律「けっ、どいつもこいつもフランスも……」

律「……」

律「……寒い」

律「さ、寂しくない!寂しくなんか無いぞ!」

律「新しいガンプラ買っちゃうもんね、奮発してマスターグレードにするんだから……」

律「……帰ろう」

ガチャ

さわ子「あれ、りっちゃんだけ?他の皆は?」

律「どっかでよろしくやってんじゃないのー?」

さわ子「なんだ、せっかく臨時収入あったから晩御飯でもと思ったのに」

律「マジで!?」

さわ子「でもりっちゃんだけじゃね……」

律「……」グー

さわ子「……行く?」



山中ハウス

律「さわちゃん家かよ!」

さわ子「私の手料理に文句あるの?」

律「鍋なんて誰でも出来るだろ!しかも私に荷物持たせて!」

さわ子「はいはい、出来るまで待ってなさい」

律「ぶつぶつ……」

さわ子(そう言えば生徒を呼ぶのって初めてね)

律「ご飯まだー?」チンチン

さわ子「行儀の悪い子ね」

律「暇だから物色……」キョロキョロ

さわ子「りっちゃん?余計な事したらダシにしちゃうわよ?」

律「は、はい」

さわ子「悪い事ばっかりするんだから」

律(枕元にあるあれ……ば、バイブって奴だよな?あと横にあるのはゴム……うわーん、片付けとけよさわちゃん!)

さわ子「出来たわよー」

グツグツ

律「おぉ!腹減ってると何でも旨そうに見える!」

さわ子「一言多い」

律「いただきまーす!」

さわ子「どうぞ」

律「うめー!」ガツガツ

さわ子「……普通、目上の人が箸つけてからじゃない?」

律「え?何か言った?」モグモグ

さわ子「何でもない」

さわ子(この子も唯ちゃんとは違う方向で自由よね)カチ、プシュー

律「あ、ビール飲むのかよ」

さわ子「大人ですから」

さわ子「ん、ん」グビグビ

さわ子「ぷっはぁー!」

律「……」ゴクリ

さわ子「欲しい?」

律「うん」

さわ子「だめよ、教師が未成年飲酒させてどうすんのよ」

律(なら聞くなよ……)

さわ子「んぐぐ」ゴキュゴキュ

律「ペース早くね?」

さわ子「平気平気、ビールなんて水よ」

律「ふーん」


さわ子「遠慮しないで食べて良いわよ、そっちのが作ったかいがあるもの」

律「了解!」


律「ご馳走さまー!」

さわ子「ほんとに良く食べたわね」

律「意外に旨かった」

さわ子「失礼ね、先生くらいの年なら出来て当たり前なのよ」グシャ、ポイ

律(今ので十本目だぞ……)

さわ子「さて、と」ドン

律「に、日本酒!?まだ飲むの!?」

さわ子「何言ってるの、ここからが本番よ」

律「はぁ……」

さわ子「何してるの?」

律「?」

さわ子「お酌しなさい」

律「生徒にこんな事させて……」トクトク

さわ子「職権乱用ばんざーい」

律(顔色変わってないけど酔ってるな……やばい事になる前に逃げよう)

さわ子「……」スリスリ

律「当店はお触り禁止ですが」

さわ子「堅い事言わないの」

律「たくー、酔って見境無くすなよな」

さわ子「最初からそんなもん無いわよ」

律「うわ、だめな大人」

さわ子「ねぇ、りっちゃん」

律「何?」


さわ子「処女?」

律「ぶっ!」


律「な、なななななんだよ急に!」

さわ子「たまには新鮮な恋話聞きたーい」

律「残念ながら何もありません。身も心も全て綺麗なままでございます」

さわ子「じゃ処女なんだ?」

律「わ、悪いかよ、そういうのは本当に好きな人と……」ゴニョゴニョ

さわ子(面白い)

さわ子「りーっちゃん!」

律「なんですか酔っ払い」

さわ子「私ね、最近ご無沙汰なの」

律「何が?」

さわ子「えっち」

律「………………そうですか」


さわ子「だけどやっぱり彼氏なんかなかなか出来ないから、この際女の子でも良いかなって」

律「ふーん…………えっ?」


さわ子「りっちゃん……」ジリジリ

律「く、来るな来るな!」

さわ子「怯えてるの?可愛い……」ギュ

律「せ、生徒に手を出して良いと思って……んむ!?」

さわ子「ん……ちゅ……」

律「ふぐ!?ん、んむー!?」

さわ子「ぷは……」

律(さ、さわちゃんとキスしちゃった!)

さわ子「ふふ……糸引いてるわね」

律「あ、あぅ」

さわ子「さぁりっちゃん、私を慰めて……」カプ

律「うあっ!!み、耳たぶ噛まないで……」

さわ子(ビクビクしちゃって……夜は長いわよ)

さわ子「食べるならりっちゃんか唯ちゃんって決めてたのよね」

律「な、なんでぇ……」

さわ子「唯ちゃんは天然素直なところ、りっちゃんはボーイッシュなところ……」

さわ子「性の匂いのしない子を滅茶苦茶に乱してやりたいのよ」

律「……変態」

さわ子「さすがに梓ちゃんくらいだと子どもにしてるみたいで罪悪感が強いのよね」

律「……」

さわ子「あ、今ならまだ逃げても良いわよ」

律「うぅ……」

さわ子「その様子じゃ、キスと耳だけで腰が抜けたみたいね……とんだ淫乱だわ」

律「いや……」

さわ子「大丈夫……優しくしてあげる」


チュンチュン

さわ子「頭痛い……完全に二日酔いだわ」ムクリ

さわ子「ふわぁ~あ、土曜日で良かった……メガネ、メガネっと」スチャ

さわ子「……」ゴシゴシ

さわ子「おかしい、なぜ我が家に競泳水着のりっちゃんが?」

さわ子「おまけに全身に噛んだ跡と……うわ!アナルパール入れっぱなしじゃない!」

さわ子「私もペニバン着けてるし……」

律「……ん」

さわ子「り、りっちゃん!これは一体?」

律「せ、先生、早く続きして!悪い子の律にお仕置きして!」

さわ子「え」

律「してくれないなら私からしちゃうから……」ブイイイン

さわ子「ち、ちょっと待って!そんな太いの、そ、そっちは後ろ……あ、あああああ!!」

律「くすくす……先生、次は私がペットにしてあげるよ」

さわ子「昨日何したのよ私ぃぃぃぃ!!」




最終更新:2010年02月14日 01:26