・・・
紬「えへへっ」ギュッ
唯「ムギちゃんの似合ってたよー」
紬「ありがとう」
律「無事みんな決まってよかったな」
純「ですね」
律「よし、澪達はもうさっきの広場にいるってさ」ポチポチ
唯「早く戻ってアイスを食べよう!」
律「えーっと、どこだ?」キョロキョロ
梓「あ、こっちです」
紬「いた!」
憂「おかえり。お姉ちゃん」
唯「えへへ、ただいまー」
澪「いいの選べたか?」
律「まぁな」
唯「では早速アイスを~」
梓「結構早く決まったんですね」
紬「みんなはそうね。私が最後まで悩んじゃって・・・」
梓「そ、そうなんですか」
梓「(どんなのにしたのかな・・・)」
唯「うーん。どれもおいしそうだなぁ」
和「なんか今日は悩んでばっかりね」
律「私は二段にする!」
唯「あ、私もそうしよう!」
唯「おいしーい」ペロペロ
純「外で食べるアイスもいいですねぇ」
紬「あずにゃん達はなにしてたの?」
梓「私達もゲームセンター行ってました」
和「久しぶりにエアホッケーやったわ。意外と難しいのね」
澪「ちなみにさわ子先生はずっと寝てた」
さわ子「少し寝たら復活したわ!」
律「あ、いたんだ」
唯「さわちゃん先生がクレープ食べてる!ずるい!」
さわ子「なんでよ・・・」
澪「クレープかぁ。そっちでもよかったな」
紬「あずにゃんは何味にしたの?」
梓「ストロベリーとチーズケーキです。はい、あーん」
紬「わぁ、ありがとう。あーん」パクッ
和「律、このあと行くお店は決まってるの?」
律「大丈夫だいじょーぶ。去年も行ってるからバッチリさ」
唯「あれ買おうよ!でっかいシャチ!」
律「お、いいねー。あれ乗ってみたかったんだよねー」
澪「買うのはいいけど誰が空気入れるんだ?」
紬「確かに入れるの大変そう」
唯律「・・・」
律「さわちゃん!」
さわ子「自分で遊ぶなら自分で入れなさい」
律「まぁ足のもあるしなんとかなるって!」
紬「足の・・・?」
梓「足で空気入れる道具があるんですよ」
紬「へぇ、口で入れるんだと思ってた」
和「そしたら日が暮れちゃうわ」
律「・・・よし!これ食べたら行くぞ!」
純「シャチかぁ。スイカのボールなら家にあるけど」
唯「スイカ!」
梓「いいね。合宿に持ってきてよ」
純「元からそのつもりだよー」
唯「アイスおいしかったー」
憂「そうだね」
唯「・・・クレープも食べたい」
憂「晩御飯食べられなくなっちゃうよ。また明日にしようね」
唯「・・・今日の晩御飯ってなに?」
憂「ハンバーグにするってお姉ちゃん張り切ってたじゃん」
唯「お、そうだった。じゃあ我慢するー」
憂「ふふっ」
律「さ、食べ終わったし行くか」
・・・
梓「うぅ・・・、日なたに出た途端暑さが・・・」
和「今年は猛暑になりそうねぇ」
律「梓はずっと日焼けかもな」
梓「そうならないように努力します!」
紬「日焼けしててもかわいいよ」ナデナデ
澪「日焼け、真っ黒、焦げ、梓、こげにゃん・・・」
梓「変なあだ名つけないでください・・・」
純「こげにゃん♪」
梓「」ツネッ
純「痛っ!冗談だよー・・・」
律「よし、着いた」
さわ子「涼しい・・・」
律「ここなら大抵の物が揃うからな。色々見るぞー!」
唯「おー!」
唯「おぉー!浮き輪がいっぱーい!」
紬「かわいいのもいっぱいだねぇ」
律「お、これいいなぁ。ボート!」
梓「高すぎです。それにオールはどうやって持って行くんですか」
律「うぅ・・・」
憂「お姉ちゃん、シャチいたよ」
唯「わぁ、かわいい!」
紬「でっかーい」
和「二人くらい乗れそうね」
さわ子「バナナボートみたいに引っ張れれば面白そうね」
律「それ一度やってみたいなぁ」
純「楽しそうですねぇ」
澪「私はあれが欲しいな。水面で寝そべれるの」
梓「あぁ、マットのですね」
澪「お風呂場に持って行けば別の遊びもできるし」
ゴツン
澪「なにするんだ律ー!」
紬「お風呂場で?」
梓純「?」
唯「なんでお風呂場?」
憂「お風呂場・・・」
憂「」ポッ
憂「そ、それよりどのシャチにするか選ぼうよ!」アセアセ
律「そ、そう!このシャチにしようぜ!」アセアセ
唯「えぇー。私この子がいいなぁー」
律「じゃ、じゃあこれにしよう!ムギ達もいいか?」
紬「え、うん。・・・それよりさっきの」
律「おっとー!そういやビーチサンダル買わなきゃいけないんだったー!」
憂「で、ですね!見に行きましょう!」
梓「?」
律「あとで覚えてろよ・・・」ボソッ
憂「・・・」ゴゴゴ
澪「ヒイッ」
・・・
唯「ふぅ、いっぱい買ったねー」
梓「ですね」
純「あぁ、合宿楽しみ・・・」
憂「ワクワクするね」
律「あとなにがいるっけ?」
和「ユノの籠が欲しいけど最後でいいわ」
澪「」ブルブル
紬「もう特にないと思うし、いいと思う」
和「そう?じゃあ付き合ってもらおうかしら」
唯「新しいおもちゃも買おうよー」
和「いいのがあったらね」
さわ子「なんで私が荷物持ち・・・」
・・・
和「ここよ。よく来るお店なの」
律「おぉ、ここもでっかいなー」
唯「わぁ、籠もいっぱい!」
憂「かわいい!」
和「えーっと、ユノに合うのは・・・」
唯「これ!これかわいい!」
和「合うって、サイズのことよ。それじゃ小さすぎるわ」
唯「あ、そっか」
紬「猫じゃらしー」
梓「連れて行くのは犬ですよ」
律「ペット用のおやつなぁ。言われずに出されたら普通に食べそうだ」
純「ですよねぇ・・・」
和「おやつも買っていかないと」
唯「私達のおやつも!」
律「唯にこのクッキー出したら間違いなく食うぜ」
梓「変なこと考えないでください・・・」
律「最近ユノちゃんに会ってないからなぁ。いっぱい遊びたいな」
紬「うん!」
和「あれから特訓してね、お手とおかわりとお座りができるようになったわよ」
律「おぉ!」
唯「いつの間に!」
憂「わぁ、やってみたいなぁ」
和「今は待ての特訓中。でもなかなかね」
律「やっぱり唯に似てる・・・」
唯「さっきからりっちゃんひどーい!」
律「冗談冗談」
和「籠ねぇ。あまり高いの買えないし・・・」
憂「これなんかどう?安くてかわいいよ」
唯「あ、これいいなぁ」
和「・・・そうね。少し大きいけどユノも大きくなるんだし」
純「梓、あれかわいい?」
梓「う、うーん・・・」
律「深く考えるな」
紬「わぁ、フリスビーだ」
・・・
梓「そういえばさっきから澪先輩を見かけないような・・・」
律「あぁ、あいつなら」チラッ
澪「」ブルブル
純「なんか隠れてますね・・・」
憂「もう怒ってないですよ。出てきてください」
澪「・・・本当?」
憂「本当ですよ。・・・でも次になにかあったら」ゴゴゴ
澪「ヒッ!」
律「これくらい反省してくれないとな・・・」
和「おまたせ」
律「お、帰ってきたか」
紬「そうしたら今日はもう解散?」
唯「必要なもの全部買ったもんねー」
純「楽しかったー!」
梓「うん!」
律「それじゃあ各自持ち帰って当日まで保管するように!」
さわ子「やっと荷物持ち終わりね・・・」
律「それじゃあ今日は解散な」
紬「今日はありがとう。楽しかった」
純「楽しかったです!」
唯「憂、重くない?」
憂「平気だよ」
梓「私も持ちますよ」
紬「大丈夫。さ、帰ろう」
律「ほら澪、隠れてないで荷物持て。帰るぞー」
律「合宿まで風邪ひくなよー」
唯「き、気を付けないと・・・」
紬「そうね!」
律「よし、私達はこっちだから。またなー」
唯「ばいばーい」
和「じゃあ私も」
憂「気を付けて帰ってね」
梓「私達も帰ります。またね」
・・・
梓「そろそろ交代してください。私も持ちます」
紬「軽いから大丈夫。それより今日の晩御飯はなににする?」
梓「むぅ・・・」
紬「あずにゃん?」
梓「ちょっと失礼します」ガサッ
梓「・・・取っ手の片方は私が持ちます」
紬「・・・ふふっ。これなら半分子だね」
澪「・・・怖かった」
律「自業自得だ。これに懲りたらみんなの前で変なこと言うのもするのも禁止な」
律「当然合宿でもそういうの禁止」
澪「そんな!人気のない岩場の影で、とか楽しみにしてたのに・・・」
律「」
律「そんなのだめに決まってるだろ!」
澪「りーつー・・・」シクシク
律「あぁ、頭が痛い・・・」
律「そんなの憂ちゃんに見つかってみろ。プレッシャーかけられるだけじゃ済まされないぞ」
律「しかも唯にまで見られた日には・・・」
澪「」ゴクリ
律「だから合宿中はなしな」
澪「そんな・・・。合宿の四泊五日間なにもせず我慢しろなんて無理だよ・・・」シクシク
澪「・・・律だって無理だろ?」
律「いや、できるけど」
澪「」
最終更新:2012年12月27日 21:42