・・・

梓「さぁ、大人しく埋まってください」

律純「・・・」

和「因果応報ね」

澪「カメラ持ってきたぞー」

梓「ありがとうございます」

律「澪・・・」ガックシ

梓「さぁ、・・・早く」ゴゴゴ

律「・・・ちくしょう!やればいいんだろ!」ゴロン

純「忘れてると思ったのに・・・」

梓「忘れるわけないでしょ」ザッザッ

紬「二人ともごめんねぇー」ザッザッ

・・・

律「・・・どうなってる?」

唯「・・・特盛りだね」

律「やっぱり・・・」ズーン

澪「私のより大きい律なんて・・・」

律「どんだけ盛ったんだよ!」

純「・・・私は?」

憂「なんというか・・・」

さわ子「俗に言うツルペタね。まな板とも」

純「梓ー!」

梓「ふぅ。満足です」

唯「あずにゃん先輩容赦ないっす!」

純「梓の鬼ー!」

梓「・・・髪もほどこうかな」

純「ぎゃー!」

紬「あずにゃん、その辺にしておこう?」

梓「・・・はい」

澪「ほれ、写真撮るから笑え」

律「笑えねぇよ・・・」

パシャッ

・・・

純「ひどい目にあった・・・」

律「うぅ・・・」

梓「私の気持ちがわかりましたか?」

純「はいはい。とりあえず砂だらけだからまた海入ろーっと」

律「私もー」

紬「私達も海行く?」

梓「はいです」

・・・

律「午後も泳ぐぞー!」

唯純「おぉー!」

澪「ご飯食べてすぐ動くとお腹痛くなるぞー」

さわ子「帰りの電車で爆睡にジュース一本」

梓「賭けになりませんよ、それ」

和「私は休憩。ちょっと疲れちゃった」

憂「じゃあ私も少し休もうっと」

紬「私達はどうしようか」

梓「んー。せっかくですし海に行きますか」

紬「うん!」

律「お、ムギ達来たのか」

唯「ムギちゃんパス!」ポーン

紬「はいっ!」ボン

純「わっ!」ザパーン

梓「くすっ。なに転んでるの」

澪「(・・・さて、午後になってしまった)」

澪「(なんとか海で律と二人きりになるチャンスはないだろうか・・・)」

和「澪、ジュース取ってくれない?」

澪「(なにか手が・・・)」

憂「澪先輩?」

澪「・・・はっ。呼んだか?」

和「ジュース取ってほしいんだけど」

澪「あ、あぁ。わかった」カパッ

澪「(二人でどこかへ行くのも不自然だし)」

澪「(かといって二人残してみんなどこかへ行くのもありえない)」

澪「うぅ・・・」

・・・

律「(フフフ。こうやってみんなと一緒に遊んでれば澪も動けまい!)」

唯「りっちゃーん?」

律「おっと、次行くぞー!」ポーン

梓「えいっ!」

・・・

紬「はぁ、ちょっと休憩・・・」

梓「ですね・・・」

和「ふふっ。おかえり」

憂「いっぱい遊んでたねぇ」

梓「疲れたー・・・」

紬「和ちゃん達も遊んできたら?気持ちいいよ」

和「ここで眺めてるのも楽しいわよ」

律「そういう楽しみは老後に取っておけ!和も遊ぶぞ!」グイッ

唯「憂も行こう行こう!」

和「わかったからひっぱらないで」

憂「背中押さないでー」

紬「行ってらっしゃーい」

梓「・・・はぁ。日陰気持ちいいですね」

さわ子「私達も行くわよ!」

澪「(老後ってセリフが効いたのかな・・・)」

紬「はぁ。麦茶おいしい」

梓「午後になりましたけど何時頃帰りますか?」

紬「うーん。片道三時間くらいだったから、四時頃かな?」

梓「着くのは七時頃ですか。あまり暗くなると危ないですしそれがいいかもですね」

紬「うん。だからあと二時間ちょっと」

梓「あと二時間かぁ・・・」

紬「遊びに行こうか!」

梓「・・・はい!」

律「お、もう帰ってきたのか」

紬「みんな、あと二時間で帰るからね」

澪「!?」

唯「わわっ。もうそんな時間なんだ」

純「もっと遊びたいのにー」

紬「これ以上遅くすると帰ったとき真っ暗で危ないから。ねっ」

憂「わかりました」

律「よし。じゃあラストスパートだな!」

律「(あとはみんな遊ぶのに夢中だしもう大丈夫だな)」

律「(・・・帰ってからが怖いがここでよりマシだな)」

純「海はこれが最後かー」

憂「海は無理でもプールはいっぱい行こうね」

純「この海を満喫しちゃったらプールじゃ満足できないよー」

梓「どうだか」

紬「今は海みたいに波のあるプールとかあるんでしょ?行ってみたーい」

律「屋内プールなぁ。そういうのもいいな」

唯「またみんなで行こうねー」

和「受験勉強の合間を縫ってね」

純「わっ。聞きたくないフレーズが・・・」

憂「くすっ。純ちゃんてば」

紬「そ、そうね。浮かれて遊びに誘ってばかりじゃダメよね」

律「でも息抜きは大事だぞ。うん」

梓「律先輩はしすぎです」

和「そんな律でも受かったんだから大丈夫よ」

律「和・・・」

・・・

唯「・・・遊んだぁ」

律「だなぁ・・・」

梓「なに燃え尽きてるんですか。帰りますよ」

律「一片の悔いなし・・・」

澪「(悔いあり・・・)」

紬「最後の力を振り絞って!電車に乗っちゃえばあとは寝ても大丈夫だから!」

唯律「うぅ・・・」フラフラ

紬「忘れ物ないようにね」セッセッ

和「念のため前寝た部屋チェックしてくるわ」

律「じゃあ私達のところも頼むわ」

唯「眠いー・・・」

憂「もう少しだからがんばって」

紬「戸締りと火の元チェックしてくるね」

梓「荷造りは任せてください」

純「これで大丈夫っと」

紬「あっ」

唯「むにゃ・・・」

憂「お姉ちゃーん」

紬「唯ちゃん。冷凍庫にアイスあったから準備全部終わったら食べようね」

唯「!」

唯「」シュバババッ

和「ただいま。部屋に忘れ物なかったわよ」

律「さんきゅー」

・・・

唯「準備終わりました!」

澪「こっちも大丈夫だ」

梓「いつでも出発できますよ」

紬「それじゃあ最後にお茶にしようか」

紬「冷蔵庫からっぽにしないとね」

純「やったー!」

唯「アイスー!」

律「やっぱりアイス買いすぎたな」

唯「そんなことないよー」

澪「おかげで最後に食べられるしな。ちょうどよかったよ」

唯「それにアイスって賞味期限ないからいくら買ってもいいんだよ!」

和「一年後の合宿まで残しておくつもり?」

紬「はい、アイス。好きなの食べてね」

梓「麦茶も残ってたので全部飲んじゃいますよ」

憂「ありがとう」

純「・・・あーあ。帰りたくないなぁ」

梓「みんなそう思ってるよ」

唯「ずっとここで演奏しながら海で遊んで暮らしたいねぇ」

律「それができたらどんなにいいか・・・」

和「暗くなってどうするの。最後に暗いまま終わったらせっかくの合宿が台無しじゃない」

さわ子「そうよ。また来年があるじゃない」

紬「来年は受験勉強もないし、四日とは言わず半月、一ヶ月合宿だってできるわよ!」

梓「ふふっ。一ヶ月はやりすぎです」

律「一ヶ月でも夏休み全部でもどんと来いだ!」

澪「現実的じゃないが楽しそうだな」

純「来年の合宿も絶対に行くからねっ!」

梓「当然だよ。けいおん部の合宿は全員参加必須だからね」

憂「わかりました、部長!」

紬「さ、アイスも食べたし帰ろうか」

唯「おぉー!」

・・・

律「まだ外暑い・・・」

紬「鍵かけて」ガチャ

紬「お待たせ。行こうか」

唯「・・・ふふっ。やっぱり少し寂しいね」

憂「・・・だね」

澪「悔いが残ってるからな」チラッ

律「・・・」

さわ子「この日向にずっといたら死んじゃうわよ。早く駅に・・・」ジリジリ

和「少しは空気読んでください」

紬「くよくよしててもしょうがないし、帰ろう!」テクテク

梓「そうです!」

唯「はーい」

律「さらば、海よ!」

純「また来年!」

・・・

律「お、電車の中涼しいー」

憂「中途半端な時間だから空いてますね」

澪「適当に座ろう」

純「はぁ。なんか座ると一気に疲れが出てくるね」

さわ子「わかるわぁー」

紬「少ししたら寝ちゃおうか」

梓「それもいいですね」

ガタンゴトン

憂「動き出したね」

唯「あぁ、別荘がどんどん遠くに・・・」

和「その代わり私達の家にどんどん近づいてるのよ」

澪「和、うまいこと言うなぁ」

律「(私は帰りたくないな・・・)」

紬「そう考えるとまた楽しくなってくるね」

梓「早く帰りたいですね。私達の家に」

・・・

唯紬「」スヤスヤ

憂「ふふっ、よく寝てるね」

梓「うん。・・・あ、少し髪痛んでる」

和「海のあとはしょうがないわね」

律「さて、海も見えなくなっちゃったし私も寝るか」

純「そうですね」

律「んじゃ着いたら起こしてくれ」

憂「みんな寝ちゃったね」

梓「だねぇ」

和「私が荷物見てるから二人とも寝てていいわよ」

憂「和ちゃん眠くないの?」

和「あまりね。なんだか目が冴えちゃって」

梓「それじゃあ少し寝させてもらいます」

和「えぇ、おやすみなさい」

梓憂「」スゥスゥ

・・・

和「・・・」ペラッ

唯憂「」スゥスゥ

和「(みんなの寝息を聞きながら読書もいいわね)」

唯「」タラーッ

和「・・・」

和「」フキフキ

和「やれやれ」

・・・

和「もうすぐ着くわよ。起きなさい」ユサユサ

唯「ムニャムニャ・・・。山より海だよー・・・」

和「・・・。ムギ、そろそろ起きて」

紬「山でキャンプファイヤーも・・・」スヤスヤ

和「同じ夢見てるのかしら・・・」

憂「・・・ん、和ちゃん・・・?」

和「よかったわ。もう少しで着くからみんなを起こして」

憂「ふわぁ・・・」

和「ぐっすりだったわね」

憂「・・・うん」ショボショボ

憂「お姉ちゃん、降りるよー」ユサユサ

和「澪、起きなさい」

澪「ふわぁ・・・。律、おはよう・・・」

和「残念だけど律じゃないわ。寝ぼけてないで降りる準備しなさい」

和「さわ子先生も。置いて帰りますよ」

プシューッ

唯律純「ふわぁ・・・」フラフラ

和「さすがにこの人数起こすのは骨が折れるわ・・・」

紬「ごめんね、和ちゃん・・・」

和「慌てて出たけど忘れ物ないわね?」

唯「このカバンとギー太だけだから大丈夫・・・」ショボショボ

梓「大丈夫れす・・・」

憂「みんな無事帰られるか心配・・・」

和「ちゃんと帰られる?特にさわ子先生と純ちゃん」

さわ子「大丈夫よー・・・」

純「親呼ぶので平気です・・・」

梓「純らしい・・・。でもそのほうがいいね」

律「よし。じゃあみんな合宿お疲れ様」

律「と言っても家に帰るまでが合宿だからな。猛烈に眠いががんばって帰るんだぞ」

律「じゃあ解散!」

憂「お姉ちゃん、立ったまま寝ちゃだめだよ」

澪「心配だ・・・」

さわ子「それじゃあお先ー・・・」

和「気をつけてくださいね」

律「澪、帰るぞー」

澪「・・・うん」

梓「ムギちゃんも、ほら」ユサユサ

紬「うん・・・、うん・・・」

憂「お姉ちゃん起きてー」

唯「ムニャムニャ・・・」

和「ここからなら私の部屋が近いし今日は泊まってく?」

憂「そんな。和ちゃんも疲れてるし悪いよ」

和「この状態の唯を放って帰る方が心配よ・・・」

唯「だから海だって・・・」ムニャ

憂「・・・あはは」

和「決まりね。それじゃあ行くわよ」

憂「・・・ありがとう」

紬「眠いねぇ・・・」トボトボ

梓「遊びすぎちゃいましたね・・・」

紬「明日はお昼過ぎまでベッドでゴロゴロしよっか」

梓「いいですね。夏休みの醍醐味です」

紬「夏期講習始まったら一緒にいる時間減っちゃうから大事にしないとね」

梓「大事なのにゴロゴロですか」

紬「一緒にゴロゴロするのも大事なの」

梓「・・・ですね」


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最終更新:2013年08月27日 23:46