唯「このチョコレート美味しいよぉ!りっちゃん隊員!」

律「こっちのクッキーも美味いぞー唯隊員!ぐっ…喉に…」

唯「りっちゃん!お茶お茶!」

律「ゴクゴク………はぁ…はぁ…死ぬかと思った」

唯「ゆっくり食べなきゃダメだよ」

律「唯には言われたくないよ」

紬「うふふ」

梓「いい加減に練習しましょうよー」

澪「唯と律は食べてばっかりだしムギはそれをずっと見てるし」

律「今日くらいいいじゃーん」

唯「いいじゃーん」

梓「ダメです!いつもそう言って練習しないじゃないですか」

律「さっき少しやっただろー」

澪「本当に少しだけだったけどな」

唯「腹が減っては戦はできないんだよぉ」

澪「ムギもいつまでも見てないで練習しよう」

紬「ええ、でももう下校時間よ」

澪梓「…」

律「じゃ今日はもう帰るかー!」

唯「ムギちゃん明日もお菓子楽しみにしてるね」

梓「ダメです!明日は絶対絶対練習するです!」

澪「そうだぞ、明日は絶対ティータイムの前に練習するからな」

律「分かってるって明日は真面目にやるよ」

唯「あー今日もムギちゃんのお菓子美味しかったぁ」

律「唯はいつもお菓子の事ばっかりだなー」

唯「りっちゃんもお菓子食べてお茶飲んでばっかりだったじゃん」

紬「うふふ…二人とも仲が良いわねぇ」

唯「うん!りっちゃんとはずーっと一緒だもんね!」

律「もちろん!さぁ唯!あの夕日に向かって走ろうぜ!」

唯「青春だね!りっちゃん」

梓「青春するなら部活をもっと真面目にやってくださいよ」

澪「そうだぞ、頼むから練習してくれ」

唯律「明日は頑張るよー(ぜー)」

梓「いつもそう言ってやらないじゃないですか……では私はこっちなんで皆さんまた明日です」

唯「私はあっちだから!みんなまた明日ねー!ばいばーい」

律「じゃあなー」

澪「気をつけて帰れよ」

紬「また明日ね」


おんがくしつ

ガチャ

唯「あろは」

紬「あっ!唯ちゃん」

唯「ムギちゃん!あろは」

紬「いまお茶いれるわね」

唯「ムギちゃんいつもありがとう。みんなはまだきてないの?」

紬「まだきてないみたいね」

唯「そっかぁ…せっかくおもしろいはなしがあるのにー!」

紬「うふふ…すぐくるわよ」

ガチャ

律「おーす!」

唯「あっ!りっちゃーん!あのねあのね昨日ね…」

律「はなしはあとできくから…そんなことよりデスメタルやろうぜ」

唯「いいよーわたしウクレレやるね」

紬「ありだと思うわ」

律「じゃあわたしはドラムをたたくよ」

唯「わたしデスボイスれんしゅうしてくるね」

紬「わたしはさっそく曲をつくるわ」

律「みんなやる気だな!あと、あしたのほうかご体育館でライブだからな」

律「れんしゅうは各自でしてくれ!きょうはかいさん」

唯「りょうかい!」

紬「澪ちゃんと梓ちゃんにれんらくは?」

律「そうだった、わたしは澪にでんわしておくからムギは梓にでんわしてもらえるか?」

紬「わかったわ、あした楽しみにしてるわね」


――――

律「もしもし澪?」

澪「どうしたんだ律?」

律「あしたのほうかご体育館でライブするから歌詞かいてきて」

澪「なんだそんなことか」

律「まかせたからな」

澪「かまわんよ」

律「楽しみにしてるぜ」


つぎの日のほうかごの体育館

紬「たくさん人があつまってますよ」

梓「いきなりのライブでこんなにあつまるなんて…」

律「よっしゃー!もえてきたぜ」

唯「りっちゃん!澪ちゃんがきんちょうで気をうしなってるよ」

律「なんかデスっぽいからそのままでいいよ」

唯「うはー!わたしもきんちょうしてきたよー」

律「じゃいくぜー!」

梓「はい」

紬「おー!」

唯「うん!」


~~~

澪「…!…い!ゆいっ!」

唯「ん……あっ、あん」

紬「エッチですね」

律「エロいな」

澪「唯おきろ!」

唯「うーん…ふぁ…あっ!なんだ夢かぁ…」
澪「すごいうなされてたけど、だいじょうぶか?」

唯「うん、だいじょうぶ!だいじょうぶ!」

律「おきなかったら唯のぶんのケーキもたべれたのに」

唯「りっちゃんひどい~」

律「おきない人がわるいんだからなー」

紬「うふふ…ケーキならたくさんあるからだいじょうぶよ」

がちゃ

梓「しつれいします。けいおん部はここであってますか?」

紬「そうですよ。どうしましたか?」

梓「わたしも仲間にいれろです」

律「入部きぼうか!」

唯「ほんとう!?だいかんげいだよー!」

澪「やったな!ようこそけいおん部へ!わたしは秋山澪。よろしく」

唯「わたしは平沢唯だよ~」

紬「琴吹紬です。よろしくおねがいします」

律「そして、わたしが部長の田井中律だ。よろしくなー!名前はなんて言うんだ?」

梓「中野・S・梓です」

紬「S?」

唯「サディスティックってことだね!」

梓「サディスティックじゃねぇミドルネームだ!中野・サンプラザ・梓です」

律「とにかく入部してくれるんだな。入部式やるからネコミミつけてくれよ」

梓「ネコミミ?ふざけんな!つけてやるです」

唯「かわいいー!」

律「にゃーって言ってみ、にゃーって」

梓「イヤだ!わたしはネコじゃなくて人だにゃー」

唯「あだ名はあずにゃんで決まりだね」

梓「勝手に決めんなよ!その名前で呼んだら喜ぶぞ!」

澪「唯も律も後輩であそぶのはやめろ」

唯律「はーい」

紬「うふふ…みなさんお茶にしましょう」

唯「やっぱりムギちゃんのおかしはさいこうだよー」

律「この一杯のために生きてるよな…かぁー!うめぇ~」

澪「オヤジみたいだぞ」

梓「お茶もおかしもマズっ!明日も持ってこいです」

紬「お口にあったみたいでよかったわ」

梓「それよりれんしゅうはいつはじめるんですか?」

澪「お茶がおわったらはじめるかな」

律「きょうは入部式やったしやすみにしてあそびにいこうぜー」

唯「わたしもりっちゃんとあそびにいきたーい!」

梓「なに言ってやがるです!わたしはバンドがやりたくてここに入ったんですよ」

律「そうだな、じゃあデスメタルでもやるか!」

梓「いいですね」

澪「そうだな、いい歌詞がかけそうだよ」

紬「楽しそうね!」

唯「わっ、わたしもやるー!」

律「よし!あしたのほうかご体育館でライブしようぜ」

梓「それでこそ部長です!さっそくれんしゅうしましょう!」


~~~

憂「おねーちゃーん!朝だよー!早くおきてー!」

唯「ん…」

がちゃ

憂「おねえちゃん朝だよ」

唯「あ……うい~おはよう…」

憂「ご飯つくってるから早くおりてきてねー!」ばたん

唯「うん」

唯「………」

唯「なんだ夢かぁ…」

憂「おねえちゃんご飯おいしい?」

唯「う、うん…おいしいよぉ」

憂「なんかおねえちゃんつかれてる?」

唯「え?」

憂「なんか元気ないから…どうしたのかな?って」

唯「あ…えーと、あんまりねつけなかったんだ…」

憂「それならいいけど、具合わるかったらちゃんと言わなきゃだめだよ!」

唯「う、うん…わかったよぉ」


唯憂「いってきまーす!」

唯「きょうはいつもより早いからゆっくりいけるね」

憂「いつも早くおきてくれればいつもゆっくりできるよ」

唯「わかってるけど、なかなかおきられないんだよぉ」

律「おーい!ゆーいー!おはよう」

唯「りっちゃん!おはよー」

憂「律さんおはようございます」

律「あ、憂ちゃんもおっはー」

唯「あさからりっちゃんといっしょになるなんて早起きは三文のとくだね」

唯「そういえば澪ちゃんはいっしょじゃないの?」

律「澪なら日直があるっていって早めに行ったぜ」

唯「ねぼうじゃないんだね」

律「澪が?あはは!唯とちがって澪はしっかりしてるからねぼうなんてめったにしないって」

唯「むー!わたしだっておきようとおもえば早くおきれるもん!」

律「憂ちゃんにおこしてもらえばのまちがいじゃないか?」

憂「あはは、まぁ」

唯「う~…りっちゃんのいじわるぅ…」

唯「あのさ、りっちゃん日よう日ひまかなぁ?」

律「んー?とくによていはないけど?」

唯「じゃあさ!いっしょにあそぼうよー」

律「いいな、みんなもさそってみるか」

唯「あの~…ふたりであそびたいんだけどな」

律「ふたりで?たまにはいいかもな」

唯「やった!じゃあ日よう日うちであそぼうよ!」

律「わかった!昼ごろいくからちゃんと起きてろよ」

唯「まかせてー」


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最終更新:2011年10月13日 00:17