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・・・

律「・・・ふぅ、こんなもんか」

澪「うぅ・・・」シクシク

律「泣くなよ。一応お前の心配をしてやってるんだぞ」

澪「だって・・・、私の夢が・・・」

律「どんな夢だよ・・・」

律「とにかく合宿中は自重しろよ。命にかかわるからな」

澪「・・・わかったよ」グスッ

律「もう隠してないよな?」

澪「・・・ないよ」

律「・・・」

澪「・・・」

律「まだ隠してるな!」

澪「な、ないって!」

・・・

律「ローター隠し持ってやがった・・・」

澪「うぅ・・・」

律「全部没収!」

澪「」グスン

律「あとは私がやっておくから澪は触るな!」

律「澪に任せたんじゃいつまでたっても荷造り終わらん」セッセッ

澪「うぅ・・・」

律「・・・たった四日の辛抱だろ」

律「合宿が終わったら、・・・少しなら付き合ってやるから我慢しろ」

澪「律ぅー!」ダキッ

律「えぇい、邪魔するなー!」



少し前!

憂「・・・んっ、・・・ふわぁ」ムクッ

憂「・・・今日も暑くなりそうだなぁ」

憂「お姉ちゃん、朝だよー」

唯「・・・んー?」ムクッ

憂「おはよう、お姉ちゃん」

唯「うーいー・・・」ダキッ

憂「お姉ちゃん?」

唯「」スゥスゥ

憂「二度寝だめだよ。朝ご飯一緒に作ろうよ」

唯「・・・はっ!」

憂「起きた?」

唯「・・・たぶん」

憂「顔洗いに行こうか」

唯「うんー・・・」フラフラ

・・・

唯「朝ご飯を作ろう!」

憂「うん!」

唯「卵あるねぇ。卵焼こうか」

憂「ハムも使い切っちゃおうよ」

唯「ハムエッグ・・・」ジュルリ

憂「主食はロールパンにしようか。今日食べきらないと」

唯「いいねいいねー」

憂「あとは簡単にサラダとスープかな」

唯「もう完璧!百点満点だよ!」

憂「いい一日の始まりは朝食からだもんね」

・・・

唯「おいしいねぇ」モグモグ

憂「だねっ」モグモグ

唯「今日はいい一日間違いなしだね!」

憂「ふふっ」

憂「今日はなにしようか」

唯「荷物は昨日ほとんどまとめたもんね」

唯「・・・合宿に備えて少し練習する?」

憂「練習?」

唯「そう!二人で秘密の特訓!」

唯「もっと憂と合わせたいと思ってたんだよねー」

憂「ふふっ。なんか面白そうだね」

唯「ご飯食べたら早速やろう!」

憂「洗い物やってからね」

唯「お、それもそうだね」

唯「放っておくと汚れが落ちにくいんだよねー」モグモグ

・・・

唯「じゃあ全部終わったからやろうか!」

憂「うん!」

唯「ふふふっ。まずはなににしようか」

憂「簡単なのからやろうよ」

唯「それもそうだね。なにかいい童謡でも・・・」

憂「懐かしい曲いっぱいだね」

唯「子供の頃いっぱい歌ったよねー」

・・・

唯「じゃーん」

憂「ふふふっ。楽しいね」

唯「ねー」

憂「少し休憩する?アイス食べようか」

唯「アイス!」ガタッ

憂「持ってくるね」

唯「えへへっ。ありがとー」

唯「夏はやっぱりこれだねぇ」

憂「だねぇ」

唯「んー。ひんやりおいしいー」

憂「そうだ。さっきの演奏だけど、お姉ちゃんから見てなにか気付いたことあった?」

唯「気付いたこと?」

憂「直した方がいいところとか・・・」

唯「んー?特にないと思ったけど・・・」

憂「よかったぁ」

唯「強いて言えば、ちょっと丁寧すぎるところかな?」

憂「丁寧すぎる?」

唯「そう!りっちゃんとまでは言わないけど、もうちょっと勢いがあればいいと思うんだ!」

唯「こう、ばー!って!」

憂「ばー?」

唯「そう!もう少し勢いがあればもっと楽しい曲になると思うよ」

憂「・・・うーん。わかった、気をつけてみるね」

唯「これ食べたら再開しよう!」

・・・

憂「・・・ふぅ」

唯「えへへ、さっきのいい感じだったよー」

憂「本当?よかった」

憂「お姉ちゃんの言うとおりなんか楽しいかも」

唯「でしょー?」

唯「丁寧に演奏するのは悪いなんて絶対に言わないけど、こういう演奏も楽しいよね!」

憂「だね!」

ジャジャーン

唯「・・・ふいー。指疲れちゃった」モミモミ

憂「そうだね。もうお昼になるし、ここまでにしようか」

唯「そうしますかー。疲れて明日遊べなかったら困るもんね!」

憂「ふふふっ、そうだね」

憂「少し暑いからそうめんにしようか」

唯「いいよー。私も手伝うからね!」

憂「うん!」


その日の夜!

梓「電気消しますよ」パチッ

紬「今日はワクワクして眠れないかも」ドキドキ

梓「ふふっ、私もです」

紬「明日はいよいよ合宿だものね。早く寝ないといけないのに・・・」

梓「海で遊んだり、みんなと演奏したり。考えるだけで興奮して眠れないです・・・」

紬「ねっ。早く眠れる方法があればいいのに・・・」

梓「またハーブティ淹れますか?」

紬「・・・そうしようかな」

梓「じゃあ淹れてきます。ちょっと待っててください」

紬「私も行くー」

・・・

紬「・・・ふぅ」

梓「この香りは落ち着きますねぇ」

紬「ねっ。寝る前にお茶飲んで、おねしょしちゃだめよ」

梓「また赤ちゃん扱いして・・・」ジトー

紬「ふふっ。ごめんね」

紬「おいしかったぁ。ごちそうさまでした」コトッ

紬「・・・今度は眠れるかも」

梓「落ち着いてるうちに目を瞑っちゃいましょう」

紬「でもその前に」

チュッ

紬「おやすみ。あずにゃん」

梓「はいです。おやすみなさい」

紬梓「」スゥスゥ


次の日!

チュンチュン

梓「んぅ・・・。暑・・・」ムクッ

梓「・・・」ボーッ

梓「すー、はー・・・」

梓「いよいよ合宿だ!」

梓「ムギちゃん、朝ですよ!合宿ですよ!」ユサユサ

紬「んー・・・」ムニャムニャ

紬「・・・んっ、どうしたの・・・?」ムニャ

梓「おはようございます!合宿ですよ!」

紬「合宿・・・」ボーッ

紬「・・・」

紬「合宿!」カッ

梓「そうです!」

紬「大変!顔洗って着替えないと!」

梓「落ち着いてください。集合までかなりありますよ」

・・・

梓「九時に駅集合。今から行けば少し早いくらいですね」

紬「荷物多いし、早めに行動しましょう」

梓「ですね。じゃあ行きますか」

紬「旅行カバン持ったし、キーボードもあるし」

梓「忘れ物に注意しないとですね」

紬「荷造りしたのに忘れちゃったら意味ないものね」

梓「まったくです。・・・大丈夫みたいですね」

紬「戸締りを確認して」

梓「ガスの元栓も確認して」

紬「冷蔵庫も、腐っちゃいそうなものはないわね」

紬梓「あとは・・・」キョロキョロ

紬「大丈夫、よね?」

梓「ですね」

紬「よーし!では出発します!」

梓「はい!」

紬梓「行ってきます!」バタン



その頃!

律「よし、チェック終了」

澪「早くしないと間に合わないぞ」

律「バイブの本数もローターの個数も合ってるし、大丈夫かな」

律「あとは。澪、両手あげろ」

澪「?」

律「ボディーチェックだ」スススッ

澪「・・・」

律「・・・ふむ」

澪「ないって言ってるだろ!」

律「そう言って昨日隠してただろ!」

澪「今度は本当だって!」

律「・・・本当だな?」

澪「本当だ」

律「・・・」

律「・・・わかったよ」

澪「まったく」

律「・・・でも、これで何か出てきたら覚悟しとけよ」

澪「覚悟って・・・」

律「最悪別れるからな」

澪「そんな・・・」

律「何も持ってないんだろ?ならいいじゃんか」

澪「そう、だけどさ」

律「はい、この話は終わり。じゃあ行くぞ」

律「先に下行ってるぞー」バタン

澪「・・・」

澪「これは、持ってるなら置いていけって意味だよな・・・」

澪「・・・しょうがない」ガサゴソ

澪「この二重底のカバンも無意味になっちゃったな・・・」

澪「ビーチでイロイロしたかったけど、背に腹は変えられない・・・」

澪「なんだかんだで甘い律でも今回は本気で怒りそうだしな・・・」

澪「これでよし。私も行くか!」

律「遅かったな・・・」ジトー

澪「ちょ、ちょっとな」

律「ちゃんと置いてきたか?」

澪「だからないって」

律「ならいいけど」

律「ふぅ。澪と一緒だと行くのにも一苦労だ」

澪「・・・律!時間が!」

律「なに!?急ぐぞ!」

澪「あぁ!」



少し前!

唯「外暑いね・・・」テクテク

憂「だねぇ」

唯「アイス食べたいよぅ」

憂「買ってる時間ないよ。我慢しよ」

唯「うぅ・・・」

憂「それに今我慢しておけば海に入ったときもっと気持ちいいと思うよ」

唯「・・・我慢する」


駅!

紬「うーん。私達が一番みたいね」キョロキョロ

梓「みたいですね」

梓「まぁまだ時間ありますし。ベンチに座ってましょう」

紬「そうね」

・・・

和「おはよう。唯達は、まだみたいね」

紬「二番は和ちゃんね。おはよう」

・・・

唯「りっちゃん達遅いねー」

紬「早く来ないと電車行っちゃう・・・」

梓「電話も出ないですし・・・」

和「もう・・・」

純「・・・ん?あれってそうじゃないですか?」

唯「どこどこ?」

純「あそこの交差点走ってるのです」

唯「あ、本当だ!りっちゃーん!澪ちゃーん!」フリフリ

さわ子「間に合いそうね。先に電車入ってるわ」


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最終更新:2012年12月27日 21:52