「結局お二人は、まだ元に戻ってないということですね…」

唯「うん」

紬「ふふふ、私こんなに幸せで良いのかしら」

梓「それはそうと、お二人はまだなんですか?」

唯「うん、りっちゃん達おトイレに行ってから来るって」

梓「え?」

唯「確か三十分くらい前に」

梓「それって///(深く考えるのはやめとこう…)」

紬「ねえねえ!!そんな事より二人とも聞いてよ!!」

梓「な、何ですか急に!?」ビクッ

唯「ムギちゃん、私それ何回も聞いたよ~」

紬「あのね、昨日の事なんだけど」

紬「あの後、二人に追いついて澪ちゃんの家に行ったの」

梓「はあ…」

紬「そうしたら澪ちゃんのご両親旅行に行ってて、いらっしゃらなかったの」

梓「まあ、ありがちですね」

紬「それでね!二人に部屋に入れてって頼んだの!!」

梓「本当に言ったんですね…」

紬「でも断られちゃった」シュン

梓「でしょうね」

紬「でもね、部屋の前で聞いてるのは良いって許可をもらったの!!」

梓「ええ!?」

紬「最初は、声も聞こえなかったけど、後からはすごかったわ~///」

梓「はぁ!?(先輩たち何て事を///)」

紬「澪ちゃんたら『りつぅ~そんな奥までこわいよぅ』って///」

紬「奥って何かしら!耳かきかしら」ガシッ

梓「落ち着いて下さい」ブンブン

紬「その後なんてりっちゃんが『みお~そんなとこなめちゃダメだよ~』って///」

紬「そんなとこってどこかしら!デコかしら!デコなのかしら!!」ブンブン

梓「唯先輩、助けて下さい~」ガクガク

唯「ムギちゃん、あずにゃん困ってるから」

紬「ああ、私ったら、ごめんなさいね梓ちゃん」

梓「い、いえ…」

梓(あれ?でも昨日澪先輩たちがキスしただけで気を失ったり、今の話を聞く限りムギ先輩って、そういう事好きな割に詳しくないんじゃ)

紬「ああ、あの部屋の中で何があったのかしら///」

紬「きっと耳かきだけじゃなく膝枕やハグも…めくるめく愛の世界そして二人は、キ、キスを!!///」

梓(やっぱり)

紬「は!!!ま、まさか!!!」

紬「甘いムードになった二人、りっちゃんは、おもむろに澪ちゃんのお、おっぱ…さ、さわって!?キャーりっちゃんのえっち///」バシバシ

梓(すみませんムギ先輩…先輩の事誤解してました。ムギ先輩はあの二人みたいに汚れてない天使の様な人です…)

唯「ムギちゃんも一日こんな感じだったよ」

梓「そうだったんですか」

唯「だから澪ちゃんの気持ちが少しわかったよ」

梓「え?」

唯「クラスのみんなは、りっちゃん達ばっかり見てるし。和ちゃんは生徒会室にいっちゃうし」

梓「はあ」

唯「もっと私にかまって~!」ダキッ

梓「ちょ、ちょっと唯先輩!?///」

紬「梓ちゃん逃げちゃダメよ!!」ハアハア


3
最終更新:2012年10月03日 20:25