澪「い、いいよ!私が、私が舐めるよ・・!いい?」

唯「ど、どーぞどーぞ・・・」


ペロ

澪「・・・・・・・」

律「・・・・・・・」

紬「・・・・・・・」


唯「電源・・・」


澪「あ、そうだな!うん!」

ガチャ

チャチャチャ チャチャチャ チャチャチャチャー

律「付いた・・!」

澪「やった・・!」

紬「愛の勝利ね!」


唯「やったねー!」ピョン


律「おい唯、跳ねるな・・・!」


ブーーーーーー


―――――――――――――――――――――

律「まぁ何とか復活したな・・・」

唯「ごめんねー」

紬「それで、これは何のゲームなのかしら・・」

澪「スターウォーズのアクションゲームなんだけど、私下手糞だから進めないんだ」

唯「銀のカセットはカッコいいねー」

律「どれちゃちゃっとクリアしてやろう」




唯「最初のボスだよ律っちゃん!」

紬「ダース・ベイダー卿ね・・・」

澪「いきなりだなぁ」

律「いいのかこんな大物を最初に置いちゃって」


『オレサマハサソリベイダーダ』

律「?」

澪「?」

唯「?」

紬「なんのこっちゃ」


唯「もう殺っちゃおうよ」

律「おう」


―――――――――――――――――――――



律「まさかホントにサソリに変身するとはなー」

澪「大した発想だよ」

唯「でもすぐゲームオーバーになっちゃったね・・」


律「んじゃ次はこれやるかー」

紬「『ミシシッピー殺人事件』・・・?」


唯「なんか難しそうだねー」

澪「それ、よくわかんなくて全然進まないんだ・・」

律「というか澪がクリアしたゲームってなんかあるのか?」

澪「いや・・無いけどさ・・・」




紬「推理していくゲームね」

律「とりあえず死体は見つけたけど・・・」

澪「しらみ潰しに客から話を聞きまくるしかないんじゃないのか?」

律「やたら舞台が広いんだよなぁ。めんどくs

唯「諦めちゃダメだよ律っちゃん!」



ピッ ピッ

律「・・・・あ、読み飛ばした」

律「もっかい聞こう」

『もういいました』



唯「どうしたのー?」

律「こいつら証言を一回しかしてくれないみたいだ・・」

澪「もうその人のヒントは無しでやらなきゃいけないのか」

紬「しかもメモを取っておかないと後々覚えられないわね」

律「メモ機能なんて知らんかった・・・」


―――――――――――――――――――――

唯「結局ナイフに殺されちゃったね」

紬「部屋の奥から飛んできたわね」

律「意味わからんかったな・・もうファミコンはお腹いっぱいだ」


澪「え、まだこれが残ってるけど・・?」

唯「何それ!?」

律「パワーグローブ・・使うのか・・・」



紬「どうやって使うの?」

律「確かこうやってセンサーを繋いで・・」

ガチャガチャ

律「腕にはめて・・」

唯「おぉーカッコいい!!」

律「見た目は凄いけどな、操作死ぬほど難しいぞ」

澪「説明書書いてないしね」

紬「『操作性が大変微妙なため、何日かの練習が必要です』・・・」

梓「舐めてますよね」



律「起きたのかよ」

梓「まだ語り足りないので」

梓「その手袋がWiiの原型ですよ。ちゃんちゃらおかしいですよね」ヘッ

律(鼻で笑いやがった)


唯「マリオやってみてよ!」

律「じゃあ一面だけでもクリアを試みるぜ」

―――――――――――――――――――――
律「・・・・・・・」

ブンブン

律「・・・・・・・」

グイグイ

唯「・・・・・・・」

澪「・・・・・・・」

紬「・・・・・・・」



梓「ダサ」ボソッ

律「!?」

チャチャッチャラチャチャー

唯「あーやられちゃったー」


律「糞むっずかしいんだよ!仕方ないだろ!」

唯「そ、そうなんだ・・・」

梓「でもダサさは揺ぎ無い事実ですよね」

紬(確かに想像してたのと違ったわ・・・)

梓「パワーグローブとバーチャルボーイは他人に見られたらゲームオーバーですよ」

紬「バーチャルボーイ?」

律「一人で視力検査できる機械みたいな形した任天堂の前衛作品」


梓「プレイ中の後ろ姿(笑)」

律「言うな!」カッ



澪「あ・・・」

紬「どうしたの?」

澪「ディスクシステム・・・ソフト持ってないんだった・・」


唯「じゃあ遊べないね―」

澪「壊れてるとかじゃないんだ。一応これも持ってきたけど遊べないな・・」

ゴト

梓「ツインファミコンですか」

律「ファミコンとディスクシステムとツインファミコン持ってきてどうする・・・」

紬「ソフトが無いなら仕方ないわね・・こっちの白いのは?」

律「スーパーファミコンっていって、

澪「あ、待ってまだファミコンロボが・・・」

律「片付けとけって・・」


律「んで、性能がファミコンが超パワーアップしてコントローラーの差し替えもできるし」

律「その他色々な周辺機器が盛り沢山なり」

唯「コントローラーのボタンが増えたねー」

律「ファミコンから4つも増えてできることが増えたなー」

梓「すーぱーにんてんどーえんたーていめんとしすてむ」


唯「プラグでっかいねー」

梓「ACアダプタ振り回せば人が死にますよ」

澪「そいつのせいでコンセントが埋まるんだよな」

律「改めて見るとホント無駄なデカさだ」



澪「これも・・」

ドサ

律「!?」

紬「なにかしら・・」

梓「サテラビューの機器ですね」

律「衛星放送を受信できるという・・」

唯「すごーい!」


紬「見てみたいわぁ♪」

澪「じゃあセットしてみようk


梓「もうサービス終わりましたよ」

澪「え・・・」


律「『え・・・』じゃなくて10年前に終わったぞ」

唯「なーんだ」

澪「う・・・そ、そんな・・・・」

律「てかお前はいつの時代の人間なんだ」



唯「ゲームは何やるのー?」

澪「これとか・・・」

紬「『RPGツクール』?」

律「手軽にロープレが作れるソフトだな」

梓「元はPCゲーっぽいですね」


紬「つまり、澪ちゃんの作ったゲームが遊べるのね!」

唯「やってみたーい!」

澪「う、うん・・」


律「起動してみよう」



チャーチャーチャー

『おやすみウサちゃん』


唯「かわいいー」

律(ロープレだよな・・?)


唯「私やらせてー」


―――――――――――――――――――――

唯「うさちゃんかわいーねー」

律「20分経っても戦闘が無いぞ?」

澪「敵キャラクターは作ってないんだよ」

澪「勿論争いも無い」

澪「動物達との会話を楽しむゲームなんだよ」

律「なんじゃそら・・・」



唯「クリアしたよー!」

梓「エンディングはちゃっかり作ってあるんですね」


4
最終更新:2010年02月24日 19:27