・・・

律「その後も抜群のコンビネーションで紬梓チームが圧勝したのであった」

澪「なにそのナレーション」

憂「二セット目もムギ先輩梓ちゃんチームなので勝ちですー」

純「うぅ・・・。すみません、私のせいで・・・」

和「純ちゃんだけのせいじゃないわよ。いい勝負だったわ」

唯「対決だね!ムギちゃんあずにゃん!」

紬「ふふっ。負けないから!」

梓「スイカ割りするのは私達です!」

憂「ところで罰ゲームって結局どうなったの?」

律「いや、スイカ割りあるしあれは無効でいいんじゃないかなー・・・」

梓「負けたからって無効って言うのはずるいですよー」

律「うぅ・・・。敗者には異議をとなえる権利すらないというのか・・・」ガクッ

和「罰ゲームって言い出したのは律だからね」

さわ子「そうだ。その罰ゲームも私に任せてくれない?」

澪「えっ・・・」

さわ子「ちょうど明日イベントをやろうと思ってねー」

律「一体何を・・・」

さわ子「ふふふっ。明日のお楽しみ」

和「(まだなにか企んでるのかしら・・・)」

梓「つまり勝った私達には有利なイベントってことですか?」

唯「じゃあさわちゃんに任せます!」

純「泣きっ面に蜂とはまさにこのこと・・・」

和「負けちゃったんだししょうがないわよ。そろそろ決勝戦する?」

紬「十分休んだし、やろう!」

梓「はいです!」

唯「目指せ優勝だよ!」

憂「うん!」


律「その後試合は熾烈を極めた!」

純「お互いにコンビネーションを生かし一点取っては一点取られてのまさに接戦!」

律「試合は佳境、お互い一セットずつとって現在第三セットで十対十!」

純「まさに次のボールで勝負が決まろうとしていた!」

澪「仲いいな」

和「ナレーションどうもありがとう」

唯「泣いても笑ってもこれで最後だね」ハァハァ

紬「・・・うん!」ハァハァ

梓「(ムギちゃん息が上がってる・・・)」

梓「(早めに決着つけたかったけど、憂が思ってたより手強い)」

梓「(でも疲れてるのはみんな同じ)」

梓「(気持ちでだって負けないんだから!)」

憂「行くよ!」ボン

梓「はい!」ポーン

紬「もう一回!」ポーン

梓「えいっ!」ボン

唯「おっと!」ポン

憂「(お姉ちゃんももう限界。これで決める!)」

憂「えい!」ボン

紬「っ!・・・あっ!」ガクン

紬「(足が・・・)」

ポトッ

梓「ムギちゃん!?」

和「アウト!ムギ達のチームの勝ち!」

紬梓「えっ?」

律「え、マジか?」

澪「入ったと思ったのに」

和「ほら、ここがラインでボールの跡がここで。ギリギリアウトよ」

純「あ、ほんとだー」

紬「躓いてなかったら取ってた・・・」

唯「うわー。惜しかったねー」

憂「・・・ごめんね」

唯「ううん。私達よくやったよー」ナデナデ

和「みんながんばったわね。いい試合だったわよ」ナデナデ

唯「そうだよ。憂とだから準優勝できたんだよー!」ダキッ

憂「・・・うん」///

梓「やりましたね」

紬「うん。・・・ふふっ」ダキッ

梓「」///

さわ子「さて、優勝者が決まったところでスイカ割り大会するわよー!」

さわ子「休んでる暇ないからねー!」

純「スイカ持ってきましたー!」

律「おー。改めてみるとでっかいなぁ」

さわ子「まずはどっちからやる?」

紬「よくわからないからまずはあずにゃんから」

梓「えっ。ムギちゃんが先でいいですよ」

紬「教えてもらうより見たほうが早いもの。がんばってね!」

さわ子「はーい。じゃあ目隠ししますねー」ギュギュッ

唯「いいなー」

さわ子「梓ちゃんはここでストップね」

梓「見えない・・・」

純「スイカどの辺に置きますか?」

澪「離れすぎてもアレだし、そこでいいんじゃないか?」

和「一応シートも下にね」

さわ子「はい。じゃあここで梓ちゃんを回しまーす」グルグル

紬「おぉ・・・」

梓「わっ、とっとっと・・・」グルグル

梓「うぅ・・・」

さわ子「それじゃあスタート!外したら交代ね!」

梓「・・・まずはどこを向けば」

唯「少し右向いてー」

梓「右・・・」クルッ

憂「行きすぎだよ。少しだけ左」

梓「左・・・」

紬「なるほどー」

純「その場所からバック!」

梓「バック!?」

律「そして上だ!」

梓「上ってどういうことですか!」

和「こういう妨害があるのもスイカ割りの醍醐味ね」

紬「わぁ・・・」キラキラ

澪「そのまま前進でいいぞ」

梓「前進・・・」テクテク

紬「あと三歩でストップ!」

梓「三歩・・・」テクテクテク

唯「少しだけ右向いてー」

和「いよいよね」

澪「うまく割れるかな?」

純「そのまま思いっきり正面にー!」

律「いけー!」

梓「そのまま・・・えいっ!」ブンッ

ガッ

梓「わっ!」

唯「外れた!」

梓「手、痺れたー・・・」

紬「惜しかったー」

梓「もうこれ取っていいですか?」

澪「いいんじゃないか?」

梓「・・・んしょ。わぁ、もう少し左だったんだ」

さわ子「スイカあったまっちゃうからサクサク行くわよー!次はムギちゃん!」

紬「は、はい!」

和「目隠しするわよー」ギュッ

澪「スタートはこの辺だったな」

紬「えっと、ここで回って・・・」グルグル

梓「もういいですよー」

唯「ムギちゃんが外しちゃったら次憂ね」

憂「え?お姉ちゃんが先でいいよ」

唯「いいからいいから。がんばってね」

梓「そのまま真っ直ぐです!」

紬「真っ直ぐ・・・」フラフラ

律「真っ直ぐ歩けてないな・・・」

純「目回ってるんですかね」

澪「その場で少し右向いて軌道修正」

唯「真っ直ぐだよー」

紬「結構遠いのね・・・」

憂「もうすぐですよー」

紬「・・・ん?」ガサッ

紬「これってスイカの下に敷いたビニール?じゃあすぐそこに・・・」ススッ

律「あー!バットでスイカ探すの禁止ー!」

紬「そんなー・・・」

澪「そこから少し左向いて」

和「もう一歩前ね」

梓「そのまま真っ直ぐ振り下ろしてください!」

紬「・・・目の前に」ゴクリ

紬「・・・えいっ!」ブン

ガスッ

唯「おぉ!」

律「当たったけど割れてない?」

紬「ふわぁ・・・」

梓「今取りますね」シュルシュル

純「あ、ここヒビ入ってますよ」

澪「おぉー」

紬「わぁ・・・。ヒビだけだったんだー」ツンツン

憂「振り下ろすときもう少し右だったら完璧に割れてましたね」

紬「難しいのね・・・」

純「早くスイカ食べたいー」

唯「次は憂だよ!憂ならきっと真っ二つにしてくれるよ!」

憂「でもお姉ちゃんもやりたいんじゃ・・・」

唯「やってみたいけど、でもそれ以上に憂にやってもらいたいな」

唯「初合宿だもん!思い出作らなきゃ!」

唯「憂がこの合宿でいい思い出をいっぱい作れたら私もうれしいもん」

唯「だからがんばってね、憂」ギュッ

憂「・・・うん!」

純「おぉ。憂に気合が入った」

さわ子「これは期待できるわね」

唯「それと早くスイカ食べたいし」

律「それが本心だろ」

憂「ふふっ」

和「ヒビ入ったところを上にして。これならきっと割れやすいわ」

唯「・・・よし。きつくない?」

憂「大丈夫だよ」

唯「じゃあがんばって!」

憂「うん!」

純「スイカ割りやりたかったなー」

律「また次の機会だなぁ」

憂「・・・よっと。では行きます!」

唯「がんばれー!憂ー!」

和「真っ直ぐよー」

純「そこで左ー!」

唯「右だよー!」

梓「なんで妨害するのよ・・・」

純「妨害のないスイカ割りなんてスイカ割りじゃない!」

憂「右っと・・・」クルッ

梓「意味なかったみたいだね」

純「むぅ・・・」

和「もう少し斜め右ー」

唯「あとちょっとだよー!」

紬「なんかドキドキしてきちゃった」

梓「で、ですね」

澪「もう二歩前だ」

律「ちょっとだけ左だ」

憂「もうちょっと・・・」ジリッ

唯「そこだよ!」

純「いけー!」

憂「ここ・・・」

憂「・・・すー、はー」

律純「」ゴクリ

憂「(お姉ちゃんがくれたチャンス。絶対にいい思い出にする!)」

憂「い、行きます!」

ブン

バコッ

憂「あ、当たった!?」

唯「おぉー!」

律純「やったー!」

紬「すごーい!」

唯「今ほどくからね」シュルッ

澪「おー。綺麗に割れたなぁ」

和「ムギのヒビのおかげね」

憂「・・・やった。やったよお姉ちゃん!」ダキッ

唯「よくやった憂ー!」ダキッ

さわ子「じゃあ適当に選んで食べましょう」

律「私これ!」シュバッ

和「真っ先に一番大きいのを・・・」

澪「さすがにそれはでかすぎる。私と半分こな」

律「えー?」

さわ子「うん。おいしいわぁ」

唯「おいしいねぇ」

憂「うん!」

紬「冷たくておいしい」

梓「海を見ながらスイカ食べるって、なかなかできないですよね」

純「贅沢だー」シャクシャク

唯「なんかカキ氷も食べたくなってきた」

律「あー、わかる」

紬「焼きそばも!」

和「全部あったらもう海の家ね」

唯「さわちゃんスイカありがとー」

さわ子「どういたしまして」

・・・

紬「遊んだー」

梓「疲れましたねぇ・・・」

唯「くすっ。りっちゃんのシャチがひっくり返ったのは笑ったぁ」

律「ひっくり返したのは唯だろ!」

和「・・・さて、日が落ちてきたしそろそろ戻りましょう」

憂「晩御飯の準備しなきゃいけないもんね」

純「今日の夕飯はなにかなー」

紬「ご飯の支度の前にお風呂にしない?」

唯「いいかもー」

澪「私も賛成。髪ベタついちゃうし」

紬「じゃあお米だけ炊いちゃうからみんなは先にお風呂行ってて。私もすぐ行くから」

唯「はーい」

梓「私も手伝いますね」

紬「ありがとう」

純「日のあるうちにお風呂ー」

梓「にしても九人分となるとお米磨ぐのも大変ですね」ザシュザシュ

紬「大変だけど、みんなで食べるとおいしいもの」

梓「作るのも楽しいですしね」

紬「そうそれ!」

紬「よいしょ、っと」パタン

ピッ

紬「これでご飯はおしまい。私たちも行こうか!」

梓「はいです!」

ガヤガヤ

紬「ふふっ、みんな騒いでる」

梓「もう。子供じゃないんだから・・・」

ガラッ

紬「ただいまー」

澪「あ、いいところに!」

和「ムギもなにか言ってやって。さわ子先生お酒飲もうとしてるの」

さわ子「いいじゃないのー」

唯「スイカと一緒に買ってきたんだねー」プカプカ

律「別にいいじゃんか」

純「スイカもご馳走になったし。それくらい」

さわ子「ほら、みんないいって言ってるし!」

澪「でも教師としてどうなんですか?」

和「スイカとこれとは別ですよ」

憂「ムギ先輩はどう思います?」

さわ子「そうね。ムギちゃんがいいって言えばみんな文句ないわね」

紬「えっと・・・」

梓「ちゃんとダメって言ってやってください!」

さわ子「ムギちゃん」チョイチョイ

紬「はい?」

さわ子「ゴニョゴニョ」

紬「!?」

梓「?」

紬「許可します!」

さわ子「わぁー。ありがとうムギちゃんー」

梓「い、一体何を耳打ちされたんですか・・・」

紬「え、えーっとぉ・・・」

紬「純ちゃんの言うとおりスイカご馳走になったんだし。これくらい目を瞑っても、ねっ?」

和「質問に答えられてないわよ・・・」

さわ子「ではいざ露天風呂に!」ガラッ

唯「私もジュース持ってこよう!」

律「私も行くぜ!」

紬「せっかくだからみんなで飲もう」

澪「・・・はぁ。こぼさないように気をつけろよ」

和「特に唯と律ね」

唯「わかってるよー」

律「じゃあ全員分持ってくるぞー」ガチャ

梓「なに言われたんです?」

紬「ふふっ、秘密。でも明日になればわかるわよ」

梓「気になる・・・」


8
最終更新:2013年04月19日 19:39