律「唯に二度と部活サボるなって体に教えこんでたんだよ」

唯「うう…もうお嫁にいけない…」

澪「誤解を招く言い方はやめろ!」

紬「でも昨日はどうしたの唯ちゃん?急に憂ちゃんと一緒にいたいだなんて…」

唯「うーん…なんかよく分かんないや、ボーッとしててあんまり覚えてないの」


憂(……!)


梓「ま、何はともあれ練習しましょう!」

律「その前にお菓子ー!ムギ、頼むぞ!」

紬「うん♪今日はいちご大福よ!」

唯「わーいいちご大福だー!」

澪「…なあ律、すとろべりー☆らぶって曲どうかな」

律「却下!」

梓「結局練習しないじゃないですか!」


憂(お姉ちゃん…昨日のこと覚えてないんだ…)

憂(お姉ちゃんは…もう私のこと、好きじゃなくなったのかな…)


唯「りっちゃん隊員!いちご発見いたしました!」

律「うふぉー唯隊員!真っ赤でかわいいぜー!」

澪「二人とも行儀悪いぞ!…なあ律、ときめき☆すとろべりーはどうかな?」

律「なんでそんなあまあまなんだ…」

紬「私はいいと思うけど…」

梓「あ、おいしい…」


憂「あ、あの!」

律「ん?どうしたの憂ちゃん」

紬「お茶おかわり?」

憂「わ、私…」

唯「どしたの憂ー」

憂「今日は夕飯の準備があるんで…これで失礼します!」

律「そっか…残念だけどまたなー」

唯「じゃあね憂ー帰ったらまたね!」

憂(お姉ちゃん…ひき止めてくれないんだ…)

憂「はぁ…」


憂(お姉ちゃん、楽しそうだったな…昨日私といる時よりよく笑ってた…)

憂(やっぱり昨日お姉ちゃんが一緒にいてくれたのは…七夕だったから…なのかな…)

憂(でも…やっぱりお姉ちゃんには私のことを見ててほしいよ…)


憂「…そうだ」




平沢家

憂「七夕は終わっちゃったけど…もう一度お願いしてみよう…」

憂(お姉ちゃんが私のことだけを好きになりますように…
他のことなんてどうでもよくなるくらい私のことを好きになりますように…)

憂「そうだよ、この笹の葉ならきっと…」




翌朝

憂「う…」

憂(なんだろ、なんか重い…)

唯「ぐー…」

憂「お、お姉ちゃん…重いよ…」

唯「んー…ういー…」

憂「お姉ちゃん…?あ!まさか、昨日のお願いが届いて…?」

憂「お姉ちゃん?起きて!」

唯「ういー…おはよお」

憂「おはようお姉ちゃん…学校、行こう?」

唯「うう…私、今日は一日ずっと憂と一緒にいるー!」

憂「お姉ちゃん…しょうがないなあ…わかった、今日はずっと二人でいよう?」

唯「うん!憂ありがとう!うれしい!ちゅー!」

憂「お、お姉ちゃん…私もうれしいよ…」

憂「はいお姉ちゃん、あーん♪」

唯「あーん…この玉子焼きおいしいね!」

憂「ありがとうお姉ちゃん…ねえ、さっきのもう一回言って?」

唯「またー?もうしょうがないなあ憂はあ…憂、大好きだよ!」

憂「ありがとう…お姉ちゃん…」

憂(幸せ…もうずっとこのままでいいや…)




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最終更新:2010年07月03日 04:34