憂「そ、そうなんだ…(お化け…屋敷…)」
梓「あれ、もしかして憂怖いのだめ?それだったら別に無理しなくても…」
憂「え!?だ、大丈夫だよっ!行こっ!」グイッ
梓「うん…(憂…やっぱり怖いの苦手なんだ…)」
梓「…(それなのに私の為に…)」スタスタ
梓「ありがと、憂」ボソッ
お化け屋敷の前に来る二人
憂「…」
梓「…(憂…冷静さを保とうとしているけど怖がっているのバレバレだよ…)」
梓「…憂?私別に他のやつでもいいんだよ?」
憂「え!?な、何!?」
梓「いや、私の勝手で憂が苦手なのに付き合わせるつもりはないってこと…(めちゃめちゃ動揺してるし…)」
憂「いや…大丈夫だよ!うん!」
梓「本当に?無理しなくていいんだよ?」
憂「うん…本当は確かに怖いけど…あ、梓ちゃんと一緒なら怖くないかなって…//」
梓「…もう//(嬉しい)」
梓「…じゃあ行こうか…//」ギュッ
憂「…うん…//」ギュッ
二人はお化け屋敷へと足を進めた
憂「い、いよいよだね…」ドキドキ
梓「うん…」
中に入る二人
憂「…お、おじゃましまーす…」
梓「もう、憂ったらおじゃましますなんて言わなくていいのに…」
憂「ご、ごめん…」アセアセ
梓「…じゃあ先へ進もっか…」
憂「うん…」ギュウウ
このお化け屋敷は病院をモチーフにした普通のお化け屋敷だった
梓「さすがにくらいね…」トテトテ
憂「うん…あ、梓ちゃん手離さないでね…」ギュウウウ
梓「離さないから…もうちょっと力抜いて?(痛い!手が痛いよ憂!)」
憂「ご、ごめん…」ガクガク
梓「いいよ気にしないで(しっかり者なのにこういう所で弱みを見せるなんて…)」
梓「…(可愛いなあ~///)」
トテトテ
梓「ねえ、憂?」
憂「な、何!?」
梓「…怖いのは分かるけど…いきなりどこかには行かないでね?」
憂「うん…(もしかして梓ちゃんも怖いのかな?…)」
憂「…」
憂「キャー」
ビクッ
梓「な、何!?」アセアセ
憂「…ふふっ。梓ちゃんも実は怖いんだね♪」
梓「え…な…こ、怖くなんか…///」オドオド
憂「意地張らなくていいよ(オドオドしている梓ちゃん可愛い//)」
梓「もう!//そんなこと言うと先行っちゃうよ!?」
憂「え!?ごめん梓ちゃん…もう言わないから一人にしないで」
梓「ふふっ冗談だよ♪」
憂「…もう」
梓「じゃ…出口目指そうか…」
憂「うん…」
二人は手術室で最初のボールを見つけた
梓「あれだね…」
憂「うん…。ねえ、何で人が寝てるの?」ガクガク
手術室のベットには人が寝ていて、手にボールを持っていた
梓「…まあ、お化け屋敷だからじゃない?(わっかりやすいな~)」
憂「…ねえ、梓ちゃん…あれはまずいよ…襲われるよ…」ガクガク
梓「大丈夫だよ。本物のお化けじゃないんだし…」テクテク
梓はボールを持った
憂「!!…」
梓「…」
何も起きなかった
梓「…次行こっか?」
憂「うん…」ツクテク
二人が出口を向いた時
?「み゙おじゃーーーん゙!!!」ドサデサ
憂「!?キャアアアアア!!」ガシッ ダッ
梓「え、ちょ、憂?っていきなり走らな…」
憂は梓の手を引いて猛スピードでゴールした
お化け屋敷出口
梓「…憂?」ハアハア
憂「梓ちゃん…怖かったよう!」ダキッ
梓「え?ちょっと、他の人いるし今抱きつかれても…(あ、憂の胸が私の胸に重なってる…///)」
梓「…もう、しょうがないなあ…(憂の胸おっきいな…)」ドキドキ
憂「うぅ…」
梓「…(それに…やわらかい…//)」
梓「(って何考えてるんだ私!今は…)…憂、他の人が見てるよ?とりあえずどこか落ち着ける所行こう?」
憂「うん…」
梓と憂は歩き出した
その後二人は色々なアトラクションをまわり次で最後という話になった
憂「じゃあ最後何にする?」
梓「えっと…憂は何がいい?」
憂「私はなんでも…梓ちゃんと一緒なら…」
梓「(///)じゃあさ…あれ乗ろう?」
憂「あれって…観覧車?」
梓「うん…//」
憂「分かった…じゃあ行こう?」
梓「うん」
観覧車に乗る二人
梓「…あ、みてみて憂!下にいる人があんなに小さいよ!」
憂「うん、そうだね…。いい眺めだなあ…」
しばらくの沈黙が続く
憂・梓「(今思えば…)」
憂「…(梓ちゃんと二人っきり…)」
梓「…(憂と二人っきり…)」
憂・梓「(なんか緊張してきた///)」
憂「…ねえ、梓ちゃん…」
梓「…な…何?」
憂「…今日…私楽しかったよ…」ドキドキ
梓「え…わ、私もだよ…//」
憂「お、お化け屋敷は怖かったけど…梓ちゃんと一緒だから退屈しなかった」
梓「うん…私もだよ…」ドキドキ
憂「梓ちゃん」
梓「何?」
憂「また抱きついてもいい?」
梓「え…」ドキッ
憂「…」
梓「いいよ…(なんだか憂が積極的だよ//)」
憂「ふふっ、梓ちゃん♪」ダキッ
梓「!…」カァアア
憂「…しばらく…このままでいさせて?」
梓「う、うん…」ドキドキ
憂「…(今更だけど恥ずかしくて顔あげられないよう///)」ギュウウウ
梓「…(あ…憂が私の胸に顔を…//)」
梓「…ねえ、憂?」ドキドキ
憂「…なあに?」
梓「!(ちょっ、そんな火照ったような顔で上目遣いされたら…)」ドクッ
憂「?」
梓「…」ドキンドキン
梓「…キス…」
憂「…え、何あず…んっ!」
梓「んっ…ちゅっ…(ああ、憂…)」
憂「んっ、んっ…(梓ちゃん…)」
二人はいつもよりかなり長くの間キスをしていた
梓「…」
梓が唇を憂のそれから離す
二人の口には名残惜しそうに銀色の橋がかかっていた
憂「…梓ちゃん…」
梓「…あ…ごめん憂(私なんてことを…。憂を無理矢理…)」
憂「…え?別に怒ったりはしてないよ…。ただびっくりしただけで…///」
梓「…憂…///」
そうこうしているうちに観覧車は下へと降りた
帰りみち
夕日が照らす中二人はバス停から歩いて帰っていた
梓「…今日は本当に楽しかったね」テクテク
憂「うん!いい思い出が沢山作れたよ」テクテク
しっかりとお互い手をつないで
梓「こうしてまたどこかに行きたいね…人のあまりいない所へ…」
憂「うん…そうだね…」
梓「…」
憂「…」
梓「…今日ももう…終わりなんだよね…」
憂「…梓ちゃん…」
分かれ道に来てしまった二人
梓「…寂しいな…」
憂「…(誰もいないよね)」キョロキョロ
梓「…」
憂「…ねえ、梓ちゃんこっち向いて」
梓「え?何う…んっ」
憂「…ちゅっ…」
梓「う、憂?…」カァアアア
憂「えへへ♪観覧車のお返しだよ。じゃあね!///」タッタッ
梓「あ…憂…」
梓「…また明日」
梓はそっと呟いた
終わり
最終更新:2010年01月02日 21:13