紬「この時間ならもう少しで夏期講習終わるし、待ってようかな」

紬「メール入れておこう」ポチポチ

・・・

純「終わったー!」

憂「今日も疲れたねー」

梓「ねー」

梓「あれ、メール来てる」パカッ

純「帰りにアイス食べてこーよー」

純「・・・梓?」

梓「今ムギちゃんが下で待ってるみたい」

憂「そうなんだ」

純「ならムギ先輩も一緒にアイスー!」

梓「どんだけアイス食べたいのよ。とりあえず電話してくるね」

純「はいはーい」

憂「どこでアイス食べる?」

純「三人ならコンビニでいいやって思ってたけど、どこかお店入りたいねー」

梓「お待たせ。下行こう」

紬「お疲れ様ー」

純憂「こんにちはー」

梓「今日はどうしたんです?買い物?」

紬「うん。りっちゃん達とちょっと」

純「外暑いし早速アイス屋さんへ!」テクテク

梓「なに買ったんです?」

紬「その。な、内緒」///

梓「?」

・・・

純「んー!最高だねー!」

憂「ねー。お姉ちゃんにも食べさせたいなぁ」

紬「夏期講習どう?」

純「毎日勉強で大変ですよー・・・」

梓「毎日やらなきゃ危ないでしょ。純は」

純「うぅ・・・」

憂「ま、まぁまぁ・・・」

紬「私も去年は大変だったなぁ」

純「あーあ。早く終わらないかなぁ」

憂「夏期講習終わったらまたみんなで海とか行きたいね」

梓「いいねっ。行こう行こう」

紬「あと演奏も全然してないからみんなで合わせないとね」

純「・・・はぁ。早く終わらないかなぁ」ペロペロ

梓「ぱーっと遊びたいねぇ」

憂「ねー」

・・・

梓「ムギちゃんと一緒に帰るの久しぶりです」

紬「ねっ。・・・ふふっ」ギュッ

紬「お買い物して帰ろうか。今日はなに食べたい?」

梓「冷たいお蕎麦がいいかなぁ」

紬「それじゃあ海苔買わなきゃね!」

梓「めんつゆまだありましたっけ?」

紬「最近麺多かったから心配ねぇ・・・。それも買っておこうか」

憂「ただいまー」

唯「おかえりー」

憂「お土産にアイス買ってきたよ」

唯「おぉ!」

憂「今日帰りにみんなでアイス食べてきたんだ」

憂「お姉ちゃんにも食べさせたかったんだけど溶けちゃうし・・・。コンビニのアイスでごめんね」

唯「ううん。ありがとう、憂ー!」ダキッ

唯「お風呂あがったら一緒に食べようねっ」

・・・

唯憂「ごちそうさま」

憂「今日もおいしかったよ。特にお味噌汁」

唯「本当!?えへへー」

憂「そういえばムギ先輩達はお買い物に行ったみたいだけど、お姉ちゃんは行かなかったの?」

唯「うん。誘われたんだけど断っちゃった」

唯「今日はちょっと晩ご飯に力入れてみたくてねー」チラッ

憂「あっ。もしかしてお味噌汁?」

唯「うん。がんばったよー」

憂「そうなんだ。いつものよりおいしかったよ」

唯「えへへ」テレテレ

憂「最近晩ご飯はお姉ちゃんに任せっきりだし、明日は私に作らせて」

唯「んー。それじゃあお願いするね」

唯「必要な材料あれば買っておくよ」

憂「それなんだけど、一緒にお買い物に行こう?」

唯「夏期講習終わってから?いいよ!」

憂「えへへ。ありがとう」

・・・

憂「」カキカキ

唯「・・・んー」カキカキ

唯「ふぁー。疲れたー」ゴロン

憂「勉強始めてまだ三十分も経ってないよ?」

唯「暑くて集中できないー・・・」

憂「今夜は熱帯夜って言ってたもんねぇ」

唯「アイス食べようよー」

憂「アイスはお風呂あがってから」

憂「ふふっ。お姉ちゃんがそう言ったんだよ」

唯「そ、そうだっけ・・・?」

唯「・・・じゃあ今からお風呂に行こうか」

憂「んー。じゃあこのページまでやったらお風呂行こうか」

唯「うぅ・・・。今日の憂厳しいよぅ・・・」

憂「そ、そんなことないよ」アセアセ

唯「あとちょっとがんばるぞー・・・」

・・・

唯「お風呂あがった後のアイスは最高だねぇ・・・」

憂「さっき我慢してよかったね」

唯「うん」

唯「はい、次憂の番だよ。あーん」

憂「あーん。んっ、冷たーい」

唯「えへー。もう一口ー」

憂「次はお姉ちゃんの番だよー」

・・・

唯「ふわぁ・・・」ムニャムニャ

憂「ここで寝ちゃだめだよ」

唯「まだ寝ないよ・・・。もちょっとテレビ見る・・・」

憂「夏休みだからってあまり夜更かしはだめだからね」

唯「うんー」

憂「ジュース飲む?」

唯「飲むー」

唯「旅番組ってまったりしていいよねぇ」

憂「だねぇ」

唯「んー。どこか旅行に行きたいね」

憂「ふふっ、いいね」

唯「明日どこか行こう!」

憂「ちょっと急かなぁ」

唯「そっかー」

憂「そろそろ寝よっか」

唯「うん」

唯「ふわぁ・・・」

憂「お姉ちゃん、すぐ寝ちゃいそうだね」

唯「うん・・・。もっとお話したいんだけどね・・・」

憂「明日もいっぱいしようね」

唯「だね。おやすみ・・・」スヤスヤ

憂「ふふっ。おやすみ、お姉ちゃん」チュッ

唯憂「」スゥスゥ

喫茶店!

澪「ふぅ。お待たせ」

唯「お疲れ様ー。休憩はいつまで?」

澪「十五分だ。その後律が休憩。時間ないから早く決めよう」

紬「うん。来週はいよいよりっちゃんの誕生日だものね!」

梓「澪先輩プレゼントはもう用意したんですか?」

澪「それがまだ決まらなくて・・・」

律「・・・なに話てるんだろ」ジーッ

憂「ムギ先輩はネックレス貰ったんですよね」

紬「うん。私の宝物」

澪「律にネックレス・・・。うーん・・・」

唯「うーん・・・。なんか想像できないね」

澪「(ネックレス(首輪)なら似合いそうだけどなぁ)」

梓「アクセサリー系から一回外れてみますか」

紬「ペアのマグカップとかどう?」

唯「お、いいかも」

梓「私達もペアのお茶碗買いましたね」

紬「うん!」

澪「マグカップか。そういうのもいいな」

唯「他はなんだろー」

憂「花束とかどうですか?ブリザードフラワーっていってずっと飾れるらしいですよ」

唯「ブリザード!?」

澪「律に花束かぁ。うーん・・・」

梓「なんか違う気がしますね・・・」

澪「そろそろ時間か。じゃあ律と交代してくる」

唯「がんばってー」フリフリ

梓「コレと言ったものが決まらないですね」

憂「難しいねぇ」

律「おっす。疲れたー」

紬「お疲れ様」

律「色々考えてくれてるのか」

唯「なかなか決まらないけどねー」

律「私のために考えてくれるのはうれしいけど、適当でいいぞ」

律「みんなが祝ってくれて憂ちゃんの料理が食べられたら満足だって」

憂「そ、そんな」テレテレ

唯「私も作るもん!」

梓「それじゃ満足しない人が約一名・・・」

律「あー・・・。あの人は放っておこう」

紬「さわ子先生・・・」

・・・

ガチャッ

律「ふいー。今日も疲れたー」バフッ

澪「やっぱり外暑いとお客さんも増えるしな」

律「それよりなんか決まった?私の誕生日会」

澪「特になにも。プレゼントもまだ決まらないし」

澪「いざとなると決まらないものだなぁ」

律「オモチャ以外ならなんでもうれしいって」

律「(さりげなく予防線を張っておこう)」

澪「本当に欲しいものないの?」

律「ないって」

律「澪が私のために一生懸命考えて選んでくれたプレゼントがいいんだ」

律「(これだけ言っておけばオモチャは選ばんだろう・・・)」

澪「むぅ・・・」

澪「(・・・そう言われると首輪は選びにくいなぁ)」

澪「真面目に考えるかぁ」

律「今まで真面目に考えてなかったんかい!」

数日後!

紬「お待たせー」

澪「いきなり呼んで悪いな」

梓「いえ。私達が最後だったんですね」

唯「先にドリンクバー頼んじゃったー」

紬「それじゃあ私達も同じのー」

和「それより早く本題に入りましょう。律の誕生日まであと五日よ」

澪「あ、あぁ。今日で全部決めるつもりだ」

憂「今日は律先輩だけアルバイトですか?」

澪「あぁ。基本的に二人ではいるんだがたまに一人の時もあるんだ」

純「シフトってやつですね」

澪「決めるといっても場所は唯の家だし今日決めるのはプレゼントだけだな」

梓「一度悩むと全然決まらないですよね。私も苦労しました」

紬「ふふっ。ありがとう」

唯「そんな澪ちゃんに!役に立ちそうな雑誌買ってきたよー」バサッ

澪「おぉ!助かる!」

唯「では早速ー」ペラッ

憂「いっぱい書いてあるねぇ」

梓「世界に一つだけのグッズ、だって」

和「手作りの物ね。手編みのセーターとか」

紬「わぁ。それ一度やってみたい!」

純「今から編んだんじゃ間に合いませんね」

唯「あとはアクセサリー、花束、バッグやお財布だって」

澪「ふーむ」

和「手作りのキーホルダーとかどう?」

唯「お、いいかも」

澪「そういうのもいいな」

梓「アクセサリーかぁ」ペラッ

憂「あ、チョーカーとか似合いそう」

澪「チョーカーって?」

和「簡単に言えば首輪ね」

澪「!?」

憂「そ、そこはネックレスだよ和ちゃん」アセアセ

純「実際ネックレスとチョーカーってどう違うの?」

唯「えーっと。ピッチリしてるのがチョーカーでゆったりしてるのがネックレスだって」

紬「なるほどぉ」

梓「律先輩は首細いし似合いそうですね」

澪「やはり首輪か」フフフ

澪「決めた!この首・・・もといチョーカーにする!」

唯「わーい」

澪「あとちょっと手作りのも興味あるかな」

唯「うんうん。まだ時間あるし作ろう!」

憂「きっと喜んでくれますよ!」

澪「その時は色々教えてくれ」

和「やっと決まったわね」

純「お腹空いたー。なんか頼もうよー」

梓「ジュースばっかりだったもんね」

唯「なに食べようかー」

紬「んー。おいしい」

純「あ、今思い出したんだけど律先輩の誕生日の日って普通に夏期講習じゃん」モグモグ

梓「そうだよ。終わったらみんなで唯先輩の家に集合」

純「それは別にいいんだけど料理は?」

唯「私が作るから大丈夫だよ!」

憂「うん。お姉ちゃんいつもご飯作って待っててくれるんだよー」

和「私は暇だし手伝うわよ」

紬「私もー。みんなで作ろう!」

唯「作ろう!」

和「もちろん澪もよ」

澪「わ、私もか?私はそこまで得意じゃないぞ?」

紬「得意じゃなくてもここは作らなきゃ!」

梓「こういうのどうですか?どれが澪先輩が作った料理か当てるの」

純「おっ。おもしろそう!」

和「そういう余興もいいわね」

唯「澪ちゃんもお料理参加決定だね!」

・・・

唯「ごちそうさまー」

紬「パフェおいしかったねぇ」

澪「憂ちゃん。この後時間ある?」

憂「はい。大丈夫ですよ」

澪「早速だけど手作りのやつ、付き合ってもらっていいかな?」

憂「もちろんです!」

唯「私もなんか作るー!」

紬「面白そうだし、私達も行っていい?」

唯「よーし。この後はみんなで私の家にゴーだよ!」

純「暇だし行こうっとー」

・・・

紬梓「おじゃましまーす」

唯「あがってあがってー」

澪「唯んち少し久しぶりかも」

和「私はしょっちゅう来てるわ」

憂「麦茶をどうぞ」

純「ありがとー」

唯「ちょっと待ってて。手作りの本探してくるね」

憂「私も行くよ」

紬「外暑かったねー」

梓「今がピークですからねぇ・・・」

和「おかげで麦茶がおいしいわ」

純「アイス食べたい・・・」

唯「持ってきたよー」

純「ほほう」

憂「これ見て一緒に作ったよねー」

唯「私は全然出来なかったよねー」

和「懐かしいわね」

紬「編み物やビーズ、色々載ってるわね」

憂「ビーズの小物とかどうですか?」

和「時間もないしそれがいいかもね」

澪「でも難しいんじゃないのか?」

唯「馴れれば簡単だよー」

和「まぁ律には無理かもね。こういうチマチマした作業」

紬「澪ちゃんは手先器用だし大丈夫よ!」

梓「教えてくれる先生いるしね」

唯「」フンス

憂「せ、先生なんてそんな・・・」///

澪「他に作れそうなのもないし、・・・やるか!」

憂「それじゃあ早速。確か前に作ったビーズの余りがあったと思うから探してくるね」

唯「あれどこに仕舞ったっけー?」

澪「すごいな。指輪から動物まで作れるのか」

紬「ビーズのネコかわいいー」

梓「さすがにこれは難しそうですね」

和「でも紐にビーズ通して完成より面白そうじゃない」

純「これくらいやらないとですね!」

澪「動物かー」

澪「律を動物にしたらなんだろう」

純「ライオン?」

和「その心は」

純「なんとなくです。イメージ的に」

梓「言いたいことはわかるかな」

紬「りっちゃんなら犬とか?」

澪「うむ。梓があずにゃんなら律はりつわんだな」

梓「なに真顔で言ってるんですか・・・」

純「あと狼もいいかも!」

梓「何でさっきから強そうなのばっかり」

紬「りっちゃん強いもの」

澪「狼か。ワイルドそうでいいな」

和「狼は載ってないわね。犬はあったけど」

唯「おまたせー。何の話ー?」

澪「ビーズで動物作りたいって話になったんだ」

憂「わぁ。いいですね」



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最終更新:2015年01月20日 22:25