唯「憂ー?どこー?」

憂「ここだよ、お姉ちゃん」

唯「あっ、憂ー」

憂「……」スー

唯「えっ、待ってよういー!」

…ん

唯「おいてっちゃやだよー」

唯「ういぃー!」


お……ーん、…ーちゃん

憂「お姉ちゃん!!」

唯「ういぃっ!!!」ガバッ

唯「はぁはぁ…」

憂「お姉ちゃん大丈夫?大分うなされてたけど…」

唯「…あれ?」

唯(夢…?)

唯「うい…?」

憂「…大丈夫みたいだね、ごはん出来たから早く下降りて来てね」

唯「あっ、待って憂!」

憂「?どうしたの?」

唯「こっち来て…」

憂「?うん」


憂「お姉ちゃん?」

ギュ

憂「きゃっ、おっお姉ちゃん?///」

唯「……」ギュー

唯「憂…よかった…」グスッ

憂「……お姉ちゃん…怖い夢見たの?」

唯「…うん」

唯「憂がね、わたしからどんどん離れて行って…」

唯「わたし…なにもできなくて…みてるだけで…」

唯「ういがっ…いなく、なっちゃうんじゃっ…ないかって…」

憂「お姉ちゃん…」ギュ

憂「大丈夫だよ…私、絶対いなくなったりしないから」

憂「安心して…」

唯「…うん」

憂「…じゃあ、ごはん食べよっか」

唯「…うん」

憂「……」

唯「……」

憂「お姉ちゃん…離してくれないと動けないよ…」

唯「やだ…」

憂「お姉ちゃんごはん食べなくていいの?このままじゃ冷めちゃうよ」

唯「それもやだ…」

憂(どうしよう…)

憂「……じゃあ、手つないで行こ?それなら大丈夫だよね?」

唯「…うん」

唯「あっハンバーグだ~」

憂「ふふ、お姉ちゃんハンバーグ好きだもんね」

唯「うん、だいすき~」

………

唯「……」モグモグ

唯「おいしい!やっぱり憂の料理は世界一だよ~」

憂「……お姉ちゃん、褒めてくれるのは嬉しいけど…」

憂「手、離してくれないと…私食べれないよ…」

唯「…むむ」

唯「そうだっ…じゃあ、わたしが食べさせてあげる~」

憂「ええっ///」

唯「うい~、あ~ん」

憂「うう…あ、あ~ん///」

唯「おいしい?」

憂「うん///」

憂(って、よく考えたらあれってお姉ちゃんのフォーク…)

憂(こ、これって間接キス…だよね///)

唯「憂、あ~ん」

憂「…あ~ん///」

………

憂「お姉ちゃん…お風呂入るから、そろそろ手離してくれないと…」

唯「やだ~」

憂「お姉ちゃん…」

唯「…うい~一緒に入ろうよぉ~」

憂「!?でっ、でも…私たちもう高校生だし…///」

唯「…駄目なの?」ウルウル

憂(うう…それは反則だよ~///)

憂「もう、今日だけだよ?」

唯「やった~、憂とお風呂~」

憂(お姉ちゃんとお風呂…///)

……

唯「……」ジー

憂「なっ何、お姉ちゃん?」

唯「憂…わたしよりおっぱい大きい…」

憂「えっ?…そっそうかな…」

唯「そうだよ!絶対大きい!」

憂(そういえば前先生にも言われたような…)

唯「生意気なおっぱいめ~」モミモミ

憂「ひゃっ、やめっ…お姉ちゃんっ///」

唯「むむ!これは…」モミモミ

憂「…っ…んっ」

唯「……」モミモミ

憂「ん…っ…あっ」

憂「だっだめっ///」パシッ

唯「あっ…」

憂「……」

唯「ご、ごめんね憂…やりすぎちゃった…」

憂「……」

唯「うい~…なにか言ってよ~」

憂「……」

唯「うい…」

憂「…もう、次やったら本当に怒るからね?」

唯「!ういぃ~」ギュー

憂「お姉ちゃん…///」

唯「ん~……憂柔らかい…お腹プニプニ~」

憂「……」

憂「お姉ちゃん…反省してる…?」

唯「えっ!?…もっ、もちろん!」

………

唯「……」スースー

憂(お姉ちゃんの寝顔かわいい…)

憂(キ、キス…しちゃおっかな///)

憂「…///」ドキドキ

唯「ううん…ういぃ」

憂(起きた!?)ビクッ

唯「だいしゅき~」ムニャムニャ

憂(はぁ…よかった、寝言か…)

憂「……」

憂(やっぱりよくないよね…)

憂「おやすみ、お姉ちゃん…」



がっこう!


唯「それで昨日はずっと憂に一緒にいてもらったんだ~」

律「へ~」

律(憂ちゃんも大変だな…)

紬「いっ、一緒ってどこまで!どこまで一緒だったの!?」

唯「え?…えっとね、お風呂と…寝るのと…」

紬(お風呂!同衾!!)

紬「……我が生涯に一片の悔い無し…」バタッ

律「ムギ!?」

律「…鼻血出しながら気絶してる…幸せそうな顔しやがって…」

律(しかしそれじゃあ流石の憂ちゃんも困っただろうな…)


憂「それでお姉ちゃんとずっと手つないでて…」

憂「流石にちょっと困っちゃったよ~、えへへ」ニコニコ

梓「へ、へぇ~そうなんだ」

梓(まるで困ってるようには見えない…)

憂「それで…ごはんの時なんてお姉ちゃんに…」

憂「あ、あ~ん…してもらっちゃった///」

梓「そ、そう良かったね…」

梓(ていうかこの話5回目なんだけど…)

梓(今日はずっと憂の惚気を聞かされるのだろうか…)



ほうかご!


唯「おわった~!」

唯「りっちゃん、ムギちゃん!部活行こっ!」

律「は?何言ってんだ唯、今日は部活ないぞ」

唯「ええ~!なんで~!?」

紬「唯ちゃん、明日からテストだから部活は無しだって」

律「前言っただろ~」

唯「そっか~、テストがあるんじゃしょうがないね~」

唯「って、テス…ト…?」

律「覚えてなかったのか…」

唯「どっ、どうしよう!?わたし全然勉強してないよ~!」

紬「だっ大丈夫!まだ1日あるから…頑張って勉強すればきっと大丈夫!」

唯「…そうかな?」

紬「ええ!唯ちゃんならできるわ!」

唯「うん!ありがとうムギちゃん、わたし頑張るよ!」

紬「頑張って唯ちゃん!!」

唯「…それで…テスト範囲ってどこからどこまでなのかな…?」

紬「えっ」

律「そこからかよ…だめだなこりゃ…」

唯「そんなぁ~…」


………

憂「ええっお姉ちゃん知らなかったの!?」

唯「憂知ってたの!?でも昨日勉強しなかったじゃん!」

憂「昨日はごはん作る前にやってたから…」

唯「うう…ずるい…」

憂「え、えっと…」

憂「と、とにかく!勉強した方がいいんじゃないかな?」

唯「うん…」トボトボ

憂「……」

憂「後でおかし持っていってあげるからね~!」

唯「う~ん…」カリカリ

唯「う~ん」

唯「……」

唯「…気分転換にギー太弾いちゃおうかな…」

唯「ってダメダメ!集中!集中!」

唯「……」カリカリ

唯「う~ん…」


………

憂「えっと…ここはこうなって…」カリカリ

憂「……」カリカリ

憂「あっもうこんな時間…」

憂(そろそろお姉ちゃんにおかし持っていってあげよう)

……

憂「え~と」ガサガサ

憂「あれ?おかし切らしちゃったかな?」

憂(しょうがない、ちょっと買いに行こう…)


………

アリガトウゴザイマシター

憂(プリン…お姉ちゃん喜んでくれるかな)

憂(早く帰って持ってってあげよう)

憂(あっ信号変わった…)

キキーーッツ

憂「えっ」

ドンッ!!!

キャーッ

ウワーオンナノコガ

キュウキュウシャヨベー!

………

唯「う~…だめだ…集中できない」

唯(…そういえば憂おかし持ってくるって言ってたな~)

唯(なにかな~、できればプリンがいいな~)

唯「……」

唯(まだかな~催促しちゃおうかな~)

唯「……」

唯「憂ー!」

シーン・・・

唯「あれ…」

唯「憂ー?どこー?」

シーン・・・

唯「ういー!!」

唯「うい…どこ…なんでいないの…」


最終更新:2010年02月21日 00:43