澪「なんかコントローラーのボタン配置が変わってるな・・」
律「でも使ってみると押しやすいという機能的なデザインなのだ」
唯「ディスクもメモリーカードもちっちゃいねー」
梓「無くしやすくさせて二回買わせる作戦ですよ」
梓「ついでにコントローラーもぶっ壊れやすくそれも作戦です」
紬「そんな・・・」
律「信じるなよー」
―――――――――――――――――――――
澪(あ、あ、ピチューが・・・)
紬「えい♪」
ドガガガガガガガ
澪(そんな残酷な・・・)
ズガガガガガ
澪「う・・」
律「スマブラで泣くなよ・・・」
律(こんな弱いやつ初めて見たわ・・・・)
澪「・・・・・・」
唯「律っちゃん、これはー?」
律「『動物番長』・・?聡のだなぁ・・知らないや」
梓「でも一人用っぽいですね」
唯「そっかー」
紬「喰って変態して交尾するんですって」
澪「ヘ!?」
唯「なんかえっちだねー」
律「パッケージからは想像もできんな」
―――――――――――――――――――――
梓「皆さんまだ終わってませんよ」
唯「え、でももう暗くなってきたし・・・」
梓「今日は泊まりです!」
律「んな勝手な・・」
律「寝る分には構わないけど、晩飯は一回家で食べてきてくれよ」
澪「な、なんで梓はそんな張り切ってるんだ・・?」
梓「実は持ってきてたんです」
ドサドサ
唯「おぉー」
律「どこに隠してたんだ」
梓「サターンとドリームキャストを一晩かけてやります。やらせます」
律「んなもんで一晩とかやってらr
梓「やりましょう」
紬「楽しみだわぁ」
律「じゃあ 澪達もなんか家にゲームあったら持ってきてくれ・・・」
紬「斎藤に聞いてみますわ・・無いと思うけど・・」
澪「家はファミコンとかしかないぞ・・・」
唯「一応プレステ2とぷよぷよ持ってくるね・・」
律「ついでに憂ちゃんも持ってきてくれよ」
―――――――――――――――――――――
律「結構集まったな」
梓「私のサターンとドリキャスと」
澪「私のファミコンとスーパーファミコンとディスクシステムと手袋とターボファイルとかと」
唯「私のPS2と」
憂「私と」
紬「倉庫にあったネオジオ?ね」
律「てか澪」
澪「何だよ・・?」
律「意外と多いな・・・」
澪「周辺機器ばっかだけど一応持ってきたんだ・・」
律「しかしパワーグローブて・・」
梓「サターンからやりましょう」
律(うるさいのは早めに済ませとこう)
紬「二種類あるわね・・?」
梓「白と黒です。好きな方選んでいいですよ」
律(二つもいらねっての・・・!)
唯「私白が良いー!」
梓「いきなり白とはやりますね」
澪「なんかソフトはあるのか?」
梓「やはりこれ無くしてサターンは語れません」
律「『バーチャファイター』・・・」
澪「ま、また格闘モノ・・・・」
紬「・・・・!」
澪「か、軽い・・」
唯「軽いよコントローラーが!」
律「何も機能無いスッカスk
梓「その持ちやすさ扱いやすさはセガのアバウトさが活きてますね」
律「アバウトは認めるのか」
唯「後ろにも挿し口があるよ?」
梓「メモリを拡張できるんです」
紬「メモリ?」
梓「プレステはメモリーカードを使わないとセーブができませんでしたが」
梓「サターンは本体にデータが保存できるんです」
唯「おぉ!」
梓「しかしそれが容量不足になった場合や持ち運びたい場合、そこにメモリを挿す訳です」
律「本体電池が切れると・・・」
梓「それは管理不足ですね」
梓「あとゲームの機能向上できるカードリッジみたいのもありますが・・」
律「そっちは流行らなかったと」
梓「時代の先を歩き過ぎたまでです」
律(出たセガ信者の口癖・・・)
―――――――――――――――――――――
唯「あはははー カックカクだー!」
紬「角ばってるわねー」
澪「なんか痛そうだ」
律「初期のポリゴンは笑えるよなー」ケラケラ
梓「・・・・・・」
唯「ボタンが多くてよくわかんないねー」
紬「どれを押してもパンチが・・」
梓「・・・・・・」
梓「たわけ!」カッ
澪「ひぃっ!?」ビクッ
唯「じゃ、じゃあ他のゲームは・・って」
紬「凄い量ね・・」
律(こいつマジで全部持ってきやがった・・・)
澪「どれがどれやら・・・」
梓「桃鉄なんてどうでしょうか」
律「いや、あんまり時間かかるのもなぁ」
梓「『街』は名作ですよ」
律「うーん」
唯「ねぇあずにゃん、これ何ー?」
梓「!?」
紬「あらあら」
澪「ななななんだそれは!?」
律(エロゲ・・・・)
梓「ゆ、唯先輩には少し早いです!」
澪「え、エッチなゲームじゃないのか!?」
梓「X指定ゲームです。エロゲじゃないです」
紬「どう違うのかしら・・」
唯「じゃあこれはー?」
梓「!?」
律「『デスクリムゾン』・・・」
紬「やってみまs
梓「待たんかぁッ!」カッ
紬「ヒィッ」ビクッ
―――――――――――――――――――――
梓「・・・・ドリキャスをやりましょう」
澪「なんかサターンっていやらしいのが多いな・・」
律「なんか時期が過ぎるとそんなんばっか出るんだよ、セガのは・・」
梓「ドリキャスやりましょう!」カッ
唯「これがドリームキャスト・・・?」
梓「はい。セガ史上最強のハードです」
律「そして最悪の
梓「まずコントローラーを見てください」
紬「大きい・・」
澪「持ちやすいな。でも穴があいてるぞ・・」
梓「そこにこのビジュアルメモリを挿し込むんです」
ガチャン
唯「おぉ!合体したよ!」
紬「カッコいいかも・・・」
澪「一気に重量感が増したな」
梓「コントローラーに挿すというこの斬新な発想!まさにセガの才能です!」
律「64でやったじゃ
梓「更にその画面にはゲームと連動したグラフィックが表示されるという親切心」
唯「なんか凄いねー」
澪「デザインも良いし」
紬「素敵ね」
梓「一応インターネットに接続できたりもしますが、まぁアレは時代が時代だったので・・・」
梓「では起動です!」
ブイィィィィィィィン!!!!!
唯「うわぁうるさいかも・・・」
梓「大きな力の代償です」
ピーーーーーーーーーーー!!!!
澪「何、何の音!?」
梓「ビジュアルメモリの起動音です」
律「どっちもうるせえ・・・」
紬「そういえばソフトは・・?」
梓「とりあえず『バーチャファイター3 TM』を入れておきました」
律(またバーチャかよ!)
澪「なんでこんなのばっかり・・・」
唯「これ三人選ばないとダメなの?」
梓「チームバトルなので」
紬「1対1は・・・?」
梓「・・・・・・」
律「無理なのか・・・」
梓「・・・タイトルのTBはチームバトル専用って意味です」
澪(さっきからこればっかやってるけど・・私らじゃ技も出せないんだよなぁ・・)
梓「お気に召さないようでしたらこっちの・・」
澪「何だろう?」
梓「『ソウルキャリバー』はどうですか?初心者向けです」
澪「・・・・・・・」
梓「『シェンムー』なんてどうですか?」
律「無茶言うな・・・そもそも完結してねーし・・・」
梓「来年辺り出ますよ、3製作開始の発表が」
律「なんか哀れだ」
唯「・・・・・」
梓「どうしました?」
唯「うん、なんかね、恋愛ゲームと飛行機のゲームばっかだなぁって・・・」
律「あぁ、セガのハードはすぐ脱落するからその後ギャルゲーばっk
梓「黙れッ!」カッ
律「死体に蠅がたかるみたいn
梓「黙らんかァッ!!」カッ
律「しかも売れないっていう
梓「黙れええええええええええええええ!!!」ゴォッ
澪「さっきから何を・・・」
梓「ハァ・・・ハァ・・・」
ドサッ
律(しばらく静かでいいな)
律「さて・・じゃあ・・・」
澪「ファミコンでもやるか?」
律「そうだなー」
紬「ファミコン・・?」
唯「一番古いやつだよね!」
律「基本的にはそうなるのかな。御先祖様だな」
紬「そんな古いのが・・動くのかしら・・?」
澪「うん・・半年くらい前はちゃんと付いたから、今回も大丈夫だと思うけど・・・」
ガチャ
ブーーーー
律「まぁ一発じゃ無理だわなぁ」
澪「フーってやるか」
律「フーっ」
ガチャ
紬「?」
唯「何してるのー?」
律「こう・・端子のとこの埃とかとってる・・・んだと思う・・」
唯「思う?」
律「自分でもよくわからないんだよコレが」
ブーーーーーーー
澪「付かないなぁ」
紬「大丈夫かしら・・・」
澪「うーん・・」
律「しょうがない、アレをやるか・・・」
澪「アレ?」
律「舐める」
澪「な、舐めるって・・・汚いぞ」
律「でもかなり付きやすくなるんだ」
唯「へー」
ペロ
紬「付くのかしら・・」
律「とりゃ」
ブーーーーーー
唯「ダメだねー・・・」
紬「やっぱり古いから・・・」
澪「しょーがない、ファミコンは諦めるか・・・」
律「澪」
澪「何だよ」
律「澪も舐めてみてくれ」
澪「へ?」
澪「なんで私が・・・」
律「私じゃ念が足りなかったみたいだ」
唯「念?」
律「ファミコンの起動には念がいるんだ。生半可な気持ちじゃ付いてくれない・・」
唯「へー」
紬「じゃあ・・澪ちゃん、頑張って!」
澪「そそそそんな私が・・・律の舐めた・・・」
唯「私がやってみよっか?」
澪「!?」
最終更新:2010年02月24日 19:26