一週間後!
律澪「お疲れ様でした!」
・・・
律「恵先輩来なかったな」テクテク
澪「・・・だな」
律「あんなに張り切ってたのにどうしたんだろ?」
澪「ちょっと安心だ」
律「そっか」
澪「・・・恵先輩には恩もあるし、邪見にはできないんだけど」
澪「やっぱり怖い・・・」
律「・・・そうだな」
律「安心しろ、澪は私が守るから」ギュッ
澪「・・・うん」
律「さて、お腹空いたな。今日のご飯はなにかなー?」
澪「今日は確か・・・、ハンバーグだな」
律「おっ、それは楽しみだ」
澪「早く帰るか」
律「おう!」
澪「そしてご飯の前に一回な」
律「それがなくなってくれればいいんだけどなー・・・」
数日後!
ジャカジャン!
梓「ふぅ・・・」
純「うんうん、決まったね」
憂「うん!」
純「よーし、気持ちよくできたところでお茶にしよう!」
梓「・・・今日はいっぱいやったし、そうしようか」
純「そうこなくっちゃ!」
憂「ふふっ、じゃあ淹れてくるね」
純「もーいーくつねーるーとー、なーつーやーすーみー」
梓「もうすぐだねぇ」
純「楽しみでしょうがないよ!」
梓「でも合宿より夏期講習の方が多いんだからね」
純「合宿があればきっと乗り越えられるよー」ブラブラ
梓「どーかなー?」
憂「きっと平気だよ。はい、アイスコーヒー」コトッ
純「わーい!」
梓「でも、この夏にかかってるんだよね」グッ
さわ子「そうよぉ。学園祭も受験も、この夏が勝負よ」
純「先生、いたんだ・・・」
さわ子「私にもアイスコーヒーもらえるかしら」
憂「は、はい!」
梓「そ、そうだよね。あまり浮かれないでしっかりしないと・・・」
さわ子「(受験は純ちゃん以外余裕だと思うけどね)」
さわ子「(でもここであえて厳しい一言で引き締めるのも教師の役目!)」
さわ子「(いくら今成績がよくてもこの夏で堕落したら意味がないもの!)」
さわ子「ふふっ」
大学!
唯「もうすぐ夏休みだねー」
律「楽しみだなー」
澪「その前にテストとレポート提出しなきゃいけないんだからな」
唯律「・・・」
唯「大学の夏休みって長いんだよね!」
律「九月末まであるんだよな!」
澪「・・・」
紬「しっかり終わらせて楽しい夏休みにしようね」
律「合宿の日取りも決めないとなー」
唯「うんうん!」
紬「別荘は予約できてるから八月中ならいつでも大丈夫よ」
律「おぉー!」
唯「ムギちゃんありがとー!」
澪「八月の上旬がいいんじゃないか?去年の私達もそうだったし」
律「ふむふむ。また週末に・・・、そうか。アルバイト終わってから話し合うか」
紬「夏休み中はアルバイトどうするの?」
澪「合宿のときだけ休みもらって、あとは平日とか増やそうと思ってる」
唯「そうなんだー」
律「稼げるときに稼がないとな!」
紬「私も夏休み中だけアルバイトしようかなぁ。あずにゃんいなくて暇になっちゃうし・・・」
唯「うーん・・・」
澪「そこは個人で考えてくれ」
律「じゃあ今週の日曜日に会議な!」
紬「うん!」
唯「ラジャー!」
日曜日!
律「お待たせー」
唯「あ、きたきたー」
純「お疲れ様です」
澪「遅れてごめんな」
律「にしてもファミレスにくるの久しぶりだなー」
紬「ねっ。いつもはハンバーガー屋さんなのに」
唯「いやぁ、たまにはこうやってドリンクバーでだらだらするのもいいなーと思って」
律「どこでもだらだらしてるじゃん」
唯「そ、それだけじゃないよ!・・・えっと、椅子も机も大きいし話し合いしやすいじゃん!」
梓「それ、今思いつきましたね」
唯「うえーん、みんながいじめるー」
憂「よしよし」ナデナデ
律「まぁいいや、私も飲み物取ってこよ。喉渇いたし」
澪「私も行く」
紬「どんな合宿になるか楽しみねぇ」
梓「ですね。そのためにも今日の会議をしっかりしないと!」
純「わくわく!」
律「お待たせー」ストッ
律「よーし、全員いるな?」
律「ではこれよりけいおん部第四回合宿会議を始める!」
唯純「わー」パチパチパチ
梓「あ、あまり大きな声出さないでください!」
律「・・・とりあえず行く日から決めるか」
梓「一番心配なのは純だけど、大丈夫?」
純「今年は大丈夫です!合宿を優先させます!」
澪「ならよかった。純ちゃんだけ来れないってのは寂しいからな」
純「澪先輩・・・」ジーン
律「で、去年と同じく八月上旬がいいと思うんだけど・・・都合悪い人いる?」
紬「大丈夫です!」
唯「私達も大丈夫だよねー」
憂「うん」
純「問題ないです!」
律「よし、次は日数だな」
唯「一週間くらいどどーんと!」
澪「長すぎるだろ」
律「この前の時は三泊四日だったよな」
梓「今回もそのくらいですかね」
唯「四泊五日とか!」
純「(私も長いほうがいいなぁ)」
紬「私も四泊に賛成!」
律「確かに長いほうがいいかもなぁ」
律「(いっぱい遊べるし!)」
澪「その分練習できるしいいかもな」
唯「じゃあ多数決だね!」
唯「四泊がいい人!」
全員「はーい!」
唯「よし、決まりだね!」
梓「ノートとか持っていけば向こうでも勉強できるしね」
憂「うん。違う環境でやるのもいいかも」
純「えー?せっかくの合宿なんだから部活と遊びに専念しようよー」
律「今年の合宿は一段と楽しそうだ」
澪「色々と準備しないと」
唯「和ちゃんも誘ってみるね」
憂「来てくれるといいね」
律「あとは細かい日にちか」
・・・
律「よし、これで日にちは決まりだな」
唯「やっと決まったねぇ。ジュースおかわりしてこようっと」
律「お、じゃあ私のもおねがーい」
唯「ほいほーい」
紬「私も行こうっと」
梓「私も行きます」
紬「いろんな種類があって迷っちゃうね」
梓「ふふっ」
唯「りっちゃんはコーラっと」トポポポ
唯「・・・」
唯「オレンジも入れてみよう」トポポ
梓「そんなことして。律先輩に怒られますよ」
唯「えへへー。ついやっちゃうよねー」
紬「ふむ。ブレンドしてオリジナルジュースを・・・」
梓「ムギちゃんは真似しないでくださいね・・・」
唯「お待たせー。はい、りっちゃんの」
律「サンキュー」ゴクッ
律「・・・。なに入れた?」
唯「えへへ、オレンジ。あとウーロン茶を少し」
澪「誰かやると思った」
律「・・・ちょっと飲んでみ?」
唯「・・・」チビッ
唯「・・・ごめんなさい」
律「責任を持って全部飲むように」
唯「うぅ、あまりおいしくない・・・」
憂「もう、悪戯するから」
紬「組み合わせが重要なのね」
律「買い物はいつ行く?休み入ってからがいいかな?」
純「買い物って、新しい機材とかですか!?」
唯「水着とかだよ!」
梓「(懐かしいやり取り・・・)」
澪「水着かぁ。確かに新しいの買わないとなぁ」
律「・・・お、いいこと思いついた!」
律「二つのグループに分かれて水着買いに行くのはどうだ?」
律「私と澪、ムギと梓みたいに別れてさ」
澪「・・・なるほど、どんなの選んだか隠して当日に見せ合うんだな」
律「そうそう。一緒に水着選ぶのもいいけど、当日見せ合いっこするのも面白そうじゃん!」
唯「おぉー!」
紬「お、面白そうかも・・・」ドキドキ
梓「えぇ!?」
純「梓だって楽しみじゃない?ムギ先輩がどんな水着選んで着てくるか」ニヤニヤ
梓「うっ・・・」
梓「(ム、ムギちゃんはビキニだよね。でもパレオも似合ってたし・・・)」ドキドキ
梓「」///
澪「梓陥落」
純「梓も今年はビキニとか挑戦してみたら?」ニヤニヤ
紬「あずにゃんのビキニ・・・」ドキドキ
憂「お姉ちゃんの新しい水着・・・」ドキドキ
律「よし、別れて買いに行くので決まりだな!」
唯「チーム分けはどうするの?」
律「そこら辺は適当に決めればいいよ」
純「二人でじゃんけんして勝ったチームと負けたチームとか」
律「お、それいいねぇ」
梓「そしたら純は?」
律「和とじゃんけんすればいいよ。また和も交えて会議しなきゃな」
唯「任せて!絶対に連れてくるよ!」
澪「じゃんけんはその時かな。それまでに決められることは決めておこう」
紬「その方がスムーズだものね!」
憂「ユノちゃんも連れて合宿に来てくれたらうれしいなぁ」
唯「そしたらいっぱい遊べるね!」
・・・
律「・・・よし、決められるのはこれくらいかな」
紬「来週は和ちゃんとさわ子先生も交えて最終調整ね!」
唯「再来週の夏休みが待ち遠しいー!」
純「あぁ、早く海に行きたい・・・」
憂「ふふっ、きっとあっという間だよ」
澪「その前に唯はレポート終わってるのかー?」
唯「う、がんばる・・・」
紬「きっちり終わらせて気持ちよく夏休みを迎えようね」
・・・
唯憂「ただいまー」ガチャ
唯「今日も楽しかったねー」
憂「うん。早く夏休みになってほしいね」
唯「待ち遠しいねぇ」
唯「よし、和ちゃんに連絡しないと」ポチポチ
唯「・・・もしもし、和ちゃん?」
唯「うん、来週の土曜日なんだけど」
唯「えへへ、約束したからね。・・・うん、じゃあね」ピッ
憂「和ちゃん、大丈夫だって?」
唯「うん!合宿に来れるかはわからないけど来週の会議には来てくれるって」
憂「そっかぁ。合宿にも来てくれるといいね」
唯「みんなで一緒に行きたいもんねぇ」
憂「だね」
唯「さて、これからレポート進めますかぁ・・・」
憂「あとで差し入れ持ってくね」
唯「ふふふっ。ありがとう」
澪「よし、帰ってきたし早速」ワキワキ
律「レポート書かなきゃなー」
澪「・・・」
律「ムギも言っただろ。早めに終わらせて気持ちよく夏休み迎えるって」
澪「・・・そうだな」
澪「早めに終わらせて気持ちいい夏休みを迎えよう」
律「・・・なんか一部違ってるぞ」
澪「この夏は燃えるぞ!」
律「」
土曜日!
唯「みんないらっしゃーい」
律「よっす」
紬「こんばんわ」
和「おじゃまします」
澪「さすがに全員集まると多いな」
さわ子「けいおん部も大所帯になったものねぇ」
憂「お姉ちゃんとクッキー焼いたのでよかったら食べてください」コトッ
純「おぉ!おいしそう!」
律「んじゃあ早速会議を始めようか」サクサク
澪「クッキー食べながら話すな」
和「唯からあまり詳しく聞いてないんだけど、何日から?」
律「日にちはまだ決めてないんだ。和達の都合もあるしな」
紬「四泊五日だけは決まってるの!」
和「四泊ね。どっちにしてもユノは連れていくか預けるかしないとだめね」
唯「連れていこうよー」
和「行くとしたら電車よね?長時間乗せて迷惑にならないかしら」
さわ子「なんなら車出すわよ?」
唯「さわちゃんの車!?和ちゃんずるーい」
律「私も電車なら車がいいなぁ」
和「こうなるのは目に見えてるので・・・」
純「ちゃんとお金払って籠に入れていけば大丈夫ですよ」
憂「そうなの?」
純「私も猫連れておばあちゃんち行くし」
梓「なるほど」
和「なら電車でも大丈夫そうね」
紬「みんなで電車に決定ね!」
律「よし、じゃあ次は日にち決めていくぞー!」
律「和とさわちゃんはだめな日ある?」
さわ子「そうねぇ」
・・・
律「終わったー!全部決まったぞー!!」バタリ
唯「やっとだねぇ」ワクワク
紬「うん!」ワクワク
梓「来週から夏休み・・・。そして水着選びかぁ」ドキドキ
律「あ、水着のチーム決め忘れてた」
和「水着のチーム?」
澪「二つのチームに分かれてそれぞれ水着買うんだ」
唯「当日まで憂がどんな水着買ってきたかわからないんだよ!」
和「なるほどね・・・」
律「和は純ちゃんとじゃんけんしてくれ。勝ったチームと負けたチームで分かれるんだ」
和「わかったわ」
さわ子「・・・あの、私は?」
澪「・・・」
律「・・・さわちゃんは、・・・どっちでも」
和「・・・よかったら一緒に」
純「え、えぇ・・・」
さわ子「あなた達・・・」ウルッ
律「よし。じゃあ行くぞー!じゃーんけーん、ぽん!」
最終更新:2012年11月02日 22:13