翌日 音楽室
唯「伊豆楽しかったねー」
梓「いいなあ…」
律「梓も来れば良かったのに」
梓「卒業旅行だからジャマしちゃ悪いと思って…」
澪「そんな遠慮なんてしなくていいのに」
梓「そうですね…。行けば良かったです」
紬「それにしても、みんな進路も決まってるからこうしてまた音楽室でお茶できていいわね!」
律「説明くさい台詞だな」
田井中家
律「おーい聡、ちょっとこっち来て!」
聡「なに?俺今北乃きいのグラビア見るので忙しいんだけど」
律「まあまあ、ちょっとこのビデオ見てみろよ。面白いぜ」
聡「北乃きい?ハルフウェイ?」
律「ちげーよ。まあ、座れって」
聡「ちっ」
……………
………
…
聡「…何このビデオ?気色悪いんだけど…」
律「な?不思議なビデオだよなあ」
聡「はあ…アホくさ。俺はきいちゃんが観たいんだ!ライフでへの字眉毛のきいちゃんにエッチなイタズラをするところを観たいんだ!」
律「ムッ…なんだよ、ノリ悪いな」
聡「…ん?姉ちゃん、ちょっとカチューシャとってみて?」
律「あ?やだよ。おかしーから」
聡「いいからいいから!」
律「いやだってば!」
聡「頼む!後生だから!」グイグイ
律「ちょっ…やめろよ!引っ張るな!セクハラ!セクハラだぞ!!」
聡「ぐぬぬぬ…」グイグイ
律「うぐ~…!」グググ
スッ バサッ
聡「とれたっ!」
律「うわっ!や、やだ!見るな見るな~///」
聡「やっぱり!きいちゃんに似てる!」
律「う…うぐぅ///」
聡「ああ~可愛い…きいちゃん可愛いよ…」フラフラ
律「ちょ…こっちくんな!」
聡「きいちゃあ~ん」フラフラ~
律「くるなああああああ!!!」
五日後
平沢家
唯「うい~アイス~」
憂「はい!お姉ちゃん♪」
唯「わあい!」ムシャリムシャリ
唯「うい~アイス~」
憂「はい♪」
唯「うおー」ムシャリムシャリ
唯「うい~」
憂「もうアイスないよ…」
唯「う~…」ガックリ
憂「じゃ、私お風呂入ってくるね」
唯「あいあい」ゴロロン
憂「一緒に入る?///」
唯「けっこうです。ここでゴロゴロしてるよ。アイス食べすぎてお腹冷えちゃった」ゴロゴロ
憂「そう…」ガックリ
唯「いってらー」ゴロゴロ
唯「あ~…ぽんぽん痛いなあ…」ゴロゴロ
唯「やっぱり食べすぎはよくないね」ゴロゴロ
テレビ「…ザザッ…」
唯「ん?」ゴロゴロ
テレビ「…ザ…ザザ…」
唯「井戸…?なんでいきなりテレビがついたんだろう?」ゴロゴロ
女「…」ズッ…ズズッ…
唯「…なんか女の人が出て来た…」
女「…」ズルリ
唯「うわ!テレビから出て来た!?すごい!!」
女「…」ズル…ズル…
唯「なんだろうこの人…ゴロゴロしたいのかな?」
女「…」ズル…ズル…
唯「いきなり人の家に来てゴロゴロするなんて…。なっちゃいないよ、礼儀ってものが」ヤレヤレ
女「…」スッ
唯「…ん?立ち上がった…」
女「…」クワッ
唯「!?」
唯「う…く…」
唯「ウボァー!!!」バターン
唯「」
ガチャ
憂「お姉ちゃん!叫び声が聴こえたけどどうしたの!?」
唯「」サダコッ
憂「お姉ちゃん?」
唯「」サダコッ
憂「…変顔…?」
唯「」サダコッ
琴吹家
紬「キーッ!」ビリビリ
紬「ダメよ!こんな曲じゃみんなを活かせない!!」
紬「もう一度、カレーのちライスの時みたいなインスピレーションがないと…!」
紬「…やり直しね。最初から練らないと」
紬「…」カキカキ
紬「のわあああああああ!!」ビリビリージョエル
紬「はあ…はあ…スランプだわ…」
テレビ「ザザッ…」
紬「…あら?」
テレビ「ザザザ…」
紬「テレビが勝手に?…井戸…?女の人が…」
女「…」ズズッ…ズズッ…
紬「…こっちに来るわ」
女「…」ズルリ
紬「テ、テレビから出て来た!?」
紬「あ、ちょっと待って!今、曲のインスピレーションが湧いてきた!湧いてキマシタワー!」
女「…」クワッ
紬「…が…お!?」
紬「おがあああああああ!?」バタタターン
紬「」
秋山家
澪「ふふ…」カキカキ
澪「よし!いい詞が書けた!私、文才あるなあ」
澪「はっ」ピーン
澪「そうだ、小説に挑戦してみよう!まずは手堅く恋愛モノで…」
澪「えーと…」
澪『ちょーお腹へったしっ♪』カキカキ
澪「我ながら素晴らしい書き出しだ…。雪国を越えたな…」フルフル
テレビ「ザザザ…」
澪「ん?」
テレビ「ザザッ…」
澪「て、テレビが勝手についた!?」ヒィー
女「…」ズズッ…
澪「井戸からなんか出て来た!!」ヒィー
女「…」ズルリ
澪「テレビから出て来た!!?」ヒィー
女「…」クワッチョ
澪「ヒィー!?」ヒィー
澪「お…お…ぐああああああああああああ!?」バッターン
澪「」
翌日 音楽室
律「な…なんでだ…なんで…」
梓「唯先輩もムギ先輩も澪先輩も…みんな変死だなんて…」
律「それもほぼ同時刻…どういう事だ…」
梓「どう考えてもおかしいです…。何らかの意思が働いてるとしか…」
律「クソッ!!何としても原因を解明しないと…あいつらが浮かばれない…」
梓「何か手がかりはないんですか…?」
律「…澪は…澪だけは遺書を書いていたみたいなんだ…」
梓「遺書…?」
律「ほら、これ」
『ちょーお腹へったしっ♪』
梓「…なんですかこれ…」
律「わからない…。でも澪はお腹がすいていた事だけは確かだ」
梓「澪先輩は餓死だったんでしょうか…」
律「どうだろうな…」
梓「…」
律「なあ梓、今日ウチに来て、推理してみようぜ…」
梓「はい…。このままじゃ釈然としないですし…」
律「そうだ、憂ちゃんも誘ってあげようぜ」
梓「そうですね。憂なら何か気づくかも。それにこういう時は一人でも多いほうが心強いですし…」
律「うん…。唯、ムギ、澪…必ずみんなの死の真相を突き止めてやるからな!」
翌日 田井中家
聡「はあ…はあ…きいちゃんマジ最高だよ…」シュポシュポ
テレビ『ライフ放映中』
聡「この眉毛…たまんねえ…」シュポシュポ
テレビ『ライフ放映中』
聡「あ…あ…もうも…ダメ…!」シュポシュポシュポ
テレビ「ザザッ…」
聡「ふおおおおおおおおきいちゃんきいちゃああああああああん」シュポシュポシュポ
テレビ「ザ…ザザザ…」
聡「うぐうううううううううううううう」シュポシュポシュポ
女「…」ズ…ズズ…
聡「あああああああいじめたいよおおおおおおおおお」シュポシュポシュポ
女「…」ズルリ…
聡「きいいいいいいいいいいいいいいいいいい北乃きいいいいいいいいいいいいい」ドビュッシー
女「…!?」ベットリ
聡「…ふう。…ん?」
女「…」ベチョー
聡「うわ!?何だコイツ!?いつの間に!?」
女「…」
聡「ちょ…コノヤロ!テレビの前に立つな!画面が見えねえだろ!!」
女「…」クワッ
聡「!?」
女「…」クワッ
聡「ぐお…お…」
女「…」クワックワックワックワッ
聡「あ…が…ぎいいいいいいいいいいいやああああああああああ」ドッターン
聡「」
翌日 音楽室
律「唯達に続いて聡まで…」
梓「…一体どうして…」
憂「…何か…お姉ちゃん達に共通点は…」
律「全員が変顔をして死んでる…」
梓「変顔っていうか明らかに苦しんでますよね…」
律「あとは……あっ!」
律「ビデオ!あのビデオを観てる!」
憂「ビデオ…ですか?」
律「ああ。実は…かくかくしかじか…」
憂「なるほど。でも、それだと律さんだけ無事なのは妙ですね…」
律「そうなんだよな…。…いや、もしかしたら私ももうすぐ死ぬのかな…」
梓「そんな!」
憂「…そのビデオ、律さんの家にあるんですよね?」
律「ああ。ダビングしたやつなら」
憂「それ、見せてくれませんか?」
梓「え!?だって…それ見たら死んじゃうんじゃ…」
憂「まだビデオが原因って決まったわけじゃないよ」
律「そうだけどさ…」
憂「もしかしたら、そのビデオに何か手掛かりがあるかもしれません。律さん、いいですか?」
律「…わかった…。じゃあ今から私んちに行こう…」
最終更新:2010年02月25日 17:45