唯「商店街の福引で遊園地のペアチケットが当たった!」

唯「明日は土曜だから早速誰か誘おう!」

唯「よし、>>5を誘おうかな」

1.澪
2.律
3.紬
4.梓
5.憂

※安価 「紬」


唯「よし、ムギちゃんを誘おうかな」

唯「さっそく電話だ!」

プルルルル カチャ

紬「もしもし?」

唯「あ、私だけど!」

紬「何?唯ちゃん」

唯「あのさー、明日暇?」

紬「そうね・・・午後からならあいてるわ」

唯「ほんと?じゃあ一緒に遊園地行かない?チケット当たったんだ!」

紬「え?いいの?」

唯「うん!」

紬「私のほかには誰か来るの?」

唯「ううん。チケットは2枚だけだから私とムギちゃんの二人だよ」

紬「(唯ちゃんがと二人っきり!?)」

紬「ありがとう。私でよければ是非♪」

唯「やったあ!じゃあ明日ね!」

プツッ

紬「どうしたのかしら・・・私なんかを誘ってくれるなんて」



唯宅

唯「ただいまー!」

憂「おかえりー。もうすぐご飯できるよー」

唯「わーい!着替えてくるねー!」

ダッダッダ



唯「おいし~♪」

憂「ありがとう。お姉ちゃんなんか今日機嫌いいよね?何かあったの?」

唯「うん。明日ムギちゃんと遊園地行くんだあ~」

憂「え?二人で?」

唯「うん。二人で!」

憂「そうなんだ~楽しそうだね」

唯「うん。すっごく楽しみだよ~」

憂「(いいなあ。でも、お姉ちゃんと紬さんが二人っきりで遊びに行くなんて・・・
   意外と珍しいかも。まさか・・・いやまさか)」

唯「どうしたの?」

憂「え?ううん!なんでもないよ!」

唯「ふーん・・・そういえば、憂は明日予定あるの?」

憂「明日は・・・>>19」


※安価「歯ギターのやり方を」


憂「歯ギターのやり方を・・・」

唯「え?歯ギ・・・?」

憂「うん。もうすぐクリスマスでしょ?
  また家でクリスマス会やるかもしれないからかくし芸として学ぼうと思って」

唯「かくし芸なら私に言っちゃだめじゃない?」

憂「あ・・・」

唯「もう憂はおっちょこちょいだなあ~。みんなには内緒にしといてあげるね!」

憂「ありがとうお姉ちゃん」

唯「でも歯ギターって・・・どのギター使うの?」

憂「ギクッ」

唯「ギクッ?」


憂「それはその・・・」

唯「うん」

憂「ギー・・・」

唯「ギー?」

憂「ギータを・・・」

唯「よく聞こえないよ?」

憂「ギー太を貸してくれないかなあ・・・なんて」

唯「ダメ!!」バン!

憂「」ビクッ


唯「私の大切なギー太にそんなひどい仕打ちするなんて!絶対ダメ!」

憂「ご、ごめんなさい・・・グスッ」

唯「あ・・・」

憂「ごめんなさいお姉ちゃん・・・」ポロポロ

唯「えっと・・・>>24」


※安価「結婚しよ」


唯「結婚しよう」

憂「え?」

唯「憂、結婚しよう」

憂「え?え?(何これ夢?)」

唯「憂を泣かせた責任を取って、私が一生憂を守るよ!」キリッ

憂「」キューン

憂「う、嬉しいけどけ、けけけ、結婚なんて、嬉しいけど無理だよ!
  姉妹だし・・・嬉しいけど・・・でも」

唯「そっかあ。じゃあしょうがないね」

憂「えっ」

唯「ごちそうさま~」スタスタ

憂「・・・」


唯の部屋

唯「さてと、明日に備えて早く寝ようかな」

唯「あ、でも午後からだったっけ」

唯「まあ憂が適当な時間に起こしてくれるよね。本当憂はいい子だな~
  お嫁さんにしたいよもう」



憂「はあ、とんだぬか喜びだった・・・」

憂「明日の予定空いちゃったな・・・どうしよう」

憂「よし、>>27」


※安価「遊園地尾行」

憂「そうだ・・・お姉ちゃんの遊園地を尾行しよう」

憂「わくわくするなあ・・・うふふふふふ」



次の日 早朝

憂「いい朝だ・・・尾行の準備に勤しむとしますか。
  おっと、お姉ちゃんはまだ寝てるけど気をつけなきゃ」

憂「昨晩の時点で遊園地の地図、施設の配置は大体頭に入れたから・・・」

憂「うん。尾行する仲間がほしいな・・・そうね、大人数で行っても目立つし、
  あと一人がちょうどいいね」

憂「誰を誘おうかな・・・>>31」


※安価「澪」


憂「ここは冷静で口も堅そうな澪さんに依頼しよう」

プルルルル プルルルルル プルルルルル

憂「出ないなあ・・・」

プルルルルル カチャ

澪「・・・もしもし」

憂「澪さんですか?憂です」

澪「憂ちゃん・・・なんでこんな朝早くに電話を・・・ふわあ・・・」

憂「そういえばそうでした。すいません寝てました?」

澪「いいから、何か用・・・?」

憂「実はですね・・・」

澪「うん。尾行ね・・・わかった」

憂「ありがとうございます!では11時に指定の場所に来てください」

澪「はあい・・・」

ガチャ

澪「ふあ・・眠い・・・もう一回寝よ」

ドサッ スースー



「みお・・・澪!」

澪「うーん・・・」

律「おはよう」

澪「なんだ律か・・・って律!?」ガバッ

律「なに驚いてるんだよ」

澪「なんで私の部屋にいるんだ?」

律「いやー暇だったからなんとなく遊びに来たんだよ
  澪もどうせ暇でしょ?」

澪「うん・・・いや、」

律「どうした?」


澪「(憂ちゃんに呼ばれたんだった・・・
   寝ぼけてたから詳しい事覚えてないけど、あれ夢じゃないよな?)」


澪「えっとごめん・・・今日予定があって」

律「えー!予定ってなんだよ~」

澪「それは」

律「それは?」

澪「(あ、他言無用って言われてたっけ。
   律には悪いけど何か嘘ついてごまかそう>>41」


※安価「韓国に帰らないといけなくなったんだ」


澪「韓国に帰らないといけなくなったんだ」

律「は?」

澪「私、実は在日韓国人なんだ(昨日テレビで在日の特集やってたからとっさに思いついちゃった)」

律「えっと、よくわかんないけど日本人じゃないって事?」

澪「そうなんだ・・・(本当はバリバリの日本人だけどな)」

律「で、でも日本語ペラペラじゃん!っていうか私たち幼馴染だろ?いつ日本に来たんだよ!」

澪「(やばい・・・苦しくなってきた)
  私の生まれは日本だけど、私の祖父母が朝鮮出身なんだ!戦前に日本に来たんだよ!」



律「前に澪のおじいちゃんがこっちに来た時に話したことあるけど、 
  東北のあたりの訛り全開でわしの家は先祖代々同じところで農業をやってるみたいなこと言ってたけど」

澪「う・・・あ、それは父の方だ!朝鮮人なのは母方!」

律「それだと澪は日本人と朝鮮人のハーフだよな?それって国籍とかどうなの」

澪「(そんなことわかんないよ・・・)と、とにかく帰らなきゃいけないんだ!」

律「あ、そういえばこの前の選挙の時、うちの両親が澪のところの両親に会ったって話してたぞ」

澪「へ?」

律「日本人じゃないのに選挙いけるのか?」

澪「(なんでこいつは私の家族にこんなに詳しいんだよ!)
  ええ~・・・っと、その」

澪「あーもう!」

律「うわ、どうした?」

澪「もうわかった!降参だ!私は日本人だよ!悪かったな!」

律「逆切れするなって。落ち着け」

澪「・・ごめん」

律「で、本当の理由って言うのは?」

澪「言わないでくれって頼まれてるんだ。だから話せないよ」

律「えーいいじゃん!私と澪の仲だろー?」

澪「だーめーだ!」

律「ちぇー」

澪「もう十一時近いな・・・じゃあ私もう行くから」

律「私も行っていい?」

澪「(一人で来てくれって言われたよな)
  ごめん。私ひとりで行くから」

律「えー」

澪「ついて来るなよ?それじゃ」

ガチャ バタン

律「・・・ついて来るなよ、か。ふふふふふふふふ」

律「はーっはっは!片腹痛いわ!
  ついて来るなと言われてついて行かない奴がいるわけなかろう!」

律「さっそく尾行開始だ!」



澪「お、いたいた。憂ちゃん!」

憂「澪さん、来ていただいてありがとうございます。
  ですが隠密行動です。お静かにお願いします」

澪「あ、ごめん・・・ところで、今日はなんで呼ばれたんだっけ?
  寝ぼけてたからよく覚えてないんだけど」

憂「お姉ちゃんを尾行するんですよ」

澪「び、尾行!?」

憂「お姉ちゃんと紬さんが二人っきりで、ふたりっきりで遊園地に遊びに行くんです!
  二人っきりですよ!?」

澪「う、憂ちゃん落ち着いて。」

憂「大事な事なので・・・」


澪「唯とムギがねえ。確かに珍しい組み合わせかも」

憂「怪しいと思いませんか?澪さんは軽音部でこの話聞いてないんですよね?」

澪「うん。部活では話してなかったよ」

憂「普通なら、お姉ちゃんは皆さんを誘います。
  その結果行けるのが紬さんだけって言うんならわかります・・・
  でも今回は、ピンポイントですよ!」

澪「どっちから誘ったのかな?」

憂「わかりません。怖くてお姉ちゃんには聞けませんでした・・・
  でも私の予想では紬さんだと思います。きっと紬さんはお姉ちゃんのことが好きなんですよ!」

澪「え・・・!す、好きってまさか」

憂「お姉ちゃんはあれだけ可愛くて魅力的だから好きになるのは仕方ないですけど・・・」

澪「(確かにムギはたまにうっとりしてるよな・・・でもあれって唯になのか?)」




律「ここからじゃ会話は聞き取れないが・・・まさか憂ちゃんと待ち合わせしているとは!」

律「でもなんで私に隠して会うんだよ・・・なんか嫌な感じ」

律「まさか澪と憂ちゃんは・・・はは、まさか・・・な」

律「・・・何の用か見たら帰るつもりだったけど、もう少し尾行を継続するか」




澪「あの二人が・・・何もないと思うんだけどなあ・」

憂「それは今日わかることです」

澪「(憂ちゃんなんか怖い・・・)」

憂「・・・!来ました!追尾開始です!」



唯「ごめんごめん。憂がいなくてさあ、寝坊しちゃった」

紬「いいのよ。今日は誘ってくれてありがとう」

唯「ううん!ムギちゃんこそ来てくれてありがとう!」


憂「親しげに話してますね」

澪「そりゃ友達だからな」

憂「部活と違った様子は見られますか?」

澪「普段と変わらないよ・・・」

憂「そうですか。とにかく追いましょう。気配は消しておいてください」

澪「(気配ってどうやって消すの?)」


律「動き出したか・・・」

律「一体どこに向かうっていうんだ」



遊園地入口

唯「はい。ムギちゃんの分のチケットね」

紬「ありがとう。こういう庶民的な遊園地に来るの夢だったの♪」

唯「庶民的・・・私にとっては贅沢なのに」

紬「あ、ごめんなさい!そういう意味で言ったつもりじゃ」オロオロ

唯「大丈夫だよ!わかってるから♪」ニコッ

紬「あう(唯ちゃん・・・かわいい)」



憂「やはり遊園地に入っていきましたね。私たちも潜入しましょう
  澪さんの分のチケットです」

澪「あ、いくら?」

憂「お金は要りません。頼んだのは私ですから」

澪「え?いや悪いよ」

憂「いいんです。ただし、これは遊びじゃない事を頭に入れて置いてください」

澪「はい」




律「遊園地に入っていく・・・!あいつら、私を差し置いて遊園地で遊ぶつもりかよ
  でもここまできたら私も行くしかないだろ」

受付「いらっしゃいませー」

律「すいません、高校生一人」

律「何やってるんだろ私・・・悲しくなってきた」


唯「久々の遊園地だー!ムギちゃんどこから行く?」

紬「初めてだから・・・唯ちゃんに任せるわ」

唯「そうだねーじゃあ>>98」


※安価「お化け屋敷」


唯「お化け屋敷にいこう!」

紬「まあ。楽しそうね。文化祭の時クラスでやったから、本格的な物を見てみたいわ」

唯「じゃあっさっそく行こうか!」



憂「どうやら最初の行き先が決定したみたいですね」

澪「どこに向かってるんだ?」

憂「そうですね・・・あの方向はおそらく、お化け屋敷!」

澪「なん・・・だと・・・」

唯「ついたね。入ろう入ろう」

紬「ええ」


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最終更新:2010年02月25日 22:33