梓「唯先輩以外、いらないですから」

可愛い事言うじゃん…

でも、皆困ってるよ?

澪「唯以外いらないって…?」

ほら

まったくあずにゃんは馬鹿だなぁ

まったく…手のかかる後輩だな

唯「もぉ~あずにゃん何言ってるのさ」

梓「ゆ…唯先輩」

紬「そうよ梓ちゃん、何言ってるのよ」

笑顔で優しい声が聞こえた

よかったねあずにゃん大丈夫みたい。

律「だけどさー中敷きくらい自分で直せよなー」ケラケラ

梓「で…ですよね」

律「梓も言ってるぞーもっと言っちゃえもっと」ケラケラ

梓「だ…だいたい中敷きなんて自分で直せるじゃないですか」

梓「まったく…」


で…ですよね?

だ…だいたい中敷きなんて自分で直せるじゃないですか?

まったく…?

何言ってるの?

靴の匂いを嗅いでたのはあずにゃんなのに…

ゾクッ

あれ?

ゾクゾクッ

この感じ…

よし…

唯「もう!あずにゃん言い過ぎだよ!」

梓「あっ…」

そんな悲しい顔で見ないでよ。

唯「そんな子にはギュー攻撃だ!」

ギューッ


梓「ゆ…唯先輩!」

律「なんだよその攻撃はー」ケラケラ
唯「悪い子にはお仕置きだー!」

梓「うわっ!」

ギュー

暖かい…

いい匂い…

でも

唯「中野…あまり調子に乗るなよ?」ボソッ

梓「え…」

ゾクゾクッ

ゾクゾクッ

なんだこれ

いつもと口調を変えるだけでこんなに…

こんなに快感だなんて…

ああ…駄目だあずにゃん…私…おかしくなっちゃったみたい

梓「ひ…」

ありゃりゃ

あずにゃんが泣いちゃう…

ごめんね

唯「あずにゃんぎゅー!」

梓「く…」

苦しい?

そうだよね

思いっきり抱きしめてるもん

だって…

大好きだから

澪「ほら、もう辞めてやれ梓が苦しがってるだろ?」

唯「そ…そうだねっ!」


危ない危ない

あずにゃん…何でそんなに可愛いの?

梓「あ…皆さん私こっちなんで…」

律「おーじゃあなー梓」

紬「梓ちゃんまたね♪」

澪「また明日な」

唯「じゃあねーあずにゃん!」

満面の笑顔で手をふる

あずにゃん…怯えなくていいんだよ?

でも…

明日が楽しみだな




翌日
音楽室

今日1日…この時間を楽しみにしてきた


それに今日は皆部活にちょっと遅れてくるらしい

てことは…

私とあずにゃん

二人きりだね

そんなことを考えながら私は音楽室の扉をあけた

ガチャ

唯「あ…」

ペロペロ

梓「あ…」

あずにゃんが…私のコップを舐めてる…

何で?

梓「あ…あ…」

あずにゃん…

怒って無いから大丈夫だよ

唯「お前何やってんの?」

何言ってるんだ私…

普通に「また舐めてるのー?」とか言えばいいのに…

梓「い…いや…」

唯「いや…じゃなくてさ」

ゾクゾクゾクッ

あれ?

この感じ…

唯「なにやってたの?」

そうそう

こういう感じ

梓「ゆ…唯先輩の…」

唯「何かな?」

梓「っ…」

ああもう焦れったい

そりゃそうか

2日続けてこんな所見られたんだもんね

唯「私のコップを舐めてたの?」

梓「は…はい」

あずにゃん泣かないでよ

可愛い顔が台無し

唯「なんで?」

なんで?

いや聞かなくてもわかってるんだけどね

昨日聞いているんだから

梓「唯先輩が好き…で」

やっぱり

好きな女の子の物を舐めちゃうだなんて…変態さんだなぁ

唯「変態」

ゾクッ

そうだ

いい事考えた

唯「あずにゃんちょっとそのコップ貸して」

そういって私はあずにゃんからコップを受け取る

あずにゃんの涎でベトベト

唯「あずにゃんのよだれでベトベトだね」

梓「っ…」

そうそう…その顔だよ

恥ずかしそうで…絶望的なその顔

唯「どうだった?私のコップ」

ゾクゾクッ

何聞いてるんだろ私

梓「…」

唯「ほら…言いなよ…」

梓「…」

早く言ってよあずにゃん

美味しかったですって

梓「…」

唯「早く言えよ!!!!!!!」

梓「ひっ」

あ…大きな声だしてごめんねあずにゃん…

でもね

早く言わないのがいけないんだよ?

梓「…美味しかった…です」

ゾクゾクッ

おいしかった?

美味しかった?

ゾクゾクッ

唯「何が美味しかったのかな?」

さあ言え

唯先輩の涎がって

言うんだあずにゃん


梓「ゆ…唯先輩のが…」

唯「私の何?」

梓「唯先輩の涎が…」

ゾクゾクッ

唯「正直に言うなんて偉いね」

本当に凄いよあずにゃんは

私なら逃げ出しちゃうな

唯「よし!ごほうびをあげよう!」

あずにゃんの顔が明るくなる

ふふっ可愛いなああずにゃんは


私はあずにゃんから受け取った自分のコップに

自分の涎をいれた

あずにゃんが不思議そうに見てる

ふふッちょっと待っててねあずにゃん

口の中に涎を貯めて

コップの中に吐き出す

一回じゃ足りない

私は何回もやった

唯「ふう…こんなものかな」

私はあずにゃんにコップを渡した

梓「…?」


唯「あずにゃん飲んでいいよ」

満面の笑顔で言った

でもあずにゃんは困った顔をしている

梓「え…」

えじゃないよ

飲んでいいんだよ?

どうするの?

唯「飲まないの?もう一生飲めないかもよ?」

昨日も同じような事を言った気がする

唯「飲まないの?」


梓「…」

飲まないの?

そっか

わかったよあずにゃん

そういう事なんだね

唯「そっかぁコップに入れたの何て飲めないよね」

梓「そ…そんなこと無いd」

あずにゃんが言い終わる前に

私はあずにゃんにキスをした

梓「んっ…」

あずにゃん…たくさん飲ませてあげるよ

梓「んにゃぁ…」

あずにゃんと私の舌が触れた

これってディープキスだよね

お互いの舌が絡みあう

梓「んあっ…」

あずにゃん激しいよ…

あずにゃんの舌…柔らかい…

いっぱい飲ませてあげるね

梓「ん…」


ガチャ

律「おーすっ!」

律「って…」

律澪紬「」


りっちゃん澪ちゃんムギちゃんだ

見て

あずにゃんって変態さんなんだよ

私のコップ舐めて

私の涎のんで喜んでるんだよ

変態さんだよね


律「お…お前ら…」

澪「何してるんだ…?お前たち…」

紬「」


何してるんだって?

見ての通りだよ澪ちゃん

梓「んにゃ…」

私はあずにゃんから唇を離す

あずにゃん…高揚とした気分と絶望的な気分で大変な事になってるんだね

律「お前ら…何してたんだ?」

あずにゃんが助けを求めるような顔でこっちを見てくる

わかったよあずにゃん

何って?
いつものように抱きついてただけだよ?

こう言えばいい…よし

ゾクゾクッ

あれ?

唯「あずにゃんは変態さんなんだよ」

唯「あずにゃんは私のコップ舐めて喜んでたんだよ」

あれ?私何言ってんだ?

ゾクゾクッ

あ…またこの感じ…

あずにゃんが呆然とした顔でこっちを見てる

他の皆も同じだ

ムギちゃんが倒れちゃった

何でだろ?

律「は…はい?コップ?え?」

そうだよコップだよ

中野は私のコップを舐めて喜んでたんだよ

唯「そうだよ」

唯「私が音楽室に来たらあずにゃんが私のコップを舐めてたんだ」

律「…梓がそんなことするわけない…だろ?」

ふふっりっちゃんはわかって無いみたいだね

あずにゃんの変態度を

唯「私のコップ見てみなよ」

澪「コップ?」

澪「水がちょっと入って…」

唯「水じゃないよ?私の涎だよ?」

澪「え?」

澪ちゃんが驚いてる

唯「あずにゃんが飲みたいって言ったんだ」

さらに驚いた顔をしてる

本当なのに

唯「本当だよ」

律「嘘だろ?」

本当だってば

りっちゃん達しつこいなぁ

そうだ

証拠を見してあげるよ

唯「あずにゃん飲んで見てよ」

梓「!」


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最終更新:2010年03月07日 01:30